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International Bus @Udon Thani [Thailand (Bangkok)]

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気を利かせて、8:50に窓口を訪れるとすでに列ができていた。

やはり午前中の国際バスは人気があるようだ。
5分ほどするとオールバックでタンクトップのニイチャンが、
窓口を開け、チケットを売りさばきはじめた。
あんた、係員だったのね。

「よう、また来たね。お待たせ、というわけだ」

「今度は買えるかな?」

券売所にはほど遠いリラックス・ムードで、
冗談を飛ばしてきたので、こちらもおどけて見せた。

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「ダイジョウブだよ。
 あんた、言われたとおり早くきたから、まだシートはあるよ。
 パスポート、出して」

「ほい、これ」

「OK。80Bだ。10:30のバスね」

「さんきゅ」

ようやくチケットを手にしたので、
出発まではエアコンの効いた部屋でのんきな読書タイムだ。
つくづくバスターミナルの目の前のホテルで救われた気がした。

「チケット取れましたよ。10時過ぎにはチェックアウトします」

「OKよ、暑いからゆっくりしていって」

客も少ないオフシーズンのこの時季、ホテルものんびりだ。

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バスは45座の古いスタイルで、
子供の頃、小学校の遠足で使ったようなヤツだった。
窓が閉め切られているところをみるとエアコンは入るようだ。

チケットに乱暴に書かれた席番号に座ってみたものの、
窓際でしかも狭かった。
ヒザがあたってしまい、足をまっすぐに座れない。
隣の人が来たらどうしたらいいんだろう。

車内で席を確認したり、荷物を動かしたり、
忙しそうにしているオバチャンがいる。
たぶん車掌さんであろう、と目星をつけ、
チケットをひらひらさせて、呼び止めた。

「ヒザがぶつかって、この席には座れないんだ」

タイ語しか通じなさそうなので、英語もあきらめ、
日本語で伝え、ヒザを指差すと、
車掌オバチャンは最後列の真ん中を指差し、
「アッチへ移んなさいよ」と言った。

ただしタイ語がわからないので「たぶん」なのだが、
持っていた席番表を書き換えていたので、
きっと察してくれて、席を替えてくれたのだ。
このアタリのいい加減さが東南アジアで、
このフレキシブルは感じが旅人を気楽にさせてくれる。

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気がつくと車内は山盛りの買い付け品で溢れ、
通路は隙間なく埋まっていた。
45のシートはすべて埋まっていて、
早い時間にチケットを買うことを教えてもらわなかったら、
この時間すら乗りそびれていたかもしれない。

出発から一時間後、バスは国境に差し掛かった。


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