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Country Side @Udon Thani [Thailand (Bangkok)]

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バスは18:00ちょうどにウドンタニに到着した。

翌朝、ラオスを目指して発つので、
バス・ターミナルの目の前にある安ホテルをおさえた。

エアコンつき、ホット・シャワー、Wi-Fiあり、
シングルで300B。
古ぼけたホテルだったが、部屋は清潔で熱いお湯も出る。
一夜の宿にしては上出来だ。

結局、バスは20分遅れの9:45にバンコクを出発した。
荷物の積み方が悪いのか、
積み切れないのかわからなかったが、
ギリギリまでガイドやスタッフがドタバタを繰り返していた。

出発時刻を過ぎてから乗り込んでくるノンキな客もいる。

血相変えて5分前に飛び込んだ自分がバカらしくもなったが、
このあたりはやっぱり日本人の血なのだろう、
止まらない汗を拭きながら、苦笑した。

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シートは1+2席と広々。最前席は眺めがいいが、日差しが熱い

バスは「VIP」というだけあって、すこぶる快適だった。

2階に広がる24席のシートは、
3列で飛行機のビジネス・クラス並みで、
ヒザが当たるどころか、隣席の人が前を抜けられるほどの間隔がある。
シートはフットレストだけでなく、
マッサージ機能も備わっていて、
フル・フラットこそかなわないが寝るには充分の快適さだった。

アジアの長距離バスらしくスナックと飲み物も配られたが、
そいつはネットにしまいこみ、
時折停まるトイレ・ストップも無視して、寝続けた。

なにせ熱いタイでは日光を遮断するため、
窓は真っ暗、スモーク貼り。
郊外の景色を楽しむ、なんてことができない。
快適なエアコンの中、リラックスするのがイチバンだった。

約8時間のバス移動の疲れをシャワーで洗い流し、
町に繰り出すことにした。

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この街にやってきたことに特に理由はない。
ヴィエンチャンへダイレクトで向かう手立てもあったのだが、
ワンバウンドしてタイの地方の街を覗いてみるのも悪くない気がしたのだ。

1月に訪れたメークロンで、
楽しい街歩きができたことも引き金になっていたかもしれない。

地方都市、といってもこの街に大きなランドマークがあるわけでなく、
ショッピング・モールが街の中心に座っているだけだ。

その中はひと回りしただけで、
しょぼくれた雰囲気がひしひしと伝わり、
肩透かしを食らうどころか、滅入った気分になってしまった。

タイという国はバンコクの膨張、成長、変貌ぶりが異常なのだ。

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名も知らぬ青菜。タイ料理は野菜を多く摂る

他の街は「都市」と呼ぶにはか細く、
その落差は「街」と書くより、
「町」や「まち」と記したほうが伝わるかもしれないほど貧弱だ。
いい意味で「地方」であり、
同時にバンコクのエネルギーの恐ろしさ、
日本の地方都市の力強さを痛感する。

ウドンタニの「町」にすぐに飽きて、部屋に戻ることにした。




Bus Terminal前のHotel

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