Baiyoke Tower @Bangkok [Thailand (Bangkok)]
街角の風景に紛れながら、そのまま路地裏を進んだ。
細くなる通りをさらに進むと、ポコっと開けた場所に出た。
引込み線か旧線かわからないが、
古ぼけた線路が真っ直ぐに横たわっている。
線路沿いは生活感剥き出しの建物が連なり、
使い古された調理品や簡易コイン・ランドリーが陣取っていた。。
学校帰りの兄弟だろうか。
古い線路は通学路、
家へ帰るいつもの退屈な道のりは、枕木が紛らしてくれるのだろう。
遊び遊び歩く姿は日本の子供となんら変わりがない。
仲良く歩く姿は話しかけたくなるぐらい微笑ましかった。
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路地裏に迷い、市場に迷いながら、街歩きを重ねた。
歩き疲れてホテルへ帰る途中、
旅の続きに必要なバス・チケットを買いに出向いた。
バス・チケットは通常、バス・ターミナルで購入するものだが、
ここバンコクでは、
市中にあるバス会社のオフィスでも購入できることを知っていた。
そのオフィスがホテルから近い所にあることも、
飽きずに同じホテルをおさえた理由のひとつだった。
タイの長距離バスや国際バスは、
「スタンダード」「ファースト」「VIP」とクラス分けされていて、
「スタンダード」=古い観光バスで40~55席。
「ファースト」=日本の高速バスという感じで32席と広め。
「VIP」になると、飛行機のビジネスクラス並みで24席しかない。
なかにはスタンダードが1~3のクラスに分けられていて、
そのなかに「ファースト」が組み込まれていることもあり、
安いものだと、エアコンがつかないものもある。
路線、行き先、時間帯、バス会社によって、
用意されているバスはまちまち、
当然、金額もピンキリだ。
今回は長い道のり、というころもあり、
評判のいいVIPバスを使うつもりでいた。
そのなかで「チャン・ツアー」は質がよく、時間も正確ということで、
このバス会社を利用する気になっていた。
ホテルからも近いバイヨーク・タワーへ。
バンコクで一番高いビルの近くにあるオフィスは、
夕方の遅い時間に訪れたせいか、
客もおらず、退屈そうな電話番の女のコが座っているだけだった。
「バスのチケット、買えますか?」
「OKよ、ここでも売ってるし、
ターミナルでも買えるわ」
「VIP24でウドンタニへ行くバスを1枚」
「今日?」
「いや、明日の分。今、買えるかな?」
返ってきた答えは的外れで拍子抜けしたが、
どうやら彼女は英語があまり得意じゃないらしい。
「30日、ウドンターニ、1枚」
説き伏せるようにゆっくりわかりやすい言葉で伝えると、
彼女はようやく端末を叩き出した。
「何時のバスがいい?」
「一番早いのは?」
「9:30かしら。席、空いているわよ」
「じゃあ、それを」
「520Bね」
9時間ほどの道のりで¥1500ほど。
旅行者を喜ばせてくれる金額だ。
手書きのチケットを目の前で切る。
キャッシュで支払いを済ませ、そいつを受け取った。
さあ、明日からバスの旅がはじまる。
CHAN TOUR @Baiyoke
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