CONTINENTAL PRESIDENTS CLUB @LAX -完- [N.Y. (U.S.)]
ヒドイ話で、気付いたらLAだった。
ボーディングして、席についたとたん眠りこけたようで、
機内食も食べず、飲み物も飲まず、7時間のフライトを過ごしたらしい。
着陸間際になって、目が覚め、トイレに立ち、ミネラル・ウォーターをもらって、
席に戻ると、シートベルトのサインが点灯した。
NY出発時間は7:30。
LA到着時間の10:40。
4時間の時差があるので、東海岸時間なら14:40か。
大陸横断の7時間、ホトンド寝ていたわけだ。
定刻どおり、到着し、またラウンジへ。
ご存知アメリカのバカでかい空港には、
ビジネスクラスやファーストクラスのラウンジも各ターミナルに点在している。
LAX(LAの空港表記の3レターコード)も例に漏れず、たくさんあるが、
その中で「プライオリティ・パス」で使用可能なラウンジは、
US AIRWAYS CLUB
NORTHWEST WORLDCLUB
ALASKA AIRLINES BOARD ROOM
DELTA CROWN ROOM CLUB
CONTINENTAL PRESIDENTS CLUB
RELAX LOUNGE
SKYTEAM KAL BUSINESS CLASS LOUNGE の7ヶ所。
なぜかLAXはレッドカーペット・クラブが入ってない。
次の便は12:47、搭乗までは2時間弱。
さすがに寝ぼけたアタマで広い空港をウロウロする気力もなく、
降りたゲートの真横にあった「CONTINENTAL PRESIDENTS CLUB」に飛び込んだ。
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元気と時間とプライオリティ・パスをお持ちなら、
全部のラウンジを巡っても見ても怒られはしない。
ただしアメリカの空港はダダっぴろいので、
ターミナル移動でシャトルを使って移動してもかなり疲れます。
セグウェイでもあれば、ラクだけどね。
東海岸時間では昼を過ぎていることになり、さすがに空腹を覚えた。
ラウンジで熱いコーヒーとサンドイッチ、リンゴを頬張り、ひと心地。
アメリカのホテルやメンバーズ・ラウンジにはかならず林檎がある。
なんででしょうね。
りんご、といっても日本のよりも小ぶりで、日本のみかんを少し大きくしたサイズ。
手軽にかじれるのだが、甘さは日本産には劣る。
というか、日本の果物は総じて甘い。
ものすごく甘い。
世界各地で果物を頬張っているが、あんなに果物が甘い国はない。
普段になにげなく食べているけど、すごい技術だといつも痛感する。
さきほど東海岸と西海岸の時差を記しましたが、
時差ボケ対策にはあんまり時差を考えないほうがいいですよ。
「現地では何時」「今、ここはこの時間」とおもっていたほうが、
カラダがなじみ、時差ぼけにかかりにくい。
いつまでも「日本は何時だろう?」とか
「何時に出たから何時について、何時…」と計算していると、
まずアタマが現地時間になじまない。
「ジェット・ラグ」=時差ボケに特効薬はなくて、
唯一の解消策が「太陽光線に当たること」だそうです。
太陽光線に当たると「体内時計」が自動的に時差調整をするそうです。
なので、旅先や帰国してからの昼寝はもっともNG。
多少疲れていても日中に散歩して、
水分を多めに補給して代謝を上げ、
太陽光線を浴びたほうがいいようです。
エスプレッソを数杯流し込んで、ようやくお目覚め。
PCを無線LANでアクセスして、取材の画像をチェック。
ビジネス・デスクを占有できるのはありがたい。
この旅もオシマイ。
あとは帰って、原稿を仕上げ、一件落着。
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RED CARPET CLUB @EWR [N.Y. (U.S.)]
部屋に帰って、TVでスポーツセンターを見ている間に眠りこけてしまった。
ふと目覚めると5:00。
帰りのフライトは7:30。
予定外の眠りに青ざめ、アタマの中の時計で時刻を計算した。
リターンのフライトはLA経由の国内線なので、1時間前に行けばよい。
ホテルを6:00に出るシャトルバスに乗れば、6:30前には着く。
といってもあと一時間で荷物をパッケージしなきゃならない。
ホテルに帰ってきた時点で、シャトルバスが出る時間のチェックとチェックアウトは済ませていた。
それとPCでフライトのオンライン・チェックインを済ませたのが救いかな。
早朝に立つので、少しは心配していたが、まさかうたた寝で朝を迎えるとは。
フロントに電話を入れた。
「6:00のシャトルバスに乗るので、ドライバーに告げておいてください」
置いていかれないようにフロントに電話を入れ、クギをさしておいた。
大して買い物はしていないのとカンタンな土産しかない荷物なので、
すぐに詰められそうだったが、土産から帰りに着るものまで、
さまざまなものが部屋中に散らばっていた。
キャスター・バッグに荷物を積み込み、
ロビーに降りると時計は6時ちょうどを指していた。
「空港行きだろ?」
コーヒーカップ片手にロビーにいたシャトルバスのドライバーに声をかけられた。
「そう、間に合ってよかった」
「慌てなくて平気だよ」
「7時半のフライトなんだ、それに寝過ごした。多少はあせるよ」
「7時半なら充分、間に合うよ」
バッグを積み込み、シャトルバスに乗ると、先客が3名いた。
早朝ということもあり、シャトル・バスは10分ほどで空港に到着した。
オンライン・チェックインを済ませているので、ボーディング・パスだけ受け取り、ゲートに向かう。
キャスター・バッグひとつの身は、こういうときに助かる。
あきれるほど厳しいセキュリティ・チェックもあっさり抜け、
ゲート手前にある『ユナイテッド・レッドカーペット・ラウンジ』に滑り込んだ。
格安航空券のエコノミー・クラスでもビジネスクラス・ラウンジが使えるのは、
「プライオリティ・パス」のおかげ。
http://www.prioritypass.jp/JP/index.cfm プライオリティ・パスのサイト
海外の空港なら90ヶ国、500ヶ所で利用可能、というメンバーの特権を今回もシッカリ利用。
(興味がある方はリンクを辿って、情報をご覧になってみてください)
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メンバー資格は4万円ほどしますが、楽天のゴールドカード「楽天プレミアムカード」だと、このPriority Passが付帯します。
楽天ゴールドの年会費は10,500円。
空港、ラウンジによっては、家族や友達も数名の同伴が無料になるところもあります。
乗り継ぎの際にも利用可能なので、年間4~5回のフライトがある人は比較的妥当だと思います。
併せて「楽天ゴールドカード」のサービスとして、
「手荷物宅配サービス」が年3回利用可能です。
空港からの宅配は1回¥1,500ぐらいはするので、x3回なら¥5,000程度ですね。
3回の利用で往復6回ラウンジがつかえるので元が取れると思いません?
出発前の時間にラウンジでゆっくりコーヒーやお酒を飲んでこの値段、どう思います?
エスプレッソをダブルで淹れ、シリアルにミルクを注ぎ、
フルーツにヨーグルトをかけ、席に着いた。
搭乗口が閉まるまで、あと1時間。
長すぎたうたた寝にはあせったが、ラウンジでコーヒーを口にして、ひと安心。
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Hotel Bar @NYC [N.Y. (U.S.)]
昼はマンハッタンにスタジアム、夜はアウトレットを歩き、足はひどく疲れていた。
ホテルに帰り、シャワーを浴びるとようやくひと心地。
連日歩きすぎて疲れていたため、結局、ホテルのジムやプールは使わずじまい。
人もいないキレイな設備だったので、時間があれば使おう、と思っていたが、
街なかを歩くほうがよっぽどエクササイズ。
ジムもプールも覗き込むだけで終わった。
夕食はすでにアウトレットのフードコートで済ませていたが、
疲れすぎたカラダをリフレッシュさせようと、ロビーにあるレストランに足を向けた。
明日は帰国日。
ムリして早寝することもないし、
ロング・フライトには寝不足気味で少しカラダが疲れているぐらいのほうが、
退屈な機内で睡眠をとりやすい。
気分転換にバーでなにか飲もうと歩みを進めた。
「おひとり?」
ジャケットを羽織ったウェイトレスが声をかける。
「そう、なにか飲みたいのだけど」
「カウンターがいい?テーブルがいい?」
「くつろいで座りたいからテーブルでいいかな?」
「どちらでもかまわないわよ、食事時も過ぎているからご覧のとおりだし」
夕食時をとっくに過ぎた店内にはカクテルを傾ける客が数組いるだけだった。
「コーヒー、もらえる?」
「OK」
コーヒー・カップを片手にウェイトレスが戻ってきた。
「もう閉店だった?」
「そんなことないけど、夕食時間を過ぎるとお客さんがパッタリいなくなるのよ」
「なら、よかった。片づけをはじめているからジャマな客かと思ったよ」
「ああ、あれは明日の朝食のセッティングよ」
「なるほど」
「中国人?韓国人?日本人?」
コーヒーを注ぎながら、彼女は質問を投げかけた。
「日本人」
「アラ、メズラシイ。アジア系は多いけど、日本人は珍しいわ」
「英語をしゃべるのが?それとも数が少ないから?」
「両方よ。ビジネスの人は多いけどね。でも観光客じゃないでしょう?」
「そう、仕事。NFLの取材」
「ジャイアンツ?でもわたしはメッツ・ファンなの」
「あいにくジェッツの取材を終えたところ。ジャイアンツはチャンプなのに人気がないねえ」
「それはメッツも同じよ。みんなヤンキース、ヤンキースって」
「それはよくないね。あんな『クソ』・・・シツレイ、チーム」
「でしょ、メッツ・ファンからすると『クソ』なのよ。
でもマツイもいるから日本人のファンは多いわよ。なのにアナタは?」
「レッドソックス・ファンだからね」
「じゃあ、お互い『Yankees SUCK!!』(くたばれヤンキース!)ね」
「NFLはあまり興味がない?」
「う~ん、野球のほうがスキかな。でもブレッド・ファーブが来たのは話題になったわよ」
「そのファーブの取材のために来たんだ」
「へえ。日本人はMLBだけかと思っていたわ。NFLにもいるの?」
「いや、それはまだ『夢』だね」
「イチロー、マツザカ、マツーイ・・・メッツにも誰かいい日本人来ないかしら」
「そうすれは『ミラクル・メッツ』も復活だね」
シンジョーやヨシイ、カズオなどが、
かつてメッツにも日本人が在籍していたことは口にしないでおいた。
「いつ日本に帰るの?日本からいい選手運んできてよ」
「明日の早朝帰るんだ。探しておくよ」
「おかわりが必要なら声をかけてね」
彼女は陽気に笑いながら、キッチンに戻っていった。
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Outlet Mall @NYC [N.Y. (U.S.)]
駐車場を出ると「Willets Point-Shea Stadium」駅はすぐ目の前だった。
どうやら公園にだまされ、思いっきり遠回りをして、コートにたどり着いたらしい。
かなり無駄な距離を歩いたが、正面ゲートを捉えられたのでOKかな。
旅先なんて、いつもこんなもので「無駄」を嘆くよりも
そこで見つけたなにかを楽しめないと旅先の喜びは少ない気がする。
陽が落ちると、とたんに空気が冷えてきた。
ネタになりそうなものはひと通りおさえ、これにて終了。
と思ったが、翌朝の出発前にもう一ヶ所、足を伸ばしてみることにした。
日本人観光客に人気の「アウトレット」がホテルに近いエリアにあったのだ。
「ジャージー・ガーデンズ・アウトレット・モール」はニューアーク空港からも近く、
空港からは無料のシャトルバスが運行している。
ニューアーク周辺のホテルに滞在なら、
ホテル~空港~アウトレットをシャトルで無料で行き来できてしまうのだ。
マンハッタンからのアクセスなら、
ポート・オーソリティー・バス・ターミナルから定期路線が運行、$5,25で行くことができる。
マンハッタン滞在の観光客に人気があるのは「ウッドベリー・コモン・プレミアム・アウトレット」だが、
実はこの「ジャージー・ガーデンズ」は40分ほどでたどり着くことができる。
ウッドベリーへはバスの本数も限られてる上、$40ほどかかり、距離的にも一日がかり、
日程に余裕がないなら、ちょっと足を伸ばせば行けてしまうジャージー・ガーデンズは穴場なのだ。
さらにニュージャージー州はニューヨーク州よりも収税が安いので、お買い物にはお得です。
http://www.jerseygardens.com/
Jersey Gardens Outlet Mall のHP
[Infomation]を覗けば、バスの時刻表が載っています。
#111か#115のバスが1時間に1~2本運行。所要時間40分。
ジャージー・ガーデンズが終着なので、迷うことなく、安心。
路線バスに乗り、ジャージー・ガーデンズへ。
月曜日、というのにモールはかなり混んでいた。
食事場所はほぼ満席、コーヒー・ショップさえ、人があふれている。
仕事帰りの人たちが家族と集って来ているのだろうか、
リーマン・ショックとニュージャージーという土地柄を忘れさせるほどニギヤカだ。
モール内を歩いてみるとどうやら「ジャージー・ガーデンズ」は手軽なアウトレット、という印象。
高級ブランドのアウトレットが建ち並ぶ「ウッドベリー」とは異なり、
普段使いのブランドがアウトレットでさらにお買い得なプライスになっていた。
普通のお買い物がしたい方、「Jersey Gardens Outlet Mall」は穴場ですよ!
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Grand Slam @NYC [N.Y. (U.S.)]
シェイ・スタジアムに別れを告げ、地下鉄の駅へ。
駅を通り過ぎ、テラス状になっている舗道を抜けると大きな公園が見えてくる。
「フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク」と呼ばれる大きな公園。
そこの右手に併設されているのが「USTAナショナル・テニス・センター」、
テニス・グランドスラム大会のひとつ「USオープン」が行われる会場だ。
舗道からはセンターコートがある巨大な「アーサー・アッシュ・スタジアム」が見える。
平日の午後、公園にひと気は少ないが、ジュースとホットドッグを売る売店が出ていた。
マンハッタンを歩き周り、スタジアムを一周したせいだろうか、
昼飯を食ったにも関わらず、空腹感に襲われた。
「ホットドッグ、1つ」
「チャップとマスタードは?」
屋台を切り盛りしていた中華系のオヤジがぶっきらぼうにいう。
「両方。あとアイスティも1つ」
ホットドッグ$2、アイスティ$1。
ぶっきらぼうなオヤジから受け取ったドッグをぶっきらぼうに頬張った。
燃料を入れ、公園を歩く。
やはりアメリカ、ジョギングする人が多い。
最近はヘッドフォンをして走る姿が定番だ。
公園を走り回るリスをからかいながら、コートへ入る入口を探した。
時計回りに外周を歩くが、入口がない。
駅に近いチケット売り場は当然、閉ざされていたし、
正面玄関にあたるゲートも施錠されていた。
それでも金網の向こうのオープン・コートでは、プレイしている人がいたので、
かならずどこかに入口はあるはずだ。
野球場2個分を歩いた後、さらに歩き続けて、さすがにシンドイ。
途方に暮れかけた時、コートでレッスンする子供たちの声が聞こえてきた。
やはりどこかから入れるはずなのだ。
円の外周を80%ほど回っただろうか、駐車場入口のカンバン。
出入りしている車を見つけ、ようやくゴールの予感。
通りの向こうには地下鉄の駅が見えていた。
う~~ん、公園につられて、反対に回ってきてしまったのだ。
駐車場を進むと「アーサー・アッシュ・スタジアム」の入口にたどり着いた。
その右手には4面のコートが並んでいて、子供相手にコーチが球出しをしていた。
さらにその右には大会時の選手受付である「プレイヤー・レジストレーション」があり、
並びには小さなショップとスクールの受付事務所があった。
ダメモトで受付事務所に入ってみる。
「いらっしゃい、なにか御用?」
「いや、コートが見たいんだけどいいですか?」
「かまいませんよ、見学は自由」
「ありがとう」
事務所の奥にコートへのエントランスがあり、
そこを抜けるとさっきの子供たちがボールを打ち合っている。
大会時は「プラクティス・コート」として使われるのだろう。
仕切りのないコートがそれを連想させた。
実際に試合が行われるコートへ足を運ぶ。
15番までのコートは至って普通のコートで、
友達同士だろうか、和気あいあいとプレイしている人々もいた。
バカデカイセンターコートは25,000人収容、
この巨大アリーナはテニスを観戦するサイズじゃないよな。
一昨年のウィンブルドン「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」
(All-England Lawn Tennis and Croquet Club)に続いてのグランドスラム来訪。
でもどうもピンと来ないというか、熱が高まらない。
テニスはもっぱらやるもので「テニス観戦」しないからか?
NFLやMLBのスタジアムを訪れたときの興奮がやってこないのだ。
そう思いながら、コートを去ると、陽が暮れはじめていた。
全米オープン公式サイト
http://www.usopen.org/en_US/index.html
USTA公式サイト
http://www.usta.com/
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Citi Field @NYC [N.Y. (U.S.)]
新旧2つのスタジアムを眺めるために、右手に進んだ。
工事中の新スタジアムは、まだ外観ができ上がった程度。
残念ながらフェンスに閉ざされていて、中がよく見えない。
スタジアムに沿うように右に流れると、
通りの反対側には、小さな自動車工場がたくさん軒を連ねていた。
野球場のすぐ裏手に自動車修理工場、というまったく噛み合わない風景。
日本であれば、売店や土産物や食事をするような店が軒を連ねるのだろうが、
この国では野球場のすぐそばだろうがなんだろうが、普通の生活がそこにある。
カメラ片手に歩いていると、通りの向こうの整備工がいぶかしげな顔で眺めていた。
でき上がる前の球場を眺めて歩く物好きなど、あまりいないのだろう。
ましてそれがアジア人ともなれば、なおさらだ。
目が合った整備工にカメラを向けると、おどけてポーズをとってくれた。
標準レンズでは遠すぎて、カレを捉えられなかった。
手で合図して、歩みを進めた。
周囲を歩いたが、工事のフェンスは人目を避けるように、高く、隙間もない。
工事中だからしかたがないか。
ちなみにこの新スタジアム、まん丸のシェイ・スタジアムに比べると、かなり凝ったデザインだ。
ドジャーズがブルックリンにいた時に使用していた「エベッツ・フィールド」をイメージしている。
近年のMLBスタジアムは、
ボルティモアの「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」の成功を受けてから、
クラシカル・モダンなデザインが主流を占めている。
シティ・フィールドもそれを踏襲した形だ。
センター方向からレフトへ流れると、「旧」となったシェイ・スタジアムが見えてきた。
ゲートやフェンスがあるものの、こちらは開けっぴろげ。
解体されるのを待つだけのスタジアムが物悲しい。
新スタジアム柿落としの頃には、ここは巨大な駐車場となっている予定なのです。
近い距離で撮影したかったので、ゲートを無視して、歩みを進めると、呼び止められた。
「関係者か?」
「NO」
カメラ片手のアジア人の関係者がいるとは思わないが、素直に明確に、大声で答えた。
「ダメだよ、入ってきちゃ」
「写真を撮りたくてね」
「ダメダメ。警備がいなかったか?止められなかったかい?」
「いたけど、気にも止めなかったみたいだよ」
「しょうがねえな、フェンスの向こうに出てくれよ」
「近くで、写真を撮らせてくれない?」
「ダメダメ、出て出て」
「じゃあ、ここで一枚撮ったら行くよ」
「仕方ないな、撮ったら行けよ」
謝りながら、数枚撮影し、フェンスの向こうを目指した。
工事現場だから、部外者の立ち入りを禁止しているのは、仕方がない。
それでも最近のこの国は「関係者以外の立ち入り」にやたら敏感だ。
10年ぐらい前までは、試合のない日のスタジアムはいい加減で、
搬入口が空いていれば、そこから中に入ることができた。
芝のフィールドに入ることも可能で、グランド整備のスタッフがいても、
ズガズガ入り込んできたこちらにもあまり気を止めることもせず、そのまま作業を続けていた。
プロの試合が行われる芝のフィールドに立つことができたし、
写真を撮っていても咎められなかった。
ソルジャー・フィールドでは、サイドラインの写真を撮ったし、
キャンドル・スティック・パークでは控えのキッカーがFGの練習をしているのを、
写真を撮りながら、長い時間、ベンチに座って眺めていた。
あれはもう「昔」のお話しなのだろうか。
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Good Bye Shea Stadium @NYC [N.Y. (U.S.)]
地下鉄を乗り継ぎ、クイーンズ地区を目指す。
お次はMLBメッツのホーム・スタジアム、シェイ・スタジアム。
ラガーディア空港にも程近いこのスタジアムは観戦に出向いたことはなくても、
NY到着時に機内から、あるいはマンハッタンへ向かう車窓から見たことがある人は多いと思う。
空港から近いせいで、ちょうど離着陸のルートに重なってしまい、
飛行機の騒音がカナリうるさいスタジアムとしても有名だ。
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地下鉄駅はその名も「Willets Point-Shea Stadium」、
ヤンキー・スタジアム同様、スタジアム名が駅名になっていて、わかりやすい。
同じくダウンタウンにMLBのスタジアムを2つ有するシカゴも、
街なかを走る「ループ」(高架鉄道)はスタジアムを駅名に冠してました。
やはりアメリカにおいて、ベースボール・フィールドは日常生活に入り込んでいるのですねえ。
駅を降りたこのエリアは「フラッシング・メドウズ・パーク」とも呼ばれており、
左手に出るとシェイ・スタジアム、
右手に出るとテニスの4大大会が行われるナショナル・テニス・センターがあり、
一大スポーツ・コンプレックスとなってます。
駅からシェイ・スタジアムに向かって右側に新スタジアムは建設中。
すでに解体作業がはじまっているシェイ・スタジアムと肩を並べています。
新スタジアムには「CITI」の巨大なカンバン。
ネーミング・ライツを「シティ・バンク」がおさえたわけですが、この経済危機でどうなることやら。
「シェイ・スタジアム」の由来は、
1957年、ニューヨークに本拠を置いていたブルックリン・ドジャース、ニューヨーク・ジャイアンツが、
それぞれ西海岸に移転し、NYはナショナル・リーグのチームを失ってしまったわけです。
そこで弁護士のWilliam A Sheaがナショナル・リーグに新チームを作ろう、
と尽力し、それにより新チームが生まれました。
チームのニックネームは、1880年代に存在したニューヨーク・メトロポリタンズにちなみ、
NFLジェッツ、NBAネッツとの語呂から「メッツ」と定めたそうです。
(NHLレンジャーズはこの語呂合わせにハマらないので、チャンピオンになれない、とのウワサも(笑)
チームは功労者である彼の名をスタジアム名に残したわけです。
ちなみにメッツのチームカラーはNY市の旗にも使われているブルーとオレンジですが、
ブルーはドジャーズ、オレンジはジャイアンツ、とNYにいたチームの名残り、ともいわれています。
シーズン終了後、球場関係者やメッツOBにエピソードを語ってもらうMLBの特集番組がありました。
番組の最後に、登場した人々が「Good Bye Shea」と一言だけ、
別れを口々にするカットがフラッシュで送られていくんですが、これには涙が出そうになりました。
メッツ・ファンではないけど、グッときた。
と、スタジアム1つでこれだけネタが出てくるわけですが、
冠スポンサーが付くと、そういうエピソードもなくなってしまうのは、少しさびしいですねえ。
すでにスポンサーの権利が発生しているのか、
完成はまだ先なのに、「CITI FIELD」の文字だけは早々に掲げられている。
一方、旧スタジアムの「SHEA」のロゴは手早く外されているのが物悲しい。
リーマン・ショックの余波はシティ・グループにも押し寄せ、
公的資金導入でこのスタジアムの命名権も揺らいだようですが、ひとまず「継続」で、追いついた様子。
権利手放せば、貴重な写真だな、これ。
そういえば地下鉄の駅名はどうするんだろ?
まさかそこにもネーミング・ライツが影響しないよね?!?!
いずれにしろ Good Bye Shea!!!
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Madison Square Garden @NYC [N.Y. (U.S.)]
翌日はふたたびマンハッタンへ。
昨日はゲームが終わると、日が沈み始める時間だった。
取材を終えて、慌ててシャトルバス乗り場に向かうと、
そこに最後のバスが最後の列を飲み込んでいた。
「乗れる?」
「ダイジョウブ、間に合ったよ」
チケットをチェックしている彼に話し掛けると、そう答えてくれた。
ポートオーソリティ・バスターミナルでバスを降り、
地下鉄、PASS、NJトランジットを乗り継ぎ、ホテルへ。
カメラバッグを部屋に置くと、一日の取材の疲れがドット出た。
シャワーを浴びると夕食も摂らずにベッドに沈み、長い一日が終わった。
今日も日差しは強く、心地よい。
10月というのにバカ陽気、といってもいい心地よさ。
ヤンキー・スタジアムに続き、今日もスタジアム巡り。
まずはマディソン・スクエア・ガーデン。
NYに来てわかったことだが、こいつもリニューアルの真っ最中。
世界的の有名なこのアリーナは、
NBAニューヨーク・ニックス、
NHLニューヨーク・レンジャーズのホーム・アリーナ。
WWEやライブの会場としても使われる多目的ホールだ。
2万人収容のこのアリーナ、ペンシルバニア駅と建物を共用している。
駅への入口とアリーナへの入口はちょうど真反対。
元々はマディソン・スクエアに立てられたため、この名がつけられた。
4度の移築を受け、1968年、今の場所に建てられたものだが、
名前はそのまま引き継いだのですね。
新しいものがはびこるスポーツ・アリーナの中ではかなりの年期ものです。
でも「ネーミング・ライツ」が常習化している昨今では、
古くからのホームの名称が変わらないのはファンにはうれしいでしょうね。
チケット売り場手前のホールでは、
MSGで催されたイベントやニックス、レンジャーズの写真が飾られていた。
改装前の「メモリアル・ピクチャー展」ですな。
「NYのお荷物」ともいわれるレンジャーズの写真は、
やたらと古いものばかり…
う~~ん、ちょっと物悲しいなあ。
改装して、強くなるといいですねえ。
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Security @NYC [N.Y. (U.S.)]
あの「事件」以降、この国では空港に限らず、人が集まるところのセキュリティは異常に厳しくなった。
スタジアムや野球場も例外ではなく、入場に際して手荷物は厳しくチェックされる。
特に液体物の持ち込みは一切NGなので、ペットボトルはモチロン、
カップに入った飲みかけのジュースすら、持ち込みが許されない。
人々ももう馴れたもの、見つかれば没収、廃棄されるので、
ゲート前で飲み干したり、自分から捨ててしまう人がホトンドだ。
いつまで続くんだろう、この状態。
そう、平和な日常ではあるものの、この国は今だ戦時下。
自国の領土で戦っていないので見落としてしまいがちですが「戦争状態」の国のひとつなのです。
セキュリティのキビシサは、報道陣にも厄介なことになっている。
取材パスで行き来できる範囲は制限されるし、事あるごとに提示を求められる。
まあ、このあたりは不審者の排除でもあるのだから、笑顔で協力できるが、
行き来できる範囲が制限されるのは、なんとも困る。
取材に関しては、他のスタジアムがそれほどではないので、ここNYはやや過敏。
まあ「あのニューヨーク」であるから、しかたがないのかもしれない。
スタンドでもその影響は出ていて、
ジェッツ名物でもある元消防隊員で熱狂的なジェッツファンの「ファイアーマン・エド」も、
おとなしく着席している。
ここぞ、というシーンになると、スタンド前列に足を運び、
例の「ジェッツ・チャント」を指揮しているが、
コールが終わると、またおとなしく自分の席へ。
その姿を記者席から眺めていて、少し微笑んでしまった。
かつては試合時間のホトンドをスタンドとフィールドの間のネットやフェンスによじ登って、
フラッグ振り回し、サイレン鳴らして、応援を煽ってましたが、
セキュリティの影響で制限されているのでしょうね。
あるいはカレがお年を召したから、疲れちゃって着席したのかな。
それはないよな、きっと。
そんな状況下でも名物「ジェッツ・チャント」は健在。
「J!E!T!S! JETS!JETS!JETS!」と
アメリカの応援風景では珍しい、スタジアムが一体になってのコールは圧巻。
相手チームはきっとイヤだろうなあ。
お世辞ではなく、このコールは「聞きごたえ」がある。
スタンドで「D-FENCE」と大声で叫ぶのが地元チームへの顕著な応援風景ですが、
この「ジェッツ・チャント」はジェッツ・ファンでなくても、NFLが好きならシビれるはず。
ファイアーマン・エドが合図を出すタイミングも絶妙で、
ジェッツがチャンスのとき、あるいはピンチのとき、
それもプレイが止まった瞬間に繰り出すわけで、フィールドのプレイをジャマすることがない。
時折、真似したファンが「チャント」を繰り出すが、間が悪いのですね、これが。
テールゲートとともに一度、体感してみてください。
ジェッツ・ファンでなくても、「トリハダ」ものの瞬間ですよ。
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Fun! Fun! Fun! @NYC [N.Y. (U.S.)]
バーベキューの煙をかいくぐりながら、もう少しテールゲート探索。
こんなにも写真のネタがあるか、というほど楽しい画がたくさん。
試合前だというのに、肩組んで酔っ払っている人はいるし、
キャッチボールしているのはいるし、球場周辺の駐車場は巨大な公園状態だ。
試合に向かい人々のなかに親子連れが多いことに気づく。
そろいのチームジャージを着て、旗やタオルを振り回して、気分上々。
日曜のゲームらしい光景だ。
フェイス・ペイントのショップで張り込み。
客としてやってきた親子に声をかけた。
「息子さんに話し聞いてもいいかな?」
「いいですよ。ホラ、日本のマガジンだって!」
そう父親が紹介すると、ティーンエイジの息子はイキナリ照れた。
「好きな選手、教えてくれない?」
「ファーヴ!」
胸のジャージ、、4番が誇らしげだ。
「スキなプレイはある?」
「パス・プレイかな?でもディフェンスのがんばりもカッコいい」
なかなかツウなお答え。
「息子さんとは毎週見に来るんですか?」
「会社が持っているシーズン・チケットが余ると連れてこられるんだ」
10月の時点では予想を覆す好調振りを見せていたジェッツ、
それでもこの週の対戦相手はわずか1勝のシンシナティ・ベンガルズ。
弱い相手との試合だと、チケット・ホルダーも試合を見送ることがある。
もし日本から観戦旅行を考えていて、人気チームを見たい場合は、
対戦相手が弱いチームやAWAYのゲームが穴場です。
意外と当日券が買えちゃったりもします。
「では、ゲーム、楽しんでください」
ちびっこインタビューをしている間にフェイス・ペイントが終了。
彼らの後を追うように、ゲートに足を向けた。
アメリカのスタジアムではセキュリティの都合から自前の飲み物を持ち込めなくなった。
そのせいか、ゲート前でビールの缶を飲み干す姿をよく見る。
没収されるぐらいなら、飲んじまえ!ってか。
おかげで入場ゲート周辺は酒くさい。
なかでもビールは打っているのにねえ、盛り上がった気分はとめられない。
このあたりも日本の花見に似ているかな。
メディア・パスをゲットし、ゲートを抜けると、ファンがもう声を張り上げている。
「J! E! T! S! ジェッツ!ジェッツ!ジェッツ!」
ジェッツ名物「ジェッツ・チャント」だ、
これ、スタジアムで実際に試合中に耳にすると、鳥肌モノですよ。
これ聞くだけでも来た甲斐があるかも。
ね、ファイアーマン・エド!!
現地ルポの模様は11月末に発売された【タッチダウンPROマガジン】12月号(No.149)の
巻頭カラー、22ページからの4ページ特集記事として掲載されています。
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Tailgate Party @NYC [N.Y. (U.S.)]
フットボールにはゲームだけじゃなく、別の角度の楽しみがある。
スタジアムの駐車場で行われる「テールゲート・パーティ」がそれだ。
試合開始前の朝早くから、駐車場の片隅を陣取り、
バーベキューやビール片手に日曜のデイタイムを楽しむのである。
アメリカのスタジアムならではの光景で、
なかでも「NFLのゲーム」となると、熱を入れた「パーティ」が繰り広げられる。
「試合毎に行われる花見状態」と形容すれば、日本の人にはわかりやすいかな。
前述しましたが、NFLのホームゲームはわずか8試合。
4ヶ月で8試合しかないなのだから、
観戦や応援はモチロン、「パーティ」にも気合が入るわけです。
日本でもおなじみになってきたバーベキューのグリルはモチロン、
クーラーボックスや折りたたみのイスなんてのはかわいいほうで、
発電機持参で冷蔵庫やTV、テントからバカでかいソファーまで運んできている。
古いゲームのビデオを見たり、フットボールでキャッチボールしたり、
マト当てゲームに熱中したり、ひたすら酔っ払ったり・・・
楽しみ方は人それぞれ。
もし現地でフットボールを見るチャンスがあったら、
試合開始のかなり前から駐車場に足を踏み入れてみると楽しいですよ。
「日本から観にきた!」なんていったら、大いに歓迎されると思います。
さて、ジャイアンツ・スタジアムの「テールゲート」はというと・・・
これがスゴイ!
ジェッツの「テールゲート・パーティ」は、熱の入れ方が違う!
取材と自分の観戦をふくめて、20ヶ所ほどスタジアムを見てきましたが、
ジェッツのテールゲートはスゴイ!
って、なにがすごいかというと、
テールゲート・パーティの規模が違う。
やっている個所が多い。
集っている人が多い。
「イタ車」だらけ、です!
う~~ん、ステキすぎる。
テールゲートの持ち上がりはある程度予測していたが、これほど熱が入っているとは。
カメラ片手に取材のしがいがあるなあ、こいつは。
というわけで、ワラワラ酔っ払って盛り上がっているところに分け入っていく。
「このクルマのオーナーは?」
「おれだけど?」
「写真撮らせてもらっていいかな?」
「かまわないよ。日本人?」
「そう、日本の月刊誌の取材です」
「へえ、日本人もNFLを観るのか。
日本ではスモー・レスリングとベースボールが人気スポーツじゃないの?」
「正解。ベースボールは昔から人気があって、最近は若い人は『サッカー』(アメリカ英語)かな」
「イチローにマツーイ、だろ?」
「よくご存知で。でも日本にも熱狂的なNFLファンがいるんですよ」
「日本でもNFLファンがいるとはねえ。よかったらおれのクルマの中も見るかい?」
「ありがと」
そういうと、ジェッツカラーにペイントされたバンの運転席を開けてくれた。
「テールゲートの優秀賞に表彰されたこともあるんだ」
「へえ、そんな賞があるんだ。
ところでここに集まっているみんなはファミリー(親戚)?」
「いや、知らないもの同士さ。
ネットのコミュニティで知り合って、駐車場番号を教えて、勝手に集っているだけ」
「知らない同士?へええええ。で、この後はみんなで観戦?」
「いや、おれはゲームにはいかない。テールゲート専門さ。ここにあるテレビで試合を観るよ」
「え?試合に行かないの?」
「そ。テールゲートが趣味だからね。お宅が執筆している日本の雑誌、一冊もらえないか?」
多めに持参してきた本誌をあげると、うれしそうにページをめくっている。
「サスガに読めないね。おーい、みんな! 日本のNFLの本をもらったぜ!!」
ビール片手のカレが仲間に呼びかけると、アっという間に彼らに取り囲まれた。
ゲームの楽しみ方は人それぞれ。
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巻頭カラー、22ページからの4ページ特集記事として掲載されています。
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To Stadium @NYC [N.Y. (U.S.)]
ポート・オーソリティ・バス・ターミナルのチケット売り場は混雑していた。
スタジアム行きのシャトルバス・チケットを売りさばく窓口が臨時で増設されている。
この季節は週末の恒例なのだろう、ジャージ姿の客がおとなしく列を作っている。
グッズを身に付けたファンで膨らむ臨時のチケット売り場はさながらスタジアムの雰囲気だ。
NFLの公式戦は16試合。
近年でこそBYE WEEK(試合がない週)を含むから
レギュラー・シーズンは17週間に渡っているが、
NFLに興味がない人は意外とこの事実を知らない。
基本的に毎週に日曜に1試合、
(好対戦は『マンデー・ナイト・フットボール(MNF)』といって、月曜の夜に全国放送される)
ホームで行われる試合は16試合のうちの半分=8試合。
地元で見られる試合はわずか8試合だけなのだ。
そのため、ファンの熱狂度は熱く「フットボール・クレジー」と呼ばれる。
週末TVの中継にクギ付けになる亭主を皮肉って
「フットボール・ウィドウ」なんて言葉もあるほどだ。
ここNYでは、例外的に毎週NFLを観戦することができる。
ジェッツがホーム・スタジアムを間借りしているため、
ジャイアンツがいないときはジェッツが、ジェッツがいないときはジャイアンツの試合が行われる。
BYE WEEKを挟むようになり、「毎週」ではなくなってしまったが、
フットボール・シーズン中はほとんどゲームがあるNFLでは珍しいフランチャイズだ。
とはいえ、両方の試合に足を運ぶファンは珍しい。
ヤンキース・ファンがメッツの応援に行かないのと同じ理屈ですね。
今ではその棲み分けも薄れつつあるが、
ブルーカラー=ジェッツ、ヤンキース、
ホワイトカラー=ジャイアンツ、メッツ、というのが定番。
クレジットカードでチケット購入。
シャトル・バスは往復で$10。
初めて乗るときは不安だが、ジャージやキャップ姿のファンに追随していけば、迷うことはない。
窓口で尋ねれば乗り場の番号もちゃんと教えてくれる。
シャトルはピストン状態で運行、席が埋まり次第、発車する。
30分もかからずにハドソン・リバーのトンネルを潜り、スタジアムに導いてくれる。
次から次に到着するバスは、コレでもかと、ジェッツ・ファンを吐き出している。
ちなみにバスを降りた場所が帰りのシャトル乗り場だ。
見失わないようにチェックしておくことが大事。
アメリカのフットボール・スタジアムには、ほとんどの客がクルマでやって来る。
スタジアムの周りは広大な駐車場が展開しているので、入れません、なんてことは滅多にない。
車で行くことが定番化しているため、チームの案内や観光局などで尋ねても、
クルマでのルーティングしか記されていないことが多い。
とはいえ、クルマ以外のアクセス方法はかならずあるのでご安心を。
アッチコッチで根気よく聞き続けるのがポイントです。
野球の歴史は古く、かつての球場はほとんどダウンタウン・エリアあった。
仕事帰りに足を向けることがかんたんな近場にあったのだ。
NFLのフランチャイズはベースボール・スタジアムを併用していた時代があり、
古い球場時代はアクセスも容易かった。
時代は移り変わり、NFLは右肩上がりの好成長、
「専用スタジアムを!」と意気込むチームが増えた。
スタジアムを造るには市や地域の承認を受けなくてはならない。
ただスタジアムを造るだけではなく、新しい地域の復興を絡め、建設にこぎつける、
というのが、近年のトレンドだ。
工業用地や治安の悪かったエリアに新スタジアムを建設し、
スタジアムを中心に新興地区として開発してしまう。
シアトルやフィラデルフィアなどがその例だ。
そのため、新しいスタジアムはダウンタウンからは少しアクセスの悪い場所となり、
旅行者にはこれがちょっとしたハンデです。
NFLの場合には、「GAMEDAY用のシャトルバス」が運行されていることが多いので、
これを上手に使いましょう。
逆にシカゴなどは、郊外に新スタジアムを拒否した例。
住民投票でベアーズの本拠地「ソルジャー・フィールド」の移転を拒み、
結局、全面改装して、生まれ変わった、という経緯があります。
これはシカゴならでは、という気がしますが。
なにせシカゴはダウンタウンを走る「ループ」という列車が空港に乗り入れているのはモチロン、
MLBカブス、ホワイトソックス、NFLベアーズ、NBAブルズ(NHLブラックホークスと共用)の
アメリカ4大スポーツのフランチャイズがすべてこの列車で行けるのです。
目の前にはゲームが行われるジャイアンツ・スタジアム、
その向こうには新設されている新スタジアムの姿が見えた。
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BS blog Ranking
GAMEDAY @NYC [N.Y. (U.S.)]
日曜日、仕事本番のGAMEDAY。
今日も日差しは眩しく、10月上旬と思えない気温。
フットボール・シーズンとは思えない陽気。
NYでのボールゲームなら、重装備の防寒着、マフラーに帽子、
グローブというのが定番の観戦スタイル。
ところがこの気温ならTシャツでも充分そう。
午後1時のキックオフにあわせて、少し早めにホテルを出発。
しかしちょっとルーティングが厄介だった。
ご承知の方は多いと思うが、ジャイアンツ・スタジアムは、
ニュージャージー州イースト・ラザフォード、メドウランズにある。
方向的にはマンハッタンの北西、時計でいうなら10時の方角。
滞在したホテルはニューアーク空港にほど近いのでマンハッタンの南西、
同様に8時の方角だ。
ゲームに向かうにはハドソン川に沿って、
ニュージャージ・サイドの南から北へと移動しなくてはならない。
8時の方角から10時の方角へ移動するなら容易そうなのだが・・・
前日、ホテルのフロントマンにダメモトで聞いてみた。
「ここからジャイアンツ・スタジアムへ行くバスはあるかな?」
「ないでしょう、それにバスを使ったことがないからわからないなあ。
クルマなら30分もかからないよ」
アメリカン人に道を聞くと、だいたいクルマでのルーティングが答えとしてやってくる。
「クルマはないんだ、バスで行けないかな」
「バスならマンハッタンに行って、そこでシャトルバスだね」
「それなら知っているんだ。
NJサイドにいるからもっとカンタンにまっすぐいけないかと思ってさ」
「じゃあ、キャブだね」
「タクシーか、いくらかかるかな?」
アメリカのタクシーはいつのまにかバカ高くなっていて、
ちょっと乗るだけで意外と大枚がかかる。
ちょうどそこにチェックアウトの客待ちのドライバーがやって来た。
「おお、キャシー、ジャイアンツ・スタジアムまではいくらか刈る?」
「そうねえ、3~40分で$200ぐらいかな?予約する?」
「OH!」
思わず、オドロキが口をついて出た。
「ありがと。情報がわかっただけでも助かるよ」
そんな金額がかかるなら空港まで行って、レンタカーを借りちまったほうがよっぽど安上がりだ。
アメリカのレンタカーはネット経由なら$30ぐらいで借りれてしまう。
アレコレ考えてみたが、無難にゲーム・デイ専用のシャトルバスで向かうことにした。
ホテルのシャトル
↓
エアポート・トレイン
↓
NJトランジット
↓
スタジアム行きシャトルバス、というルート。
NJトランジットの駅に着くと、昨日会った駅員にまた声をかけられた。
「おーい、じゃぱーん。また会ったな」
「ポート・オーソリティ(バス・ターミナル)に行くんだけど、どっちが早い?」
「それならペンから歩くと早い」
昨日のように隣の駅でパス・トレインに乗り換え、WTC駅で地下鉄に乗り、ポート・オーソリティ駅へ、
となると乗り継ぎや乗換えで時間がかかる。
NJトランジットでそのままペン駅までで行き、4ブロックほど北に歩いてポート・オーソリティへ向かうほうが早いのだ。
どういうわけか、料金はかさんでしまうが、そっちのほうがメンドウがなかった。
「チケット、いくら?」
「これだよ。ペン駅まで$15」
そういうとまたポケットから乗車券を取り出した。
(おまえさん、また持ってんのかい!)
と言葉は口には出さず、お金だけ差し出した。
「10分後に来るやつに乗れば、ペンに直で着くよ」
「そう、助かるよ」
「いい休日を!」
笑いながらチケットを受け取り、乗り場に向かった。
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Local Bus @NYC [N.Y. (U.S.)]
郊外行きの路線バスは、陽が落ちた真っ暗な高速を走っていた。
知らない国で路線バスや市バスに乗る場合はコツがある。
それさえわかれば、安くて便利な移動手段をどこの国でも使うことができるはず。
まず乗る際に、自分が行きたい場所をドライバーにわかりやすく告げる。
できることなら通りの名前や駅や市役所のようなランドマークとなる場所のほうが都合がいい。
「ホテル名」や「観光スポット」だけではNG。
観光客には馴染みがあっても、地元の人の生活にはあまり縁がなかったりするからですね。
ドライバーがOKを出したら、乗車。
「ついたら教えてね」と一言入れておくと好印象。
海外のバスの場合、料金はホトンド前払いで払うことが多い。
料金箱にいわれた金額を放り込んでも、それで安心してはいけません。
できることならドライバーの真後ろに座り、
彼(海外だと彼女の場合も多い)の声と目線が届く範囲を陣取る。
ただしアメリカなどだとドライバーのスグ後ろは『優先席』だったりするので、
そこは避けましょう。
あとは近くなったらドライバーが教えてくれます。
正確には「教えてくれるはず」です。
彼らはけっこう、というか、ガッチリ忘れたりするので、
時折、顔を覗き込んだりして、様子をうかがいましょうね。
「あ、いけね、今のところだよ」
なんて、走り出したバスを停めて、降ろされたことや
「ゴメン、ゴメン、1コ前だった」
と次のバス停で降ろされることはザラですので。
気分的に余裕がある場合は、車内で別の乗客に
「XXまで行きたんだけど」なんて話し掛けると、到着前に教えてくれることがあったりする。
「わたしもソコで降りるから、いっしょに降りよう」なんて、助け舟を出してくれる人もいます。
あるいは「アッチのバス停のほうが近いんじゃない?」なんて運転手と話して、
探り当ててくれる人もいたりしますね。
まあ最悪、終点まで行って、戻ってくるぐらいのつもりで乗っていれば、
そのときはドライバーが助けてくれるでしょう。
いずれにしろ「聞く」「尋ねる」ことが重要。
日本のように案内を事細かに書いていませんし、ダイヤも適当。
バス会社のスタッフも聞いた人によっていうことが違ったりするので、
繰り返し確認することがヤッパリ大事。
町から町へ移動する長距離バスと違い、
市バスはちょっと迷い込むぐらいのつもりで、時間にも余裕を持って、利用するのが寛容かと。
安い=メンドくさい、高い=便利、快適、ッてのは旅の常ですね。
今回もこの例に漏れず、乗り込むと同時にドライバーに尋ねた。
「エリザベスに行きたいんだ。これで行くよね?」
「エリザベスのドコ?」
「わからない、高速とクロスするところで、XXホテルがあるところ」
「OKそこなら通るよ」
「ありがとう、近くなったら教えてください」
料金を尋ね、放り込んでドライバーのそばに腰掛けた。
マンハッタンの混雑を抜け、10分ほど高速を飛ばしたバスは見慣れた風景に近づきつつあった。
「ここ? だよね?」
ドライバーが頷く。
降りる客の後を追うようにバスのステップを降りる。
目の前に開けたのは、
昨日、買い出しのため、ホテルから足を伸ばしたガソリン・スタンドだった。
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Port Authority Bus Terminal @NYC [N.Y. (U.S.)]
陽が落ちると冷え込みはじめた。
いくら昼間が半そで陽気でも、さすがに初夏、ジャケットが必要な肌寒さがやって来た。
しかもここはニューヨーク、湿度が低いのであっという間に冷え込む。
羽織ったシャツだけで出歩くのはかなりオバカサン。
暗くなると写真も撮れなくなるので、街歩きも終了。
ホテルへ戻ることにした。
地下鉄に乗り、42nd St.駅へ。
まだ早い時間だったので、無謀にも市バスで帰ってみようと、
ポート・オーソリティ・バスターミナルを目指した。
ホテルにいた際、ネットで調べてみると、近隣を通るバス路線があることがわかった。
地下鉄→PASSトレイン→NJトランジット→シャトルバスと、
来たときと同じルートで戻ってもよかったのだが、それではおもしろみがない。
ダメモトで彷徨ってみようと試みた。
調べたバス路線番号とタイムテーブルによると、
ニュージャージのホテルに近い方面へ向かっているバスがある。
一時間に一本というペースだが、19時前にその路線は最終らしい。
一応、案内でも尋ねてみる。
ホテルの住所を伝えると、調べたバス番号と同じナンバーを告げられた。
フリー・マーケットを探して歩いていたときに
露店のケバブのサンドウィッチにカブりついたので、おなかは減ってない。
コーヒーを買って、バス乗り場に向かった。
ポート・オーソリティのバス乗り場は短距離、中距離に分かれ、
乗り場番号が大きくふられているので、わかりやすい。
通勤や買い物にも使われている市民の足だ。
が、鉄道と違い、旅行者には「市バス」というのは乗り方やルーティングがわからないので、
けっこう厄介、というか、敷居が高い。
それでも最近は、ネット上に時刻表やルート表がUPされているので、
事前情報はつかみやすくなった。
エスカレーターを上がり、乗り場へ上がる。
案内板や行き先説明はわかりやすいのだが、乗り場は行列待ちに適していない。
せまくてなんとも並びづらいのだ。
10名ほどの列の最後尾の人に尋ねた。
「これ、何番の乗り場? 舞っている列ですよね? エリザベスに行くバスですか?」
「エリザベス?ああ、こいつがそこに行くやつだよ」
アラブ系の男性は明るく答えてくれた。
コーヒーを片手に文庫本を読みながら、乗車時間を待つ。
時間が近づくに従い、大きな袋を抱えたスパニッシュ系のおばあちゃん、
アタッシュケースを下げたインド系の男性、
ヘッドフォンをシャカシャカ鳴らした黒人などが列の後ろを探す。
誰かが来るたびに「この列は何番を待っている列?」と尋ねるのが恒例になっていて、
あらかじめ列に並んでいる人々がその番号を口々に告げる。
ここはニューヨーク。
タイムズ・スクエアに近い大都会のど真ん中。
世界一忙しいバス・ターミナルなのに、すごくローカルな雰囲気。
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Yankee Stadium @NYC [N.Y. (U.S.)]
フリー・マーケット探訪はあきらめ、本題のスタジアム巡りへ。
まずは地下鉄でヤンキー・スタジアムを目指す。
現在、NYは新スタジアム・ラッシュ。
ヤンキー・スタジアム、MLBメッツのシェイ・スタジアム、
そしてNFLジャイアンツのジャイアンツ・スタジアムも新しいものを建設中。
ちなみに歩いて発見したのだが、NHLレンジャーズのマジソン・スクエア・ガーデンも
新設ではないが、内部を全面改装中だ。
オリンピック誘致を断念したNYだが、プロ・スポーツのテコ入れは熱いようだ。
渡米の少し前に不景気の大波に飲まれたアメリカだが、
すでにGOサインがでているスタジアム建設は止まらない。
NY以外にもアメリカ中でスタジアムは建設ラッシュ。
ここ10年程は毎年、どこかで柿落としがされている、といっても大ゲサではない。
その波がNYにも押し寄せている。
ヤンキー・スタジアムがある地下鉄の駅は「161st Street-Yankee Stadium」。
わかりやすいことこの上ない。
「ベーブ・ルースの家」といわれたこのスタジアム、
それまでは「ヒットをたくさん打つバッターが最高」とされていたが、
一発で試合を決める「ホームラン」を量産し、新しい概念を植え付け、
観客を集めたベーブ・ルースで大儲けしたヤンキースがその利益で建てたもの。
それでも当時、マンハッタンの地代が高すぎて、手が出なかったために、
ハーレム川を越えたブロンクスに建設されたそうです。
ちなみに1956年から73年にかけてはNFLのジャイアンツのホームとしても利用されてました。
その頃は「ニューヨーク」ジャイアンツだったのですね。
(今のジャイアンツ・スタジアムはニュージャージーにあるため、『NYのチームにあらず』と揶揄される)
おすすめ!大リーグ観戦ツアー【ラウンドトリップ】
そういえば、かつては野球とフットボールで共用するスタジアム、ってたくさんあったなあ。
キャンドルスティック・パーク、フルトンカウンティ・スタジアム、
リバー・フロントやスリー・リバース、う~ん、懐かしい。
いまはオークランドとマイアミぐらいかな?
NFLはリーグ自体がすっと右肩上がり。
小さなチームにも利益分配のシステムが作用し、続々、専用スタジアムが建った。
リンカーン・フィナンシャル・フィールド、フォード・スタジアムルーカス・オイル・スタジアム・・・
最近は冠スポンサーがついているので新しいスタジアム名に情感が無い。
高架線になった地下鉄の駅を降りるとすぐにヤンキー・スタジアムがある。
駅はちょうど右中間の後ろあたり。
その駅を背中にすると左手が旧スタジアム、右手が新スタジアム。
間を走る広い通りを進むと、新スタジアムのロゴが夕陽に照らされ金色に輝いていた。
どうやらここには「冠」はつかないらしい。
そのあたりはサスガ天下のヤンキース。
考えてみたら、NYでベースボール観戦したことなかったなあ。
それはそうだ、誰が好き好んで敵の家に上がりこむものか。
新スタジアム観てもまったく感激しないものなああ。
え?鈍感?
違いますよ、こちとら生粋のレッドソックス・クレイジーでござい。
Yankees Suck!!!
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Down the Street @NYC [N.Y. (U.S.)]
マンハッタン島にある通りはウォール街からカウントがはじまる。
北上するに従い、ストリートの番号は増え、タイムズスクエアあたりで42nd St.、
セントラルパークの南端は59th St.、ヤンキー・スタジアムに至ると161st.を数える。
ワン・ブロックを歩くのに5分もかからない。
男の足なら10ブロック、10分検討だ。
とはいえ、目ぼしいものを見つけては写真を撮っているので遅々として進まないかもしれない。
話題の「ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)」、
金融関連の会社が陣取るこのエリアも、週末はおとなしい。
もっともリーマン・ショックで今は平日もおとなしいのかも。
フリー・マーケットを探すのはけっこうやっかいで、
通常、ビルの立て替えなどで空いた土地や駐車場のスペースを利用して開催されるので、
けっこう、移転が多い。
事前に調べて、行ってみるとない、なんてことはザラ。
なかには常設のものや入場料を取るもの、アンティーク専門でやっているものもあるので、
出会いが重要だったりする。
ガイドブックに記されているのも「ガゼ」じゃなくて、
移転や移設されていることが多いので、根気よく探すことが重要です。
と書きつつ、ソーホーにある2つのフリー・マーケットは結局、探し出せず。
通常、日曜がメインで土曜日はオマケで開催されているので、
ことによると今日はなかったのかもしれない。
リストアップしたフリー・マーケットは
Annex Antiques Fair & Flea Market/19th St.&6th Ave.
The Antiques Garage/W.25th St.& 7th Ave.
Grand bazaar Flea market/25th St.&6th Ave.
Hell's Kitchen Flea Market/W.39th St.& 9th & 10th Ave.。
さらに北上してグリニッジ・ビレッジを探すも空振り。
う~ん。
絵を撮れないのも残念だけど、古着も買いたいのだよなあ。
ジャケットとかブレザーとか、凝ったものが安くて好きなのです。
で、たどり着いたのがヘルズキッチンにあるフリー・マーケット。
タイムズ・スクエアに近いエリアまで歩いてきてしまったわけで、
10月にもかかわらず、秋の気配を感じさせない陽気でけっこう汗ばんだ。
未使用の道路上に展開するちょっと大き目のフリー・マーケットは、
古着の店が少なく、アンティークがメイン、というか、ガラクタ市だ。
ちょっとガッカリしつつ、熱さに負けて、となりのブロックのタバコ・ショップに飛び込んだ。
ダイエット・コークを買い、アッという間に飲み干す。
アメリカに来るとなんでコークがうまいのだろう?
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Grand ZERO @NYC [N.Y. (U.S.)]
ワールド・トレード・センターの跡地周辺は観光客でにぎわっていた。
駅構内から表に出ると高くなった陽光が眩しく、
10月のニューヨークというのに、やたらと陽気が暖かかだった。
日本よりは冷えることを予想していたのだが、
街行く人々のホトンドは半ソデで、短パン、サンダル姿も珍しくない。
滞在中、晴天続きで、20度を越える毎日の成果、軽く日焼けまでしていた。
WTCの跡地をうろつく観光客は他聞に漏れず、浮かれていて、
金網の向こうの復興現場をバックに陽気に写真を撮りまくっていた。
そんな人たちとは対照的に、実はこの場所を避けていたことを思い出した。
2001年に「911事件」が起きた後もたびたびNYへ足を運ぶことはあったが、
当時、グランド・ゼロと呼ばれていたこの場所にやってくる気分にはなれなかった。
繰り返し、シゴトでアメリカにやって来ていた身としては、
ワールド・トレード・センター・ビルに突き刺さった旅客機が、
自分が乗ったことのある便名でもあったし、
自分がその機に乗っていても不思議がない気がしていた。
もちろんTV画面でありありと映し出されたシーンにショックを受けたことが大きいが、
自分もその被害者になる可能性がゼロではなかったことを考えると、
浮かれてこの場所にやって来る気がしなかった。
マンハッタンにやってきても、グランド・ゼロ方面を避けて通っていた。
再建計画が決まったからだろうか。
今回はここを見ておこう、と決め、足を運んだ。
花を手向けるわけでもなく、十字を切るわけでもないのだが、
ただ足を運び、ただ頭を垂れた。
WTCビルを失った空がポカンと広かった。
元気な観光客は金網や再建中の跡地を背景に記念撮影。
たくさんの人が命を落とした場所で、記念撮影して、楽しいのだろうか?
どう考えても浮かれた表情、Vサインでポーズ・・・
たしかにそのサインは平和を願う「ピース・サイン」ではあるけどさああ。
センチメンタルになりかけた気分を振り払い、
ひねくれかけた心根を押さえつけながら、その場に別れを告げ、歩みを進めた。
某「~歩き方」に記名で執筆しているため、ネタ拾いの散策開始。
アメリカ編や各都市編の最後を見ていただければ、名前載っております。
ちなみに世界各地を歩いていると、
「『~歩き方』のライターしてます」というアヤシイ輩にたくさんお会いします。
投稿したものが掲載されても、ライターとはいわないんだよ、ボウヤ。
まずはフリー・マーケット探訪。
週末となると常設されるものもあれば、神出鬼没のフリーマーケットもあり、
コイツがかなり出たとこ勝負。
しかも開催のメインが日曜、というところも多く、土曜に歩くのはかなり徒労かも。
リストアップしたところを虱潰しに歩くしかない。
蚤なのに、虱潰しとは変な話。
(フリー・マーケットはFree Market【自由市場】ではありません。Frea Mareket【蚤の市】です。
語源はノミが出そうなガラクタやアンティークを扱うところからかな?)
$7,5で一日乗り放題になるメトロのワンデイ・パスを購入していたが、
考えてみたら、マンハッタンはアッパーからタイムズ・スクエアぐらいまで歩けないことはない。
「チケットムダになるなあ」と思いつつ、歩き出していた。
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Railway to Manhattan @NYC [N.Y. (U.S.)]
昨夜、購入したパンをコーヒーで流し込み、朝食は終了。
取材する試合を翌日に控え、今日は街歩きの一日。
カメラと必要なものをバッグに放り込み、ホテルを発った。
マンハッタンへはまず、ホテルから無料のシャトル・バスで空港へ戻る。
空港のターミナル内を走るエア・トレイン(無料)でニューアークの駅を目指す。
『ニュージャージー・トランジット』というニュージャージ近郊を走る鉄道を掴まえ、
そのままタイムズ・スクエア方面に乗り入れてもいいし、
マンハッタンの南側に出たいなら、隣駅で『パストレイン』に乗り換えれば、
ワールド・トレード・センター駅で地下鉄を掴まえやすい。
イメージとしては、国立や川崎などから都心を目指す感じかな。
ニューアーク駅の券売機は日本語表示もされている。
ただし『NJトランジット』で直接行くのがいいのか、
『パストレイン』で乗り換えたほうが便利なのか、
その点の案内や表示はないので、ちょっと困るかな。
わからないときは聞けばいいのだが、英語が苦手な日本人はそのあたりがニガテ。
旅馴れた身としては、そのあたりのズルさが身についているので、
わからないことがあれば、ダレカレかまわず、聞きまくる。
ニューアークの券売所では、すでに北欧系の旅行者が駅員を捕まえて、説明させていた。
その説明に耳を傾けると、気づいた駅員に話しかけられた。
「キミはどこまで?」
「タイムズ・スクエには用がないから、WTC跡地に行きたいんだ」
「それなら、$7,75のチケットを買って、次の駅で乗り換え。
そこで$1,75のチケットを買い、『パストレイン』で終点だよ」
「わかりやすいね」
「チケット、買いたいならコレ」
そういうと駅員はポケットから乗車券を出した。
海外ではよくあることで、駅員がチケットをチョロまかして、小遣い稼ぎしていたりする。
それかな? と思いつつ、正規のチケットだったので、
説明をしてくれた分、彼の小遣い稼ぎに助力してもいいかな、とキャッシュを出した。
「なんで、チケット持ってるの?」
ちょっと毒ッ気を出して、イヂワルな質問をしてみた。
「これ? ああ、さっきの北欧系が間違えて買ったのさ。それを引き取った」
「なんでもいいや。チャンとしたチケットなら」
「次の列車は2番ホーム。次で乗り換えるの、忘れるなよ」
「ありがと、いろいろ助かるよ」
ホームに下りると、スーツケースを引きずった到着客やカメラをブラ下げた観光客が列車を待っていた。
やって来た列車は「いかにも」という感じの郊外型通勤列車だった。
アメリカの列車らしく、窓は外から見えないスモーク構造で、無機質だ。
ところがデッキから車内に進むと、ホトンドの席が埋まっていて、少しオドロいた。
車掌が回ってきて、検札を済ませると、10分ほどで次の駅に到着した。
多くの人がワラワラと降り、隣のホームの『パストレイン』へ向かう。
ホームにある券売機で、さきほど駅員に教えてもらった金額を入れ、チケットを購入し、
マンハッタンを走る地下鉄と似たような車両の『パストレイン』に乗り込んだ。
文庫本に目を落としていると20分ほどで終着のWTC駅に到着した。
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Around Midnight @NYC [N.Y. (U.S.)]
ホテル内に気の利いた売店はなく、レストランが営業しているだけだった。
機内食を詰め込んでいるので、レストランに腰を据えるほど空腹ではない。
小腹をやっつけたいのと、到着のリラックスを感じたいだけだろう。
飲み物や果物を買って、部屋でくつろぎたかったのだ。
フロントでスーパーマーケットがあるか聞いてみた。
「近所にはないよ、クルマあるの?」
「ないよ、今ついたばかりだよ」
「歩きなら15~20分ぐらいかかるかもよ、歩きで行ったことないからわからないけど」
「エクササイズ代わりに歩くよ。到着したばかりで身体が重いし。
このあたりの治安はどう?」
「高速沿いだから、あまりひと気はないけど」
「OK」
店の場所をざっと教えてもらい、ロビーを出た。
ホテル駐車場はセキュリティ・スタッフが出入口を管理していた。
「スーパーって、近い? 歩いていきたいんだけど」
「歩いていくの? クレイジーだよ。クルマにしなよ」
「クルマはないんだよ」
「ここを右に折れてずっと行けば、店はあるけどさ」
「この時間でもやってる?」
「やってるかなあ?」
セキュリティの男と話をしていると、駐車場ゲートにシャトルのバンがやってきた。
「ゲート開けて。彼、どうしたの?」
女性のドライバーが運転席から顔を出した。
「買い物したいらしいんだけど、あそこはやっているかなあ?」
「あっちのガソリンスタンドのショップなら開いているんじゃない?」
「それはよかった」
「どうせなら乗せてあげようか?」
「いいの?」
「行きだけならOKよ。ホテルのお客さんだし、問題ないわ」
「ありがとう!」
ドライバーが開けてくれたドアから飛び乗ると、バンは走り出した。
ホテルの前を走る道は高速と併行していて、一方通行だ。
その流れに従って、一旦下り、その後、空港方面に向かうらしい。
「帰りは自分で帰ってね。帰り道、わかる?」
空港に迎えに走るシャトルは車内に誰も乗っておらず、運転手の大きな声が響いた。
距離にして、3ブロックぐらい走っただろうか、タクシーを拾う、というほどの距離でもない。
「ダイジョウブ、わかるよ。行きだけでも十分だよ」
「じゃあ、交差点で降ろすわね」
住宅街の裏道を抜けて迂回すると、ガソリンスタンドやピザ屋、
チャイニーズ・デリなどが軒を連ねる大きな交差点に出た。
「ホテルはアッチよ」
ドアを開けながら、運転手が来た道を指差した。
「ありがとう。助かったよ」
赤信号で停車している間にバンを降りた。
交差点の向こうには明るい光を放つガソリン・スタンドが見える。
十字路の片側には集めたようにシャッターを降ろした店が連なっていた。
テイクアウトのオーダーをしているのだろうか、ピザ屋の前には数台のクルマがハナを突っ込んでいる。
深夜の交差点、アメリカらしい風景が広がっていた。
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Newark Liberty International Airport @EWR [N.Y. (U.S.)]
22時少し前にニューアーク・リバティ国際空港に降り立った。
A・B・Cと3つあるターミナルのうち、
ユナイテッド・エアラインはターミナルAを使用している。
アライバルは定刻どおりだ。
この空港はコンチネンタル・エアラインのハブ空港なので、
コンチネンタルなら成田から直行便で飛んで来ることも可能だったが、
それをチョイスせずに乗り継ぎ便でやって来たのは
「マイレッジ・プラス」のメンバーだからなのですね。
物好き、といわれても仕方ない。
そういえば、かつてツアー・コンダクターの仕事をしていた時、
ここはまだ「ニューアーク国際空港」という名称だったことを思い出した。
あの「911」事件で、ピッツバーグ郊外に墜落したUA93便は、
ここニューアークを離陸し、サンフランシスコを目指していた便だったのです。
それを受け、事件後に「自由」を意味する「リバティ」という言葉が付け加えられたようです。
「あの事件」は誰もというか、世界中が驚愕した事件でありましたが、
自分が利用したこともある便名だったので、オドロキはひとしおだった記憶が・・・
ターミナル間は「エアトレイン」というモノレールが行き来している。
空港内に列車やモノレールが走るのは、
バカでかいアメリカの空港ならではのオキマリですね。
ホテルのサイトで調べた案内に導かれるように「P4」で降り、カーポートへ下る。
10月のニューヨーク、ということで少し冷え込むかと思っていた夜の陽気もさほどでなく、
機内で固まったカラダをほぐしながら、屋外のカーポートでホテルの無料シャトルを待った。
たくさんの旅行客がターミナルビルから吐き出されては、クルマに連れ去られていく。
レンタカー会社のシャトルやホテルやモーテルのバンにピックアップを眺めながら、
ベンチに腰掛け、ボケ~~っと待ち続けていると、ようやくお迎えのシャトルがやってきた。
秋というのに車内はおかまいなしに冷房が効いていて、アメリカらしさを感じさせてくれる。
車窓を眺めるまもなく、5分足らずでホテルへ到着した。
シャトルでやってきた客は自分ともう一人だけ。
アッという間にチェックインも終わり、
アライバルしてから一時間も経たないうちに、ホテルの部屋で荷物を広げていた。
宿泊したホテルはここ。
http://www.marriott.com/hotels/travel/ewrnr-renaissance-newark-airport-hotel/
これもニューアーク・エリアが人気である理由の一つだ。
ジョン・F・ケネディ空港やラガーディア空港を利用すると、
マンハッタンのホテルまでタクシーやシャトルで最低30分はかかる。
朝や夕方のラッシュ時なら倍の時間は楽に持っていかれる。
おまけにホテルは無料のシャトルを提供していない。
空港から無料のシャトルで5分チョット。
長いフライトを利用したアジア系の客や忙しいビジネスマンもすぐに部屋でくつろげる。
これは大きな利点。
余力と余った時間でジムやプールで汗を流すことさえできてしまうのだ。
あまりに早く部屋に入れてしまい、拍子抜けしてしまった。
東京からの長いフライトで身体は少し重かったが、
到着後の負担が減った分、気分的には軽かった。
なにせ、飛行機のドアからホテルのドアまで直通のイメージだ。
なにか買って来て、軽く食べるつもりで、腰を上げた。
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Lounge @NRT [N.Y. (U.S.)]
預ける荷物もないので、カウンターに数秒いただけで出国ゲートへ向かった。
出発までの時間はラウンジで過ごす。
Priority Passを取得したので、このパスでつかえるラウンジへ。
エコノミー・クラスのチケットでもこのパスがあれば、ビジネス・クラスのラウンジが使えるのです。
成田第1ターミナルの場合、IASSとノースウェストのワールド・クラブ・ラウンジが使用可能。
IASSは、各種ゴールドカードのメンバーが利用可能なのでいつも混んでいて、
出国前のターミナル・ビルにあるので、あまりゆっくりできないのですね。
NWワールド・クラブ・ラウンジは、サテライトが離れているが、
ここはさすがに広くて、PC(Macですが)も無料で利用可能。
希望すれば、シャワーも利用できるので、仕事を上げて、飛び込んで来てもリフレッシュできる。
飲み物はアルコールからソフトドリンク、軽食も揃っているので、
かなり優雅に出発前の時間を過ごせます。
その Priority Pass (プライオリティ・パス)ですが、
かつては直接、メンバーになるか(US$399の年会費が必要)、
アメックスのプラチナ、三井住友のプラチナ、JCBザ・クラスといった
カード会社のインビテーション(招待)がないと発行されない「上級カード」にしか、付帯されていませんでした。
それが楽天のゴールドカード「楽天プレミアムカード」だと、このPriority Passが付帯するんですね。
このカードの年会費は10,500円。
この金額で、4万円ほどのメンバー資格が手に入るのですね。
「楽天プレミアムカード」入会後に申請を行えば、数週間後には手元にPriority Passがやってきます。
あとは使用可能な空港ラウンジの場所を調べ、ラウンジ入場前にこのカードを提示すればOKです。
ただしカード取得後、申請して、Priority Passが送られてくるまで2~3週間はかかるので、
旅行直前のお申し込みはオススメしません。
また空港、ラウンジによっては、同伴の家族や友達も数名まで無料になるところもあるので、空の旅には必需品です。
「そんなに海外に行かない」という人も、国内20ヶ所以上で利用可能ですから、かなり便利です。
海外の空港なら90ヶ国、500ヶ所で利用可能、主だった空港はすべて網羅しています。
コスト的に「年間1万円は高い!」と思うかもしれませんが、
往復で2回使用しますから、年間3~4回ほど空港を使えば、空港のレストランで軽食を取るぐらいのモトは取れちゃいますよ。
さらには「楽天プレミアムカード」には空港からの「バゲージ・サービス」(宅配便でスーツケースを自宅へ配送)が
年3回付帯しますから、それ以上になりますね。
関東エリアでも1,500円前後はしますから、これはけっこう大きなサービスです。
今回の旅行記で、どんな感じなのか、併行して記していきますね。
(興味がある方はリンクを辿って、情報をご覧になってみてください)
国内も海外も旅行にはこの1枚「楽天プレミアムカード」
脱線しましたが、シャワーを浴び、リフレッシュして、成田を出発。
サンフランシスコ到着後、問題のパスポートも問題なく、通過して、無事入国手続き完了。
ここでも、Priority Passを使って、ラウンジのソファーでノンビリとコーヒーを飲んでました。
2時間弱の乗り継ぎ時間も居場所があると気楽です。
その後、定刻どおり、ニューアークへ向けて出発。
アメリカは国内でも時差があるので、ややこしいですが、
長い間、ツアコンを経験して身につけたワザは「時刻を気にしない」こと。
日本時間も現地時刻も忘れて、「フライトの時間」と「到着時の時刻」だけ、
頭に入れておきます。
これがかなり時差ボケの予防になります。
後ろの時間や時差を計算していると、いつまでたっても頭と体が調整しません。
なので、スッパリ忘れて、着いた時点の時刻だけ、刻み込むようにするわけです。
ちなみに「ジェット・ラグ(時差ボケ)」は特効薬がありません。
一番のクスリは「太陽光線にあたること」だそうで、
紫外線にあたると、体内時計が早く調整しようとするらしいです。
旅行に行く際は、現地についたらスグに動き出しますが、
帰国した翌日など、つい億劫でゴロゴロしていた経験ありませんか?
ちょっとカラダがきつくても散歩するぐらいがいいみたいですよ。
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Expire Day @NYC [N.Y. (U.S.)]
検索して出てきた「パスポートの残存期間」はというと…
まず飛ぶアメリカの場合、
「ビザ免除プログラムを利用して渡米する場合、
パスポートの残存有効期間は米国に入国する日から少なくとも90日必要」
ということで、10月頭に入国するので、2月下旬までの夕刻期間でダイジョウブでした。
http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-waiver.html 【アメリカ大使館】
アメリカ大使館の案内書きには
「残存期間が90日以下の場合は、パスポートの有効期限日までの滞在期間が許可される」
とも記してあります。
アメリカの場合、多少、融通が利くらしい。
問題はシンガポール。
調べてみると「パスポートの必要残存期間は滞在日数プラス6ヶ月以上」。
う~ん、やっぱり。
アメリカから帰ってきて、2週間後に飛ぶので、これは確実に残存期間が足りない…。
http://www.mfa.gov.sg/tokyojpn/ 【シンガポール大使館】
ヤバイ。
シンガポールは取りやめないとダメか?
でもチケット、取ってしまったし…
最悪、取り消しか。
続けて、パスポート取得の情報を調べました。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/2315/mado.html 【神奈川県パスポート申請】
神奈川県の場合、6日間あれば取れるらしい。
アメリカに行く前に更新することはムリだけど、帰国してからなら間に合う!
よかったああ~。
以前はパスポート申請は2週間ぐらいかかっていたから、ちょっとアオくなったけど、
オンライン化して早くなったのですね。
救われたア。
アメリカから帰国して、原稿上げて、疲れてるけど、パスポート申請すれば間に合うぞ。
いやあ、かなりアセッた。
久々、旅関連でアセッたなああ。
ちなみに「ビザ」っていうのは、日本人には馴染みが薄いですが、
観光の場合、利便性を高めるため、「免除」とされている国が多いのです。
法律、というよりは両国間相互の申し合わせにより、そのように規定されている場合がホトンド。
「観光」で滞在する場合、滞在日数に限りがありますよね、あれが観光ビザによる制限です。
「ビザがない」のではなく、「免除」されているだけなので、この点をお間違えなく。
通常、対象となる「観光ビザ」は不法労働や違法滞在を防ぐものなので、
オーバーステイ(超過滞在)すると、次回の入国を拒まれたりします。
また陸路で同じ国を繰り返し行き来したりすると、
「不法にビザを得ようとしている」と思われ、入国ではじかれることがあります。
まあ、普通の日本人はこういったことにあたることは少ないですね。
とはいえ、「パスポートの残存期間」はよくあることで、
出国の際の航空会社はOKを出してくれますが、現地に着いて、係官にはじかれたらOUTです。
OUTって?
そう、「入国拒否」ですから、そのまま自費で帰国しないとなりません。
それで旅行会社はツアーなどの場合に「パスポート云々~」っていうのですね。
以上、「外国人労働者」としてシンガポールで働いたときに学んだ経験でした。
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ホワイトデー
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ヨーロッパ各国の軍隊、警察、郵便局等の放出品がいっぱい!!ポコメロ
Pinch!! @NYC [N.Y. (U.S.)]
2008年は珍しいことに上半期にまったく出国してなかったのです。
通常なら仕事、オフもあわせて、半年に一回ぐらいは出国してるんですね。
それが2007年11月のロンドン取材&ポルトガル放浪から、出国してませんでした。
ほぼ一年間出国していない、っていうのが久しぶりで、これがトラブルの元に。
なにがトラブルかっていると、パスポート。
ポルトガルから帰る際、
「ああ、2009年の頭にはパスポートが切れるなあ」と漠然と思っていたわけです。
そのまま月日が経過して、今回の渡航に。
確定したフライトは
10,Oct. UA852 19:00NRT - 11:20SFO (成田~サンフランシスコ)
10,OCT. UA88 13:10SFO - 21:47EWR (サンフランシスコ~ニューアーク)
14,OCT. UA97 07:30EWR - 13:10LAX(ニューアーク~ロサンジェルス)
14,OCT. UA891 12:15LAX - 15:55+1NRT(ロサンジェルス~成田/翌日着)
日本からだと、シカゴ経由便がもっとも早いのですが、これが満席。
アレコレ探してもらって、この経路が出ました。
帰りの国内線が満席だったため、LAX経由。
金額は同じで所要時間もホトンドいっしょ、マイルが500ぐらい多いかな?
仕事でコレを手配するのと同時に、夏休み代わりのシンガポール行きも手配。
27,Oct. UA803 17:55NRT - 00:25SIN(成田~シンガポール)
07,Dec. UA804 07:20SIN - 14:50NRT(シンガポール~成田)
しかしチケット代より高い燃油サーチャージ、どうにかならないか?
「格安航空券」の意味がない。
あっという間に万全の手配だったのですが、NY出発前になって気づきました。
「あ、パスポート・・・」
そう、このときになってパスポートの期限を思い出したのです。
慌てて期限をチェックしてみると、Feb.2009 がエクスパイヤー・デイ(期限日)。
「お? ヤバい・・・」
そう、渡航国によっては、
「パスポートの期限が半年以上~」とか「三ヶ月以上必要」とか、条件があるんですね。
これは国によってまちまち。
さらに慌てて、ネット検索。
「パスポートの残存期限」をチェックすると・・・
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Fly to New York @NYC [N.Y. (U.S.)]
NewYork取材が決まった。
原油高騰に影響され、燃油サーチャージ(変な言葉だ)も高騰。
チケット代と変わらない追加料金をふんだくられるため、
経費が膨らみ、出版業界では現地取材がスッカリ減ってしまいました。
こうなったら自分で企画するしかない、ということで、
某ホテルや某エアラインに営業攻勢をかけ、雑誌の企画に押し出し。
思ったとおりエアラインの腰は重かったが、
タイミングよくアジアのマーケット拡大に乗り出していた某ホテルのGOサインをいただいた。
2008年10月のNewYork取材が決まりました。
決まった、というか決めたのですね。
その昨年秋の旅行記を遡って記します。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-10-09
ブログにもちょこっと走り書きしましたが、あらためて・・・
本線は「NFL現地ルポ」。
NFL最大のビッグネーム=ブレッド・ファーヴの移籍先、
ニューヨーク・ジェッツのゲーム取材です。
ただNYへ行くのではおもしろみがない、ということで、
JFKやラガーディア空港からのアクセスでなく、
最近、アジア系旅行者に人気が高いニューアーク空港から切り込ましょう、という取材。
もちろんジェッツが好調を維持しているため、試合自体は問題ナシ。
NY=マンハッタンの旅行事情は、
マンハッタン周辺の空港を利用するとシャトル代やタクシー代がバカにならない。
おまけに島内に泊まるとなると、どう探しても安い宿はなく、
高いホテル代を払った上に、狭い部屋で数日を過ごすハメに陥る。
マンハッタンのホテルはその立地条件から部屋が極端に狭い。
かなり名前が通り、星を抱えるホテルでも、
普通のツインならスーツケースを2個広げるのが不可能、というぐらいの広さ。
限られた土地に建てたホテルなので、これは仕方がないことで、
のびのびしたい人は「スイート」でもブッキングするしかない。
それを受けて、人気上昇中のエリアがハドソン川を渡ったニュージャージ・エリアなのです。
ニューアーク空港周辺はマンハッタンと同じ料金を出せば、倍の部屋の広さ、
節約しようという向きにはリーズナブルなホテルが数あるわけです。
お金を節約したいアジア系や南米系の旅行者に人気が高く、
旅馴れた国内のビジネスマンの利用も多い、ということ。
あまり日本ではポピュラーじゃないこともあり、今回の企画に結びつきました。
ニューアーク・リバティ空港を利用して、
ニュージャージー州ニューアークに滞在、
そこからニューヨーク・マンハッタンに展開しよう、という試みです。
企画にGO!サインが出たこともあり、
慌てて格安チケットをおさえ、日程に合わせ、ホテルも確保してもらいます。
カメラとコンパクト・フラッシュが用意できれば、問題なし。
一応、記事の奥行きのため、モバイルPCも用意。
10月10日の出発、ということもあり、
服装は日本と変わらずでしょう、とこちらの用意は適当。
まあ、寒ければ、現地で買えば済むなあ、などと、
機材が用意できたので、のんきに構えておりました。
が、出発の一週間前、思わぬ事態が発覚したのです・・・
オリジナル画像はコチラ↓の「Stocks」欄にUPしてあります。
写真販売サイト http://pixta.jp/@delfin 覗いてみてください!
Report@NY [N.Y. (U.S.)]
10月上旬に訪問したNY取材の記事が出来上がりました!
タッチダウンPROマガジン 12月号(No.149)
巻頭カラー、22ページからの4ページ特集記事です!
写真もワタシが手がけたものです。
よかったらお手元に取って、ご覧になってください!
http://www.touchdown.co.jp/ (タッチダウン社)
おんたいむ Transit from Los Angels International Airport [N.Y. (U.S.)]
帰国便を乗り継ぎ、LAにいます。
朝7時の便でニューアーク空港を飛び立ち、6時間とチョット、
東のはじから西のかなたへ到着です。
今回もいつも常用しているUNITED AIRLINEで飛んでおりますが、
コイツが10月から「国内線の食事有料化」という方策を打ち出しました。
かねてからアメリカ発着の国際線と国内線はあ「アルコール類有料」化されてましたが、
飲まない身としては、痛くもかゆくもなく、気にも留めていなかったのです。
アルコールといい、食べ物といい、完全に「格安航空会社」のサルマネですねえ。
そのうち、「枕はいくら」「毛布はいくら」「場ゲージもお金取るよ」となるんでしょうか?
(実際、ヨーロッパのライアン・エアは荷物に課金します。
オーストラリアのジェット・エアは「快適パック」のような名目で毛布代を取ります)
距離的にも短く時間が早いシカゴ経由の便はあいにく席が取れず、
行きはサンフランシスコ経由、帰りはロサンジェルス経由になってしまい。。。
西海岸からNYへのフライトは6時間。
この間、食事が出ないってのは、どうなるかな?とおもっていたいのですが、
時間的には乗る前に食べてしまえば、空腹に耐えられない時間じゃありません。
今月からの施行にかかわらず、乗客は慣れたもので、食べ物を持ち込んでいる人もいれば、機内販売のものを購入する人もあり、たいした変更には感じさせません。
まあ、「飽食アメリカン」はこの程度セーブしたほうがよいのかもしれませぬ。
かわいそうなのはキャビン・クルー。
ビールを売り、ランチパックを売り、完全に車内販売の売り子さんです。
小銭数えるために入社したわけじゃないのだろうにね。
さて食事が出ないことへの自衛策ですが、出発前のラウンジでスナックを齧り、しのいでます。
この文面もロサンジェルス空港の「コンチネンタル・プレジデント・クラブ」のラウンジで記してます。
UAなのになんでコンチネンタルのラウンジにいるかって?
NYでは朝が早かったのでUAの「レッド・カーペット・クラブ」を利用して、ベーグルなど齧ってました。
ラウンジが使えるナナゾは帰国後にでも記しますね。
仕事とはいえ、ビジネス・クラスではないのですよ。
ネットで検索したもっとも安いエコノーミーの格安航空券です。
機内で食事が出ないとどうなるかというと、
暴れる人が続出したり、貧血で倒れたり、腹の虫の音が機内中響き綿足り、ということはありませんでした。
ただ、ご飯でないと退屈ですね。飲み物が出て、ご飯配って、コーヒーが出て・・・て一時間ほどつぶれるんですよね。
それがないと、退屈に拍車をかけますなあ。
一時間後には、日本行きのフライトです。
国際線はご飯でますが、これがなくなると、ホントに暴れる人いるかも。
少なくともわたしは機内で異常にハラが減る性質なので、筆頭で暴れるかも・・・
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おんたいむ New Jesey from Newark Liberty International Airport [N.Y. (U.S.)]
10月11日23:55、NYです。
正確にはNJ、ニューアーク空港そばのホテルに滞在しています。
NYは思ったより暖かく、ヘタしたら東京より暖かいかも。
最高気温15度ぐらいの予報でしたが、今日の日中などは20度あったんじゃないかな?
日本と比べ、湿度が低いので、朝晩の冷え込みを覚悟してきたんですが、拍子抜けです。
日が落ちても昼間の格好で過ごせるていどです。
寒いのは冬生まれのせいか耐性があるので、気にもとめず、Tシャツにシャツを羽織っただけ。上着も持たずに重ね着用にロングTシャツを一枚放り込んだけでやってきましたが、
コイツすら無用の長物と化しました。
マンハッタンのカフェや公園ではみんな完全に「ひなたぼっこ」モードで、少し歩くと汗ばむ陽気です。
短パンやサンダルが普通に闊歩しています。
携帯画像ですが取り急ぎ、NY紀行でした。
おんたいむ Departure from Narita International Airport [N.Y. (U.S.)]
すみません【ヴェトナム紀行】をすっかりサボっております。
前述しましたが、10日からNY取材に飛ぶため、バタバタしております。
PCとカメラ担いで飛ぶので、現地から更新できれば・・・
こればっかりは行ってみないとわかりませぬが。
チョットオヤスミの可能性もアリです、すみません。
成田~シカゴ~ニューアークの成田~シカゴ便が満席らしく、
成田~サンフランシスコ~ニューアーク、
帰りはニューアーク~ロサンジェルス~成田という変則フライトです。
ロング・フライト=読書タイムが待っております~~。