North Bus Terminal @Bangkok [Thailand (Bangkok)]
ゲートを滑り降り、バスにたどり着いたのは9:25だった。
集まって休んでいたバイクタクシーのアンチャンたちに聞き、
指示された方向の大きな歩道橋に上がると、
バス・ターミナルの大きな建物が見えた。
ようやく、という感じで。
安心するにはまだ早い。
このバカデカイ建物の中から自分が乗るバスを探さなければならない。
これから建物を取り囲む売店や土産店の波を潜り抜けなければならず、
まだターミナル・ビル自体にもたどり着いていない。
時計とニラメッコの時間は続くのだ。
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相手は大都市バンコクの長距離バス・ターミナル、
規模と人の量はハンパじゃない。
永遠に続くかと思われる数の露店で埋まった通路を抜け、
チケット売り場に駆け上がった。
「ウドンターニー行きはドコ?」
手近かな券売所のブースに投げかけると、
無愛想なネエチャンは反対側のブースを指差した。
こういう時はひとりで迷い、思いあぐねるよりも、
誰かに聞いたほうが手っ取り早い。
海外ではその聞いた相手が正しいと限らないのだが、
それならそれで、数名に聞いてまわったほうが話しが進む。
振り返った窓口には確かに「ウドンタニ」と書かれていた。
屋台でよく売られているお菓子。クレープ状だが、食感はカリカリ
「ウドンターニー、9:30のバス、乗り場は?」
ブースに自分のチケットを突っ込み、乗り場を訪ねる。
「階段を下りたところ。アッチだよ」
窓口のニイチャンは目も合わさずに左を指した。
どうしてチケット売り場ってやつはドコモカシコも無愛想なのだ?
たぶん世界共通の接客基準か条約でもできているに違いない。
階段を駆け下りるとそこにはうんざりするほどの乗り場があり、
うんざりするほどのバスが止まっていて、
出発までの時間にうんざりしている表情の乗客で、
通路は溢れていた。
「ウドンターニー、チャン・ツアーのバスは?」
「アッチじゃないかな?」
乗り場で退屈そうにしているガイドを捕まえ、尋ねる。
こういう状況ではスタッフらしい制服を着た人物を捕まえ、
再三再四、繰り返し尋ねるに限る。
間違いが致命的になる場面では執拗な確認をしたほうが得策だ。
蒸かしたてのコーンとピーナツ。コーンは食べやすく実だけ落してくれる
「ウドンタニ」という表示を掲げたバスを見つけ、
ガイドに、ドライバーに、行き先を繰り返し尋ねた。
どうやらこのバスで正しいらしい。
チケットを見せ、荷物を預け、
二階席の指定席に倒れこむと一気に汗が噴き出した。
時計は出発時刻の5分前を指していた。
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