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早い食卓 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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店内では2人のアジュマが働いていた。

小さくまとめられ、明るく清潔な店内、
雰囲気としては「主婦の手作りの店」という感じだ。
5人で大きなテーブルを囲んだ。

「なに食べますか?」

「おれがメニュー読めないの、知っているよね?」

「あ、忘れてました。
 いつも普通に過ごしているから、つい忘れちゃいます。
 じゃあ、メルチ・グクスでいいですか?」

「メルチ、ってジャコだよね?」

「ジャコってなんですか?」

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「あ、小さい魚のこと」

「それです、メルチはそれのことです」

日韓混載の面々にハングル、日本語、英語が飛び交う。
5人全員が一斉にわかる言語がないのがおもしろい。

メルチ・カルグクスの前に、
小さなおにぎりがやってきた。

「これは?」

「サービスみたいです、チュモパッですね」

「ナニ?チュモパ?」

「『コブシ・メシ』という意味です。チュモ・パップですね」

「へえ、日本語の『ニギリメシ』かあ」

「日本では『ニギリメシ』と言いますか?」

「『ニギリメシ』『オニギリ』『オムスビ』、名称はいろいろあるね。
 いずれも英語の『シェイク』を意味するけどね」

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韓国の人にいうと嫌がられるフレーズがある。
「オデンやキムパプ(太巻き)は日本オリジナルだよ」という言葉、
たいがい、イヤな顔をされる。

愛国心が強いのか、日本への対抗心かわからないが、
慣れ親しんだ食べ物が異国伝来、というのが気に入らないのだろう。
逆手に取って、飲み会のジョークにすると、
けっこう盛り上がったりするのでオモシロイ。

「今日は食べたら、ボーリングに行きますよ」

「食後のコーヒー・バトルをしますか!」

この店のカルグクスは素麺スタイル。

茹で上がった細い麺にダシがかけられている。
食べやすいサッパリ味。
汁はあまり熱くないので、
熱々が好きな日本人が食べたら、
きっと文句をいうに違いない。

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ヨーロッパのツアーに同行して、
「スープが熱くない」というセリフを何度耳にしたことか。

スープはスプーンで「食べる」料理なので、
熱が逃げる平皿で供される。
誰です、ズルズルとすすっちゃっている人は。
飲み物じゃないのです、汁じゃないんです。

どこかの街角で後ろから撃たれてもしりませんからね。


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コメント 2

ばうわう

はっ!
いつもスタッフさんとのやり取りが自然に載ってるので
私もdelfinさんがハングル読めないということを忘れていました(^^ゞ

忘れますよ~~~
これだけ馴染んでたら(笑)

カルグクスは私のカン・スジョン先生の大好物です♪
きっとこの写真を見たら韓国に帰りたくなるかも!
by ばうわう (2010-11-17 01:03) 

delfin

>ばうわうさん

相変わらず、ハングルの勉強が遅々として進んでおりません。

スタッフとは、英語、日本語、韓国語、中国語とグチャグチャで、
コミュニケーションとってます。
完全にアジアン・スタイルですね(笑

最近は自炊うどんもカルグクス・スタイル。
あれこれ入れて、楽しんで食べてます!
by delfin (2010-11-17 22:21) 

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