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百貨中心 @Shenzhen [China]

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この日も天気がよく、道行く人は半ソデで過ごしている。

わずかながら東莞から南に下ったこともあり、
また海に近いことも影響してか、
10月というのに日差しも気温もしっかり上昇している。
秋の気配はカケラもない。

週末ということもあって、
ショッピング・モールは家族連れでにぎわっている。
中に入るとエアコンが心地よかった。

中国のデパートやショッピング・モールというと、
ひと昔前のヤボったいビルに造られた冴えない売り場が思い浮かぶ。
しかし、ここ深圳はさすが「経済特区」だけあって、
どこにいってもきらびやかなフロアが広がり、
手入れされたキレイな床が輝いている。

サイズ的にも日本のそれを凌駕していて、
セールを謳う漢字の張り紙さえ取り除いてしまえば、
アメリカのモールとなんら変わりがないことに驚かされた。

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ランチタイムになり、あえて普通の食堂に案内してもらう。

経済特区のオフィス・ワーカーがどんなところでランチしているのか、
どれぐらいの物価で日々生活しているのか、知りたかったからだ。

コギレイな食堂は地元の人で混み合っていた。

メニューは麺類で20~30元、
オカズがかかったご飯類で30~40元、
街の中心部だからか、現地の物価からすると決して安い価格ではない。
裏通りの屋台ならこれの1/2以下の値段で腹を満たすことができるだろう。

それぞれが好き勝手に注文し、やって来た料理を胃に収めた。
会計はテーブルで行われるらしく、手際よく済ませると、
お釣りと一緒にスクラッチ・カードが乗せられていた。

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なにかのキャンペーンが行われており、
支払った金額にあわせ、カードがもらえるらしい。
食後のコーヒーを飲みながら、
各々、コインを手に取り、銀色のスクラッチをこすってみた。

「ハズレ~」

「ダメ~」

みなの声が飛ぶ中、自分のスクラッチだけ、なにかが書いてある。
北京語を理解できるはずもなく、
地元スタッフに読み解いてもらう。

「これ、10元、当たりましたよ」

「おお!」

みなの笑い声で、店内の客の視線が一気にコチラに集まった。

「やるねえ、大枚だから山分けするか」

「いや、コーヒー頼もうぜ」

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それぞれが勝手なことをいう。
些細な金額で時間を食われてはムダなので、
地元のスタッフに使ってもらおうと、彼に手渡した。

「そうだ、これでロトを買いましょう!」

食堂の前にあった宝くじ売り場を見て、彼が声を上げた。

「この10元分、買いましょう!」

「いいね、それ」

「って、10元(150円)でロト買えるの?」

「買えますよ。当たったらみなさんをあらためて招待しましょう!
みなさんのお好きな数字を言ってください。
それをマークして、買うことにします!」

そういうとみなが告げた数字を持って、宝くじの窓口に押し出した。


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