Back Street @Bangkok [Thailand (Bangkok)]
この日も雨季の空は同じ表情をしていた。
9月29日、薄曇の空は気まぐれに雨粒をばら撒いている。
その雨の隙を狙って、昼ごはんを食べに出かけた。
ホテルはネットを介して、一泊$25(!)ほど。
この値段でも朝食がついていることにおどろかされるが、
ホテルが乱立するバンコクでは、
2~3,000円のホテルは山ほどあり、
当然、競争も激しい。
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値段ばかりでなく、サービス面も充実していないと客が来ないのだ。
上等とはいえないが、朝食はブッフェ・スタイルで出されていて、
宿泊客を集めていた。
コーヒーがあるだけでハッピーなのだが、
フルーツまで食べられるので、ありがたい。
前回の利用から気に入ってしまったのだ。
ホテルに近い路地裏を歩く。
狭い通りにもおかまいなしにクルマが通り、
バイクが擦り抜け、トゥクトゥクが排気ガスを撒き散らしている。
路地の両脇には屋台や車付きの出店が並び、
道幅をさらに狭めているが、誰もそんなことは気にしていない。
次々に注文が入る屋台を見つけ、列を作る。
雨が降りはじめるとビニールをかけ、退散。止むとまた営業再開
前の人が注文したのだろうか、
大きなナベで炒められたゴハンが香ばしいニオイを放っていた。
「コッチもチャーハン、チョウダイ」
炒めている最中のナベを指差すと、
店のオニイチャンが頷いてくれた。
これで注文完了。
あとは店の横に並べられたテーブルで、黙って待つだけだ。
プラスティックのイスに座ったまま、路地裏を眺める。
職場の制服スタイルで甘いものを買う女のコ、
持ち帰りのヌードルを詰めてもらっているアンチャン、
リアカーの上の果物を選り分けているオバチャン、
毎日繰り返されているだろう、路地裏の光景。
勝手に名づけた【イカ・チャーハン】は30バーツ
やってきたのはイカが入ったチャーハン。
予想外にもブツギリのトマトがウマイ。
うまいなあ、と声に出してみると、
向かいのテーブルのオヤジサンが、
こちらを見てニヤリと笑った。
自分も風景の一部になった気分で、香ばしいゴハンを頬張った。
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