郊外の不思議 @Seoul [South Korea (Seoul)]
12月12日。
空はスコンと抜けて晴れ渡っている、そのせいか寒い。
それでも風がないので、きびしいというほどの寒さではない。
昨夜、再会した台湾の彼と中国語が流暢な韓国人のスタッフに誘われ、
昼過ぎ、3号線の水西(スソ)駅を目指し、出かけた。
駅を降り、地上に出るとあたりはすっかり郊外で、
山梨か長野の町によく似た風景が広がっていた。
両側2車線の広い道路が方々に伸びていて、
そこだけが日本の地方都市と異なっている。
「凝ったディスプレイの店を雑誌だか、
ネットだかでみつけたらしいです。
自分の店の参考にしたいのでそれを見に行きたいって」
【じゃらん】憧れの豪華宿泊券プレゼントキャンペーン!
道行き、韓国人の彼が説明してくれる。
目的もわからなかったが誘われるまま、便乗したこちらなので、
大人しくついていくだけだ。
それでもソウルとはいえ、地方臭すら漂う周辺の光景に、
韓国人と日本人の口からはしだいに文句の入り混じった言葉がではじめた。
「ホントにこんなところに店あるの~?」
「シャレた店があるような土地じゃないんだけど~」
歩きながら台湾人の背中に連合国の無責任な言葉が浴びせかけられる。
「みたんだって~。あるんだってえ~」
前を行く彼は真剣だ。
「あ、きっとここだ」
広い道路を横切る横断歩道を渡ると突然、区画された住宅エリアが現れた。
ちょっとした坂の先にはゲートのような門もある。
台湾人は急に軽くなった足取りで坂を上がっていく。
「ここデショ!! この番地はこのヘンですね~」
業界最安値!エクスペディアの最低価格保証について【他社より1円でも高ければ差額+1,000円返金します】
先行く彼がゲートを過ぎて間もない左手の建物を示す。
そこはかなり大規模な改装工事をしていた。
あたりは門構えの大きな家が多く、
宅地造成された高級住宅エリア、といういでたちのエリアだ。
「ここ? え? ココ?」
「とりあえず、工事の人に番地聞いてみれば?」
こういうときは探し回るより人に聞いたほうが早いことを知っている日本人は、
韓国人の尻を叩いた。
なにしろ現地の言葉を操れるのは彼しかいない。
作業をしている男性に声をかけ、事情を聞き、番地を示すと、
どうやらここで間違えないらしい。
「どうも数ヶ月前から閉鎖して、今日から工事に入った、って言ってます」
「プププ」
韓国・日本連合は笑いをこらえられない。
目的の提案主は狐につままれたような顔をしている。
孤独の台湾軍だ。
「ラッキーじゃん! 工事の初日が見られるなんて!」
「ナイス・タイミング! ユー・ソー・ラッキー!」
「なんで今日なんだ~」
ひと気のない住宅エリアに台湾人の悲痛な叫びが響いた。
↓ ワンクリックでランキングチェック!! ↓
にほんブログ村「海外一人旅」ランキング
ぷっ!と吹いてしまいました~♪
水西駅、記憶にある駅だと思ったら、
有名な宮中料理のお店がありますね。
私は、水西駅より先の二梅駅まで今月中に行こうかどうしようか、
いまだ考え中です。
ソウル中心部の劇場と二梅にある劇場、2つのミュージカルを観たくて、
キャスティング日程と運賃を睨めっこしているのです。
1週間近く滞在できればいいのですが…。
by ひまわり (2012-04-07 10:57)
>ひまわりさん
有名な宮中料理があるんですか?
し、しらんかった。。。
なんかハイキングとか、遊歩道で有名な箇所みたいですね。
またにソウル市内から突出して見るとおもしろいですね~。
可楽市場あたりもそうですが、郊外感がすごいです。
by delfin (2012-04-08 20:58)