ランチタイム @Seoul [South Korea (Seoul)]
11月最後の日になって、ようやくすっきりと晴れた。
朝、キッチンでコーヒーとトーストをほおばっていると、
夜勤明けのスタッフが顔を出した。
「おはようゴザイマス」
「コーヒーは? 飲む?」
こっちが働いているスタッフかのようにコーヒーサーバーを差し出す。
「ダイジョブデス。それよりも今日、ボーリング行きませんか?」
「!」
中秋の際、彼とプレイの約束をしていたのだが、
ボーリング場自体が、休日なのに営業していない、という事態に出くわし、
その約束を果たせなかったことを思い出した。
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「いいね、そのアイデア。今日のいつ頃?
明日は帰国だから、やるなら今日しかないぜ」
「午前中、用事を済ませてくるので、昼過ぎはどうですか?」
「OK。じゃあ、ここで」
そういうとそれぞれ分かれた。
部屋で仕事をこなすうちに昼前になった。
ランチにでも出向こうかと、キッチンに下りると、
ばったりと長期滞在の日本人に出会った。
「スタッフの彼からボーリングの話し、聞いた?」
「聞きました、聞きました。
行きましょう、行きましょう」
ゲストハウスにいると客とスタッフの情報は、
いい意味で筒抜けで、
大きな家に住む家族になったような気分になる。
「ボウリングの前に腹ごしらえに行かない?」
「ウチラもそう思っていたところなんです。
近所の定食屋に行こうか、という話になっていたんですが、
一緒に行きます?」
「イキマス、イキマス。
なにしろメニューが読めないから、タスカリマス」
定食屋は5分もかからないところにあった。
「ここ、24時間営業だから、覚えておくと便利ですよ」
「そういう情報はウレシイなあ」
「なに食べますか?」
「だからメニュー読めないんだよう(笑)
読んで聞かせておくれよう。
スキキライないからなんでも食べるよう」
オバチャンが持ってきたメニューを前に、
諸手を挙げて、降参していた。
ふたりはそれぞれ、プデチゲ、ラッポギを頼む。
ふたりのオススメ、に乗っかってこちらはカルビタンを頼んだ。
みなでつまめるので、マンドゥを追加で注文した。
「ここ、チェーン店なんですけど、味がいいんですよ。
いつも地元の人で混んでます」
4人がけのテーブルが6~7個しかない小さな店内は、
サラリーマンや買い物帰りのオバチャン、カップルが食事している。
出口に近いカウンターでは、
テイクアウトのキムパプやベントウを頼む人が次々やってきた。
こういう地元の人が親しむ味に出会えると楽しい。
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