フロヤのハナシ @Hapcheon [South Korea (陜川)]
ハラボジは久しぶりの日本語のおしゃべりを楽しんでくれていた。
日本を訪れた際の思い出話は尽きないが、
友人の兄が「モギョクタンに行こう」と促してきた。
彼のクルマにおじいさんを乗せ、
3人で近くの『沐浴譚(モギョクタン)』に向かう。
韓国の家には浴槽もあるのだが、
ほとんどシャワーしか使わず、
週に何度かチムチルバンやモギョクタンに出かける向きが多いらしい。
地方都市がそうなのか、
都市部でもそうなのかわからないが、
日本人のように毎日風呂を沸かして、
湯に浸かるという習慣はないようだ。
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モギョクタンは巨大なダムが作り上げたハプチョン湖の近くにあった。
この旅で『モギョクタン』という単語を初めて聞き、
行く前に友人に問いただした。
「もぎょくたんッテ、ナニデスカ?」
「う~ん、チムチルバンの小さいやつと思ってください」
こちらが韓国語を解さないので、
英語でのコミュニケーションなのだが、
友人はあまり英語が得意ではない。
ただし留学経験がある中国語は流暢だ。
「沐、浴、譚、でモギョクタンと書きます。
タンは『湯』かな?」
「おお~、沐浴場かあ。風呂屋ね」
特に境界線があるわけではなく、
食堂もあり、ジムもあり、といった複合風呂施設が『チムチルバン』、
いわゆる「スーパー銭湯」が『モギョクタン』のようで、
モギョクタンといえどサウナが併設されていたりして、ここも例外ではなかった。
http://www.seoulnavi.com/special/5031444 モギョクタン(ソウルナビ)
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3人で湯に浸かっていると、
みながおじいさんに声をかけていく。
顔見知りがタオル一丁でアイサツを交わしていくのだ。
ハラボジはこの辺ではちょっとした「翁」なのですね。
風呂から上がり、家に戻ると夕食が用意されていて、
ハラボジ(祖父)、アボジ(父)、ヒョン(兄)、友人と食卓を囲む。
普通のご飯だが、家族に混ざり、食卓を囲むのは楽しい。
考えてみたら、家庭のご飯もモギョクタンも来韓初の経験だ。
満腹すると長距離バスの疲れもあったのだろう、
友人は早々に眠りについている。
暖かいオンドルに吸い込まれるようにこちらも眠りに埋没した。
旧正月の大晦日、長い一日が暮れた。
Myブログにお越しいただき、有難うございました。
今後ともよろしくお願いします。
by seawind335 (2011-07-02 23:16)
>seawind335さん
ご訪問&コメントありがとうございます!!
by delfin (2011-07-08 01:05)