SSブログ

早朝の気配 @Seoul -完- [South Korea (Seoul)]

IMG_7703.jpg

6時、ソウルの冬の朝はまだ暗い。

12月2日、気がつけば帰国日。
いつもと異なる大韓航空・KE2707は9時のフライト。
それに合わせ、暗い朝に宿を出た。

行きは羽田~仁川、帰りは金浦~羽田という変則フライトなので、
1号線と5号線を乗り継ぎ、
安上がりかつ、のんきに空港に向かった。

羽田と成田のように、金浦と仁川も似たような関係性。

手狭になった金浦に見切りをつけると同時に、
アジアのハブ空港となるべく、
シンガポールや香港に肩を並べるデカイ空港を仁川に造った。

この策はみごとに当たり、
シンガポール・チャンギ空港ともども、
インチョンはアジアのハブとして、韓国発展の大輪を担っている。

「ハブ化」などという新しい言葉を今更振り回してみても
どこかの国の空港は大きな後手を引いている。

IMG_7706.jpg

ハブ化を目指しているらしいリニューアルした羽田と異なり、
金浦空港は地方空港の面持ち。
装飾や天井の造りが時代を感じさせ、郷愁すら覚える。

出発ゲートやターミナルのサイズも羽田と肩を並べており、
やはり羽田に「ハブ化」などという言葉を当てはめてみるのは、
笑えないジョークとしか思えない。

ここでも「プライオリティ・パス」を使い、
ビジネス・クラスのラウンジへ。

おもしろいことにここは出国を済ませた制限区域内ではなく、
普通のロビーにビジネスクラス・ラウンジがある。
大韓航空とアシアナが軒を連ねていて、
搭乗券がないと入れてはもらえないシステム。

「プライオリティ・パス」ではどちらにも入場可能、
ここでは大韓航空のラウンジへ足を向けた。

IMG_7705.jpg
このカードなら国内でも海外でもラウンジが使える「プライオリティ・パス」が無料でついてくる!

たしか初めて韓国に渡航したのは、
「仁川空港オープン」というキャンペーンに乗っかった気がするので、
仁川空港開業の年だ。

その頃、韓国はツアー・コンダクターとしても行ったことがない国で、
あまりに近すぎて触手が伸びなかった。
当時は「買い物とエステぐらいしかないでしょう」と高を括っていたのだ。

実は添乗員というヤツはアジアに飛ぶことが少ない。

通常、日本の旅行会社は「現地旅行会社」にローカルの手配を頼む。
ホテルからレストラン、空港送迎や地上移動、
市内観光からガイドのアレンジと、
現地手配のホトンドは現地の旅行会社がやっていて、
日本サイドはそれを買い付けるような状態だ。



東南アジアにおいて現地旅行会社は、
日本語ができる「現地ガイド」を多く抱えている。
日本語が使えるガイドが付くならわざわざ添乗員が付く必要もがないので、
東南アジアのツアーは「添乗員付き」のコースが少ない。

それでもシンガポールのランド・オペレーター(現地旅行会社)にいた経験があるせいか、
東南アジアの初物のツアーや視察や研修のアテンドをよく任された。

ところがそういうツアーには質のいい「現地ガイド」が付く。
すると同行した「添乗員」は出番がなく、
まるっきり仕事をしていないような印象を与えてしまい、
それはそれで厄介だったことを覚えている。

お客さんにとっては「汗かき走り回っている」ほうが好印象のようで。

ちなみにツアコン時代は「客前で走らない」ことがモットーでした。
添乗員が慌てているとお客さんも慌ててしまう。
旅先にくつろぎに来ているのだから、
日本的な仕事スタイルを持ち込みたくなかったのですね。

会社にも同僚にもこのことは公言していて、
お客さんもツアーで数日を経るとこのスタイルを好んでくれ、
ともに現地の時間、スタイルで旅を楽しんでくれた、なんて記憶がある。

話しが飛んだが、仁川空港オープンの際、
安売りされたチケットを、
「10人分買うから空港送迎つけて」と某旅行代理店に交渉した。
テニス仲間に声をかけると最終的に11名が集まり、
結局、チケットとホテルをブッキング、
空港送迎をサービスしてもらい、
無事、渡航に漕ぎ着けたのが初の韓国渡航。

IMG_7707.jpg

旅行業の奮わない昨今、
友達、仲間、同僚、親戚、一族郎党、同窓会などなんでも、
10名といわず、5~6名集めれば、
韓国だろうが、イタリアだろうが、ツアーを組んでくれますぜ。

4人だと普通のツアーに回されてしまうので、
なんとかもうちょっと集めて、
「専用車出してください」なんて掛け合ってみては?
市内観光がNGでも、空港送迎だけとか、
相手は代理店、ダメモトで交渉してみてみるのもアリですよ。

いっそこのブログで集って、どこか行こうかなあ。





11・12月の「毎月ソウル」


―完―


国内でも海外でもビジネス・クラスのラウンジが使えてしまう
「プライオリティ・パス」の情報詳細はこちらをご覧ください↓
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-10-21

各種ラウンジ情報
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-01-28 NY  (EWR)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-03-13 NY  (EWR)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-03-14 LA  (LAX)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-11-04 ダラス (DFW)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-08-27 ロンドン(LHR)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-05-07 ソウル (ICN)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-05-11 ソウル (ICN)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-07-19 ソウル (ICN)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-01-28 バンコク(BKK)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-10-21 成田  (NRT)
↓ 「旅行」部門 奮闘中! ↓ クリックしていただけると、書き手の励みになります ↓
JRANKブログ

nice!(13)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 13

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。