ゴチソウの作法 @Seoul [South Korea (Seoul)]
夜になって、東大門に出かけた。
ボーリングに来られなかった面々が、
各々、宿に戻ってくる。
日も落ちている時間で、
「一緒に夕食食べない?」という誘いの声をかけてくれたが、
丁重に断って、市バスに乗った。
このブログを読んでくれている人から声をかけられ、
今回、同時期にソウルにいる、ということがわかり、
「じゃあ、現地で食事しましょう」という展開になったのだ。
なにせ韓国の名物を食べるとなると「人数」がネックになる。
焼肉店などもホトンドが二人前からで、
なにげなく入った観光客一人なんてのは、
「ムリヨ~」なんてあっさり断られたりするのだ。
まあ、明洞辺りでは観光客向けに「一人焼肉」ができる店もあるみたいですが、
あのエリアは物価も「観光地プライス」ですからねえ。
高い金払って、一人で飯食う趣味はないのだ。
宿のスタッフに「うまくて安い店」を教えてもらったところ、
東大門から近いところに、
「タッカンマリ」の店が並ぶ通りがある、という。
「タッカンマリ」とは鶏を丸ごと入れたナベで、
正確に記すと「タック・ハンマリ」、
「タッ」は「タッ・カルビ」にも現れる「鶏肉」のことで、
「ハンマリ」は「丸ごと一羽」を意味している。
要は「トリ丸ごとナベ」ですね。
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不慣れな外国語も分解してみると、
意外とあっさりナゾが解けたりする。
英語にしろ、スペイン語にしろ、中国語にしろ、韓国語にしろ、
日本語同様、バラしてしまうと意外とわかりやすい。
韓国語においては「パプ」はご飯、
「ビビンパ」は「ビビン・パプ」が原型で「混ぜる・ご飯」。
「キン・パプ」なら「海苔・ご飯」です。
豚肉は「テジ」、「テジ・カルビ」はブタのカルビ、
鶏肉のカルビなら「タッ・カルビ」というわけですね。
他の外国語でもこのやり方で、けっこう対抗できますぜ。
ニギヤカな東大門エリアから清渓川を渡り、左手に折れる。
魚の油が焼けるニオイが立ち込める「焼き魚通り」を抜けると、
そこにトリナベの写真を掲げた「タッカンマリ通り」があった。
ああ、ここって、旧正月のときに歩いたシャッター通りじゃないか。
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