物価の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月22日。
雪の気配なく、晴れ渡ったため、熱が逃げたのか、
ソウルらしい寒さが戻った。
寒さに負けて、寝過ごすと、
ホステルのフロントに見慣れない顔があった。
「ハジメマシテ」
寝ボケ顔でたどたどしい韓国語であいさつをすると、
そのオンナのコはキレイな英語で返してきた。
「今日からしばらく働きます、
よろしくおねがいします」
「英語通じるの? それなら助かるなあ。
いえいえ、お願いするのはこちらのほうでゴザイマス」
大学が休みの間だけ、デイタイムのスタッフ・ワークをするようだ。
ホステルには時々、新顔が登場するのだが、
オンナのコがやって来るのはめずらしいので、戸惑ってしまった。
なにせ館内は寝ぼけ顔や歯磨き姿でウロつくので、
気の抜き方100%なのである。
これは自分だけに限ったことではなくて、
中華系の女性客などはパジャマ姿や髪にカーラーつけた状態でウロつくので、
ホステルのなかはまさに「家」状態でもあるのだ。
げん屋はなれの【母の日ギフト】
夕刻、アポイントをとってある歯科医を再訪。
仮歯を合わせてもらいに伺ったのだが、
ドクターはキズの状態を診ると、
「いい状態なので、抜糸しちゃいましょう」という判断を下してくれた。
キズの状態によっては滞在中に抜糸できないので、
日本の歯科医に抜糸だけしてもらってかまわない、
というハナシになっていたが、
思わぬ展開で抜糸となり、気重な課題が解消した。
手際よく抜歯が終わり、仮歯をあわせ、終了。
「あとは5~6ヶ月、人工骨が定着するのを待って、
インプラントの施術です」
ということで、「インプラント挑戦劇」の第一幕は終了した。
母の日のプレゼントはベルーナグルメショッピングで!
地下鉄で江南(カンナム)へ。
日本語堪能なホステル・スタッフが冬休みの間だけ、
江南で翻訳の仕事をすることにしたらしい。
こちらの歯科診療と方向が近いので、
「ご飯でも行こうよ」という誘いをしていた。
歯科医で通訳もしてもらった彼にお礼をしたかったのだ。
三成(サムソン)の駅で待ち合わせ、地上へ。
会社帰りのスーツ姿が多く、女性もピッチリと着飾った感じが多い。
「ホステルや新設洞とは層が違うね」
「物価も高いですよぉ。ランチ食べるのに泣きそうです」
江南エリアはビジネス街。
オシャレで明るい店が立ち並び、必然、物価も高い。
5,000w前後のランチが8~10,000wぐらいはするようで、
学生バイトの身としてはバカにならない出費らしく、
キムパプなどで節約しているらしい。
「今日のランチもキムパプだったの?
じゃあ、ゴチソウするから肉、食べようぜ」
といってはみたが、どうやら気遣いされていたらしく、
水先案内人の彼が向かったのはタッカルビの店だった。
「ココにしましょう。ほかは待たされるみたいだし」
「え~。もっといい肉、食べてもいいのに~。
でも確かにオトコ二人で店先で待つのはイヤだな~」
「いいんですよ、こういう雑多なものをガッツリ食べたい感じなんです」
満腹するまで大きなナベをつつき、語らいあった。
↓ ワンクリックでランキングチェック!! ↓
にほんブログ村「海外一人旅」ランキング
コメント 0