風とテーブル @Seoul [South Korea (Seoul)]
夏を前にしたこの時季になると外がニギヤカだ。
食堂や飲み屋の店先には、
テーブルとイスが並べられ、
地元の人たちは好んで外でくつろぐ。
韓国の映画やドラマでよく見かけるシーンが、
当たり前のように街角に転がっている。
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開放感のある表での飲食をみると、
やっぱりこの国もアジアだなあ、と思う。
しばらく暮らしたシンガポールでも、
仲間とくつろいで呑むのは屋台の軒先だし、
タイでも路肩のイスやテーブルはいつも埋まっている。
まとわりつくような湿気があたりを覆っていてもだ。
ここが東南アジアとちょっと違うのは、
ビールを氷の入ったグラスで飲まないところかな。
エアコンの効いた店もあるのに、
外のスペースが好まれるのはやはり開放感だろう。
プラスティックのテーブルにプラスティックのイスという、
安っぽいつくりでもみんな好んで外に座る。
たとえ店内にエアコンが入っていても、
気分よく飲み食いするなら、外の席だ。
多少大きい声を出しても咎められないし、
隣のテーブルに気を遣うこともない。
エアコンの効いた中で食事したがるのは日本人だけかも。
こちとらエアコンを溺愛してはいるものの、
仲間と囲むなら、表のテーブルがいい。
テーブルが多少汚くても、食器がプラスティックでも、
この空間は捨てがたい。
ふと、昔の日本もこうだったのだろうなあ、という思いが浮かぶ。
暑い時節には歩道に縁台を置いて、
ビールを飲んだり、
将棋を指していたり、
スイカを食べたり。
大人も子供もくつろぎ、涼んでいたはずだ。
規制やルールで雁字搦めの日本にそんな風景は戻ってこない。
ひょっとしたらこういう光景がみたくて、
アジアの街を歩いているのかもしれない。
あるいはその風景の一部になりたくて。
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シンガポールは街中至るところにホーカーセンターがあって、外メシが楽しめるのが魅力ですよね。というか、メシ=外っていう感覚になっちゃいたような(笑)。
by opas10 (2010-09-26 10:41)
>opasさん
ホーカー以外のレストランでも外にテーブルがありますね~
みんな外が好きです。
シンガの場合は、共働きがホトンドなことと、
「外食のほうが安い」ということで、自炊がものすごい少ないんです。
屋台で持ち帰りも当たり前ですからねえ。
by delfin (2010-09-26 23:02)