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ソウル・値上げの波 from Seoul [South Korea (Seoul)]

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例によって、ナンだカンだと帰国日です。

ラウンジで朝食食べながら、記してます。
9時のOZ102便なので、
6時前に地下鉄に乗り、ソウル駅、
6時ちょうどのAREXの特急に乗り、仁川へ。

前回に続き、enaトラベルでチケット買ったら、
「先着100名AREX無料バウチャープレゼント」
というので、無料のバウチャーをもらい、
AREXの特急利用でございます。

ユナイテッドのWEB割引チケットが高くなってしまい、
すっかり使えなくなってしまったので、
年明けからは「アシアナ・ヘビー・ユーザー」になりつつあります。

なにせ、ALLコミコミで、¥19800でこられてましたからねえ。
コレがなかったら「毎月ソウル」自体、思いつかなかったかもしれません。



ここのところ、総額2万円前後の「アシアナ便」を探し当て、
(チケット単価では1万円切っていてほしい)
「毎月ソウル」を繰り返しているわけですが、
2月中の出発日だと¥8,800(!)なんてものがあったので、
それを狙い打って、やってきたわけです。
しかもAREX無料券付~!

韓国行きの格安航空券は「8日FIX」のタイプが多く、
フライトが空いている限り、その最大幅を使って滞在してます。
まあ、ピークの週末や祝日は外しているのでホトンド8日間滞在です。

ところが馴れてくると、この8日間も短い短い。

ボケボケしている間に過ぎてしまうというありさま。
これはそういうダラシない過ごし方をしているのが悪いのか。
ああ、お読みのみなさま、怒らないでくださいいい。

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そんなことよりソウル事情です。

昨年秋ぐらいから、ガソリンの高騰が響き、
この冬は値上げラッシュです。

なにせガソリン代が日本と同じぐらいしますからね。
収入や諸物価と比較すると、
日本でリッター¥200ぐらい払わされるイメージでしょう。

先鞭はチャジャンミョンやフライドチキンの出前が、
軒並み一人前500wほど値上がり。

年明け1月からは缶コーヒーなど、
コンビニに並ぶ飲みものが1~200w上がりましたね。
ほかの物は把握してないけど、
飲みものはしょっちゅう買うので、あれれ??って思ったわけで。



そして今回。

知らなかったんですが、2月25日から、
地下鉄、市バスが値上がりしました。

T-moneyカードありが900wから1,050w。
カードなしが1,000wから1,150wの初乗り料金に。

う~ん、15~20%近い値上げってスゴクない?

もちろん市民はブ~ブ~です。
どうやらその矛先はイ・ミョンバク大統領みたい。

「経済大統領」とか歌いながら、庇護するのは大企業ばかりで、
好景気で物価は押しあがるが、収入は上がってないので非難非難非難。

「三一節」の際には「従軍慰安婦問題」引っ張り出してきて、
その矛先を変えるような算段をしておりましたが、
どこで聞いてもこの大統領の評判は芳しくないみたい。

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いまだ¥100に届かない公共交通機関は、
市内を動きまわる観光客にはありがたいけどね。
公共料金の引き上げって、諸物価を引き上げるんだよねえ。
しかも上がったものは下がらない。

エア・チケットの「サーチャージ」ってのもどうにかしてほしいよなあ。
総額10万円を超える航空券じゃあ、
ヨーロッパを旅できないんだよなあ。

なので、やっぱりしばらくは「毎月ソウル」なのかしら?


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ソウル・冬の去り際 from Seoul [South Korea (Seoul)]

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3月3日、週末のソウルです。

暦どおり、ソウルは春の気配。
「春」というには早すぎるかもしれませんが、
ソウルらしいキンッと冷たく乾いた冬の陽気が消え去ってます。

大雪の神奈川を抜けてきたせいでそう感じているわけではなく、
夜なんかも歩きやすく、昼間はマフラーをしている人すら少ない。

到着翌日、韓国は祝日。

すっかり忘れていたのですが「三一節」なのですね。
(独立運動の記念日です。詳しくはWikiなどに任せます)

ホステルにも近い東廟の通称「どろぼう市」を通ったら、
ものすごい人手でビックリ。

たしかに週末は古着やガラクタ求めて、
人が繰り出す場所なのですが、
それにも増して、人が多くて、
ドシタドシタ、という感じでオドロかされました。
(写真2です。しかし韓国のオジサンは黒がお好き)

「三一節」といっても、日本人が石持って追われるわけじゃないので、
ワラワラと暖かい陽気に炙られて出張ってきたアジュシを押し分けながら、
東大門などに歩いていったのでした。

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それはさておき、
よ~~~~~やく、カキを食べることができました。

牡蠣、かき、カキでございます。

ブログにもたびたび書いてますが、
「『クル・ポッサム』のオイシイ店、見つけたので、今度行きましょう!」
と親しいスタッフにいわれたのが、12月。

インプラントの施術があったので、
この12月はポッサムを食べに行けず。

年明け1月は彼の帰省などがあり、行けず。

2月も時間が合わなくて、
これではまた「牡蠣が逃げる」、と思い、
自ら調べ、某○ネストに載っているお店に。
ソウル駅のそばに「牡蠣のお粥」を食べさせてくれる店があるということで、
行ってみたら、店などカケラもなく・・・

このときは泣きながら、チェジュ島の黒豚で手を打ったのでした。
こいつはおいしかったのだけど、ま~~あ、牡蠣が遠い遠い。

で、今回、早めに手を打ち、ナニはともあれ、カッキ~~~、
ということで、昨日金曜の夜にいってきました。

うまかった!

あ、結論、はやい?

小さな店構えは鐘路の某所、せま~い路地にあるのですが、
18時過ぎに店に入ると、スグに満員に。
テーブルを囲むのはアジュシ、ソジュ、アジュシ、ソジュ、アジュシ。
(写真3。赤いエプロンのオバサンが片付けているところに座っていました)

そう、オジサンが牡蠣と豚肉で一杯やる店なんですね。

それぞれのテーブルに置かれているグリーンのソジュ(焼酎)の瓶を尻目に、
酒を飲まない二人はひたすら食べまくりました。

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サンチュに~

ポッサムはっさんで~

牡蠣のっけて~

キムチそえて~

味噌つけって~

ああ、シアワシ~、なヒトトキ。

たかが牡蠣に3ヶ月もかかる、バカな旅人。


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迷える帰国日 @Seoul -完- [South Korea (Seoul)]

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11月24日木曜日。

いつものようにうかうかしていると帰国日だ。
人と会い、人と集い、人と食を共にし、
日々過ごしているだけの滞在なので、
気を抜いている間に時は流れていく。

昨夜は思わぬ出会いに心を温められた。
まさかシャトルバスの車内で、
あんな風に話しをするなんて思いもよらなかった。
ホンの一瞬すれ違った異国の旅行者同士で。

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国内も海外も旅行にはこの1枚

帰りにはいつものように帰国前日の買出しに出向くつもりだった。
宿のある新設洞の駅からほど近いE-martがお決まりの場所だが、
少し心に灯を入れられたような気分を抱え、
矛先を変えてみる気持ちになっていた。

地下鉄のルートを変え、往十里(ワンシムリ)へ。

ここには大きなショッピング・モールに併設して、
24時間営業のE-martがある。
このことは前々から知っていたのだが、
宿へは乗換えを要するので、なかなか足が及んでいなかった。

昨夜はイキオイを駆って、小さい冒険をする気分になっていた。

巨大なショッピングモールはクリスマスの飾り付けに彩られている。
街なかではボチボチと飾り付けをはじめたところで、
年末に向かい、ようやく腰を上げた、という感じだが、
このモールに限ってはキッチリ、バッチリ、ビッチリ、オッケイという構え。
用意周到ぶりがどことなく日本の繁華街を思わせた。

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週末でもないのにモールのなかはかなりの賑わいをみせている。
きらびやかなディスプレイが客を余計に浮き足立たせているようで、
店内にいる人たちは見な、紅潮した表情を見せているように思われた。

一人身の外国人旅行者はシコタマ気後れして、
青ざめながらそそくさとスーパーで食料品を買い込むと、
泣き叫びながら、なにかから逃げるように、地下鉄への階段を下りた。

いつものように正午のユナイテッド便に合わせ、
ラッシュが終わる9時前にチェックアウトを済ませて、
地下鉄に乗り込み、空港鉄道で仁川空港を目指すことにした。

「駅まで送りますよ」

部屋のカギを渡すと顔馴染みのスタッフがそう言う。

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「いいよ、大げさだよ」

「いや、朝食を買いたいから。
 一緒に買うから電車で食べてください」

「あはは、見送りは買い物のついでかよ。でも、朝食はいいよ。
 空港のラウンジで好きなだけ食えるから、無駄遣いするなよ。
 あ、でもコーヒーはほしいな、オゴるからカフェまで歩こう」

コーヒーを右手に、見送りの言葉を背中に、地下鉄への階段を下りた。




11月の毎月ソウル


―完―



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迷える名刺交換 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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11月23日水曜日。

小雨が落ちるのは午前中だけで収まった。
それでも濡れた路面が寒さを誘う。

スタッフを誘い、ランチへ。

いつものことだが「旅先の一人メシ」がキライな身としては、
彼らの存在が救いだ。
フロントに居続けなければならない彼らも、
チャジャンミョンやチャンポンのデリバリーには食傷していて、
こちらの誘いを快く受けてくれる。

誘ったコチラが支払うのはもちろんだが、
お返しにカフェのコーヒーをゴチソウしてくれる気持ちがうれしい。

韓国においてはひとりでも気軽にご飯を食べられる店が多い。
それでも互いに仏頂面だろうが、安くて質素なランチだろうが、
連れが居ることは「一人メシ」に数倍するおいしさがある。

この日のランチは「石焼きビビンパ」を目指した。

といってもホステルから徒歩3分の居酒屋。
ここがおいしくて安くて、申し分なくお気に入り。
スンドゥブ・チゲ、ビビンパ、石焼ビビンパの、
3種に限られたランチ・メニューだが、どれも味がいい。

日本の焼肉屋で食べたら、シッカリした値段を押し付けられそうな、
「チュクミ(イイダコ)の石焼きビビンパ」。
5,000wでオナカいっぱい。

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夕方からウォーカーヒルのカジノにブラりと出かけた。

飛行機代を稼ぎ出したものの、プレイを続けたので、
勝ち分はそのまま律儀にカジノにお返ししてしまった。
やはりカジノに長居は禁物だ。

カプチーノ片手に遊ばせてもらって、イーブンなら上出来、
と負け犬感満載の台詞を吐きながら、
日がとっぷりと落ちた時間、帰りのシャトルバスに乗り込んだ。

地下鉄駅までの無料シャトルは混んでいて、
戸惑っていると、突然、声をかけられた。

「となり、座りなさいよ」

丁寧なわかりやすい英語はアラブ系の紳士から発せられていた。

「ありがとうございます。ふう、寒いなあ」

11月下旬、日が落ちると冷え込みが急にやって来る。
腰を落とし、シャトルを待っている間に冷えた手をこすり合わせていると、
隣の紳士が話しかけてくる。

「韓国は寒いよね。君はどこの国の人?」

「日本からです、旅行者です」

小さなシャトルバスは通勤のホテル・スタッフで混んでいる。

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「だと思った。英語にスグに反応したからね。
 この国は英語があまり通じなくて苦労するよ」

「ですね。わたしも韓国語がわからないんで、苦労します。
 どちらからいらしたんですか?」

ジャケットを羽織り、整った服装のアラブ系紳士に問いかけた。

「クウェートだよ、あっちの友達と一緒さ。
 僕らはビジネスを終えて、これから帰るところだけどね」

「アラブ諸国はモロッコとエジプトしか行ったことがないので、
 行ってみたいですよ。
 モスクのきれいなモザイクを写真に撮りたいんです

離れた席にいた別のアラブ系の男性を指差す。
次に紳士はビジネスカード(名刺)を取り出し、一枚をこちらによこした。

「韓国は食事もいいし、過ごしやすいんだけど、寒さがね。
 この寒いのを抜け出して、早くマレーシアの島で休暇と行きたいよ」

鉄鋼関連の仕事を手がけ、
そのビジネス・ミーティングのため、ソウルに来たらしい。
すでに日程を消化し、
この後、クアラルンプール経由のフライトで帰る、という。

もらった名刺に目を落としながら、こちらも名刺を差し出した。

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「ほう、おもしろい仕事をしてますね。
 もし来ることがあったら、連絡してください。いつでも案内しますよ。
 これから空港じゃなかったら、もう少しきちんと話せたんですけどね」

「そうですね、わたしもそう思いました。
 もし日本に来ることがあったら、気軽に声をかけてください。
 元ツアーガイド(ツアコン)なので、案内はお手のものです」

社交辞令だろうが、渡した名刺がいつか蘇る時が来るかもしれない。



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迷える初対面 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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11月22日火曜日。

薄曇の空、いまにも泣き出そうな気配を見せている。
ホステルは未だ片付いておらず、
工事中のさなかに滞在するという奇妙な状況が続いている。

出入りの業者の人たちともすっかり顔なじみになっていて、
韓国の日常生活に入り込んだような錯覚を覚える。
馴れてしまえば気にならない、
というか、抗っても仕方ない環境は楽しむしかない。

夕刻、アックジョンを目指し、出かけた。

これまた某SNSで知り合った方と待ち合わせをすることになったのだが、
「現地の知り合いと飲みに行くので合流しませんか?」と逆にお誘いを受けた。

「飲めないんですけど、ワイワイやるのは好きなので、同行させてください」
と飲めないオトコのエクスキューズはあらかじめ伝えておき、
待ち合わせに臨むこととなった。

ここのところ、日が落ちるとかなり冷え込むようになってきている。

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地下鉄出口にやってきたのは、
知り合いになったご当人と一緒に旅行に来たご友人、
現地で暮らしている元同僚の方と韓国人のダンナさん、
そのダンナさんの元同僚の男性、と予想以上の大所帯。
ちょっとばかり戸惑った。

「すみません、お話しした人数よりも多いです」

恐縮しながらそれぞれを紹介してくれ、
最後にこちらが自らを紹介した。
周りの面々はモチロン、その当人も初対面なので不思議な感じだ。

「いや、きにならないです。それよりもニギヤカで楽しそうです」
 この人数だとオフ会みたいですね」

「ニギヤカなのがニガテじゃないといいなあ、と心配してました。
 オフ会というか、3対3なので合コンみたい」

6名で語りながらそぞろ歩き、
江南方面に向かい、マッコリ・バーに雪崩れ込んだ。

「マッコリ」とは程遠いオシャレな店に6人でたどり着くと、
ちょっとした個室に促され、大きなテーブルをみなで囲む。

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知らない国の知らない場所で知らない人と会う。
ホンのチョット怖いところもあるが、
まあ、オトコひとり、最悪、カメラ担いで逃げればいいだけのことだ。

そんなことよりも旅先の「オトコひとり」に声をかけてくれることがうれしい。

「旅先の女性ひとり」なんてのは放っておいても、
いろいろな人が親切にしてくれる存在。
上辺だけにしろ、下心ありにしろ、うらやましい限り。
「旅先のオトコひとり」なんて誰も助けてくれないし、
ヘタしたら話しかけてさえももらえない。
「孤独」を味わうにはいいかもしれないが、
そう形容するには少しかっこよすぎる気がする。

「旅先の一人男」ってのはかなりアヤシイのだよね。

旅行者ってのは都合がいいシロモノで、
出発から帰着まで、外国語なんて一言もしゃべらなくても、
「旅」はできてしまう。

ホテルではパスポートをさらけ出し、
レストランではメニューを指し示し、
名所旧跡ではキャッシュを差し出し、
店のレジでクレジットカードを押し出し、
それですべては解決していく。

はたしてそれを「旅」というのか、わからなけれど。

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だからこそ街をうろつき、馴れない外国語をのたまい、
道に迷い、行き交う人に地図を示し、
知らない食べ物を頬張り、店の人に笑われ、
安宿に泊まり、異国の人たちと会話を交わしているのだ。

はたしてそれも「旅」というかは知らないけれど。

終電まで、ドレッシーなマッコリ・バーの語らいは続いた。



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迷える横断歩道 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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11月21日月曜日。

晴れたこともあって、冷え込みがキツイ。
ホステルを辞めてしまった日本語堪能な彼をランチに誘った。

彼とはインプラント治療に際して、
電話予約や治療の進捗、薬の処方など、
困った時に通訳してもらう契約を先月の時点で交わしていた。

「契約」というと大げさだが、
要は「ご飯オゴるから助けてね」というレベルのものだ。
とはいえ「通訳」のコストやギャランティが高いことは、
旅行業の経験から重々承知している。
本当に困ったら、バイト代を払ってでも、
帯同をお願いする覚悟であることを伝えてはある、
そんな「契約」だった。

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高麗大の近くに住む彼と集いやすい場所、ということで、
結局、ホステルから近いカムジャタンを、
もうひとりのスタッフも交えた3人で食べに行くことになった。

みなが気に入っている、気のいいいつもの店だ。
個人的にはカムジャタンよりも、
食べ終わった後のスープを使って店のオバチャンが作ってくれる、
ポックン・パプ(炒めご飯)のほうが絶品だと思っている。

「あ、あれえ?」

通りを渡ったところにある店を目指し、鐘路の大通りに出ると、
日本語堪能な彼が日本語で素っ頓狂な声をあげた。

「ほ、歩道橋がない~」

「おいおい。なにをいまさら。
 この脇を通って、ホステルに来たんだろ?
 おれも訪韓してすぐ、気づいたぜ?」

「改装工事でホステルに来てなかったので、知らなかった・・・」

新設洞駅と東廟駅の間には、
広い4車線道路をまたぐ高い歩道橋があった。
いつも食事の帰り、スタッフとブラブラ渡りながら、
その上から夜のクルマ通りを眺め、
写真を撮るのが好きな場所だった。(写真3)

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「なんでいきなり撤去したんでしょう?」

「えっと、もうじきおれが歯科治療を受けるので、
 歩道橋の階段は大変だ、ということでソウル市が撤去してくれました」

「なるほど」

「なるほどじゃないって」

「ソレはウソです。
 え? ふたりとも知らないの~? バス停が移動するんですよ」

いまだスタッフとして働いている彼が勝ち誇ってツブやいた。
日本語と韓国語と英語と、言葉は好き勝手に飛び交っている。

地下鉄にホームドアの設置を終えたソウル市は、
あまりに酷い市内の渋滞を解消するため、バス停の改善を手がけている。
車線中央にバス専用レーンを作り、
それに沿うようにバス停の「島」を設置しているのだ。

その改善がここ、新設洞(バス停では崇仁洞・スンインドン)にも及んできた。

かつては歩道橋の真横に空港リムジンのバス停があり、
それに並ぶように市バスのバス停があった。
このホステルを定宿として使っているのも、
宿から3分で地下鉄の駅に行ける上に、
宿から大通りに出た時点ですぐにリムジンバスと市バスが待っている、
というアクセスのよさがあるからだ。

空港の行き来でバゲージを運ぶ苦痛がほとんどないのは助かる。

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「まだ新しいバス停ができてないので、
 バスは以前の場所に停まってます」

新しい横断歩道を渡りながら、新しい情報を手に入れた。



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迷える観光客 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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11月20日日曜日。

打って変わっていい天気だが、かなり冷え込んでいる。

日曜ということもあり、
出かける気がなく、部屋でのんきに過ごしていると、
スタッフが悲痛な声で呼びかけてきた。

「助けてクダさ~い。オネガイします~」

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「ナニ? ドシタノ?」

「ああ、ニホンジンです。
 ニホンゴで説明、オネガイします」

「チェックイン? 説明なら代わってやるけど?」

「ちぇっくいん、ナイです。旅行客デス」

どうやら他の宿に泊まる人がここのホステルにたどり着いたらしい。
表の路地でキャスターバッグを引きずった数名が立っていた。
迷って近場で聞いたら、ここを教えられたようだ。

改装中であるにも関わらず、
この週末はやけにいろいろな客がやってくる。

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「どうしました?」

持っていた地図を見ると反対側に来てしまった様子だ。
目指す宿は道路の反対側に記されている。
スタッフに正確な場所を教えてもらい、
それを日本語にして、彼らに案内した。

別れ際にスタッフの彼がこちらをつつく。
ニホンゴでなんというか、教えろというのだ。

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「ツギはここホステル、泊まりキテクダサイ」

教えたとおりのニホンゴでセールス、上出来です。



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迷える受験家族 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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11月19日土曜日。

朝から冷え込んでいた。
天気も気温も一転した感じだ。

土曜ということもあって、
ホステルにはウォークイン(飛び込み)の客が次々やってくる。
しかも韓国人ばかりやって来るので、
不思議に思ってスタッフに尋ねた。

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「なんで韓国人の家族ばかり来るんだ?」

「受験なんですよ。
 ここは高麗大(コリョデ)に近いので、
 受験の応援できている家族が宿を探しているんです」

「へえ、家族ぐるみで来るのか」

韓国の受験は日本のニュース番組でも話題になるほど有名だ。

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「たぶん地方からやって来て、
 大学の近くの宿が満杯なので、
 こちらに流れてきているんです」

「工事終わってない状態で、どうするの?」

「事情説明して、わかった上で泊まってもらってます。
 彼らも宿がなくて困っているみたいで」

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見かけただけでも4~5組の韓国人家族がチェックインしていた。
親だけでなく、弟妹だろう子供たちも一緒に来ているのが、
外国人にとっては不思議な光景。

これもまた韓国だ。



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迷える灯篭祭 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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清渓川にはたくさんの人が集っていた。

「ランタン・フェスティバル」は清渓川を会場に、
3週間弱の日程で行われる。
このウィークエンドがイベントの最後の週末のせいか、
家族連れ、会社帰り、カップル問わず、出張ってきているようだ。

http://welcome.visitseoul.net/jap/seoullantern.jsp
Seoul Lantern Festivalm
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日本のイベントのように人が殺到するような狂喜はなく、
地元町内のお祭りぐらいの人手だ。

なんとなくのほほ~んとしていて、そぞろ歩くにはちょうどいい。


馬刺しユッケを本場の熊本からお取り寄せ・馬肉専門店【菅乃屋】


川上に向かい右手=光化門(クワンファモン)方面に向かって歩く側と
東大門に面して、川を下る側とに川岸の遊歩道は一方通行規制がされている。

その規制も必要ないぐらいの人出が心地いい。

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特価品・セールは厳選!お取り寄せグルメ【ぐるなび食市場】


川辺に腰掛けて二人だけの世界を繰り広げているカップルもいれば、
スマートフォン片手に次から次に写真に忙しい友達連れもいる。
川の水に触りたがる子供の手を引く家族もいれば、
さっき絵を入れた灯篭を水に流す親子もいる。

うるさいノイズや出店もいない穏やかなイベントが気持ちよかった。

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《ぐるなびデリバリー》深夜でもお届け!23時以降出前OKなお店特集


清渓川(チョンゲチョン)の川岸を歩くこのイベント、
それにしてもなんで初頭のこの時季なのだろう。

クソ熱いソウルの夏、そのさなかにやればいいのに。

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【韓国食品・韓国料理】(3個入り)
どんな味かまずお試してください!【韓国ラーメンシリーズSET3】【店長のおすすめ5種x2袋=10袋】
ライスヌードル (米粉ラーメン) サルグクス 90g
【韓国食品・韓国料理】コングクス用豆粉 850g)韓国食品・食材

迷える改装工事 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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昼前に雨は上がり、ランチをとりがてら出かけることにした。

部屋の改装はすっかり終わっていて、
明るくなった壁紙は気分よかったし、
新品になったテーブルやシーツは心地よかった。
シャワー・ルームも使えないことはなく、
キレイに貼り替えられたタイルが気持ちよかった。

出かける前に工事を見に来たサジャンニム(社長)とバッタリ対面すると、
工事が終わってないことを申し訳なさそうに謝ってくれた。

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「いいんですよ、スタッフの言葉に乗っかったこちらにも責任もあるので」

「シャワーもキッチンも使えないのに、
 不自由な滞在をさせてしまって」

「シャワーは使えるみたいで安心しました。
 まあ、あとは馴れてますし、なんとでもなります」

「来週には予約客が来るから工事を急がせて入るんだけど」

社長はカタコトの英語で苦笑いしながら、頭を下げる。
計画通り進まないのは、それは「韓国流」だからだろう。
このあたりがやっぱりこの国は「アジア」なのだ。

社長が帰った後、スタッフが嬉々として話しかけてきた。

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2012年3月31日まで半額≫大豆のいいとこ、ギュッと詰めました!


「昨日の宿泊は無料でいいですって、
 サジャンニムが言ってましたよ~ん」

「あはは、それはラッキーだ。喜んで受けよう」

「よかったですね~」

「まあ、この状態で金を取るほうがどうかと思うけどね」

「ソレはイワナイでクダサイ~」

ちなみにこの「サジャンニム」という言葉、
「サジャン」が「社長」で、「ニム」が「様」を表している。
日本式に「サジャン!(社長!)」だと呼び捨てになってしまうので、
「様」をつけて呼ぶ、というキワメて韓国的な言葉のひとつだ。

「ニム」は縮めて発音するので、
韓国語がわからないコチラには「シャダンギ」とか「サダンニ」と聞こえる。
ためしに「シャダンキ~」と叫んでみたら、社長は振り返ってくれた。
危うく、「踏切か!」ツッコミそうになったが、
これでいいのか、おれの韓国語。

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夕刻になり、待ち合わせのために鐘閣(チョンガク)駅へ向かった。
某SNSで知り合った方と食事に行く約束をしていたのだ。

夕食には少し早かったので、
この時期に行われている「ランタン・フェスティバル」を眺めるつもりでいた。

顔を合わせた後、鍾閣から歩いて清渓川を目指した。



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迷える宿泊先 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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11月18日金曜日。

朝から激しい雨の音で起こされた。
昨夜、冷え込みが弱かったのはこの雨の気配か。

到着後はAREXでソウル駅に降りると、
ロッテマートで数日分の朝食を買い込み、
地下鉄1号線で新設洞(シンソルドン)にたどり着いた。

カラフルな色に塗られた入口が出迎えてくれたが、
ペイントを乾燥させる扇風機が数台回っていた。
唸り音を上げ、テラテラと光っている床をなだめている。
とても足を踏み入れられるような状態ではないのが、
遠目にもわかった。

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旨味えびせんお試しセット


「おいおい、これじゃあ、チェックインどころか、
 近寄ることもできねえじゃん」

誰に言うでもなく呟いていると隣接したマンションの出入り口から、
スタッフが顔を出した。

「あ、着いたんですね」

「あれ? いま、おれの文句が聞こえた?」

「なんです、それ?
 そっちは使えないので、こっちから回り込んで入ってください」

併設の玄関口から非常口を通り、ホステルに案内された。

「改装工事、終わったんじゃないの?」

「いや、まだです」

「じゃあ、部屋使えないんじゃないの?」

「部屋はダイジョウブです。
 でもシャワーとか、キッチンとかは工事中です」

「おいおい。それじゃあ『泊まれ』ないじゃん」

「『泊まれ』ますよ。部屋は完成してますから」

「おいおい」

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花粉症にナチュラルアロマケア


そう、ここは韓国だ。
工事する人も韓国人だし、
作業テンポも韓国スタイルだ。
このホステルも韓国の宿であるし、
当然スタッフも韓国人であることを忘れていた。
激しく床を乾燥させている扇風機に倣って、
左右に首を振ってみたほうがいいかもしれない。

「1Fの部屋だけ、完成してますよ」

「おいおい」

「今日はほかにお客がいないので好きなところ使ってください」

「おいおい」

「新しいシートとブランケット用意しておきましたから」

「おいおい。
 シャワーどうすんだよ。コーヒーもないじゃん」

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1ヶ月の工事予定が3週間弱で終わるはずはないのだ。
『泊まれる』という言葉を鵜呑みにして、
ホイホイやって来てしまった自分の読みがみごとに甘かった。

「シャワーは明日、チムチルバン(銭湯)でもいきましょう。
 コーヒーは、う~ん、コンビニです」

そこいらに散らばっている工具や資材をよけて部屋に入った。


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11月の「毎月ソウル」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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そろそろ冬も終わる気配がしているというのに、
わがブログはようやく冬の入り口。

11月の「毎月ソウル」 編でございます。

12・1・2・3月とソウル行を終えていて、
いったいこのブログはいつになったら、
オンタイムの旅をキャッチアップするのでしょう。

誰かおせーてください。

いつもながらの旅ですが、
はたしてインプラントにトライするのか?
そんなことよりももっと大変なことがおきる?
う~ん、乞うご期待。

ということで、11月の「毎月ソウル」はじまりはじまり。

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11月17日木曜日。

いつものUA891便で、いつもの「毎月ソウル」。
しかしいつもと同じようにはいかないのだった。

宿がない。

愛用の常宿「Hostel Korea」は11月に入り、
全館改装工事を行うことになっていた。
11月中は「下旬にならないと使えない」らしい。
そのことを先月の帰り際に聞かされ、
11月だけはどこか他の宿を探さなければならないなあ、と、
ボンヤリ思いながら帰国したのだった。

端的にいうとこの10月末で、
経営が前のオーナーに戻ることになったのだ。

以前、本業の不動産業が忙しくなった前オーナーは、
友人である南山ゲストハウスのオーナーに、
「2年間」の制約付きで経営を委ねていた。

その際、別棟の「ドミトリー」が切り離されることになり、
元スタッフのふたりがそれを借り受け、
「Backpackers Korea」(BK)として独立している。
彼らは今では新村(シンチョン)に2号店を設け、
「オーナー」として歩み出していることは前に記した。

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「2年」がこの10月で終わり、
ふたたび前オーナーの手に戻ることになり、
これを機会に老朽化した館内を改装に踏み切ったようだ。

なので、宿がないのだ。

顔馴染みのふたりが経営するBKに転がり込んでもよかったが、
生憎、シングル・ルームを扱ってない。
安宿が多い新村でいくつか目星をつけ、
あとはウォークインで値段を聞きながら、探してみるつもりでいた。
荷物担いで安宿探しは久しぶりのことだ。

ところが。

前日に飛び込んできたメールを見ると、
「部屋の改装は終わっているので、
 ホステルに来るなら泊まれますよ」と記されていた。
親しいスタッフがこちらの出発日を知っている上で送ってきてくれたのだ。

「泊まれるならそちらにいきます。
 安宿探してうろつかなくてすむなら、それは助かる」
成田空港のビジネスクラス・ラウンジでシンプルにそう記して、
仁川空港への到着時間と宿に着くであろう時間を併記し、送り返した。

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いつものフライトは18:30に成田を飛び立ち、
定刻より5分早い、21:15に仁川に到着した。

すっかり初冬に浸る気分でやってきたのだが、
たいした冷え込みもなく、少しばかりの肩透かし。

それはさておき、改装なったキレイなお宿を目指し、空港鉄道に乗り込んだ。


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ここちよいソウル from Seoul [South Korea (Seoul)]

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いつものように気がつけば帰国前日。

ソウルは日曜から気温が緩み、過ごしやすい冬の陽気に。
道行く人からはマフラーが減り、
丸まっていた背中も心なしか、伸びているような。

さて、いつものようになにもしていない旅人はというと、
土曜、日曜はホステルを離れ、ホテルに連泊しておりました。
またまたプロモーションを見つけ、
ウォーカーヒルにある「Wホテル」に連泊。
で、帰国前日の月曜にはホステルに舞い戻りです。

ここって「シェラトン」+カジノだけかと思っていたら、
隣接する形で「Wホテル」というデザイナーズ・ホテルがあるんですね。
全然知らんかった。

アメリカで発信され、スノップな世代に広がった「デザイナーズ・ホテル」。
英語圏では「ブティック・ホテル」なんていい方もしますが、
日本だとラブホの代用語に使われてますね。

取材で出向いたニューオリンズで初めて知り、
その後、訪れた中国でもオシャレなやつに出会いました。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-01-07

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空間を生かしたものが多いので、この手のホテルはけっこう好き。
蛍光灯よりも間接照明が快適なので、ホテルライフは性に合ってるなあ。

不幸にも土曜日にチェックインしたので、
日本版「ブティック・ホテル」にも負けず劣らず、
ロビーやエレベーターはカップルカップルカップル。

どうやら週末にはソウル中のカップルが「お泊り」にいらっしゃるようで、
独り身の旅人には辛すぎるシチュエーションでさあ、ハレルヤ。

久々のホテルライフ、
切ない一人旅はまっさらのシーツにハダカで寝そべり、
文庫本を読みふけるだけだとさ。

しかしこのホテル、
調度品やアメニティ、コーヒーやティーサーブ、
バスローブにスリッパまでオリジナルで整っていて、かなりオシャレ。

カップルじゃなくてもブッキングしたくなる質の高さです。

ソウルは世界的にもいいホテルが安く泊まれる都市で、
短期滞在なら、いいホテルを奮発しちゃうのが賢い旅のスタイル。
ひとクラス上のホテル滞在でゆ~っくりリラックスして、
「疲れる旅」は卒業しましょうね。

少し長めの滞在やロケーション重視なら、ホステルやゲストハウスがベター。

これも世界的にはめずらしくソウルは「シングル」が多いのが特徴。
ドミトリーやホステル、共同シャワーや二段ベッド、という安宿のイメージとは異なり、
清潔で新しいところが多いです。

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あ、そうそう、常宿の「ホステル・コリア」のオーナーが、
地下鉄五号線のアチャサンに新しいゲストハウスをオープンしました。
http://www.philhouse.co.kr/

各部屋にキッチンにランドリーも備わった
「サービス・アパートメント」スタイルのゲストハウス。
新築のビルなので、キレイですよ。
4人部屋、なんてのもありますぜ。
しかも今なら20%OFFキャンペーン中。
元ホステル・コリアのスタッフがみなさんをお待ちしてますぜ。

さあて、E-martで食料品でも買ってこよっと。


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おいしいソウル from seoul [South Korea (Seoul)]

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週末のソウルです。

到着の火曜日と水曜は酷く冷え込み、
昼間で-7℃、夜に至っては-10℃を下回る冷え込み。

それも週末に向かうにしたがい、寒さが緩み、
風もなく、過ごしやすい冬の天気が続いてます。

安定して冷えているので、
日陰には雪から変化した氷が路面の汚れを纏って、
居座り続けています。

今日は午後からにわか雨かと思ったら、次第に雪に変わり、
本格的に降るのかな、と思ったら、
すぐに飽きて、軽く路面を濡らすだけで去っていきました。
この湿り気のせいで寒さがさらに緩んだかも。

こちらは冬でも雲ひとつない晴れた空が広がるので、
日本の陰鬱とした空が広がる冬とは異なり、明るく軽い気分の冬。
晴れた空に乾いた寒気、がそうさせているのかな。

ヨーロッパやアメリカに似た乾いた冬の空気が張り詰め、
半島ながら大陸なのだなあ、と感じさせてくれます。

繰り返し記してますが、この乾いた凍てつく冬はキライじゃない。

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さて、怠惰な旅人はあいかわらずなにもしておりません。

冬の街の写真を撮り歩き、
宿のスタッフと食事をし、
カジノで旅費を叩き出し、
寝床で文庫本を読み貪り、
ストレスのカケラもなく、
日々をただ過ごしてます。

と、文字数合わせて刻んでみたり。

最近は韓国の赤い料理にスッカリ飽きてしまい、
コチュジャン味のしない料理ばかり食べてます。
これがけっこう探すのに難いんですけどね。

トップの写真はいつもフェ・トッパプ(刺身丼)を食べに行く居酒屋で、
頼んでみたちょっと豪勢な「刺身盛り合わせ」。

以前、ランチの際、テーブルの向こうに、
この盛り合わせで昼間っから一杯やっているオヤジ客が居たんですね。

「アレ、おいしそうですね~」
なんて同伴のスタッフがつぶやいたんで、
「今度、アレ食おうぜ」なんてオフザケの約束をしてました。

同じ店を訪れるチャンスがあったので、
いつも世話になっているスタッフにゴチソウしようと思って、それを実践。

マグロの盛り合わせ、各種ナムル、野菜や海苔、マグロの握り4貫が出てきて、
これだけでテーブルはいっぱい。
昼間っから呑まないので、ふたりでもりもり頬張ってましたが、
やっぱり刺身にはご飯がほしい。

「おばちゃ~ん、ご飯チョウダイ」

っていったら、
しばらくして、焼サンマ、ヘムルチゲ(海鮮鍋)、魚卵を混ぜた石焼きご飯が登場。

「あれえ、白ご飯だけでよかったのに。
 刺身にご飯ほしかっただけだよ」

「これ、セットです。全部ついてます」

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とご相伴の彼が当たり前のようにつぶやく。
たかがご飯なのにヤケに時間かかるなあ、と思っていたら、
アレヤコレヤと埋まったテーブルの隙間にさらに皿が置かれていきました。

「刺身盛り合わせ」二人前33,000w。

ランチにはゼイタク過ぎるが、うま過ぎて食べ過ぎて、幸せ過ぎるひととき。





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「S・A・Y・O・N・A・R・A」 @Seoul -完- [South Korea (Seoul)]

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10月27日、帰国日。

いつものユナイテッド便、
出発時間は昼だったが、朝、早めに宿を出た。

このところ、夜遅くまで出歩いていて終電近くに帰る、
という繰り返しだったので、恒例の「買出し」ができていなかった。

帰国日が近くなると、宿から近いE-mart(清渓川店)で、
ふつ~の野菜を買ったり、マンドゥを買ったり、
日本で地元のスーパーに行くような感じで、
帰ってからの食料品を買い求めるのがパターンになっていた。

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GOOD TIMES COMPLETE


ここのE-martは12時まで営業していて、
竜山店(ヨンサン)同様、バカデカイ2フロアで利便性が高い。
トゥッペギから歯ブラシ、海苔のフリカケにホンチョ(紅酢)まで、
広くて空いているフロアでいつもゆっくり買い物をしていた。

某駅の「ロッテマート」でレジに延々と行列する気はサラサラないのだ。

恒例の「買出し」ができずに徒手空拳で帰国するか、と思っていたのだが、
空港そばにE-martがあることを思いついた。
12時の便なので、いつも午前中は持て余していた。
少し早めに行き、ラウンジで早めのランチを摂るぐらいしかできないので、
それならば「E-mart仁川空港店」に足を伸ばしてみるかと、思い立った。

地下鉄1号線でソウル駅に向かい、空港鉄道AREXに乗り込む。
1時間ちょっとの道のりだが、バカみたいに安いので気にもならない。

空港では到着ロビーに上がり、そこからE-martのシャトルバスを掴まえる。

目立つ色に塗られたバスは空港を出ると、
ゴールデンゲート・カジノがあるハイアット・ホテルを右手に眺めながら、
5分もしないうちに到着した。

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GOLDENBEST George Yanagi&Rannywood


新しいオフィスビルの地下にE-martはあった。

サイズは某駅のロッテマートの半分ほどか、
それでもこちらがほしいものは揃っているので充分だ。
客は5~6名の中国人グループと自分だけでほぼ貸し切り状態で、
笑ってしまうほど空いていた。
なにせ近くにいる店員さんに買いたいモノを告げると、
丁寧に場所を教えてくれる有様だ。

残念ながらカートを教えくれるほど親切ではなかったが。

午前中だからガラ空きなのか、
特別待遇でゆっくり買い物ができてしまった。
空港からの移動がメンドウではあるが、
出発前、忘れたものや足りない土産を買い込むには便利なのかもしれない。
http://www.utravelnote.com/korea/shopping/emarticn (E-mart仁川空港店)

一人暮らしの悲しさで、今夜のオカズだけを買い込み、
キャスターバッグに放り込んだ。
おいおい、これじゃあ「ショッピングバッグ・レディ」だよ。

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ふたたび無料のシャトルバスに乗り込み、空港ビルを目指す。
他に乗客のいないバスは自分のために走っているようで、申し訳ない気がした。

あとはラウンジで薄くないコーヒーと早めのランチが待っている。




10月の毎月ソウル


―完―


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出発前の10月10日、
63歳でこの世を去った故柳ジョージに哀悼の意を捧げ、
10月の「毎月ソウル」は彼のアルバム・タイトルを刻みました。
ラストはレイニーウッド解散のアルバム・タイトルです。

本文とかけ離れたタイトルになってしまいましたこと、ご甘受のほどを。

今でも忘れない小学校5年のとき。
地元にある大学での学園祭、
その大学にはライブ用の上質のホールがあって、
(たぶん100名ぐらいのキャパシティだと思います
そこでの招待券をもらって、友人とそのお母さんに連れられて観に行ったのが、
「柳ジョージ&レイニーウッド」のライブでした。

エレキ・ギターとオトナっぽい曲調がなんともカッコよくて、
小学生は一発でシビれてしまったわけで。
その頃、「Blues」なんて知りませんからね、歌謡曲一辺倒で。

その前年にも同じ場所で「ダウンタウン・ブギウギ・バンド」を観たんですが
こちらはポップな感じというか、
彼らは当時TVにもよく出ていた人気バンドだったので、
「ライブ」感よりも「有名人」感が強かったのですね。

ジョーちゃんのライブは自分のなかでかなりセンセーショナルで、
これで音楽への憧れが一気に開花。
中学に入ると小遣いは好きなミュージシャンのアルバムにつぎ込んでました。
高校に入るとさらにエスカレートして、足繁くコンサートに通いはじめ、
都内の古レコード屋でアルバムを買い漁るという日々。
ホント「NO MUSIC NO LIFE」でしたね。


柳ジョージ・オリジナルアルバム・Discography

柳ジョージ&レイニーウッド;
「Time in Changes」     1978
「Weeping in the Rain」   1978
「Y.O.K.O.H.A.M.A.」    1979
「RAINYWOOD AVENUE」 1979
「Woman and I... OLD FASHONED LOVE SONGS」1980
「HOT TUNE」         1981
「S・A・Y・O・N・A・R・A」   1981

柳ジョージ;
「GEORGE」        1982
「VACANCY」        1983
「全ての夏をこの一日に」 1984
「タバコ・ロード」       1985
「NIGHT OWL CLUB」   1987
「WILLOW'S GATE」    1988
「WANDERER」       1989
「ATLANTIC WIRE」    1990
「RAW」           1991
「BLUESTORM」      1992
「YOKOHAMA AREA2」 1993
「STORAGE」        1994
「Sycamore Dr.」      1995
「BURNING」        1996
「Sunset Hills」       1999
「Bluesy Sky」       2001


こう書くと、コンスタントにアルバムを出す人だったんですね。
レイニーウッド時代なんか年2枚だ。
(Woman and I... は2枚組)

そんなミュージシャンでしたが、
90年代後半からは「曲が書けない」なんてつぶやきも耳にしてました。

そういえば、インプラントに及んだ前歯2本をケガしたのも5年生だったっけ。



バイバイ、ジョーちゃん。

安らかに。





「RAINYWOOD AVENUE」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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カフェで歓談したあと、「先生」とはそこで別れた。

歯科医の診断は結局、子供の頃の古傷のため、歯骨が減ってしまっており、
そこに人工骨を入れなくてはならず、それが30万w。
その後、前歯のインプラントを入れ、それが160万wx2本、
ということで、総計350万wというソロバンだった。

1万円が14万wを切るぐらいのレートなので、約25万円也。

これならば予想した金額よりもずっと安い。
レントゲンと診察費で30,000wといわれ、
コッチのほうが高いな、と思いながら支払いを済ませた。

「いつでも好きなときに電話で予約を入れてくれ、
 って、言ってますね」

ドクターの英語がすこしばかり微妙ではあったが、
まったく通じないわけではない。
「診察は英語で行いますよ」と自信有り気な言葉を信じるしかないようだ。
あとは踏ん切りつけて、挑むか否かの問題だった。

「先生」の通訳は本当に丁寧でまさに至れり尽くせり。
なんなら手術にも付き添ってもらいたいぐらいだったが、
そうなると前歯2本が飛ぶぐらいのチャーター費用が必要だろう。

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「あとはわたしが手術日を決めるだけですね」

ダメモトで来たのだが、トントン拍子にハナシが進んでしまい、
多少の戸惑いは隠せなかった。

説明で納得いかない部分は英語で、
さらに及ばない部分は通訳してもらい、
疑念を打ち消すことはできたのだが、
自分のなかにある不安だけが霞のように心中にかかっていて、
即、決断とはいかなかったのだ。

「日本に帰ってから考えてもいいんじゃない?」

「先生」は明るくアドバイスしてくれる。

まずは人工骨の手術を行い、
3ヶ月ほどでそれを定着させ、
その後、インプラントへ、という流れだ。
患部の状態によって個人差があるのだろうが、
どうやら翌月出直して、インプラント入れて、ハイ!オシマイ、
というようなインスタントなことにはならなかった。

歯医者と葬式が大キライな身としては、
そこが踏み切れないところでもあった。
「毎月ソウル」を繰り返す身ならば、
「毎月デンタル」に置き換えたとして、
それはそれで旅の目的として悪くもないのか。

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千戸(チョノ)という知らない土地にやって来たので、
まだ見ぬローカル・エリアを求め、無手勝流に歩いてみることにした。
歩いているうちにアタマの中もきっと整理がつくだろう。

地下鉄駅に隣接するヒュンダイ・デパート、E-martを通り抜け、
千戸のメインストリートらしきところを歩く。
カフェやレストランが並び、合間に古い食堂があり、
舗道には屋台が点在していた。

こちらでよく見かける大きな駅にある光景が広がっていたが、
道行く人たちの平均年齢が若い気がした。
それがこのエリアの特徴なのか、
平日昼間だからなのかはわからない。

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ニギヤカな通りを抜け、古い路地に迷い込んでいくと、
そこには市場が広がっていた。
日本の駅前商店街にも似たソウル・スタイルの小さな「駅前市場」だ。
いつもの出会いは「ここにもあったか!」という感じで、心なしかうれしい。

大嫌いな歯科医へのスケジューリングを考えながら、市場の奥へと歩みを進めた。


千戸駅


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「WANDERER」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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10月26日。

空気がすっかり乾き、冬の風を思わせる。
ソウルらしい乾燥したいい天気だ。

今朝10時に「先生」と待ち合わせをしていたため、
5号線と8号線が交わる「千戸(チョノ)駅」を目指す。

地下鉄・東廟(トンミョ)の駅に向かう途中、
ホステルのすぐ隣では投票が行われていた。
TVでも騒いでいたが「給食費問題」で揉めているソウル市長選挙らしい。
水曜日にも関わらず、投票所がにぎわっているのが、不思議な感じだ。

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昨夜、ナベを囲み、屈託ない話しが続く中、
自分も正直な相談ごとを打ち明けていた。

「インプラント、やりたいんですよ」

小学生の頃、自転車でダイブし、地球にキスをして、
その時から前歯2本は差し歯のままだった。
そんなところにキスするなんて、少し早熟だったのかもしれない。
それをインプラントに変えたかったのだが、なにせ日本ではこいつは高い。

ここ数年、医療費が安いバンコクやソウル、
あるいはシンガポールでの治療も考え、アレヤコレヤと調べてはいた。
それでもいわゆる「観光客向け」に「日本語が通じる」病院は、
「日本よりちょっと安い」程度で、
渡航と滞在費を考えるとコスト・パフォーマンスがいいとは言い難いものだった。

ひょっとするとローカル向けの歯科医は安いかもしれないと、
現地に詳しいおふたりにダメモトで相談してみたのだ。

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「ぼくたちの職場だった語学学校があるビルが、
 『クリニック・ビル』だったんですよ。
 いろいろな医院が入っているビルの最上階が学校だったんで、
 そこに歯科医もありましたよ」

「ローカルの歯科医でいくらぐらいか知りたいんですよ。
 見積もりのような感じで。
 あと言葉がわからなくてもどうにかなるものか、っていうのも」

「英語ならいいんでしょ?
 それも含めて聞いてみましょうか。
 ぼくの滞在先が前の職場の隣の駅なんですよ。
 『先生』も一緒に泊まるから、時間あえば出向けますよ」

「いいんですか? わざわざ行ってもらうなんて」

「問題ないですよ。
 彼は仕事があるけど、わたしは昼間はヒマだもん。
 夜は飲むから忙しいけどねえ」

冗談交じえながら、加速度的に展開が決まっていた。

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「先生」と待ち合わせ、駅から程近い雑居ビルに足を進める。
建物のなかにはさまざまな病院が軒を連ねている。
小さなエレベータを降り、歯科医の扉を開けると
ビルの古さとは打って変わった明るくきれいなロビーが待っていた。

受付で「先生」が説明をしてくれ、
ドクターにも事細かに説明をしてくれていた。
すると病院独特の雰囲気に緊張する間もなく、
いわれるままレントゲン撮影に導かれた。

昨夜、調理されるタコを眺めていたが、今朝は「まな板の上のコイ」になっていた。


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「GEORGE」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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夕方、地下鉄で三成駅(サムソン)に向かった。

先日、弘大(ホンデ)で盛り上がった面々で、
今度はおいしいものをサカナに飲みに行こう、というハナシになり、
この夜、待ち合わせをしていた。

三成の駅から表に出ると、
広い車線とそれに沿うようにキレイに並ぶビルがそびえていた。

マンハッタンを思わせる近代的な街並みは、
さっき観た旧ソウル駅駅舎のノスタルジックな雰囲気とは、
明らかに時代が異なっていて、
歩いている人さえも、気忙しそうに感じられた。

「プサン・スタイルのナクチ(テナガダコ)鍋を食べさせてくれる店が
 あるみたいなんです」

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韓国代表お菓子SET(トッポキ、タコ、はちみつ、じゃがいも、さつまいも味)【開店セール1001】




近代的な通りから折れた普通の路地裏を彷徨いながら、
メモを片手に3人で店を探しだし、たどり着く。

「豊漁村」と書かれた広めの店はどうやら海鮮系の居酒屋らしい。
辺りの会社から吐き出されたであろうネクタイ姿の男たちが、
テーブルや座敷に点在していた。

「ナベは2種類あるみたいですね。
 普通の『ナクチ・チョンゴル』と淡いスープで食べる『ヨンポタン』。
 両方、味見してみたいなあ」

「メニュー、読めないんでお任せしますよ」

「まずは味の薄そうな『ヨンポタン』を頼んでみましょう。
 イモ~(店員さん)、ヨンポタンとソジュ(焼酎)を!」

テーブルのコンロに野菜が入った平べったいナベが置かれ、
それが煮立つと店のおねえさんが手際よくつかんできたテナガダコが投じられた。

「ここのは生きたままいくんですねえ」

身悶えするタコを前に乾杯(コンベ)し、
しばし語らっていると、大きなハサミを片手におねえさんが戻ってきた。

「へえ、タコもハサミで切るのかあ」

オノボリさん状態で声を出すと、店員さんは笑っている。

「この人、ニホンジン?」

「この人だけ、ニホンジン」

他の二人が笑って説明する。

「ワタシはニホンジンです。カンコクゴはワカリマセン」

拙い韓国語でそう言うと、
ハサミを手にしたおねえさんどころか、
奥のキッチンのオバチャンまで揃って笑っていた。

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【選べるお試しセット】 選べるキムチ(イカ、タコ、ツブ貝、ホタテ、ゲソ、白菜、胡瓜、大根、胡麻の葉、ニラ)



「タコの水炊き」といってもいいヨポンタンは、
薄味でタコの味がシッカリしていたが、ちょっと物足りない感じだった。

「タコ、おいしいけど、ちょっとボケた味ですね」

「これ、やっつけて『ナクチ・チョンゴル』いきますか。
 ここのナクチはどうでしょうね?
 ソウルのナクチは辛いどころか、『痛い』でしょ。
 プサンはタコの味を生かすスタイルで食べますねえ」

釜山出身である日本から来た韓国人の「先生」が解説してくれる。

「プサンのタコはホント、おいしいですよ。
 ソウルで同じレベルのものは食べられないね」

そこから話題は「ソウルvsプサン」のハナシに膨らんでいった。

「『トウキョウvsオオサカ』のように、
 韓国も都市ごとの特徴というか、対立というか、
 そういうのがあるんですね」

そういって、ふたりの話しを感心して聞いていると、
「XXはナニがおいしい」とか、
「○○ならドコへ行って食べるべき」とか、
時折、店員のおねえさんを巻き込みながら、
メモを取りたくなる情報が次々に現れては消えた。

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「じゃあ、いよいよプサン・スタイルの『ナクチ・チョンゴル』いってみますか」

ナベもソジュも話しのネタまでも終電まで尽きずに続いた。


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「HOT TUNE」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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10月25日。

雲ひとつない青空だが、風が冷たく、
冬の走りを感じさせる。

夕方の約束まで時間があったので、
ソウル駅に近いカジノに向かった。

カフェ気分でコーヒーを傾けるつもりで足を向けたのだが、
航空券が3枚買えるぐらいの勝ちを呼び込んでしまった。

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富士山のバナジウム天然水が毎日飲める【クリティア】


予定の時刻までかなりの時間があったが、
あそこは居れば居るだけ、賭ける側が不利になる場所。
勝ったときはそそくさと帰るに限る。

バスを降りた際、眼にとまっていたソウル駅の旧舎が気になっていた。

いつの間にか改装工事は終わり、美しい外観を披露していた。
以前は入ることができなかった内部にも入れるようで、
遠慮なく足を進めてみた。

IMG_9820.jpg
旨味えびせんお試しセット


ヨーロッパ・スタイルのドームが高く、美しいが、
メイン・ロビーはガランとしていて、ひと気も少なかった。

「ここ、入ってもいいんですか?」

「どうぞ、どうぞ。
 今は内部を開放して、展示会をやっているので、
 気軽にお進みください」

学生のボランティアだろうか、流暢な英語で説明してくれた。

http://www.asahi.com/international/update/0809/TKY201108090592.html (朝日新聞)
http://www.seoulnavi.com/miru/1706/ (ソウルナビ・文化駅ソウル284)
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89.2%のお客様が美味しいと言った生パスタ!


「おいくらですか?」

「あ、いまは無料期間です。お気遣いなく、どうぞ」

かんたんなパンフレットを受け取り、
キレイに改装された駅構内に進んだ。

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日帝時代に造られた駅舎は東京駅に似ていたが、
口には出さないでおいた。
この国のかたがたは「日本のXXに似ている」という表現をもっとも嫌う。

古い窓枠や調度品が美しい。

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バスやクルマの通りの激しいソウル駅なのに、
外界のノイズはほとんど聞こえず、ちょっとした別世界感があった。
今はないのだが、ホームに出たら蒸気機関車が停まっているような、
そんな気分に陥らせてくれる不思議な場所だった。

無料で心地よいタイムスリップを味わった。


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「Weeping in the Rain」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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10月24日。

週明けの月曜、昨日の雨が少し残っていた。

昨日は結局、出かけずじまいで、
文庫本とベッドと親密な一日を過ごした。

日曜のソウルはどこに行っても混んでいて、
地下鉄の1号線や2号線は朝から晩までラッシュみたいに人で溢れていて、
息抜きに日本からやって来たコチラの気持ちを大いに削いでくれる。

ここのところ、日曜に出かける気が起きない。

空もそれを知ってか、日曜日は5割ぐらいの確率で雨だ。
出かけない理由としては、もっともそれらしくていい。

到着日と出発日に雨がなく、
出かける気にならない日曜に雨が降るのだから、
天はきっと「毎月ソウル」の味方に違いない。

ブログを遡れば、確率は明解だが、そこは明かさずに秘密にしておこう。

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小雨の中、出かけようとしたら、スタッフに呼び止められた。

「傘、持ってないんですか?」

「持ってないというか、キライなんだよ」

「午後もまだ降るから持っていったほうがいいですよ。
 それ、使ってください」

その声に従い、傘受けから取り出した一本を手にバス停に向かった。

ランチタイムには少し遅めの時間、バスで南大門に向かう。
これまた某SNSで知り合った人と待ち合わせすることになったのだ。
タイミングよく、この日があいているというので、
「では、ランチでも」ということで、
ゆっくり目にランチの待ち合わせをしていた。

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スマホショップも作れちゃう「カラーミーショップ」!!!


会賢(ヘヒョン)駅の出口で待ち合わせると、
「普通のご飯を食べたいですね」という彼女のリクエストにお答えして、
駅からほど近い、カルグクス(うどん)の店に向かった。

「『イラ韓』観てます?」

「あ、観てます、観てます」

「そこで行ってグクス屋さんとかどうですか?」

「わ、うれしいかも。
 行ってみたかったけど、地元色すごくて一人では腰が引けてたんです。
 『コモト定食』頼んでみます」

狭い店の2Fに上がり、キレイとは言い難い座敷に腰を下ろした。

「カルグクス、2つ!」と叫ぶと、
慌てて彼女が「コモト・ジュセヨ」と告げた。

店のオバチャンは慣れた様子で「ハイよ~」と返事をすると、
「2つともかい?」と返してきた。

「いや、一個はふつうので」

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話しが終わる間もなく、
湯気を立てたカルグクスとメンミョン(冷麺)の器が目の前に突き出された。

海苔たっぷりのカルグクス4,500w、メンミョンは無料というシロモノ。


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「NIGHT OWL CLUB」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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遅々として進まないこの旅ブログ。

「10月のソウル編」を刻んでいる途中に、
2月の「毎月ソウル」に飛び立ってしまい、
更新停止のままですみません。

というわけで、秋に遡り、
10月の「毎月ソウル」重ねます!

//////////////////////////////////////

10月23日。

日曜日、雨音で起こされた。

キッチンのトーストを齧り、ベッドに戻り、
文庫本を開いてはみたが、すぐに眠りについてしまった。

今朝4時過ぎに帰ってきたため、カラダはまだ眠りを求めていた。

弘大(ホンデ)で元日本語教師の韓国人の方と合流すると、
お互いの紹介も兼ね、カフェで語らった。

ふたりは千戸(チョノ)にある韓国人向けの日本語学校で、
日本語教師として働いていた同僚だそうだ。
共に離職した後、待ち合わせをした男性はソウルで貿易関連の仕事をし、
年長で先輩でもあるためか、「先生」と呼ばれている男性は、
徒手空拳で日本に渡り、語学力を生かし、
医療機器メーカーで通訳の仕事をしているという。

会話からして「先生」の日本語は万全だ。

シンガポール現地旅行会社でガイドのオペレーションをし、
その後、ツアコンとして各国でガイドと仕事をしていた経験から、
外国人の「日本語力」にはつい敏感になってしまう。

悪い例をあげると土産店の客引きの拙く汚い日本語にイラっとしてしまうのですね。
もっともこちらの韓国語はブツギリ単語レベルなので、
地元の人にはきっと倍返しでイラっとされているかもしれませぬ。

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【送料無料】おうちで作れる韓国スープの本

シンガポールを経て、ツアコンとして各国を歩き、
その後、旅行記事やNFL取材などを重ねているこちらの実情も明かすと、
なんとなくお互いにお互いの背景に興味を持ちはじめていた。

カフェでの語らいそのままに、
ニギヤカなホンデの飲み屋エリアにあるパジョン居酒屋に繰り出した。

パジョンの盛り合わせをアテに3人でマッコリを酌み交わす。

といってもこちらは下戸なので一杯だけのお付き合い、
おふたりは豪快な飲みっぷりでヤカンに入ったマッコリを空けていく。

「なんで男同士で待ち合わせを?」

日本からやって来た「先生」は外連味ない質問を投げかけた。

「なんででしょうね? 
 前からブログ見てて、どんな人が書いているんだろうって。
 でもそっちの趣味はないですよ~」

笑いあいながら、大きなザルに盛られて出てきたパジョンをつまむ。

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「韓国には『雨の日にはマッコリにパジョンが合う』
 という言葉があるの知ってます?」

「はじめて聞きました、歌とか台詞ですか?」

「いや、昔から雨が降るとパジョンをツマミにマッコリを飲む習慣というか、
 スタイルというか、そういうのがあるんですよ」

「へえ、おもしろいですね。風情があってそういうハナシ、好きですよ。
 ところでこういう焼きモノって『パジョン』っていいますよね?
 日本では『チヂミ』という言葉が一般的なんですが、
 こちらにきて『チヂミ食べたい』といったら『ナニ、ソレ?』といわれました」

「小麦をつけた焼きモノ、揚げモノかな、それは『ジョン』といいますね。
 『チヂミ』はおそらく釜山訛りに近いんじゃないかな」

「サトゥリ(訛り)ですか?」

「おお、よく知ってますね。おそらく南のサトゥリじゃないかな。
 ソウルではあまり『チヂミ』という言葉は使いませんね。
 たぶん釜山経由で日本に渡ったんじゃないですかねえ。
 真偽はわからないけど」

「こっちに来てわかったんですけど日本にはけっこうアヤシイ韓国語多いですね。
 『チャンジャ』も日本では一般的に「塩辛」って意味で使われてますが、
 あれは『タラの内臓』という意味らしいですね。
 あと『プルコギ』も『焼肉』とは違う料理だし」

「おお、よく調べてますね、さすがライターさんですねえ。
 そういうところは韓国人は気がつかないかも。
 そうですね、『塩辛』という意味では『チョッカル』のほうが通じるかな」

「それを知らなくて『チャンジャ買いたい』っていっていたら、
 『内臓買ってどうするの?』って知人に気味悪がられました」

「エピソードがオモシロイでしょ? ブログもおもしろいんですよ。
 だから先生と合流してもハナシが盛り上がるかな、と思って、
 3人でもいいか、とセッティングしたんです」

「じゃあ、河岸を変えてもうちょっと飲みに行きますか」

「そうしましょう、近所に気の置けないJAZZBARがあるんですよ。
 あ、飲まない人を連れまわすのは悪いかなあ」

「いや、JAZZが大好きなので、お願いして一緒に行きたいぐらいです。
 酒には浸れないけど、JAZZには浸りたいですね」

「それはよかった。音楽の嗜好って難しいからなあ」

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韓国のお好み焼きのチヂミ用のタレ!チヂミの味をぐんと引き立てるこの味!

土曜日、学生の街でもあるホンデでは、
若いグループが方々で気勢を上げ、酔った学生たちは奇声を放っていた。
広場ではストリート・ミュージシャンがギターを鳴らし、
カップルは肩寄せ合い、それを眺めている。

明らかに平均年齢を上げている男3人の語らいは朝まで続いた。


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「WILLOW'S GATE」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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午後から出かけた。

ソウル在住の方にお誘いを受け、
2号線アヒョン駅で待ち合わせることになったのだ。

といっても知り合いに会うわけではなく、
某SNSで声をかけていただいた方との待ち合わせ。
顔も知らないオトコとオトコで会うので、たいした「出会い系」だ。

地下鉄出口で待ち合わせ、歩きながら話しをしていると、
事前にこちらのブログ(ココです)を見ていただいたようで、
こちらがローカルエリアを歩き回っていることに感心いただき、
あえてアヒョン駅、というローカルエリアを捻り出してくれたらしい。

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「ホン●でっかTV」紹介のカタツムリクリーム


クルマの往来が激しい大通りから細い路地へ。

市場、というには小さ過ぎる地元商店が連なる路地に入り込んでいく。
少し薄暗く、あまりひと気がなく、うらぶれた感が満載なのだが、
自分では決して来ない場所を案内してもらえる感激が大きい。

知らない街の知らない通りに潜り込んで行くのはそれだけで楽しいのだ。

歩いていると汗ばむような心地よい天気。
彼が以前、足繁く通った昔馴染みの小さい町を巡りながら、
男同士、他愛ない思い出話や昔話に盛り上がる。
普段、話さないようなことも、気軽に口をついて出る気がする。
異国での出会い、というアドバンテージがあるせいなのだろうか。

旅先のこんな語らいが大きな自己啓発になっているのかもしれない。

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韓国美容アカスリタオル「オーシャンタオル」


小さな町を歩き尽くし、地下鉄に乗り、弘大(ホンデ)へ。
どうやら他の知人に会う予定らしい。

お会いした方はかつてソウルで日本語教師をやられていた方で、
その時の同僚である韓国人の日本語教師の方が、
現在、日本で働いており、今回、通訳の仕事で訪韓しているらしい。
その方がこの日の夜、オフになるので、
久々ソウルで呑みましょう、というハナシになったそうで、
今日会ったわたしにも「合流して、一緒に呑みませんか」という話しになり、
その人との待ち合わせで弘大にやって来た。

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少々、ややこしくて、アヤシイ感じがしないでもない。
海外で当事者以外の人間が入り込んでくるとキナ臭さが増すのだが、
最悪、こちらはオトコ一人、カメラ担いで逃げればいいだけのことだ。

ところがこの3人の出会いが、今後の「毎月ソウル」を少しばかり変貌させるのだった。


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「VACANCY」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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10月22日。

曇っているが暖かい。
初冬というには早過ぎるようでまだまだ心地よい秋晴れが続いている。

土日選任のスタッフが顔を出し、久々の再会に語らう。
やけに精気のない顔をしているのでツッコンでみると、
どうやら大学の中間試験が昨日、終わったばかりで、
ヘロヘロに疲れているらしい。

日本の大学生と違って、
こちらは大学に入ってからも激しい勉学の日々が続くのだ。

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キッチンで日本のヤキソバを作り、ランチに振舞った。

なんていうとたいそうな感じに聞こえるが、
大したことはない、3食入りでおなじみのあの「ヤキソバ」を、
日本から2束持参してきたのだ。

滞在の際、日本式のカレーライスを宿のキッチンで作るのが、
毎回の恒例になっていたが、ここのところ、それにも飽きてきていた。
作るほうがもちろん飽きているのだが、
きっと食べるほうも毎回、同じカレーでは、
感激の度合いも薄まっているに違いない。

誰も口には出さないけれど。

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100%完全無添加


顔馴染みのスタッフにありきたりの土産をぶら下げてくるよりも、
マンネリ化している彼らの日常飯に日本の味を、と思い、
宿でカレーライスを作ってみたのだ。

当初は「やっぱり日本のカレーはうまい」と好評を得ていたのだけど、
それそのものがマンネリ化してしまってはどうしようもない。

さりとてカレーを取り止めて、次の料理を! と思っても、
日本からの輸入食品も市中にはたくさん売られているので、
「!」という料理を探し出すのは、それはそれでけっこう試練だ。

なんかいい日本料理ないですか? 
とこのブログで尋ねる前にフト、思いついたのが「ヤキソバ」。

フフフ、これならソウルにはあるまい。
インスタントなら売っているけど、生麺だぜ、オイ。

基本、大げさなことにはしたくないので、
カレーもルーだけ持っていって、あとは具材を買うだけ。
ヤキソバも現地でキャベツとコマ肉を買えばOKなのだ。
袋の中にはパウダーのソース、ついてますしね。

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6人前をオトコ3人で平らげ、満腹のランチ終了。
ソース味はこちらにはないので、
「お好み焼きみたいだ!」と好評。
そう、お好み焼き屋さんはアチラコチラにチラホラ見かけるのです。
まあ、8割はお世辞だろうけどヨシとしよう。

さあて、次回はナニを作ろうか。


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「Time in Changes」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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10月21日。

心地よい快晴、冷え込みは日本と変わらない。
秋の名残りを残す気持ちいい天気だ。

11時頃、スタッフと常連の日本人に声をかけ、
早めにランチに出かけた。

いつものように近所の「キムパプ・チョング(海苔巻き天国)」で、
お手製のキムパプをオーダー。
ここの「ケランマリ・キムパプ」にすっかりハマっているのだ。

あ! 「ケラン」は玉子、「ケランマリ」は玉子焼きでございます。

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その他に「チーズ・キムパプ」や「ツナ・キムパプ」を頼み、
3人で海苔巻きランチ。
なんでもないご飯がなんでもなくオイシイ。
一人旅のクセに旅先で食事を共にする仲間がいる、というのは、
なかなかハッピーなことだ。

10,000wでお釣りがくるようなランチだったので、
支払いを済ませると、
2人がコーヒーを飲みましょう、と誘ってきた。

「それってさ、コーヒーのほうが高くつくんじゃない?」

「2人で出すからダイジョウブです」

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これはネット上で見た情報だが、
ソウルというか韓国は、世界一コーヒーが高い国だそうだ。
コーヒー「単価」ではなく、食事代などの「物価」との相対性で計算し、
「世界一高い国」の栄誉に輝いたようだ。

なにせ定食が5,000wで食べられてしまう国。
日本円で¥350~400程度で一食食べられるのだから、
「外食代」はやたらと安い。
カルグクス(うどん)やメンミョン(冷麺)などの麺類なら、
4,000wあれば食べられる。

某有名チェーン・カフェで「カフェラテ」でも頼むと、
4,000wぐらいは軽くするので、
相対的に「世界一」に輝いてしまうらしい。

それでも韓国の人はコーヒーが好きで、
この街はカフェの隣にカフェがあり、
食後に、仕事の合間に、オシャベリに、デートに、
事あるごとにカフェに入っていく。

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一日に2回も3回も出向くので、
コーヒー好きのこちらとしては、彼らと同じように楽しんでいる。

ひとつだけ言いたいのだけど、コーヒー薄いんだよなあ。


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10月の「毎月ソウル」 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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10月20日。

いつものUA891は乗り込んでから、しばらく待たされることになった。
安全確認に手間取ったようで、
説明のアナウンスが2度ほどあった後、
結局、10分遅れで成田を離陸した。

機内はエコノミーの最後方だけがぎゅうぎゅう詰めで、
中域のエコノミー・プラス、
その前のビジネスとファーストはガラガラだ。

当然、満席に押し出されてのオペレーション・アップグレードはなく、
搭乗券には予約時にオンラインで確保した番号が打ち込まれていた。
エコノミー・プラスながら足元の広さも関係ないバルク・シートの席に着いた。

搭乗前、アップグレードの恩恵もないので、
ユナイテッドのラウンジを使うことはできず、
いつものようにプライオリティ・パスを使い、
大韓航空のラウンジで出発までの時間をゆっくり過ごした。

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KEラウンジは最後の便が17時で終わってしまうため、
16:30でクローズする。
18時過ぎのユナイテッドの搭乗時間までは居場所を失ってしまうのだが、
それでも出発前にPC開いて、
コーヒーを傾けられる場所があるのは助かる。

最近、成田空港もようやく無料のWi-Fiサービスを全エリアで展開しはじめた。
でっかいラップトップを抱えた外国人旅行者はこぞって利用してますね。

昔から空港で不思議に思っていたことなのだが、
出発前にご飯食べている人って、「?」です。
以前は離陸から2時間後、
最近は水平飛行に入った途端、機内食のサービスが出てくるのに、
なんで空港で高いメシ食うんでしょうか。

トランジットの客ならまだしも、
出国前のレストランが混んでいるのは、
わたしにとってはあいかわらずのナゾでゴザイマス。

10分遅れで離陸した機体は予定より10分早く仁川空港に到着した。
どうやら機長がガンバってぶっ飛ばしてくれたらしい。

ガラ空きの入国審査をクリアし、
ターンテーブルを無視して、地下の空港鉄道乗り場へ。
いつもと変わらず、20分少々でホームに降り立てるのだから、
仁川空港の利用時のストレスは皆無に近い。

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21:07のAREXを拾い、ソウル駅へ。

22時過ぎにソウル駅に降り立つと、
キャスターバッグを引きずり、ロッテマートへ向かった。

サービス・カウンターにバゲージを預け、
滞在中の飲みものやヨーグルトなどカンタンなものを買い込む。
ホステルは朝食にカンタンなトーストをサービスしてくれるので、
飲みものなどプラスアルファを買い揃え、
部屋の冷蔵庫にぶち込んでおけば万全だ。

もっとも宿のそばにE-martもあるし、
地元スーパーもあり、コンビニも充実しているので、
到着時に慌てて買い物をする必要もないのだが、
チェックインだけで終わってしまうと、
なにもしていない一日のような気がするのだ。

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ロッテマートでブラリと買い物をして、
ローカル気分に浸った気になっているのかもしれない。

スタッフに差し入れするコーヒーを買い足し、地下鉄に向かった。


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予想より暖かいソウルから from Seoul [South Korea (Seoul)]

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帰国前日、水曜日のソウルです。

昼間は暖かい冬のソウルが続いている。

週末にいい天気云々、なんて書いたせいだろうか、
日曜日にはスイッチを入れたように冷え込み、
気温がもっとも高くなる14時でも気温計はー1℃を示していた。

あるいはblogに書き記したことを、誰かが見ているに違いない。

もっとも寒さが実力を発揮したのは日曜日だけで、
週があけると、昼間にはまた暖かい日差しが戻った。
昼も夜も風がないので、
耳を持っていかれる心配がないのはそれだけで助かる。

筆者が亡くなり、
スペンサー・シリーズの最終巻となった「春嵐」。
未開封のまま、眠りにつかせていたが、ようやく開くことにし、
2012年最初の旅の共連れにしています。
そのせいで文体が丸かぶれでございます。

かぶれがてら、この文体でいきましょう。

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この時季のソウルは誰も彼も、もっぱら「ソルラル」の準備で忙しい。
世界屈指の経済大国である極東の島国では、
すでに忘れ去られてしまっている「旧正月」の習慣。
アジアの国々では当たり前のように残っていて、
暦の1月1日よりもそちらを大事にしている国は多い。

この国も例外ではないが、
うかつに「チャイニーズ・ニューイヤー」などと英語でいうと、
軽くイヤな顔をされるのがご愛嬌だ。

スーパーや百貨店では俄かづくりの「チョゴリ」を着た店員が、
大きな箱に入った贈答品を売りさばいている。
おかげで普段使いのものは店の奥に追いやられ、
観光客であるこちらが買いたいものを探し出すのに苦労させられる。

近所で髪を切り、カフェで日替わりのコーヒーを楽しみ、
本を読み、のんきな午後を過ごしていた。
旅先でなにもしないのはあいかわらずで、
年が変わっても罪深い旅人であることに変わりはなさそうだ。

それでも帰国前日なので、少しばかり観光客らしく、
夜遅くに清渓川のE-martに出向いてみたが、
ソルラルの贈答品に負けて、帰ってきた。

手ぶらだよ、キモサベ。

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昨年の旧正月は遥々、ハプチョンを訪ねていた。
暖かく迎え入れてくれた彼らが、
今年も健やかな旧正月を送ることをそっと願うことにしよう。

一緒に食べたトックックの味を思い出していた。


帰国直前のソウルより


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晴天続きのソウルから from Seoul [South Korea (Seoul)]

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週末のソウルです。

到着からこっち、ずっといい天気が続き、
気温も日が射す昼間は緩んでます。
2012年も好天オトコ健在、ということにしておいてください。

日が当たると都心と変わらないような陽気。

温度計は昼間でも0℃近くを射してますが、
地下鉄に乗ればお尻から蒸され、
店に入ればでかいヒーターに炙られ、
街歩きにじんわり汗をかいてしまうので、
結局、一枚減らしました。

例年どおり、Tシャツ、ネル・シャツ、コートの3点セットで十分。
厚手のロングTは丸めてキャスターバッグに戻しました。

ここ数日は風がないので、救われてますが、手袋、マフラーは必需品。
風があると「寒さ」が「冷たさ」に変わるので、それには抗わないと。
日が落ちると「冷たさ」もやって来ますしね。

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さて、そんなソウルですが、
いつもにも増してな~んにもしてません。

顔なじみとランチに行ったり、
SNSで知り合いになった人と待ち合わせたり、
ベッドに埋もれて文庫本にはまりまくり、
これといってなにをするでもなく、ガス抜きの日々を過ごしてます。

日々の生活と異なり、
キチンと食べて、たくさん歩いて、
いろんな人と出会ったり、話し込んだり。
TVもネットもいつもより触れる時間が短いので、
世俗の垢にも毒されることなく、ただ好きな本を次から次に手にして、
アタマもカラダもすっかりリセット。

ガス抜きしすぎて、ガス欠になるぐらいくつろいでます。

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電車内のデカイ電話の話し声や街角のケンカの声、
荒っぽい市バスの運転や列に割り込む人たち、
街中にはイラっとするようなこともたくさんありますが、
言葉がわからないからか、あるいは自分の国じゃないからか、
心なしか微笑ましく眺められている自分がいます。

韓国語はあいかわらず勉強してないので、
メニューも読めまないのは継続してますが、
いっそこのまま読めずに、話せずにいたほうが心地いいかもしれませんなあ。


行程半ばのソウルより


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戸惑うソウル @Seoul -完- [South Korea (Seoul)]

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9月22日。

一日遅れの出発日、
空港に向かって、朝の地下鉄に揺られていた。

荷物も少なかったので、
地下鉄+空港鉄道の節約ルートで仁川空港へ。
といっても5,000w程度、ランチ一回分の節約ですけどね。

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旅行に行くなら [Yahoo!トラベル]


いつものユナイテッド890便、
出発時刻の12:30に合わせると宿を出るのは9時前だ。

e-チケットが常用化し、オンライン・チェックインも可能なので、
極端な話、チェックインは一時間前でも楽勝だが、
ラウンジでのんびり朝食を決め込むので、少し早めのご出立。

やむなくラッシュ時の地下鉄にめり込むことになるが、
混んでいる車内もソウル駅までの10分ほどなので、さほどしんどくもない。
その後は空港鉄道AREXに乗り換え、1時間弱で仁川空港にたどり着く。
ラウンジでのんびり朝食を摂る作戦なので、
優等生的時間でチェックインを済ませることになる。

AREXはいつもガラガラ、席はゆったりで、のんびりPCも広げられる。
ソウル駅構内を端から端まで歩かされる、
乗り換え移動が少しメンドウなだけだ。

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エコノミーでもビジネスクラス・ラウンジを自由に使える「Priority Pass」!!


オマケの一日をもらいったものの、
昨日は特にナニをするでもなく、
古着屋で冬用の長袖シャツを買い漁ったり、
カフェで文庫本に目を落としたり、のんきに過ごした。
元々ないはずの一日だったので、
もう少しソウルの空気に浸っていられる分、ゼイタク状態。

合間にカジノに飛び込むと航空券分の勝ちを拾ったので、
2時間だけで戦線を離脱し、
台風にもらった一日を意義あるものに仕上げた。
ひょっとしたら台風と共に女神が舞い込んだのかもしれない。

ソウル市内は台風の影響など欠片もなくて、
午後には熱いぐらいの日差しが射し、まさに夏の足掻き。
そんな暑さの中、怠惰な旅行者はオマケの一日を足掻くこともなく、ただ過ごした。

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仁川空港のチェックイン・カウンターはいつものように混んでいる。

混んでいる行列を尻目に、
自動チェックイン・マシンでボーディング・パスを打ち出し、
それを手に取るといつものように空いているX-ray検査と出国手続きに進んだ。

あとはエコノミーのチケットのクセにビジネスクラスのラウンジで朝食を摂るだけだ。




9月の毎月ソウル


            ―完―


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戸惑いのフライト @Seoul [South Korea (Seoul)]

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9月21日。

本来なら帰国日だったが、
ホステルのキッチンでのんびりコーヒーを淹れていた。

この日、日本には台風が直撃、
関東地方にもろに上陸する、という予報が発せられていた。

帰国日にぶつかっている身としては、
昨日深夜から予報図とニラメッコしていた。

成田に着陸する時間は台風の暴風圏内に合致している。

今までの経験を駆使して考えると、
#1 台風の影響がない仁川空港は定刻どおり、飛び立つであろうこと。
#2 2時間のフライトは台風と共に成田に降りるような状態であること。
#3 最悪、成田が閉鎖されると他の空港に廻される可能性があること。
以上の3点は推測できた。

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う~ん。

おかまいなしにソウルを飛び立たって、
日本国内のどこかに降ろされても困りモノだ。
ことによると地上移動は自己負担、とかに成りかねない。

う~ん。

あらかじめフライトがキャンセルにならない限り、
日時の変更ができない格安航空券では如何ともしがたい。
ユナイテッドの正規割引運賃で購入してはいるが、
その内容は制約が多い格安航空券となんら変わりがないのだ。
ノーマル・チケットなら日時変更はカンタンなのだけどね。

う~ん。

ユナイテッドのHPを見ても、
フライト・キャンセルのインフォメーションはない。
となると、あわよくばだが、
朝、空港に行って、
そこでフライト・キャンセルになって、
翌日に振り替えてもらって、
宿に戻って・・・ってオイ、メンドくさいな。

う~ん。

うん?
あれ?

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ユナイテッドのサイトを眺めていると、
「特例措置」の案内が出ていた。

慌てて呼んでみると、
「タイフーン・サスペンデッド」ということで、
【20~22日の日本発着便はすべてのチケットが変更可能】という案内。

おお!

311の震災時やバンコクのデモ騒動でもあった「特例措置」だ。
通常、天変地異や暴動・政情不安などは、
航空会社にしろ、旅行会社にしろ、「免責措置」が取られるのだが、
あらかじめわかっている事由にはこういった特例が敷かれ、
変更がきかない格安航空券でも日時の変更が可能になる。

現に震災後のタイ行きのフライトはこの措置を受けて、変更した経験がある。

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おお!

ということで、朝一番でソウルにあるユナイテッドのオフィスに電話を入れ、
帰国日を一日延ばしてもらい、事なきを得た。
こうなると台風だろうが、豪雨だろうが、暴風だろうが、対岸の火事。

帰るはずの朝、キッチンに漂うコーヒーの香りが心地よい。


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戸惑うチュウモン @Seoul [South Korea (Seoul)]

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9月20日。

朝から冷たい風が吹いている。

朝食といってもいいような時間、
スタッフを誘い、ランチを取りに出かけた。
カムジャタンがうまいいつもの食堂へ。

「早いけどこの時間でやってるの?」

「あの店、24時間営業ですよ~?」

「え~。そうなの?
 ニホンは24時間営業の食堂なんかないんだよお。
 でもオバチャンしか働いてなかった気がするけど」

「ああ、そうですね。24時間アジュマ(オバチャン)ですね」

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2人では大鍋の「カムジャタン」は大きすぎるので、
個別のトゥッペギ(小さい土鍋)に盛られた「ヘジャンク」を頼む。

韓国の人にいわせるとカムジャタンとヘジャンクは、
同じスープで器のサイズが違うだけ、らしい。

確かにいつもと同じいい味のスープだが、
この店のカムジャタンにはじゃがいもが入り、
お手製のスジェビ(デンブン粉で練ったすいとん、ニョッキと同様)が入り、
骨つきの肉よりもその周りの脇役が絶妙にウマイ。
残念ながらヘジャンクにはスジェビは入っていない。

さらにこの店はカムジャタンのシメを雑炊にするのでなく、
刻んだエゴマとノリを足して、香ばしいポックン・パプ(炒めご飯)を作ってくれる。
そいつが絶品でこの店に来ている、そう、いつもそいつが楽しみなのだ。

なので気持ち的には「カムジャタン」を頼みたいのだが、
二人ではどうにも持て余してしまう。

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ちなみにこの「カムジャタン」、
「カムジャ」=じゃがいも、の「タン」=汁もの、ではないので、お間違えなく。
カムジャは背骨肉を表す古語だそうで、
偶然、具材に入れられているじゃがいもと同じ発音で、
韓国の若者でも取り違えて理解している人も多いそうだ。

「普通にヘジャンクを食べるのもおいしいけど、
 あの炒飯が食べたいね」

「ああ、あれがスキデスカ?
 あれはたしかにオイシイデスネ」

「あれだけメニューにならないか、店の人に聞いてくれない?」

骨についた肉をつつきながら、冗談を交わす。

「イモ~」(店員さんを呼ぶ時の呼称)

「おいおい、ホントに呼ぶなよ。冗談で言ったんだって~」

「このニホンの人がこの店のカムジャタンはホントにおいしいって」

彼はこちらのジョークを受け流し、
退屈そうにお茶を飲みながら話していた店のオバチャンに声をかけた。

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「へえ、ニホンの人なの?
 じゃあ、ニホンにカムジャタンの店、出そうかしら」

「あはは、そのときはニホンで宣伝してあげるよ」

ランチタイム前、ガラ空きの店内に笑い声が響いた。


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