ブラックデイ @Seoul [South Korea (Seoul)]
3日目の4月15日は晴れたせいか、気温が低かった。
昨日は夕方になって、チムジルバンに潜りこみ、
原稿書きの疲れを洗い流した。
チムジルバンはいわゆる「スーパー銭湯」と同じで、
サウナや汗蒸幕(ハンジュンマク)を併設しているものもあれば、
トレーニング・ジムや仮眠所、
食堂まで完備しているところもある。
基本的には日本の「スーパー銭湯」と同じだ。
それどころか、アッという間に増えた「スーパー銭湯」が、
韓国のチムジルバンのパクリかもしれない。
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東廟にあるいつもの「SPAREX」は、
平日の夕方だというのに2~30人の人がいて、
けっこうにぎわっていた。
広い浴槽でカラダを委ねたものの、
なんとなく疲れを引きずっていて、
出てからもカフェでノンビリ過ごした。
夕食ナシで寝ようかなと思い、宿に帰ったが、
長期滞在のメンバーに誘われ、
夕食をシェアすることになった。
考えるのもメンドウだったので、こういう誘いはうれしい。
「うまくて評判がいい」というフライド・チキンの出前を頼んだ。
なんか「毎月フライドチキン」な気がする。
遅めに帰ってきた台湾系の旅行者が、
スタッフになにかを頼んでいた。
「ブラック・デイだから、チャジャンミョン(ジャージャーメン)を食べたい」
と出前を頼んでいるらしい。
そう、この日、4月14日は「ブラック・デイ」。
恋人たちの「バレンタイン・デイ」「ホワイト・デイ」に続いて、
恋人がいない人たちが集う「ブラック・デイ」なのだ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-04-15
彼女たちは出前で到着したチャジャンミョンをうれしそうに囲んでいた。
懸命にかき混ぜてみたり、黒くなった口元を写真に撮ったり、
韓国の特別な一日を満喫していた。
チャジャンミョンは韓国式中華料理の麺。
ジャージャーメンは日本式の名称だ。
韓国では忙しいときに食べる「ファスト・フード」で、
どこでも出前があるし、メニューにない店でも作ってくれたりする。
麺ながら食いごたえがあるので、かき込むにはいいらしい。
どんな味か、というと、野暮ったいミートソースという感じで、
甜面醤(テンメンジャン)のクドイ味付けが、
日本の人にとってはけっこうキツイかもしれないが、
好きな人にはヤミツキになる味で、
「お気に入りの店」を抱えているのがツウらしい。
彼女たちのニギヤカさにも疲れて、早めにベッドに倒れこんでいた。
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