冬の一時に @Seoul -完- [South Korea (Seoul)]
冬の川辺に @Seoul [South Korea (Seoul)]
宿の近くでヤッチェ・コプチャン(ホルモン野菜炒め)、一緒に入っているチャプチェがうまい。
2人前で20,000w、たぶん酒のアテだがスタッフと一緒にがっつりご飯。
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冬の漢江(ハンガン)。今年の冬はあまり凍結したところを見なかった。
夜のハンガン。川沿いの高速は時間帯に関係なく、交通量が多い。
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冬の屋台に @Seoul [South Korea (Seoul)]
ニギヤカな市場も深夜はひっそり。
「ボジャン・マチャ」は「布張馬車」の意、今や車輪も馬もない「幌馬車」です。
冬でもやっぱり外飲みが人気、車道も占拠しちゃう盛況ぶり。
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中はしっかり暖房が効いているので、女性客も多い。
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冬の街角に @Seoul [South Korea (Seoul)]
手軽なトーストやホットサンドは出勤前に愛用する女性も多い。
ハムエッグサンドからスイーツ・トーストまでメニューは豊富。
最近はスッカリ市バス利用者になっている。左手は東大門=「興仁之門」。
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さすがに冬の清渓川(チョンゲチョン)をそぞろ歩くカップルはいないね。
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冬の味覚に @Seoul [South Korea (Seoul)]
すっかりフェ・トッパプ(刺身丼)にハマっている居酒屋さんで、「刺身盛り合わせ」を頼んでみた。
このボリュームでいくらだとおもいます? 2人前で切りのいい数字。 コメント欄にKRWで書いてね~。
夜のソウル駅。このエリアは電線がないので風景が美しい。
ソウル駅から地方へ。KTXは深夜でも出発便がある。
夜の便を狙ってか、チケット・カウンターには行列が。
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冬の夜半に @Seoul [South Korea (Seoul)]
寒い冬はカルグクス(うどん)がうまい。茹で汁が入るのでトロミがあるのです。
新しいバス停には次に来るバスの番号や待ち時間が表示される。
日本でもおなじみのコンビニだが、店の前でローストチキンを売っているところが韓国。
バス停を渡るとお気に入りの「キムパプ・チョング(海苔巻き天国)」が。
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冬の青空に @Seoul [South Korea (Seoul)]
全州で探し当てた「蓮の葉ご飯」、南大門のそばで再会!
全州訪問記はこちら
薬膳料理のお店なので、パンチャン(おかず)もヘルシーなものが揃う。
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蓮の葉で包んだご飯は「ヨンニプ・パプ」。中華ちまきに似たテイストです。
日本でよく使う「チャンジャ」はタラの内臓のこと。塩辛を買いたい場合は「チョッカル」と言うべし。
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2月の「毎月ソウル」 @Seoul [South Korea (Seoul)]
ソウルから帰国して、すっかり更新が滞っておりました。
「毎週ナリタ」「隔週ナリタ」とバタバタと出たり入ったり。
今月あたまの「毎月ソウル」でようやくインプラント治療も完結。
前歯も生え揃い、ようやく立派なオトナになりました。
とまあ、オバカなことをいっている間に、執筆の本が発売されました。
「地球の歩き方 アメリカ編 2012-13年度版」
NFLとNBAのチーム紹介記事と写真を提供しております。
よかったらお手元にどうぞ。
ちなみにボストン、ワシントンDC、NY、西海岸など、
アメリカ各都市編にも執筆しております。
そういえば初の海外一人旅はこの分厚い「アメリカ編」抱え、一ヶ月のUSA放浪旅。
英語もできないくせにNFLを現地で観たい、とバックパック担いで彷徨いました。
これがさながらわたしの「深夜特急」でございます。
さて、真夏日に魘される日本ですが2月の「毎月ソウル」、
少しスタイルを変えて、はじまり、はじまり~。
///////////////////
2月7日、朝5時台の私鉄に乗り込み、旧正月を終えたソウルを目指す。
ロー・シーズンということもあり、
アシアナのチケットが投売りされていた。
安いチケット探し出したのはオンラインで空席検索できる「enaトラベル」、
カード決済もできるので、愛用している。
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仁川空港では到着ロビーでコンサートを催していたりする。
「新年キャンペーン!アシアナ航空 往路午後/復路午前便」というやつ、
航空券の額面は¥11,000。
これにサーチャージと空港使用料が加わり、合計金額¥20,740をカード決済。
ちなみにキャンペーン、というだけあって、
先着で空港鉄道AREXの特急乗車券のクーポンが片道分ついてきた。
AREXの特急には乗ったことがないので、ちょっとばかりオタノシミ。
ロー・シーズンだけあって、格安航空券ながら、フライト選択もできた。
行きは13:30のOZ103、昼便を選べたので、こいつにし、
帰りは9:00発のOZ102、これは乗り慣れたフライトだ。
ソウル駅の構内。地方行きのKTXが肩を並べている。
8:30には「UNITED CLUB」にたどり着き、朝食を摂りつつ、メールチェック。
ボーディング・タイムまでシコタマ時間があるが、
キャスターバッグ持ってラッシュにもまれるほど酔狂ではない。
あとはコーヒーでも飲みながら、
仕事のメールをさばき、のんびりのんびり過ごすのだ。
「プライオリティ・パス」をたっぷりしっかりちゃっかり有効利用というわけ。
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OZ101のフライトは2階席があるジャンボ・タイプで、
F(ファーストクラス)とC(ビジネスクラス)の客は上階へと促される。
1階前方にも4列ほどのC席があるのだが、
ここは「TRAVELクラス」ということで、
Cの座席ながらY(エコノミー)のサービスを提供するというスペース。
マイレージ上級会員に優先的に割り当てられるようで、
UAの「マイレージ・プラス」シルバーメンバーのこちらにはこの席がもらえる。
機内食はYと同じものがやってくる。
以前はオイシイと評判だったアシアナの機内食も最近は質が劣化していて、
人気の「コチュジャン・チューブ」も日本人はいわないともらえなくなった。
経費節減の波が押し寄せているのかなあ。
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「ソウルはマイナス7℃です」
Cの広いシートで眠りながら機長のその部分のアナウンスだけ聞き取った。
仁川空港から空港鉄道と地下鉄を乗り継ぎ、
いつものホステルにC/Iすると時計は17時を指していた。
朝5時発夕方5時着、12時間の旅、完了。
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通勤時間の声 @Seoul -完- [South Korea (Seoul)]
1月18日 水曜日。
いつものように気が付けば帰国日。
朝のフライトに合わせ、5:30に地下鉄駅に向かった。
出発はOZ102便、9:00DEPなので、
逆算すると2時間前の7時に仁川A/P、
6時の空港鉄道AREXに乗るために、
ソウル駅まで20分ほどかかる新設洞からはこの時間、というわけ。
E-TKTなので、律儀に2時間前に行くこともないのだが、
キャスターバッグを持って、通勤ラッシュの地下鉄に乗りたくはないし、
空港ラウンジでゆっくり朝食を摂ることもできるので、
始発に近いこの時間に宿を発ってしまうほうが好ましかった。
夏に向けてエクサボディを!!
昨夜は評判のいい「チンオク・ハメル・タッカンマリ」で鍋を囲んだ。
ワラワラと遅れて来たヤツもいて、
気づくと7名で4名用のテーブルを囲んでいた。
満腹した後、みなで22時には宿に戻ってきていた。
コーヒー片手にダベっているみなを置いて、近場のE-Mart・清渓川店へ。
帰国前に気の利いたモノでも買おうと足を向けてはみたが、
頻繁に買っているシリアル・バーやメルチ(ちりめんジャコ)は姿を消していた。
広い店内はもうすぐやってくる「ソルラル(旧正月)」の贈答品で占領されていて、
マヌケな観光客が買いたくなるようなお手軽な品物は、
すっかりスペースを奪われていた。
手ぶらで帰るのは口惜しかったが、箱入りの贈答品に手が伸びるはずもなく、
白旗を揚げ、スーパーを後にした。
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5:30過ぎという時間帯にも関わらず、地下鉄の座席は埋まっていた。
都心に向かう日本の通勤電車同様、
この街でも早朝に動き出す人が多いのだ。
車内を寡黙な空気が支配していたが、
乗り換え駅でドアが開くと、
その空気はほとんどの乗客とともに吐き出されていった。
エスカレーターで上がり、ソウル駅KTXのロビーを渡る。
早朝から遠方に向かう客だろうか、
あるいはここで夜明かしした客だろうか、緩やかに人が動いている。
緊張した通勤時間とは異なり、弛緩したこの時間帯、
せっかちな韓国人がゆったりしているのが微笑ましい。
ここから地下7階に潜り、T-moneyカードを使い、
空港鉄道に乗れば、黙っていても仁川空港にたどり着く。
空港では自動端末でボーディング・パスを打ち出すだけ、
すべてはオートマティックに、会話もなく進んでいく。
あとは出発までラウンジでのんきな朝食の時間、というわけだ。
1月の「毎月ソウル」
2012年1月11日~1月18日 by OZ101 & OZ102
-完-
国内でも海外でもビジネス・クラスのラウンジが使えてしまう
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くつろぎの声 @Seoul [South Korea (Seoul)]
1月17日 火曜日。
少し寒さが緩み、暖かい。
伸び放題の髪が鬱陶しくなり、宿の近くでヘア・カットヘ。
シャンプー付のカット、12,000w。
う~ん、ここも2,000w値上がりなのね。
カットの最中、デンワが鳴り、スタッフのオサソイ。
「夕食にみなで『タッカンマリ』に行きますが合流しませんか?」
「行って問題ないの?」
スタッフと長期滞在の日本人とで行くことになっているらしく、
気を使ってこちらにも声をかけてくれたらしい。
大人から子供まで愛されているスイートポテト!「こんがり さつまいも」
「大勢なのでモンダイナイデス。
あと、今、チョンノ(鍾路)のカフェで勉強しているんですが、
退屈なのでよかったら来てクダサイ」
「勉強してるんだろ? 退屈、ってなんだよ」
「あはは、そういうことです」
カットの後、バスで鍾路へ向かった。
このルートは宿からまっすぐ西に向かうだけなので、
すっかりバスのヘビー・ユーザーになっている。
最近は地下深く潜る地下鉄が面倒くさくなっているのだ。
鍾閣(チョンガク)に近い鍾路2街(チョンノ・イーガ)で降りると、
お気に入りの「コグマ屋」さんに向かった。
生野菜の色味,香り,栄養素をそのままパック。カボチャ・にんじん・サツマイモ・インゲン・季節野菜野菜の王様80g
「コグマ」っていっても「熊」を売っているわけじゃありません。
韓国冬の旬の物「サツマイモ」のお店。
最近できたこの店はサツマイモのパイやタルトを店先で焼き、
小さなガラスケースに並べている。
テイクアウトはモチロン、こじんまりしたカフェ・テーブルで食べることもできる。
偶然、見つけた店で試しに買ってみたのだが、
サツマイモの味が濃く、品のいい味だったので、すっかり気に入っていた。
パイを2つ買い、某有名チェーンのカフェへ向かう。
韓国は持ち込みにうるさくないので、こういう場合も気兼ねがない。
居酒屋にワインを持ち込んでも持ち込み料を取られることはないし、
誕生祝いにケーキを持ち込んでもイヤな顔はされない。
本来はNGなのかもしれないが、あまり気にしていないアバウトさが心地よい。
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新規開店の声 @Seoul [South Korea (Seoul)]
1月16日 月曜日。
静かな午前を過ごした後、地下鉄5号線で峨嵯山(アチャサン)へ向かった。
ホステル・コリアのオーナーがそこに新店舗をオープンしたという。
以前働いていたスタッフをマネージャーに据え、
その彼が「見学に来て~」と連絡をくれていた。
アチャサンの駅はウォーカーヒル・ホテルのある山の反対側にあたる。
新しいホステルは地下鉄の駅からすぐの場所だった。
「見学に来たよ~」
「シャシン、タクサンとってネ~」
オープンして間がなく、まだ客が少ないため、忙しくはないようで、
空いている部屋を案内してくれた。
ちょっとばかり宣伝です。
利用の際、このブログのことを告げていただけると、
なにかスペシャル・サービスがあるかも!
ただしスタッフじゃなくて、ボスに告げてください。
新規開店のフィル・ゲストハウス情報をリンクします。
http://www.philhouse.co.kr/ (HP)
http://www.facebook.com/pages/Phil-house/263822597008820?sk=wall&filter=12 (Facebook)
agodaからもブッキング可能です! [Phil House]で検索!
部屋はホステルというより、サービス・アパートメント・スタイルで、
キッチンはもちろん、ランドリーまでついていて滞在には万全だ。
「よかったらこの後、食事に行きませんか? なにかご馳走しますよ」
フロントにいた共同出資している別会社の社長が声をかけてくれた。
こちらが物書きでこういうブログを持っていることもあらかじめ説明済みのようで、
日本人向けに告知を打ってくれるコチラに気を使ってくれているようだ。
「チゲでもやりながら一杯いきますか」
駅前の大きな店でテーブルを囲むと、
マンドゥ・チゲの大きな鍋が目の前に据えられた。
「もっと高級料理が近所にあればよかったんですが」
「いえいえ、お招きいただいただけでうれしいです。
それに3年近くソウルに来てますが、
『マンドゥ・チゲ』は初めて食べるので興味深いです」
メクチュ(ビール)を酌み交わしながら、
英語中心にこちらのたどたどしい韓国語と、
先方のうろ覚えの日本語で会話を重ねた。
それもこちらはホトンド呑めないので、
オツキアイ程度で申し訳ない感じだ。
常宿まで市バスで帰れることを教えてもらい、車内の人となった。
宿がある新設洞(シンソルドン)を過ぎ、東大門(トンデムン)へ向かう。
実は食事の途中で入った電話で別の人からお誘いを受けていた。
今日到着する日本の人で、
着後、時間を惜しんで東大門で深夜のお買い物をして、
その後、「屋台で一杯」というのに挑みたいという。
深夜に屋台ってのはちょっと難しい注文だったが、
広蔵市場(カンジャン・シジャン)辺りにでも繰り出してみるか。
バイクのように車線変更を繰り返すバスの車窓を眺めながら、
この後の展開を考えながら、ふとこの旅のことを考えていた。
こうして様々な人たちと会話を交わすために続けているのかもしれない、と。
アチャサン 「フィルハウス」
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品切れの声 @Seoul [South Korea (Seoul)]
1月15日 日曜日。
出かける気がおきない日曜、
週末担当の日本語堪能なスタッフがやって来た。
歯科手術の通訳もしてもらった彼に、
先月帰る際、「なにか食べたい日本のものある?」と尋ねていた。
お礼を兼ねていることはモチロンだったが、
ホステルのキッチンで毎度毎度「日本のカレー」では芸もなく、
好評といいつつもみんなも飽きるだろうなあ、とも思っていた。
「『オムソバ』が食べたいです」
「おむそば? すごい変化球が来たな」
どうやら昨年夏に訪日した際、
大阪で食べたオムソバがおいしかったそうだ。
ヤキソバやオムライスは韓国にもあるが、オムソバはないのだろう。
そこで今回、3食入りの生麺のヤキソバを2袋、密輸入してみた。
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こいつなら粉のソースなので運びやすく、
ヤキソバとしても生麺のほうがオイシイ。
だが、果たして正式な「オムソバ」ってどんなもの?
考えてみたら日本人のくせに食べたことがなかった。
曖昧な記憶の中の映像を頼りにキッチンで「オムソバ」製作に挑む。
できあがったものはヤキソバにオムレツを被せただけの「バッタモノ」。
スタッフの二人は「オイシイ~」「オモシロ~イ」といって平らげてくれた。
もちろん、9割方は社交辞令の感嘆符だと思うが。
午後、非番のスタッフに付き合って「加山デジタル団地」に向かう。
彼が最近ハマっているスノボのウェアを買いたいそうで、
こちらもテニスに使えるスポーツ・ウェアを探したかった。
「カザン・デジトゥル・ダンチ」はソウルの南西、
ブランド・ウェアからスポーツ・ウェアまでが揃う一大アウトレットエリアだ。
2011年4月に泊まったモグリのゲストハウスの最寄り駅、
宿と反対側の出口にアウトレット店が並んでいる。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2011-05-11 (加山デジタル滞在)
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連れは散々迷い、ようやくスノボ・ウェアを購入。
大きな袋を抱えて外に出るとすっかり日が沈んでいた。
「ご飯、食べて帰りましょうか」
「そうしましょう、そうしましょう」
彼の長い買い物に付き合わされて、少しばかり疲れていた。
地下の食堂街に入り、座敷に腰を下ろすと、ドッと疲れが出た。
まったく「買い物」ってやつは。
食堂の広い座敷の壁には「季節メニュー」が貼られている。
「あれって、牡蠣だよね?」
「クル・クッパですね。牡蠣のクッパプです」
「おお~、ここで牡蠣に巡り合えるとは。
それひとつ!」
やって来た店員に注文を告げると、彼女の首は横に振られた。
「ああ~。品切れらしいです」
「え~。じゃあ、ほかに牡蠣のメニューは?」
「ないそうです」
「そういう運命か?
ヘムル・パジョンでガマンします」
注文したヘムル・パジョン(海鮮焼き)とカルグクス(うどん)が、
テーブルにやって来た。
グクスはニンニクが強烈で、さながらスタミナ系のラーメンのようだ。
それにしても牡蠣が遠い。
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迷い子の声 @Seoul [South Korea (Seoul)]
1月14日 土曜日。
快晴の冬空ながら、気温が緩んだ。
この日もランチに出かける。
前日と同じように某SNS(ブログ内右下参照)で
知り合いになった方との約束があるのだ。
ナニを食べて、ダレかと会って、
宿では見知らぬ国のヒトと仲良くなって、飲み交わす。
街歩きも刺激的だが、ヒトとの擦れ違いも大いなる刺激だ。
冬の冷え込みを感じてから、牡蠣を猛烈に食べたくて、
スタッフにどこかいい店がないか調べてもらっていた。
それでも12月は歯科治療で思いを遂げられず、
年を越して、未だ煮え切らない気分を抱えていた。
ネットでアレコレ調べたところ、
ソウル駅のそばに「牡蠣のお粥」を食べさせる店があるらしい。
事前のメールで「牡蠣」という選択肢を伝えると、
反対意見が投じられることもなかったので、バスでソウル駅に出向いた。
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ソウル駅は正面こそ店や食堂がないが、
脇道に逸れると古い食堂や居酒屋が立ち並んでいる。
オフィスビルが多いこともあり、
ビジネスマンが足繁く通うであろう店が多く、
さながら大手町辺りの雰囲気を感じさせてくれる。
メモを頼りに店を探す。
が、ない。
記された場所には違う店が鎮座していて、
目当ての店の名前どころか、それらしい海産物を食わせるような店もない。
読めないハングルを書き記してきたというのに。
細い路地もくまなく見てみるがない。
近所のカフェの女性に尋ねてみた。
「この辺に『クル(牡蠣のこと)』の店ないですか?」
「あったかもしれないわねええ」
「こんな名前の店でヘムル(海産物のこと)を食べさせる店です」
「う~ん、わからないわああ。
あるとしたらあそこの路地よねえ」
彼女の指はカフェの向かいの狭い路地を示していた。
そこはすでに3周ほどしていて、
サムギョプサルの店が揃ったように軒を連ねていることが判明していた。
馬刺しの本場熊本よりお取り寄せ・馬肉専門店【菅乃屋】
「ごめんなさい、どうやら『牡蠣のお粥』はないみたいです」
会ったばかりの相手を引きずり回してしまったことを詫びた。
後で調べ直してわかったのだが、
その店の「明洞店」は営業しているらしく、
「ソウル駅店」は姿を消したらしい。
しょせん、ネットの情報なんてこんなものなのさ。
重ねて謝っても腹が膨れるわけでなく、遅めのランチを摂るべく、
ちょっと汚いのだが地元の人で賑わっている店に飛び込んだ。
「うちはチェジュド(済州島)のブタがオススメよ」
メニューを突き出しながら、店のおばちゃんが言ってくる。
「じゃあ、それを2人分。あと、パプ(ご飯)もください」
「ご飯はトルソック炊きがおいしいわヨ」
トルソックとは石焼きビビンバで使われる石釜のことだ。
「それとケランチム(鶏卵蒸し)も!」
たいして注文してないのだが、
テーブルはスペースがないほど器で埋まっていく。
サービスのナムルやキムチ、
肉を巻くサンチュやケニプ(エゴマ)が置かれ、
さらにその後からケランチムと釜飯状態のご飯がその隙間に割り込む。
済州島のブタ肉はサムギョプサルなのに脂っこくなくうまかった。
しかし牡蠣はいつになったら食えるんだろう。
一人あたま10,000w、ちょっとゼイタクなランチタイム。
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再発見の声 @Seoul [South Korea (Seoul)]
1月13日 金曜日。
風がなく、快晴。
ソウルらしい寒さが心地よい。
日本の冬よりもはるかに冷たく乾いた感じで、
カラダの芯がパリッとするような気分になる。
寒いのが好き、などとのたまわっているのは冬生まれのせいだからか、
あるいはただ単に頭がおかしいかのどちらかだろう。
ランチに出かける。
某SNS(ブログ内右下のメニュー参照です)で
知り合いになった方とランチの約束。
「名物料理よりも地元の普通のご飯」
というリクエストがあがったので、
以前、出向いた「韓定食(ハンシクタン)」の店を探してみることにした。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-06-05 (店の情報と写真はこちら)
記事に書いている通り、
写真を撮ろうと路地裏を探してウロウロ、ウロウロ。
そのときの人の流れに任せて入った店なので、
ドコの路地だったのか、まったく覚えていなかった。
ただ新設洞から鐘路を西に歩きはじめ、
東廟の通りを渡り、東大門を眺めつつ、
鐘路6街方面を目指して歩いていた途中にあったので、
ナニヤラそのあたりなのだろう、というのがおぼろげな記憶。
待ち合わせ前にそのことを伝え、
「店を探しながら歩くことになるかも」ということは話しておいた。
待ち合わせ場所の「東大門駅」に向かいつつ、虱潰しに路地を眺めていく。
2年前に出会った店を果たして見つけだせるのか。
韓国は食堂や店の入れ替わりが激しい。
そのため、見慣れたカンバンや店先もすっかり変わっていたりする。
ところがあっさりとその店を見つけてしまった。
今までどこを探していたの、というぐらいカンタンに見つけてしまった。
きっと今まで探していなかったに違いない。
おかげで初対面の方を引きずりまわすことなく、
直接、店に案内することができた。
残念だが、店先の垂れ幕に書かれた値段が書き直されている。
5,000wが6,000wに。
座敷に上がると並んでいる大皿も肉が減り、野菜中心。
数種類あった焼き魚も姿を消していた。
ブッフェ・スタイルの定食屋さんにも物価高騰の荒波か。
それでも10種類以上あるナムルやオカズの野菜を頬張り、健康な気分に浸った。
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値上げの声 @Seoul [South Korea (Seoul)]
1月12日 木曜日。
風がなく、きれいに晴れて、心地よい冬の空の下、
スタッフを誘い、ランチに出向いた。
「あそこも値上がりしたんですよ」
「へえ、例に漏れず、値上げ値上げだね」
韓国は昨年からガソリンが高騰、
リッターで換算すると日本とあまり差がないような値段にまで上昇し、
それがすべての物価に影響を及ぼしはじめた。
ここでもたびたび記しているが顕著な例が「デリバリー」、
出前のチャジャンミョンやピザが500wほど値上がりをみせると、
食堂なども徐々に値段を上げはじめていた。
「フェ・トッパプ(刺身丼)、
7,000wが8,000になりましたよ」
比率にすると10%以上の値上げだ。
1,000wは¥80ほどなのでカワイイものだが、
こちらでは缶コーヒーが一本買える。
昨日は結局、成田空港に4時間滞在した。
といっても「ユナイテッド・クラブ」での快適な滞在。
それもユナイテッドの自動端末機で早めのチェックインが可能であり、
「プライオリティ・パス」で「ビジネスクラス・ラウンジ」に居られる、
というアドバンテージがあってのこと。
条件が揃えば、スナックやコーヒーを片手に、
PCデスクで仕事をしながら、時間が潰せるのだ。
昼に成田を飛び立ったフライトは15:15に仁川空港に到着。
降りると目の前が入国審査場という、さすがアシアナ、いい場所に直付け。
まさにホームフィールド・アドバンテージ、
沖のコンコースに廻される外国フライトとは違うのだ。
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韓国は今年度から入国時、
フィンガー・プリント(指紋)とデジタル・フォトが義務付けとなった。
そのため、入国審査は混んでいた。
「権利侵害」と騒ぐ向きもあるが、
USAではかなり前から導入されていたし、
タイあたりも写真は撮られていた気がする。
デジタル化されている昨今、あまりオドロキにもならないのだ。
いずれ日本にも導入されるのかもしれないが、
「自動化ゲート」すら普及する気がない外務省は、
事件でも起きなければ、重い腰は上げないでしょうね。
少しばかり待たされはしたが、それでも30分後には到着ロビーに出ていた。
イトーヨーカドーで8の付く日は5%割引!セブンカード
「値上げが多くて困りますよ。
みんな、収入は上がってないのに支出だけが増えていくので、
現政権への批判はものすごいことになってますよ」
「へえ、そうなんだ。
日本でニュースを見ていると、今の大統領は人気があるのかと思ったよ」
「総じて人気ないと思います」
「それよりも値上げで刺身の量が減ってないことを祈るよ」
願いが通じたのか、やって来たドンブリには前と変わらずマグロの刺身がたくさん乗せられていた。
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1月の「毎月ソウル」 @Seoul [South Korea (Seoul)]
出発報告ばかりで、あいかわらず更新が滞っております。
と書きつつ、またすぐに出発の気配が。
その気配を感じつつ、ようやく2012年の旅を記してまいります。
まずは1月の「毎月ソウル」です。
それでははじまり、はじまり~
/////////////////////////
1月11日 水曜日。
2012年の「毎月ソウル」が動き出す。
まずはチケット手配。
昨年秋から高騰していたソウル便も、
冬の気配とともに投げ売りがはじまり、
12月にはかなりの値段まで落ち込んできた。
翌年の出発を見越して、師走の時点でチケットを探しあてた。
成田~仁川のアシアナ便が安売りをしている。
格安航空券にしてはめずらしく、便名が選べるタイプ。
こいつは使い勝手がよいぜ。
12:30発のOZ101、13:30のOZ103、19:00のOZ105の出発便が選べ、
リターン便は9時のOZ102と10時のOZ104の選択が可能。
-航空券購入明細-
航空券 11,000
国内空港使用料 2,040
旅客保安サービス料 500
手配手数料 3,150
値引き -3,150
燃油・航空保険料等付加運賃 5,180
海外空港使用料等 2,020
---------------------------------------------------------------------
合計 20,740円
enaトラベルでチケット空席確保! ツアーも!航空券も!スグに空き状況がわかる!
この値段で昼便利用できるのはありがたかったが、ちょっと待て。
12:30のOZ101便だと空港到着は2時間前の10:30。
神奈川の南端からたどり着くには2時間半が必要。
となると京急の地元駅、8時の電車に乗り込まなければならない。
ガッツリ平日、ラッシュ・オンタイム。
ギュウギュウの電車にキャリー・バッグ抱えて乗るのかよ。
こうなると安いフライトも意味がない。
ムムム。
OZ103は13:30。
こいつも似たようなもので、
ラッシュが終わりきらない車両に乗らなくてはならない。
結局、夜便のOZ105で行くしかないのか。
これじゃあ、便名選択できるメリットはゼロ。
う~~ん。
アッチをつつき、コッチをつつき、
いろいろ調べていると、別のところから光明が見えた。
「プライオリティ・パス」での成田空港使用可能ラウンジが増えている。
ユナイテッドとコンチネンタルは経営統合の結果、
ラウンジも統合、名称を「ユナイテッド・クラブ」に改めた。
以前は「レッド・カーペット・クラブ(RCC)」だったそれだ。
これを受け、成田の「ユナイテッド・クラブ」も
「プライオリティ・パス」で使用可能となったのだ。
無料アップグレードをもらっていたので知らなかったが、
たぶん経営統合の10月以降から。
なあんだ、前回のフライトでも使えたんじゃないかあ。
知らなかったオバカ。
ユナイテッドの「ビジネスクラス・ラウンジ」である「ユナイテッド・クラブ」には
PCデスクもあり、シャワーも使えることはたびたびこのブログでも記してきた。
USサイドのユナイテッド・クラブは使えていたのでそれが適用された形かな。
そのラウンジが使えるなら、空いている始発に近い京急を掴まえ、
早めに成田に行き、ラウンジでのんびり時間調整、という作戦はどうだろう。
コーヒー燻らせ、シャワーでも浴びて、ゆったり構えていればいい。
このヒラメキの直後、オンラインでチケットを購入、そして早朝のラウンジにいる。
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帰国の不思議 @Seoul -完- [South Korea (Seoul)]
12月23日。
昨夜、江南(カンナム)からの帰り道、気温はグイグイ下がり、
ホステルに着いた頃、時計が零時を過ぎると、
誰かのスマートフォンが「-7度」を示していた。
「明日はもっと冷えて、荒れるらしいですよ」
「明日は帰るだけだから、カンケイないデース」
2週間近い13日間の滞在も気づけば帰国日。
いつものように12時過ぎのユナイテッドのフライトにあわせ、
9時前にホステルをチェックアウト。
朝の冷え込みで空気が白く感じられるなか、
新設洞(シンソルドン)の地下鉄の駅へ向かった。
国内も海外も空港ラウンジが使える! 旅行にはこの1枚
通勤ラッシュで混み合う1号線に乗り込む。
乗換えが多い鐘路3街(チョンノ・サンガ)や市庁(シチョン)で、
シコタマ乗客を吐き出したので、
ソウル駅に着く頃には地下鉄の車内は空いていた。
広大なソウル駅の構内を横切り、
地下7階に至り、空港鉄道AREXに乗り込む。
9時最初の普通列車なので、仁川空港には10時に到着する計算だ。
空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」に無料登録可能!楽天プレミアムカード
ユナイテッドのフライトは、
24時間前からオンライン・チェックインはできるし、
空港の自動端末機でもチェックインができるので、
本来、そんなに早く空港に行く必要はない。
12:30のフライトに合わせたら、11時過ぎの空港到着でも十分だ。
とはいえ、出発日の午前中になにができる、というわけでもない。
それならいっそ、早めに出向き、
ビジネスクラス・ラウンジでノンビリ朝食、
と「毎月ソウル」では決め込んでいる。
それを可能にしてくれるのが「プライオリティ・パス」。
仁川空港に限ればアシアナ、KALのビジネスクラス・ラウンジ、
ゴールドカード・メンバー用のHUBラウンジ、
空港ホテルのあるMATINAラウンジの4箇所が利用可能、
食事のメニューにも飽きることがない。
満腹したら、あとは無料のWi-Fiを繋ぎ、
コーヒーを燻らし、出発前にメールチェック。
免税店に興味がない身としては、
コーヒー片手にソファーに埋もれていられる場所があるのがうれしい。
浮き足立った渡航客の喧騒から隔絶されたスペース、
出発前の時間を持て余さなくて済む場所があるのは大きい。
いつもそう思いながら、出発前にエスプレッソを楽しんでいる。
このフライトで2011年の『毎月ソウル』も完結だ。
12月の毎月ソウル
―完―
国内でも海外でもビジネス・クラスのラウンジが使えてしまう
「プライオリティ・パス」の情報詳細はこちらをご覧ください↓
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-17
各種空港のラウンジ情報
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-01-28 NY (EWR)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-03-13 NY (EWR)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-03-14 LA (LAX)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-05-07 ソウル (ICN)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-05-11 ソウル (ICN)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-08-27 ロンドン(LHR)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-11-04 ダラス (DFW)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-01-28 バンコク(BKK)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-17 成田 (NRT)
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物価の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月22日。
雪の気配なく、晴れ渡ったため、熱が逃げたのか、
ソウルらしい寒さが戻った。
寒さに負けて、寝過ごすと、
ホステルのフロントに見慣れない顔があった。
「ハジメマシテ」
寝ボケ顔でたどたどしい韓国語であいさつをすると、
そのオンナのコはキレイな英語で返してきた。
「今日からしばらく働きます、
よろしくおねがいします」
「英語通じるの? それなら助かるなあ。
いえいえ、お願いするのはこちらのほうでゴザイマス」
大学が休みの間だけ、デイタイムのスタッフ・ワークをするようだ。
ホステルには時々、新顔が登場するのだが、
オンナのコがやって来るのはめずらしいので、戸惑ってしまった。
なにせ館内は寝ぼけ顔や歯磨き姿でウロつくので、
気の抜き方100%なのである。
これは自分だけに限ったことではなくて、
中華系の女性客などはパジャマ姿や髪にカーラーつけた状態でウロつくので、
ホステルのなかはまさに「家」状態でもあるのだ。
げん屋はなれの【母の日ギフト】
夕刻、アポイントをとってある歯科医を再訪。
仮歯を合わせてもらいに伺ったのだが、
ドクターはキズの状態を診ると、
「いい状態なので、抜糸しちゃいましょう」という判断を下してくれた。
キズの状態によっては滞在中に抜糸できないので、
日本の歯科医に抜糸だけしてもらってかまわない、
というハナシになっていたが、
思わぬ展開で抜糸となり、気重な課題が解消した。
手際よく抜歯が終わり、仮歯をあわせ、終了。
「あとは5~6ヶ月、人工骨が定着するのを待って、
インプラントの施術です」
ということで、「インプラント挑戦劇」の第一幕は終了した。
母の日のプレゼントはベルーナグルメショッピングで!
地下鉄で江南(カンナム)へ。
日本語堪能なホステル・スタッフが冬休みの間だけ、
江南で翻訳の仕事をすることにしたらしい。
こちらの歯科診療と方向が近いので、
「ご飯でも行こうよ」という誘いをしていた。
歯科医で通訳もしてもらった彼にお礼をしたかったのだ。
三成(サムソン)の駅で待ち合わせ、地上へ。
会社帰りのスーツ姿が多く、女性もピッチリと着飾った感じが多い。
「ホステルや新設洞とは層が違うね」
「物価も高いですよぉ。ランチ食べるのに泣きそうです」
江南エリアはビジネス街。
オシャレで明るい店が立ち並び、必然、物価も高い。
5,000w前後のランチが8~10,000wぐらいはするようで、
学生バイトの身としてはバカにならない出費らしく、
キムパプなどで節約しているらしい。
「今日のランチもキムパプだったの?
じゃあ、ゴチソウするから肉、食べようぜ」
といってはみたが、どうやら気遣いされていたらしく、
水先案内人の彼が向かったのはタッカルビの店だった。
「ココにしましょう。ほかは待たされるみたいだし」
「え~。もっといい肉、食べてもいいのに~。
でも確かにオトコ二人で店先で待つのはイヤだな~」
「いいんですよ、こういう雑多なものをガッツリ食べたい感じなんです」
満腹するまで大きなナベをつつき、語らいあった。
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駅内の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月21日。
雪のせいか、厳しかった気温が緩んだ。
風邪は完全に抜け、すっかり普通の体調を取り戻した。
スタッフを誘い、いつもの「キムパプ・チョング」でランチタイム。
インプラントにするのは右の前歯2本。
その部分の抜糸がまだ済んでいないため、
噛み切るような食べ物は一切、食べられない。
そうなると奥歯で食べられる「キムパプ」が最適なのだ。
旨味えびせんお試しセット
「ダイジョウブですか?」
キレイに切られた海苔巻きを苦心しながら口の奥に放り込んでいると、
スタッフが心配そうに見ている。
「平気だよ、食欲はあるしね」
「そうじゃなくて。前歯なくて、噛めます?」
「ああ、もうハラボジ(おじいちゃん)の気分だよ。
なんなら噛まないでまんま飲み込むことにするよ」
「キムパプ詰まらせて、死なないでくださいね」
「それこそハラボジにいうセリフだろ~」
昨夜の雪で路面は白く覆われ、借りた自転車の出番が奪われたため、
ランチのあとはホステルでノンビリ過ごした。
手術で動けなくなることを想像して、文庫本を多めに持参してきたのだが、
まさか雪で読書量が増えるとは予想しなかった。
雑誌テレビで大注目の【げん屋の生七味】
夕刻になり、おもむろに千戸(チョノ)の歯科医院を目指す。
東廟(トンミョ)の駅から6号線で南に下り、
青丘(チョング)で5号線に乗り換え、東へ。
手術した人工骨が定着するまで、
インプラントの歯は入れられないため、仮歯で過ごすことになる。
その仮歯の型取りのため、出向いてきたのだ。
手際よく型を取ると、明日には仮歯が出来上がってくるらしい。
う~ん、地味な段取りで連日の通いがメンドくさいぞ。
30分弱の道のりも手馴れたものなのだが、
馴れるとそれはそれで面倒になってくる。
まあ、旅人の勝手な都合でしかないですね。
帰り道、乗り換えの駅でお気に入りのマンジューの香りに誘われた。
ソウルの地下鉄は乗り換えの連絡通路にやたらと広い部分が多く、
「エキナカ」よろしく、カフェはもちろん、コンビニ、洋服や靴屋まである。
ナゾのスペースは意外にも客を集めていたりするので、さらにナゾは増す。
構内に香ばしいニオイが広がっていると、
「人形焼き」のような「マンジュー」や「クルミマンジュウ」が売られている。
カスタード・クリームの入った「マンジュー」は口に放り込めるサイズで、
熱いのを歩きながらペロリと食べ切ってしまうウマサだ。
店じまいの間際らしく、オバチャンはまとめ売りで安くしてくれた。
スタッフの差し入れにこの冬、ハマっている柚子のホット・ドリンクを買い、宿に戻った。
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俗世の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月20日。
冷え込みがキツイ。
まだ熱を引きずっていて、食事も摂らず、午睡を続けた。
夕刻、長い眠りから覚めるとようやく熱が抜けていた。
扁桃腺の痛みから来る風邪には慣れたもので熱が引けば万事終了だ。
スイッチを切り替えたかのようにカラダは楽になる。
今回はオンドルの乾燥にノドをやられたのか、
あるいは手術後の弱ったカラダにつけ入られたのか、
原因はわからないが、どうにか普通の状態を取り戻した。
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風邪を引き込む前に元スタッフに自転車を借りていた。
通勤時のエクササイズ代わりに購入したらしく、
寒い冬の間は休眠状態らしく、二つ返事で貸してくれていた。
ソウル市内は世界の大都市の例に漏れず、
激しく飛ばすロードバイクをよく見かけるが、
この街の冬に飛ばすモノ好きは少ないのでしょうね。
ソウルで冬の風を切るとなると「寒い」というより「痛い」ですからね。
まったく乗ってなかったバイクにおもむろにまたがり、出かけることにした。
病み上がり、しかも冬空の下と「バカの二乗」で乗り込むことになるが、
借りてからすぐに風邪を引き込んだので、乗ってないのがシャクだった。
それに数日、ベッドに張り付いていたので、カラダを動かしたかった。
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チョンゲチョン(清渓川)の川沿いを上っていく。
気になった風景があると自転車を止め、写真に収める。
また漕ぎ出すと冬の澄んだ空気が病み上がりの身体を抜け、
ベッドで澱んだ細胞を通気しているかのような気になる。
茹でた麺を冷水でしめるがのごとく、
冷風がたるんだ身体を〆てくれているような気分だ。
冬場の自転車とはいささか狂気じみているかもしれないが、
それが異国の都市となるとペダルにも力が入る。
踏むに従い、血流が上がり、
澱んだ血が少しはまともに流れているような気分にもなった。
市庁前の広場はスケートリンクになっていた。
ワールドカップやWBCで驚くほどの人を集めた広場が、
冬場だけ特設リンクを設けており、
酔狂、あるいは元気をもてあました学生やカップルを集めていた。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-08-10 ワールドカップ・市庁広場前
隔世の床暮らしが続いたので、
俗世に浸りたくてしょうがない気分だが、
さすがにスケートに興じる元気は持ち合わせておらず、
ふたたび自転車にまたがった。
市の中心を走り飽きて、暖を求め、欲望渦巻くカジノに乗りつける。
温かいカフェラテを片手にしばらく勝利という名の欲望を追いかけてみる。
風邪に体力を奪われた身としては、気力もあまりついていかず、
つかもうとする勝利は遠かった。
病み上がりには欲望渦巻く巣窟は刺激が強すぎたか。
自転車で乗りつけ、カフェ代わりにカジノを使うバカもそうはいないだろう。
俗世の空気に触れ、外に出ると、暗くなった路面が白く化粧されていた。
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病床の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月19日。
風邪がひどい。
扁桃腺の腫れを抱え、熱にうなされ、
外の天気もわからないまま、寝続けた。
スタッフが心配して声をかけてくれる。
「風邪薬飲みますか?
ホステルの常備薬あるし、必要なら買ってきますよ」
「アリガト。他の薬飲めないんだよ」
「あ、そっか。なんか手伝うことあったらいってください」
「ちんちゃ・かむさはむにだ(本当にありがとう)」
化膿止めやらなんやら術後の薬を飲んでいるので、風邪薬は飲めない。
こうなるとただ寝ているしか手がない。
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人工骨埋設の手術の痛みより、
あきらかにこの風邪のほうが酷いのはどういうわけだろう。
ホステルの玄関から吹き込んでくる風が猛烈に冷たい。
どうやら外は冬本番、本格的に冷え込んでいる様子だ。
それでもあいかわらず熱には強い耐性で、食欲が落ちることがない。
キッチンに残っていたご飯で雑炊を作り、
ランチ代わりに流し込むとまた寝た。
日が落ちた時間にムックリと起き出した。
「ちょっとキムパプ、買ってくる」
韓国で約1,000年続く韓国の伝統的な自然健康食品
「オナカへっているなら代わりに買いに行きますよ。
ダイジョウブですか?」
「アリガト。ダイジョブ。
今日出かけてないから少し動きたいんだ。
カラダがベッドにめり込みそうだからね」
「寒いので気をつけてくださいね」
「アリガト。
あらためて『チャムチ・キムパプ』を買えるかどうか、挑戦してくるよ」
一日、宿に篭っているのも癪なので少し出歩きたかった。
日が落ちて、冷え込みはさらにきつくなっている。
それでも外の新鮮な空気が心地よい。
まったく異国の地で風邪引き込んでナニやっているんだか。
ブラ下げた袋の中のキムパプ、今度は「チャムチ」のはずだ。
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注文の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月18日。
冷え込みきつく、冬本番の日曜日。
どうやらオンドルの乾燥にやられたらしく、ノドが痛い。
術後から鎮痛剤やら化膿止めやら飲んでいるくせに、
ガッツリ風邪を引き込んだか。
昨夜食べたキムパプは「普通」のキムパプだった。
ツナの入ったキムパプを頼んだはずなのだが、
アルミホイルを広げて出てきたのは普通のやつだったのだ。
「あれ?『ツナ』っていったのに」
「ちゃんと『チャムチ・キムパプ』って頼みました?」
「あ!」
そう、つい日本語の習慣で「ツナ・キムパプ」と注文が口をついていた。
ツナは韓国語で「チャムチ」、
ツナはあくまで「ツナ」でご存知の通り「マグロ」を意味する英単語だ。
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「それたぶん、アジュマは『ツナ』が『トゥゲ』(2つ)って、
聞こえたんだと思いますよ」
「頼んですぐ出してくれたからおかしいと思ったんだ。
普通、ツナのキムパプは頼んでから作りはじめるじゃない?
それに払った金額もノーマル2本の値段だったし・・・」
普通のキムパプは一本1,5000w(100円ちょっと)と手軽で、
気軽に持ち帰りで注文する客が多いので、多めに作り置きがしてある。
ちなみにツナやタマゴ、チーズのキムパプは2,500wで、
オーダーしてから作りはじめることがほとんどだ。
「あ~あ、『チャムチ』のキムパプ、食べたかったなあ」
「『トゥゲ・キムパプ』じゃ全然、違いますね~~」
この「ツナ・キムパプの悲劇」はしばらくの間、
ホステルの事務所を訪れる韓国人に笑いを提供するネタとなった。
彼らにすると「ありえね~」というオモシロ・ネタらしい。
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ノドの痛みを引きずって、人ごみの日曜に出かける気にもならず、
宿のベッドで読書の午後を送った。
なにもしていない日曜日、近所の八百屋には出かけてみた。
いつもならカレーライス、という展開なのだが、
今回は日本からハヤシライスのルーを持参している。
インプラントの手術でスタッフに迷惑をかけるであろうことと、
どうせ術後は出歩くのもままならないだろうと想像していたのだ。
「おお、日本の『ハイ・ライス』ですね~」
韓国ではハヤシライスをこう呼ぶ。
「いっつもカレーだからね。たまにはバリエーション、バリエーション」
作り終えて煮込んでいると、
毎日、まめに料理をしている香港人の彼女がやって来て、
いつものように夕食の準備をはじめた。
「よかったら、日本の料理食べる?」
キッチンでよく顔を合わせるので、会話を交わす間柄にはなっていた。
「じゃあ、わたしはこれからオカズを作るから、代わりにソレを提供するわ」
「多謝(トーチェ)。いいねえ、食事が豪華になるねえ」
「できました? ハイ・ライス、早く食べたい!」
腹を減らしたスタッフが顔を出す。
「彼女がおかず作ってくれるって。
あ、そうだ、どうせならグァテマラの彼女も呼んであげなよ。
ハヤシライスが口に合うかわからないけど」
すれ違う旅人同士がひとつのテーブルを囲むホステルの夕餉。
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術後の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月17日。
痛み止めが切れたものの、たいした痛みもなく、
いつもと変わりない朝を迎えた。
どちらかというと「手術」という大仰な名目に、
気持ち的に疲れただけなのかもしれない。
右の前歯2本がない、間の抜けた顔で笑顔を見せると、
スタッフには大いにウケた。
彼らも心配してくれていたようで、
予想以上になんともない表情をしているこちらをみて、
安堵の言葉を返してくれる。
「元気そうですね。出前頼むんですけど食べられます?」
「まったくもって普通に食欲はあるから、
麺類頼むなら、同じものでいいよ~。ただし辛くないヤツね」
出発間近(約5日前)の空席をお安く提供!アミー号
出前が届き、前日と同じようにホステルのキッチンにドンブリが並んだ。
食べはじめて気づいたのだが、食べやすいと思った麺類が異常に食べづらい。
それもそのはず、前歯がないのだから、噛み切れないのだ。
これならご飯モノを口の奥に放り込んだほうがマシだったかもしれない。
「食べる気マンマンなのにすんごい食べづらい」
「麺、切りましょうか?」
スタッフが気遣ってハサミを取ってくれた。
焼肉をバシバシハサミで切るシーンはあまりにも有名で、
観光客は「アレをやりたい」などと思ったりするようだが、
この国では焼肉だけに留まらず、キムチもハサミで切るし、
メンミョン(冷麺)やチャジャンミョンの麺もハサミでバシバシ刻んでしまう。
ドンブリにハサミを突っ込むところをはじめて見たときは、
少しばかりひるんだが、もはや見慣れた光景。
ハサミって日本では「調理器具」としては認識されてないのですよね。
「食わず嫌い王決定戦」でびっくり!喜ばれる♪ 梅翁園のギフト
午後、術後の経過と検診のため、千戸(チョノ)の歯科医院へ。
化膿することもなく、経過は良好。
数日後の予約を取り付け、クリニックを後にした。
マスク姿で街をうろつく気にもなれず、
程近いウォーカーヒルのカジノで少しばかり時間つぶし。
こんな状態だとしゃべらないで座っていられるカジノはラクだ。
繰り返しコーヒーを飲み、航空券代を稼ぎ出し、帰途に着いた。
宿のそばにある定食屋「キムパプ・チョング」(直訳だと『海苔巻き天国』)へ。
「オバチャン、つな・きむぱぷ、2つクダサイ」
「はいは~い」
昼間の反省を生かし、海苔巻きなら放り込んで食べられると思い、
夕食用にお気に入りの「ツナ・キムパプ」を二つ頼んで持ち帰った。
いつもはオーダーしてから作りはじめるので、少しばかり待たされるのだが、
この時は頼んですぐに包んでくれたので、やけに早いなと思いながらも、
早い分には文句をいう謂われもないので、
プラスティック・バッグをブラさげ、宿に戻った。
「夕飯食べた?」
スタッフに袋を見せる。
「あ!いま、辛ラーメン、作ろうと思ってました。
一緒に食べます?」
「シンラーメン、カメナイからイラナイ。
キムパプ、イッショにタベヨウ」
そういって海苔巻きを包んでいるアルミホイルを開けると思わぬことが待っていた。
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手術の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月16日。
手術当日の空は雲ひとつなく、快晴。
そのため、暖気が抜けて、冷え込んでいる。
気温計を見てないが、マイナスの気配だ。
予約の10時にあわせ、地下鉄で千戸(チョノ)へ。
東廟前(トンミョ・アップ)の駅から6号線に乗り、
青瓦(チョング)で5号線に乗り換え、東へ。
ソウル市内の地下鉄は継ぎ足し継ぎ足し作り増ししているせいか、
乗換えがかなりメンドウだが、このルートは容易いので通院も助かる。
ドラッグストアの通販サイト!【ココカラファイン.ネット セガミ店】
カンタンな説明を受け、手術へ。
人工骨の埋設手術といっても歯科診療のイスの上で行われるので、
普通の治療と印象は変わらない。
前歯の歯茎部分に麻酔の注射をブスブスと打たれ、手術開始。
麻酔注射のあのなんともいえぬ感覚はナントカならないだろうか。
骨を削っているんだか、
くっつけているんだか、わからないが、
脳天に響く衝撃を受け続けること、一時間半。
たっぷりの骨伝導を喰らい、脳みそはモチロン、全身もぐったりシビれていた。
終わりを見計らって、日本語堪能なホステルのスタッフに来てもらい、
治療後の諸注意や今後の展開、薬の処方などを通訳してもらう。
「メシでもオゴるから助けに来てよ」と気軽な気分でお願いしたのだが、
考えてみたら、術後に一緒に飯を食えるはずもなく、
コーヒー飲んで一服、なんてこともできるはずもなく、
なんとも浅い考えの自分に気がついた。
お肌の事を本気で考えたプラセンタサプリ
「悪いけど、これでなんかオイシイモノ食べてよ」
「え~、なにもしてないのにこんなのもらっちゃ悪いですよ」
「いいのいいの。来てくれただけで気分的に安心感あるし」
「じゃあ、遠慮なく。一人でオイシイモノ食べますね」
「この状態を想像することを忘れていてさ、メシとか言ってしまったよ。
あとでこれでも食べるから」
もらった紙袋には病院が用意してくれたおかゆが入っていた。
有名店の一品でここまでサービスしてくれるとは思ってもいなかった。
「思ったより、元気そうですね」
「うん、全然、元気。コーヒー飲みたいぐらい。
まあ、脱脂綿くわえている状態じゃ、コーヒーどころじゃないけど。
あるいは麻酔切れたら、痛みがくるかもね」
「しばらくはダイエット状態ですね」
「ははは、そうかもね~。
ホント、ありがとうね、今日、来てくれて」
所用があるという彼と駅前で別れ、地下鉄でホステルに帰った。
たいして腫れてもいなかったが顔の前面全部が腫れているような気分、
こんな状態ではやれることもなかったので、
夕方から4時間ほど眠りについた。
寝ぼけ頭で夜半に食べたおかゆがやけにうまかった。
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食卓の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月15日。
キレイに晴れ渡ったせいで、気温が低く寒い。
いつものことだが日曜日は出かける気にならない。
地下鉄は混んでいるし、街なかのそこここは人で溢れていて、
少しばかりウンザリするのだ。
重ねて明日が手術日、ということもあり、
なおさら出かける気分にならなかった。
のんきに過ごしていると、スタッフにランチに誘われる。
「出前頼みますけど。ナニがいいですか?」
「まかせる~!!」
「食わず嫌い王決定戦」でも話題! スイーツみたいな梅干し
そう叫ぶと、5分後には出前のバイクがやってきて、
出前の定番のチャジャンミョン、
透き通ったスープでも油断ならない辛さのチャンポン、
それよりさらに辛くて赤いメウオ(辛口)・チャンポンが手際よくテーブルに並んだ。
男3人で互いのドンブリをつつきながらの昼食。
兄弟のような、悪友のような、気の置けないくつろぎのランチ・タイム。
夕方まで文庫本を広げ、鬱々と過ごしているとふたたびのオサソイ。
「今日、仕事終わったらみんなでご飯行きませんか?」
お肌の事を本気で考えたプラセンタサプリ
「こっちから誘おうと思ってたんだ。
明日以降は飯も満足に食えるかわからないしね」
「あ、そうでしたね。じゃあ、ナニを食べたいですか?」
「どうせなら、たくさん噛まなきゃならないものがいいかな。
今のうちに噛んでおくのだ!」
「そうなると・・・焼肉ですかねえ」
「あ、カルメギサルにしようか!」
「じゃあ、みなに声かけておきますね!」
ホステルからびみょ~な距離感の安岩(アナム)へ。
高麗大学(コリョデ)に近いこのエリアは安くてうまい店が多い。
韓国人を先頭に台湾人、香港人、日本人が続き、学生街をブラついた。
「カルメギサルの店、今日やってないみたい」
「じゃあ、なんでもいいよ。まかせるよ!」
偶然にもこの4ヶ国連合、揃いも揃って酒が飲めないオトコどもで、
サイダーを飲み交わしながら、サムギョプサルをつつきあうという、
奇妙なテーブルとなった。
さあて、明日は手術日だ。
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国名の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月14日。
厚い雲にもかかわらず寒い、ソウルはすっかり冬本番だ。
「ヘムル・カルグクス(海鮮うどん)」を食べたくなり、
この店を教えてくれたスタッフを誘うと二つ返事でノッてきた。
バスで鍾路(チョンノ)へ。
ランチタイムを過ぎていたが、店内はあいかわらず混んでいる。
客は黒づくめの男性ばかり、しかも年配男性ばかりでそれが可笑しかった。
「黒アジュシ(おじさん)ばかりだね」
「わたしたちも30過ぎてますから、『アジュシ』ですよ」
「じゃあ、アジュシ・オンリーの店だな」
茹で汁で作られたスープはトロミが効いていて、
寒風吹きすさぶ冬にはうってつけ、濃く立ち上がる湯気が愛おしい。
もっともすっかりお気に入りの店なので、冬も夏もなく、食べているのだが。
あいかわらずの味、4,500w。
韓国の食事の物価はこんなもの、やはりソウルはこうでなくちゃ。
『最低価格保障!差額+5,000円クーポンプレゼント!』
食後はソファーのあるカフェで文庫本に浸る。
連れはFacebookのHowTo本に首っ引き。
新装なったホステルをFacebookでアピールしようという算段らしい。
旅先ながら、こういうのんきな午後が好きだ。
夕刻、ホステルに戻ると、フロント周辺がニギヤカしい。
ラテン系の女性を囲み、なにやらワイワイと盛り上がっている。
「お~、おかえり~。
あ、この人、日本人だけど英語しゃべれますよ」
アイサツも慌しく、スタッフが彼女にこちらを紹介している。
「グァテマラからキマシタ、2週間ぐらい滞在シマス」
「コンバンハ。ワタシハにほんじんデス、
スペインゴ、スコシワカリマス」
キレイな発音の英語を聞き、
彼女が発した国名に合わせ、スペイン語でおどけて返してみせた。
「おおおお!!!!!!
久しぶりにスペイン語を聞きました!!!」
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かつての添乗員時代、4~5年繰り返し、南米を訪れ、
その際、必要に駆られ、スペイン語を学び、
それを試すため、スペイン・アンダルシアを旅したことなどを簡潔に説明すると、
彼女は納得しながら喜んでいた。
「韓国でスペイン語を聞くとは思わなかったわ。
この国ったら英語ですらホトンド通じないんだもん」
「そう、この国は韓国語が必須です。
英語だけじゃ、ご飯も注文できないでしょ。
南米で英語が通じないのと同様に」
彼女の英語は南米訛り、スペイン語訛りもなく、とても流暢だ。
大学の休みを利用して、ソウルにやってきたという。
南米ではほとんど英語は通じない、それは大都市でもそうだ。
ホテルや観光地はさておき、
日本では日本語、韓国では韓国語が必要なように、
彼の地での街歩きにはスペイン語が必須なのだ。
当時、毎年夏に南米を周遊するツアーを受け持っていて、
彼の地で英語だけで仕事することの無意味さを身を持って体感していた。
現地ガイドを介すれば苦労することはないのだが、
カミオン(バス)の運転手やレストランのギャルソンになにかを頼むのに、
通訳を介していては拉致があかない。
英語が通じるホテルでさえも、
バゲージを運ぶポーターやルームサービスにはスペイン語のほうがたやすく、
手際よく事は進んでいく。
カタコトでもスペイン語ができるとシゴトもハナシも早かった。
スペイン語を勉強したといっても某国営放送にお世話になった独学なので、
ほとんどブツ切りのカタコト単語、
しかも旅行用語がホトンドなので、
「会話」と呼べるシロモノではない。
それでも巻き舌の発音をしてみせると彼女は飛び上がって喜んでくれた。
「わお!クールね、日本人なのにその音が出せるなんて。
ここのスタッフですら『フロム・グァテマラ』、っていうと、
『アフリカのドコ?』っていうのよ、ヒドイでしょ?」
冗談交じりで彼女が怒ってみせると、
オフィスにいたみながこぞって巻き舌を試している。
その後ろでスタッフがGoogle Mapで「グァテマラ」を検索をしていた。
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記憶の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月13日。
よく晴れていて、気温が低い。
風がないので、キビシイというほどの寒さには至ってない。
非番のスタッフがホステルに顔を出した。
彼から「ランチいきませんか?」と気軽なオサソイ。
勤務明けのスタッフ、長期滞在の香港人を伴い、4人でスグそばの食堂へ。
「さっぱりしたものが食べたいなああ」
とつぶやく。
最近はすっかり韓国の「赤い味」に飽きてきている。
「じゃあ、ソコギ・サルグクスがいいですよ。僕もそれにします」
「イモ~(店員の総称)、
ソコギ・サルグクス2つとカルグクスとチャンポン!」
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「カルグクス」はまさに日本の「うどん」。
「チャンポン」も日本と同じ、といいたいところだが、赤いスープが牙を剥いてくる。
「チャジャンミョン」同様、出前でよく頼まれるメニューのひとつ、
小麦の麺に具沢山、見た目も名称も日本と同じなのだが、
普通の日本人なら火を吹きながら食べざるを得ないシロモノだ。
「ソコギ・サルグクス」が運ばれてくる。
「ソコギ」は牛肉、「サルグクス」はサル=米、ククス=麺のこと。
透き通った麺に透き通ったスープ、シンプルな色合いの中央に牛肉が乗せられていた。
食べながら記憶の糸を辿る、シンガ?バンコク?ヴェトナム?
記憶はとある街角に辿りついた。
ヴェトナム・ホイアン。
宿の近くにあった「フォー・ボー」
店先で茹でられていた牛肉のフォーだ。
麺と一緒に茹でられたモヤシがいっそうその思いをかき立てた。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-11-03 (フォーボー@ホイアン)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-29 (ヌア・センミー@バンコク)
お花見にぴったりな春のスイーツが大集合!
ランチの後、地下鉄で千戸(チョノ)へ向かう。
インプラント手術の前の検診、
レントゲンを撮り、患部を診るとドクターが今後の進展を説明してくれた。
患部が古いため、まずは人工骨の埋め込み手術。
それが着床するまで4~6ヶ月ほどかかり、
安定した後、インプラントを埋め込む、という流れ。
インプラントを入れるのは4月~7月と流動的、
患部の状態によるので、こればかりは仕方がない。
費用はインプラント1本が160万W、これを2本分。
それに人工骨が30万Wの計350万W。
前金で半分、完了後に半分でよい、といわれた。
この時のレートで約25万円ほどか。
(これは後からわかることだが、
術後の検診や施術など他の費用は一切かからず、この金額のみで済んで驚いた)
事前に知らせてあった滞在日程(今回は11~23日と長く取ってはある)にすり合わせ、
手術日は16日に決定した。
帰り道、宣告を受けたようで気が重い。
はしゃいでいる街の喧騒が煩わしく感じられたが、
決めたものはジタバタしてもはじまらない。
あとは腹を括るだけだ。
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料理の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
目的を失った3人は駅までの10分の道のりをのんきに散歩した。
韓国語と中国語と日本語と英語でバカバナシをしているうちに、
E-martが入っている駅に隣接したビルに戻ってきた。
「ランチしましょ、ランチ!気分転換にランチ!」
という台湾側の提案で、適当に選んだ食堂に適当に入り、
適当にオジンオ(イカ)の炒めものとケランチム(韓国版茶碗蒸し)、
そしてご飯を適当に頼んだ。
「足りなかったらなんか追加しますから」
こういうとき、ローカルがいるとものすごく助かる。
メニューは全部訳してくれるし、わからない料理は教えてくれる。
しかも韓国に於いては店の人に尋ねながら注文するのがうまいものを食べるコツだ。
丁々発止、店のオバチャンとやりあい、
味付けや盛り付けなどもお願いしながら注文するのが韓国の食堂スタイルだ。
「オバチャン、外国人が二人居るから、イカ辛くしないでね」
オーダーの時に韓国人の彼はそんな気遣いを重ねてくれた。
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「あら。外国人なの? わかんないわねえ」
「ワタシ、ニホンジンデス」
「ワタシ、タイワンジンデス」
皮膚も髪も瞳も同じ色、黙って座っていれば、見分けはつかない。
こんな町外れの駅ビルに好んでやって来る外国人はいないのだろう。
オバチャンの言葉をチョットだけ理解した日台連合が、
おどけて韓国語で答えてみせるとオバチャンは笑っていた。
先にやってきたオジンオ炒めでご飯を食べはじめる。
「カライはダイジョブデスカ?」
「オレはダイジョウブ。でもこれで辛さ控えめだろ?
台湾人食えるか? アイツを心配したほうがいいぜ」
韓国料理でイカやタコの炒めものはさらに辛い。
なぜかはわからないが、タコイカ料理は日本人では太刀打ちできない辛さなのだ。
外国人2名が今にも火を噴き出しそうなさなか、熱々のケランチムがやって来た。
「!」
まず、韓国人の彼が驚く。
続いて、このところケランチムにハマっている日本人が笑う。
その料理がなんだかわかっていない台湾人はおいてけぼりだ。
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デカイ。
通常、ケランチムは添え物、副菜なので、
一人前のトゥッペギ(汁物を直火にかけられる器)に入ってくる。
お椀よりも大きく、丼よりも小さいサイズが普通だ。
ところがこの店のケランチムはうどんの丼ぐらいあった。
オジンオ炒めの鉄板よりもデカイのだ。
「デカイねえ~。イイネエ~」
コレにハマっている日本人がほくそ笑む。
韓国人は台湾人にコレがなにかを説明している。
「オイシソウデスネ~」
料理を理解した彼がスッカラ(スプーン)で先鞭をつけた。
「デカイですねえ。これ、玉子何個使ってますかねえ?」
「7~8個は使ってんじゃない? あるいは10個・・・」
「そんな使わないですよ、いいところ4つぐらいでしょ。
あ! You Bet?(賭けます?)」
勝負ごとが好きな韓国人の彼がフッカけてきた。
「いいよ、乗るよ、玉子8個。Bet It」
「4個ですよ~。そんな使うはずないじゃないですか。
じゃあ、食後のカフェを3人にオゴるのでどうです?」
「OK、それでいいよ。ヘンに強気だな。
店のオバチャンに正解聞いてよ。ウソ通訳するなよ~ん」
「イモ~(店員さんを呼ぶ時の総称)」
店員を呼び、説明を理解してもらうと、
彼女はキッチンのオバチャンに大声で呼びかけた。
「タマゴ何個使って作ったかって、聞いているわよ?」
「ケラン(タマゴ)? パルよ!」(パルは韓国語で8)
食後のコーヒーがついてきた。
水西駅とE-mart
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郊外の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月12日。
空はスコンと抜けて晴れ渡っている、そのせいか寒い。
それでも風がないので、きびしいというほどの寒さではない。
昨夜、再会した台湾の彼と中国語が流暢な韓国人のスタッフに誘われ、
昼過ぎ、3号線の水西(スソ)駅を目指し、出かけた。
駅を降り、地上に出るとあたりはすっかり郊外で、
山梨か長野の町によく似た風景が広がっていた。
両側2車線の広い道路が方々に伸びていて、
そこだけが日本の地方都市と異なっている。
「凝ったディスプレイの店を雑誌だか、
ネットだかでみつけたらしいです。
自分の店の参考にしたいのでそれを見に行きたいって」
【じゃらん】憧れの豪華宿泊券プレゼントキャンペーン!
道行き、韓国人の彼が説明してくれる。
目的もわからなかったが誘われるまま、便乗したこちらなので、
大人しくついていくだけだ。
それでもソウルとはいえ、地方臭すら漂う周辺の光景に、
韓国人と日本人の口からはしだいに文句の入り混じった言葉がではじめた。
「ホントにこんなところに店あるの~?」
「シャレた店があるような土地じゃないんだけど~」
歩きながら台湾人の背中に連合国の無責任な言葉が浴びせかけられる。
「みたんだって~。あるんだってえ~」
前を行く彼は真剣だ。
「あ、きっとここだ」
広い道路を横切る横断歩道を渡ると突然、区画された住宅エリアが現れた。
ちょっとした坂の先にはゲートのような門もある。
台湾人は急に軽くなった足取りで坂を上がっていく。
「ここデショ!! この番地はこのヘンですね~」
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先行く彼がゲートを過ぎて間もない左手の建物を示す。
そこはかなり大規模な改装工事をしていた。
あたりは門構えの大きな家が多く、
宅地造成された高級住宅エリア、といういでたちのエリアだ。
「ここ? え? ココ?」
「とりあえず、工事の人に番地聞いてみれば?」
こういうときは探し回るより人に聞いたほうが早いことを知っている日本人は、
韓国人の尻を叩いた。
なにしろ現地の言葉を操れるのは彼しかいない。
作業をしている男性に声をかけ、事情を聞き、番地を示すと、
どうやらここで間違えないらしい。
「どうも数ヶ月前から閉鎖して、今日から工事に入った、って言ってます」
「プププ」
韓国・日本連合は笑いをこらえられない。
目的の提案主は狐につままれたような顔をしている。
孤独の台湾軍だ。
「ラッキーじゃん! 工事の初日が見られるなんて!」
「ナイス・タイミング! ユー・ソー・ラッキー!」
「なんで今日なんだ~」
ひと気のない住宅エリアに台湾人の悲痛な叫びが響いた。
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12月の「毎月ソウル」 @Seoul [South Korea (Seoul)]
桜も咲こうというこの時季に、
のんきに師走のブログ更新。
三つき以上のタイムラグ、
いったい何時追いつくのでしょう。
ということで、インプラントの施術に挑む、
「12月の毎月ソウル」。
はじまり、はじまり~
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12月11日。
日本は師走とは思えない暖かさで、気持ちが悪い。
案の定、成田空港ビル内も蒸し暑くて、それだけでイヤになる。
いつものユナイテッド、UA891便。
残念ながら無料アップグレードはなし。
ラウンジでノンビリ過ごしたあと、搭乗すると、
ビジネスクラスはビッチリ埋まっていて、
これじゃあ、アップグレードの恩恵も起こりうるワケはなし。
18:30、定刻どおり成田を出発し、
21:10、定刻どおり仁川に到着。
スカイトレイン、入国審査、とストレスなくテンプよくやり過ごし、
21:33の空港鉄道・AREXに乗り込む。
仁川の到着は雨が出迎えてくれたが、
AREXからソウル駅に降り立つとカラリと乾いていて拍子抜け。
しかも夜の空を雨雲が覆っているせいか、12月というのに冷え込みは緩い。
どうやら降っていたのは仁川周辺だけで、
ソウル市内には落ちてきていない様子。
到着を好天にするオトコ、未だ健在。
23時にホステルにチェックインすると知っている顔が待っていた。
以前記したが、台湾でショップを経営している彼。
台湾人の彼もここの常連。
彼の場合は数ヶ月に一度、東大門に買い付けでやって来ている。
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「久しぶり!」
「ボクは5分ぐらい前にチェックインしたんデスよ」
「なあんだあ、日本からのVIPを出迎えてくれなくてもいいのに」
「あはは、そうですよ~。特別出迎えです」
戯言を言うにとどめ、旧交を温めるヒマもなく、
部屋に荷物を放り込むと、ホステルを後にした。
「ごめん、コーヒーでも誘いたいけど、東大門で約束があるんだ」
「コレから? 忙しいですねエ。
ダイジョウブ、また別の日にご飯でも食べましょう」
会うや否やで別れを告げ、東大門行きのバスに飛び乗った。
チェックイン間もなく出かけていくのは、
以前、会った人が今回、同じタイミングでソウル滞在していて、
「時間があればカフェでも」という話しになっていた。
ところが日にちをすり合わせると、
今日着いたコチラと明日帰るアチラ、というタイミングしかなかった。
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特別ナニかをしましょう、とか、
ナニか食べに行きましょう、という約束ではないので、
無理することもなかったのだが、
旅先のタイミングなんかそんなもの、逃せばそれでオシマイ。
いや、旅先だけじゃない、すべてにおいて2度目のチャンスは巡ってこない。
市バスの席に座り、時計を見ると23:40を指していた。
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