戸惑うチュウモン @Seoul [South Korea (Seoul)]
9月20日。
朝から冷たい風が吹いている。
朝食といってもいいような時間、
スタッフを誘い、ランチを取りに出かけた。
カムジャタンがうまいいつもの食堂へ。
「早いけどこの時間でやってるの?」
「あの店、24時間営業ですよ~?」
「え~。そうなの?
ニホンは24時間営業の食堂なんかないんだよお。
でもオバチャンしか働いてなかった気がするけど」
「ああ、そうですね。24時間アジュマ(オバチャン)ですね」
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2人では大鍋の「カムジャタン」は大きすぎるので、
個別のトゥッペギ(小さい土鍋)に盛られた「ヘジャンク」を頼む。
韓国の人にいわせるとカムジャタンとヘジャンクは、
同じスープで器のサイズが違うだけ、らしい。
確かにいつもと同じいい味のスープだが、
この店のカムジャタンにはじゃがいもが入り、
お手製のスジェビ(デンブン粉で練ったすいとん、ニョッキと同様)が入り、
骨つきの肉よりもその周りの脇役が絶妙にウマイ。
残念ながらヘジャンクにはスジェビは入っていない。
さらにこの店はカムジャタンのシメを雑炊にするのでなく、
刻んだエゴマとノリを足して、香ばしいポックン・パプ(炒めご飯)を作ってくれる。
そいつが絶品でこの店に来ている、そう、いつもそいつが楽しみなのだ。
なので気持ち的には「カムジャタン」を頼みたいのだが、
二人ではどうにも持て余してしまう。
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ちなみにこの「カムジャタン」、
「カムジャ」=じゃがいも、の「タン」=汁もの、ではないので、お間違えなく。
カムジャは背骨肉を表す古語だそうで、
偶然、具材に入れられているじゃがいもと同じ発音で、
韓国の若者でも取り違えて理解している人も多いそうだ。
「普通にヘジャンクを食べるのもおいしいけど、
あの炒飯が食べたいね」
「ああ、あれがスキデスカ?
あれはたしかにオイシイデスネ」
「あれだけメニューにならないか、店の人に聞いてくれない?」
骨についた肉をつつきながら、冗談を交わす。
「イモ~」(店員さんを呼ぶ時の呼称)
「おいおい、ホントに呼ぶなよ。冗談で言ったんだって~」
「このニホンの人がこの店のカムジャタンはホントにおいしいって」
彼はこちらのジョークを受け流し、
退屈そうにお茶を飲みながら話していた店のオバチャンに声をかけた。
「へえ、ニホンの人なの?
じゃあ、ニホンにカムジャタンの店、出そうかしら」
「あはは、そのときはニホンで宣伝してあげるよ」
ランチタイム前、ガラ空きの店内に笑い声が響いた。
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読んでいて唾液が噴出しました(^w^)
by rtfk (2011-12-27 13:12)
ぜひ、日本で美味しいカムジャタンのお店を作って欲しいですね~
いろいろ入って本当に美味しそうです。あったまっていいなぁ~
by tomoe (2011-12-29 10:18)
>rtfkさん
あはは、お褒めいただきウレシイです!
食べ物ネタ少ないんですが、
そうなるとソコに力を入れたほうがいいかな?!
by delfin (2011-12-29 13:25)
>tomoeさん
いやいや、現地の味がいいですよ~
アジアンにしろ、イタリアンにしろ、
日本に来ると「日本味」になっちゃうんだもん。
「現地味」が好きです!!
by delfin (2011-12-29 13:26)