Troublesome Market @Bangkok [Thailand (Bangkok)]
たっぷり日が落ちてから、出かけた。
ルンピニに巨大なナイト・マーケットがあるのだが、
もうすぐそこが閉鎖になるという。
「ムエタイ」で有名な場所だが、再開発の対象になったそうで、
マーケットはツブされるそうだ。
閉鎖になるなら見ておくか、というぐらいの気分でMRTに乗った。
地下鉄の駅に沿うようにマーケットは広がっていた。
だだっ広いエリアに出店が連なっている。
チャトゥチャック・マーケットより、
活気がないのは客が少ないせいだろうか。
大型のバスは香港や台湾系、あるいは日本人グループを吐き出していた。
ガイドが大声を張り上げ、先導している。
ツアーで夕食を済ませた帰りに、ちょっと散策、という流れか。
楽天ランキング第1位のピザ専門店
固まって動くグループ・ツアーにウンザリして、マーケットから逃げ出した。
地下鉄の駅を挟み、反対側に向かって歩く人の流れがある。
大きなショッピング・モールでもあるのだろうか。
流れに従うように歩いてみた。
すると急に屋台や出店が増えはじめ、
モーター・サイ(バイクタクシー)や駐車するクルマが路上をふさぎ、
ちょっとした渋滞を作り出していた。
ナニゴト? と思い、さらに歩みを進める。
そこにはムエタイのスタジアムがあった。
ああ!
馬油シャンプー 1本無料キャンペーン
実はナイト・マーケットを目指している間、
ルンピニが「ムエタイ」で有名であることをすっかり忘れていた。
欧米の観光客にも人気が高いムエタイだが、
あまり興味がなかったので、正確な場所を把握していなかった。
それがここだったとは。
スタジアムと呼ぶにはあまりに小さい建物の前は人で溢れ返っている。
思わぬものに出くわしたことと人の熱気に気圧されていた。
チケットを売りさばく人、
客の案内をしてる運転手、
予想の新聞を売るオヤジ、
オタオタしている欧米人、
食べ物を売るオバチャン、
ただ座っているだけの人、
熱気が人を集わせている。
さながら日本の競馬場や競輪場がそうであるように、
多くの人が溢れ、溢れた人が熱を発し、
その熱がさらに別の熱を帯び、特有の空間を作り出している。
記憶が定かではないが、
敬虔な仏教徒が多いこの国では「ギャンブル」がご法度だか、
ムエタイだけは賭けることを許されているんじゃなかったかな。
欲望が奇妙な熱気のコアであることは間違えなさそうだ。
生憎、こちらの欲望は競技にも博打にも向かわなかったが、
スタジアム前で広いスペースを陣取り、営業している店が気になった。
バカデカイ寸胴で豚が煮込まれている。
ギトギトした脂と様々なスパイスの入り混じった臭気が凄い。
軟らかくなって形もなくなりつつある豚肉が山積みにされ、
あたりの熱気を吸い寄せている。
それに呼ばれるようにここを訪れた人が、
次から次に注文しては皿を持ち、テーブルでそれをかきこんでいた。。
熱気に押されたのか、好奇心がむくむくと起き上がりはじめた。
↓「旅行」部門 ランク10位奮闘中! ↓ クリックでさらに上へ!! ↓
FC2 Blog Ranking
コメント 0