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「S・A・Y・O・N・A・R・A」 @Seoul -完- [South Korea (Seoul)]

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10月27日、帰国日。

いつものユナイテッド便、
出発時間は昼だったが、朝、早めに宿を出た。

このところ、夜遅くまで出歩いていて終電近くに帰る、
という繰り返しだったので、恒例の「買出し」ができていなかった。

帰国日が近くなると、宿から近いE-mart(清渓川店)で、
ふつ~の野菜を買ったり、マンドゥを買ったり、
日本で地元のスーパーに行くような感じで、
帰ってからの食料品を買い求めるのがパターンになっていた。

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GOOD TIMES COMPLETE


ここのE-martは12時まで営業していて、
竜山店(ヨンサン)同様、バカデカイ2フロアで利便性が高い。
トゥッペギから歯ブラシ、海苔のフリカケにホンチョ(紅酢)まで、
広くて空いているフロアでいつもゆっくり買い物をしていた。

某駅の「ロッテマート」でレジに延々と行列する気はサラサラないのだ。

恒例の「買出し」ができずに徒手空拳で帰国するか、と思っていたのだが、
空港そばにE-martがあることを思いついた。
12時の便なので、いつも午前中は持て余していた。
少し早めに行き、ラウンジで早めのランチを摂るぐらいしかできないので、
それならば「E-mart仁川空港店」に足を伸ばしてみるかと、思い立った。

地下鉄1号線でソウル駅に向かい、空港鉄道AREXに乗り込む。
1時間ちょっとの道のりだが、バカみたいに安いので気にもならない。

空港では到着ロビーに上がり、そこからE-martのシャトルバスを掴まえる。

目立つ色に塗られたバスは空港を出ると、
ゴールデンゲート・カジノがあるハイアット・ホテルを右手に眺めながら、
5分もしないうちに到着した。

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GOLDENBEST George Yanagi&Rannywood


新しいオフィスビルの地下にE-martはあった。

サイズは某駅のロッテマートの半分ほどか、
それでもこちらがほしいものは揃っているので充分だ。
客は5~6名の中国人グループと自分だけでほぼ貸し切り状態で、
笑ってしまうほど空いていた。
なにせ近くにいる店員さんに買いたいモノを告げると、
丁寧に場所を教えてくれる有様だ。

残念ながらカートを教えくれるほど親切ではなかったが。

午前中だからガラ空きなのか、
特別待遇でゆっくり買い物ができてしまった。
空港からの移動がメンドウではあるが、
出発前、忘れたものや足りない土産を買い込むには便利なのかもしれない。
http://www.utravelnote.com/korea/shopping/emarticn (E-mart仁川空港店)

一人暮らしの悲しさで、今夜のオカズだけを買い込み、
キャスターバッグに放り込んだ。
おいおい、これじゃあ「ショッピングバッグ・レディ」だよ。

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ふたたび無料のシャトルバスに乗り込み、空港ビルを目指す。
他に乗客のいないバスは自分のために走っているようで、申し訳ない気がした。

あとはラウンジで薄くないコーヒーと早めのランチが待っている。




10月の毎月ソウル


―完―


プレミアム・ベスト 柳ジョージ 柳ジョージ追悼盤「LIVE'05?Premium Nights」 [DVD] THE LAST TUNE ~『LIVE AT BUDOKAN』完全盤~ 柳ジョージ&レイニー・ウッド 24年目の祭り [DVD]


出発前の10月10日、
63歳でこの世を去った故柳ジョージに哀悼の意を捧げ、
10月の「毎月ソウル」は彼のアルバム・タイトルを刻みました。
ラストはレイニーウッド解散のアルバム・タイトルです。

本文とかけ離れたタイトルになってしまいましたこと、ご甘受のほどを。

今でも忘れない小学校5年のとき。
地元にある大学での学園祭、
その大学にはライブ用の上質のホールがあって、
(たぶん100名ぐらいのキャパシティだと思います
そこでの招待券をもらって、友人とそのお母さんに連れられて観に行ったのが、
「柳ジョージ&レイニーウッド」のライブでした。

エレキ・ギターとオトナっぽい曲調がなんともカッコよくて、
小学生は一発でシビれてしまったわけで。
その頃、「Blues」なんて知りませんからね、歌謡曲一辺倒で。

その前年にも同じ場所で「ダウンタウン・ブギウギ・バンド」を観たんですが
こちらはポップな感じというか、
彼らは当時TVにもよく出ていた人気バンドだったので、
「ライブ」感よりも「有名人」感が強かったのですね。

ジョーちゃんのライブは自分のなかでかなりセンセーショナルで、
これで音楽への憧れが一気に開花。
中学に入ると小遣いは好きなミュージシャンのアルバムにつぎ込んでました。
高校に入るとさらにエスカレートして、足繁くコンサートに通いはじめ、
都内の古レコード屋でアルバムを買い漁るという日々。
ホント「NO MUSIC NO LIFE」でしたね。


柳ジョージ・オリジナルアルバム・Discography

柳ジョージ&レイニーウッド;
「Time in Changes」     1978
「Weeping in the Rain」   1978
「Y.O.K.O.H.A.M.A.」    1979
「RAINYWOOD AVENUE」 1979
「Woman and I... OLD FASHONED LOVE SONGS」1980
「HOT TUNE」         1981
「S・A・Y・O・N・A・R・A」   1981

柳ジョージ;
「GEORGE」        1982
「VACANCY」        1983
「全ての夏をこの一日に」 1984
「タバコ・ロード」       1985
「NIGHT OWL CLUB」   1987
「WILLOW'S GATE」    1988
「WANDERER」       1989
「ATLANTIC WIRE」    1990
「RAW」           1991
「BLUESTORM」      1992
「YOKOHAMA AREA2」 1993
「STORAGE」        1994
「Sycamore Dr.」      1995
「BURNING」        1996
「Sunset Hills」       1999
「Bluesy Sky」       2001


こう書くと、コンスタントにアルバムを出す人だったんですね。
レイニーウッド時代なんか年2枚だ。
(Woman and I... は2枚組)

そんなミュージシャンでしたが、
90年代後半からは「曲が書けない」なんてつぶやきも耳にしてました。

そういえば、インプラントに及んだ前歯2本をケガしたのも5年生だったっけ。



バイバイ、ジョーちゃん。

安らかに。





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コメント 4

rtfk

柳ジョージ&レイニーウッド 大好きです^^)
残念なことでした。。。

by rtfk (2012-03-01 08:48) 

ばうわう

柳ジョージさん、懐かしい…。
私はホントにジョーさんに関して詳しい訳ではないけれど「雨に泣いている」は衝撃的でした!
当時10歳位かな?こんなカッコいいおっちゃんがいるのかと!
今の私、スゴく惹かれる歌声ってハスキーボイスで歌声が泣いてる感じの声なんです。
その原点があの時の衝撃のような気がするんですよねー。
そう!まさに人生初のカッコいいおっちゃんとの出会いだった訳です。よく和製エリック・クラプトンなんて表現されてましたけど(されてましたよね)、私の中ではジーさんの方がカッコいいおっちゃんでした(笑)
ホント一曲の出会いってスゴいものだなぁって…。

すみません!一曲しか知らないのに何かいっぱい書いてしまいました^^;
by ばうわう (2012-03-02 13:59) 

delfin

>rtfkさん

人は去り行くものなのですね・・・

2011年は1月からそういう年でした。。。
by delfin (2012-03-06 14:34) 

delfin

>ばうわうさん

ご賛同いただける方がいてうれしいです。

歌謡曲、しかもTVからの音しか知らないガキには衝撃のライブでした。
そこからずっと「大人の音楽」を求めている気がします。
なので○-popは聞く気にもなれない・・・

「和製クラプトン」はメディアのコピーですね。
ストラト=クラプトンって短絡過ぎですよねえ。
本人はクラプトンより、メイスンが好きだったみたい。

ここのところは「YOKOHAMA"66」を口ずさみながら、
ソウルの街を歩いております。
by delfin (2012-03-06 14:43) 

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