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NFL PLAYOFFS Championship [Sports]



各ディヴィジョンのチャンピオンシップ・ゲームに進むチームが確定しました。

ディヴィジョナル・プレイオフの対戦スケジュールに沿って、記していきます。
1/10 16:30ET Baltimore RAVENS@Tennessee TITANS
1/10 20:15ET Arizona CARDINALS@Carlina PANTHERS
1/11 13:00ET Philadelphia EAGLES@NewYork GINATS
1/11 16:45ET San Diego CHARGERS@Pittsburgh STEELERS
               (時刻は現地東海岸時間イースタンタイム)

ボルティモア・レイヴンズ@テネシー・タイタンズ、
ワイルドカード2番目、No.6シードのレイヴンズが、
No.1シード、ホーム・フィールド・アドバンテージを確定したテネシーに乗り込んでの試合。
これが波乱の「ディヴィジョナル・ウィークエンド」の幕開け。

レギュラー・シーズンから今シーズン最高のフットボールを展開していたタイタンズ、
守備、攻撃ともにバランスよいチームが一週間の休息、そしてホームでのゲームと、
好条件に好条件が加わり、「ROAD TO SUPERBOWL」へ万全の体制と思われた。

しかしレイヴンズ・ディフェンスがそれをみごとに打ち砕いた。
タイタンズに攻め込まれながらも、要所でボールを奪い、
得点に結び付けられないオフェンス力ながらも、同時に相手にも得点を許さない、という
ディフェンスによる「ボール・コントロール」というスタイルをみせた。
最後は試合終了1分前にFGをねじ込み、3点差で逃げ切った。

スコアこそ3点差の僅差で終わったが、内容は歴然。
レイヴンズ守備陣が試合をコントロールし、
その守備網を破る手立てを見出せないままタイタンズは敗戦、となった。



試合後のSTATSが特徴的。
ボールをキープした時間はタイタンズが34分7秒、レイヴンズ25分53秒、
ファーストダウンの数も同じく21と9と大きく数字で圧倒しながら、
試合ではレイヴンズ・ディフェンスが圧した。
3つのターンオーバー、4thダウン・ギャンブルやFGの失敗など、
要所でレイヴンズ守備に押し留められたのが敗因だ。

フットボールが数字のゲームでありながら、数字だけでは勝てないことを顕著に見せつけたゲーム。

重ねて、レイヴンズQBフラッコはルーキーQBとしてプレイオフ2連勝。
これはNFL史上初の記録である。


アリゾナ・カーディナルズ@カロライナ・パンサーズは、
今シーズン、アリゾナは東海岸での遠征ゲームは5戦全敗。
迎えるパンサーズはリーグで唯一のホーム全勝(8勝)、という試合前の下馬評。

雨の中、はじまった試合は、パンサーズがお得意のラン・アタックを生かし、先制のTD。
このまま、一方的な展開になる課と思われたが、
QBワーナーとWRフィッツジェラルドのコンビが大爆発、あっという間に逆転。
これに誘発されるかのように、QBデロームが大乱調、
5つのインターセプトと1ファンブルの大暴発でゲームは一方的な展開となった。

下馬評どころか、スタジアムも黙する試合展開に、
RBウィリアムズとスチュワートのコンビも不調。
お得意のランアタックはわずか75yに留まり、ジ・エンド。
プレイオフ出場を遂げるとかならずチャンピオンシップまで駆け上がっていたパンサーズだったが、
まさかの展開で雨の中、涙した。

ワーナー&フィッツジェラルドのパス・アタックは、黄金期のラムズ・オフェンスの再来。
最後までターゲットを探すワーナーに再びの「シンデレラ・ストーリー」を感じた。



アップセットで終わった土曜日に続き、波乱は止まらない。
フィラデルフィア・イーグルズ@ニューヨーク・ジャイアンツは、
強力守備、ラン攻撃、SB経験QBと、似ている部分が多い同地区のライバル対決。
ちなみに今シーズンの2対戦はともにAWAYチームが勝利している。

休養タップリ、磐石のNo.1シードのジャイアンツ相手に
最後にプレイオフに滑り込んだフィラデルフィアが苦戦するであろう、と思いきや、
試合内容は対照的なものになった。

前半は交互に点を重ねあう展開。
ジャイアンツのFGミスなどもあり、ガマンの様相を呈する流れだった。
殊勲は強力なジャイアンツ守備陣にラインを破らせなかったイーグルズ・オフェンス・ライン陣。
QBマクナブを完璧に守り、被QBサックをゼロに抑えた。
RBウェストブルックを筆頭とするラン攻撃がトータル59yと奮わなかったが、
マクナブにパス・ターゲットを探す時間を与え続け、得点を積み重ねた。

一方のジャイアンツは、シーズン終盤から波に乗るイーグルズ・ディフェンスをとめられず、
QBマニングは終始、プレッシャーを受け続けた。
RBジェイコブズは92yこそ稼いだが、ラン攻撃でTDを奪うことが出来なかった。

セイフティを許しはしたが、最後までガマンを重ね続けたイーグルズが、
ジャイアンツにキーとなるプレイを作らせず、勝利を奪った。

タイム・オブ・ポゼッション、トータル・ヤード、ラン獲得ヤードなど、
スタッツの多くの部分でジャイアンツが上回ったが、
イーグルズのミスの少ない堅牢なプレイが、ジャイアンツに流れを与えず仕舞いで
No.1シードを退けた。


ラストの試合は、
サンディエゴ・チャージャーズ@ピッツバーグ・スティーラーズのAFCのプレイオフ常連対決、
雪が舞うなかでのキックオフとなった。

レギュラーシーズン最終週で脳震盪で退いたQBロスリスバーガー、
同様に足の負傷でワイルドカードも前半しか出場できなかったRBトムリンソンと、
両チームともコアの選手のコンディションが気になる対戦。

リーグ1位の守備をあざ笑うかのように、チャージャーズがTDで先制。
スティーラーズ圧倒的有利という下馬評のなかで、驚きの先制点だ。

心配されたロスリスバーガーは、無難なプレイを展開。
RBパーカーを中心にしたラン・アタックで、チャージャーズ守備陣を挫く。
結局、パーカーは146yを走り、2TDを奪う。
この数字がこの試合のすべて、ともいえる出来栄えだ。

一方、エース・トムリンソンを欠いたチャージャーズは、
ワイルドカード・プレイオフでその穴を埋める活躍を見せたスプロールズに託したが、
「スティール・カーテン」にコントロールされ、わずか15yに留まった。

QBリヴァースは308yのパスを投げたが、大事なところでインターセプト、
またスペシャル・チームのミスが出て、シーズン終盤からの「ミラクル」もここで潰えた。



#6 ボルティモア・レイヴンズ  ○ 13-10 #1 テネシー・タイタンズ、
#4 アリゾナ・カーディナルズ  ○ 33-13 #2 カロライナ・パンサーズ
#6 フィラデルフィア・イーグルズ○ 23-11 #1 ニューヨーク・ジャイアンツ
#4 サンディエゴ・チャージャーズ● 24-35 #2 ピッツバーグ・スティーラーズ

またまた予想的中率は5割でした。(笑)

プレイオフ同一週に、アウェイ・チームが3つ勝つというのは、1971年以来の珍事。
(この時代は3つの地区優勝と2つのワールドカード)
シーズン終盤の波乱の展開がそのままプレイオフに影響したようですね。
またNFCにおいて、No.1~3シードがチャンピオンシップに進めないというのは史上初。


1/18 20:30ET Philadelphia EAGLES@Arizona CARDINALS
1/18 15:00ET Baltimore RAVENS@Pittsburgh STEELERS
                      (時刻は現地東海岸時間イースタンタイム)

という対戦。



スーパーボウルは「常連」チームはつまらない、というのが持論。
古豪カーディナルズ、初のスーパーボウル出場をみたい!というのはありますが、
イーグルズの好調守備陣がアリゾナのフィールドを席巻しそう。

アリゾナはホームゲームで強い、というわけでもないし…
ということでNFCはフィラデルフィアでしょうねえ。

強力守備同士の対決、AFCらしくない両チームのチャンピオンシップは、見ものです。
が、ボルティモアは今シーズン、ピッツバーグに2連敗。
「スティール・カーテン」と「ラン・アタック」という堅実な両輪でアッサリ勝利しそうです。
ボルティモアがボールを奪う「守備のボール・コントロール」という展開になれば、
ロースコアのガマン大会で、勝ち目も見えてきますが、まあピッツバーグでしょう。

ということでスーパーは、フィラデルフィアVSピッツバーグの守備対決かな?
これだと、勝つのはピッツバーグでつまらないなあ。

nfl-playoff2.gif

裏予想&希望の対戦はボルティモアvsアリゾナです。
ハイパー・ディフェンスVSハイパー・オフェンスのわかりやすい対決!
あれ?昔から「攻撃のAFC」、「守備のNFC」っていわなかったっけ?

「NFLでもっともおもしろいゲーム」といわれるAFC、NFCのチャンピオンシップゲーム、
(歴史上「スーパーボウルは凡戦が多い」といわれている)
もっとも質が高いフットボールが見られるこの試合、毎年、一番楽しみなのです。


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