定宿から食堂へ @Seoul [South Korea (Seoul)]
6月18日、5日目。
曇っているが暑さはすっかり夏のものだ。。
扇風機だけの部屋にいる義理もなく、
エアコンのありかを探して、町に出ることにしたが、
日曜日の地下鉄はやけに混んでいて、
エアコンが効いているはずの車内にも暑さが充満していた。
昨夜は定宿のホステルに出向いた。
今回は新設洞には泊まらないが、ソウルに来ている旨を告げると、
夕食に誘われたので、手土産下げて出向いたのだ。
「カムジャタンを食べに行きましょうよ。
そうだ、他の友達が合流してもダイジョウブデスカ?」
どういうわけかハナシはデカくなっていて、
スタッフx2、台湾人x1、長期滞在で顔馴染みの日本人、
それに自分という面々がテーブルを囲むことになった。
単に食事するだけならニギヤカなのは歓迎だ。
韓国食品の店「韓国広場」韓国料理に欠かせない「えごまの葉」です^^
「ケニプ(エゴマの葉)、もっともらってよ」
「いいですけど、日本の人は『ケニプ』問題ナイデスカ?」
「なんで? 『ケニプ』は日本じゃあまりポピュラーじゃないから、
山ほど食べまくりたいけど?」
「いや、最近増えてきた中国のお客さんは、
『ケニプ』が嫌いな人が多いんですよ。
反対に韓国人は『シャンツァイ』がキライですね」
横で台湾人の彼がうなづいていた。
「ああ、日本人も香草はキライな人多いよ。
シャンツァイ、パクチー、イタリアンパセリね」
「スキデスカ?」
「スキジャナイデス。ニオイきついのキライデス。
でも避けて食べるほどじゃないかな。
納豆とか臭豆腐とかはムリデス」
台湾人の彼に合わせてジョークを放り込む。
オモニが漬ける本物キムチ、食べきりサイズ!
「ダイジョブ、ワタシも臭豆腐はスキナイデス。
でもニホンの人は納豆スキデショ? TVドラマでよく観ますよ」
矛先を向けられた彼が納豆を混ぜる手振りを見せながら、
切り返してくる。
「あ!観たことある。白い糸を引いてましたよね、
アレ、なんです? 食べてみたいですね~」
「おいしいらしいよ、大概の日本人は毎朝食べる。
コン(豆)がスキなら韓国の人もイケるんじゃない?」
「日本食があるスーパーなら買えるかなあ?」
食べ物の話題は世界共通でニギヤカに膨らんで楽しい。
「ドウゾ、ご自由にお食べクダサーイ。
でもホステルで納豆食ったらおれは宿を変える」
「そんなにキライなの?」
「スキキライがないおれが世界で唯一食べられないもの。
ヘビもネズミもワニもカンガルーもヒツジの脳みそも美味だったよ。
だから、日本を出れば安全、食べられないものはない!」
「たぶんニホンジンじゃないデスネエ」
「ゲテモノ料理じゃないよ、これらは普通の料理、
あるいは高級料理だからね。
あ、ムシはまだ食べ物の範疇に含んでおりません」
「じゃあ、台湾に来たら臭豆腐をご馳走します」
「あ、それがあったか!し、しまった」
カムジャタンの炒めご飯をつつきながら、話しは尽きない。
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