娯楽の作法 @Seoul [South Korea (Seoul)]
ランチの後はボーリング場へ繰り出した。
食事中に誰かが「ボーリングやりたい」と言い出し、
燃えさかる唇と舌を冷やしながら、みなが頷いた。
まあ、ボーリング場、といっても、
いつもの近所のちっちゃい、あの場所である。
ここ ⇒ http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-09
ランチの支払いは、というと、
「いつも土産やカレーをご馳走になっているから」と、
スタッフがワリカンで出してくれていた。
「財布は出さないでくださいね」と、
レジに向かうところを機先を制されてしまったのだ。
金額よりもその気持ちがうれしかったので、その言葉に甘えることにした。
こういう時はウダウダいわずに乗っかったほうがスマート。
あとでコーヒーをおごってもいいし、
次のチャンスにメシをご馳走すればいい。
学校に行く者、フロント業務に戻る者と別れ、
前に訪れた小さなボーリング場へ。
この日は日曜日、ということもあり、そこそこ混んでいた。
カップルで仲良くプレイしているのもいるし、
男友達とにぎやかに楽しんでいるのもいるし、
Yシャツに腕まくりで投げている人たちもいる。
小さいけれど地元の人たちが愛用しているボーリング場なのね。
そういえば、ソウル市内各所では、
バッティング・センターをよく見かけるし、
ビリヤード場もかなり多い。
バッティング・センターは、
駐車場の上に作られているものが多く、
空きスペースを上手に活用しているものがホトンド。
ビリヤード場に関しては、足を向けたことがないが、
赤白のボールとキューのデザインの看板をよく見かける。
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シンガポール時代、現地の友達に誘われ、ビリヤードにけっこう通ったっけ。
地元・横須賀の海軍基地の前にある「ドブ板通り」、
そこの玉突き屋にも通っていたことがあったので、
ナイン・ボールにはけっこう自信があった。
米兵とビールを賭けて突いていたりしたから。
ところがその目論見は見事に外れた。
なにせシンガポールは元英国領、
ビリヤードといえば「スヌーカ」のことを指す。
ナイン・ボールの店もないことはないが、
メインでプレイされているのはスヌーカで、こいつが驚くほど難しい。
ボールが小さく、ポケットのコーナーが丸いので、
しっかり狙わないとボールは落ちない。
「ホントに日本でやってたの?」なんてからかわれる始末で、
その口はナイン・ボールで勝負して、ようやく塞いでもらえた。
「韓国にはそんなに娯楽がないですからね、
これぐらいしか遊びがないんですよ。
たぶん日本にはもっといろいろな遊びがあるんでしょうね」
ソウル生まれのスタッフが、
まだ見ぬ日本に思いを馳せながら、教えてくれた。
シンガポールの友達も同じことをいっていたのを想いだした。
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