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NFL Week 4 [Sports]

試合結果はもとより、試合が開けたウィークデイに驚きが走った週でした。

まずはセントルイス・ラムズ。
月曜にヘッドコーチ・スコット・リネハンを解任を発表。
エースQBマーク・バルジャーをベテラン・トレント・グリーンにすげ替えてみたものの、
連敗は止まらず、開幕4連敗となり、その責任をとらされた形。

後任はディフェンシブ・コーディネーターのジム・ハスレット。
ニューオリンズ・セインツのヘッドコーチとして6シーズン手腕をふるった経験がある。
ハリケーン・カトリーナの前年、ニューオリンズでのサマー・キャンプ取材に赴いたことがあるが、
日本からの取材を面白がり、誠実に対応してくれたことを覚えている。

タレントも少ないチームを引き継ぎ、立て直すことができるか。



続く火曜にはオークランド・レイダースがヘッドコーチ・レーン・キフィンを更迭。
シーズン前から名物オーナーのアール・デイヴィスと人事面で確執があり、
今シーズン限りで去ることが予想されたが、1勝3敗の現状でクビ。
昨年、史上最年少の31歳で就任も通算5勝15敗ではしかたナシかな。

後任はトム・ケーブル・オフェンシブライン・コーチが暫定的指揮だそうで。



不振=クビ、というのはNFLの古くからのパターンというか、伝統というか、
「プロのキビシサ」を絵に描いたような構図でしたが、近年はチーム作りに時間がかかることを懸案、
経営側と一体となったチーム作りが定型化してましたが、久々、NFLらしい速攻の解雇劇でしたねえ。
しかも連発はオドロキ。

さて試合結果ですが、
開幕3連勝のダラス・カウボーイズを同地区のライバル、ワシントン・レッドスキンズが止めました。
この試合はラッシングが勝敗のすべてでしょうね。
レッドスキンズが37プレイ、161y、カウボーイズが11プレイ、44y。
この差がみごとに時計にも現れ、38:09と21:51という状態。

破壊力ある攻撃力も時間を与えなければ怖くない、という封じ込めかたの見本です。



アリゾナ・カーディナルズとニューヨーク・ジェッツのゲームはハイパー・スコアリング・ゲーム。
両チームあわせて91点!
QBブレッド・ファーヴは6TDパスで自己最高記録、やることがハデです。
しかし両チームとも第1Qはスコアレスでこの得点って・・・ディフェンスはお昼寝?

激戦が続くジャクソンビル・ジャガーズは同地区のヒューストン・テキサンズ迎え、またまた激戦を展開。
最後に追いつかれ、オーバータイムに突入したものの、キッチリFGを決め、相手の息の根を止めました。
せめぎ合いを凌いでの勝利を積み重ね、チームがいい状態に転がっていきそうですね。
やはりAFCの「台風の目」になるかな?



そしてマンデーナイト・フットボール。

リーグ2位の守備を誇るピッツバーグ・スティーラーズが
リーグ1位の守備力を有するボルティモア・レイヴェンズを迎えての試合。
スティーラーズは「スローバック」のイエローヘルメットで登場です。

注;「Throwback」(スローバック)は、NFLが数年前に行ったキャンペーンのひとつで
旧デザインのジャージやヘルメットを着用すること。
オールド・ファンには懐かしさもあり、好評で、その後もワン・ゲームのみ取り入れられたりしている。
その後、MLBなどにも普及している。

先週のAFCらしいゲームと異なり、コッテコテにディフェンシブなゲーム。
両チームともAFCなんですけどね、この2チームだけ突出した守備力なのです。
平均失点12,7点と10,0点のチーム対決だけにいかに少ない得点を守りきるか、
あるいは守備がいかに得点するかに注目が集まりましたが・・・。



スティーラーズはエースRBパーカーがケガで欠場、
レイヴェンズもエースRBマゲイヒーが故障気味な上にエースQBカイル・ボウラーを負傷で欠き、
先発QBをルーキーのジョー・フラッコに委ねている状態。

シーズン序盤にして、主力をケガで欠く両チーム、やはり決め手を欠いたまま、延長戦へ。
ホーム・フィールドの有利さと攻撃力で上回るスティーラーズがオーバータイムをものにしました。
なんとも「ガマン」の一戦でした。

奇しくもハリケーン・アイクの影響で先週が「BYE WEEK」となったヒューストンとボルティモアの両チームは、
オーバータイムにもつれこみ、惜敗でした。
お休み、とってたのにね。

しかし開幕4週の時点でテネシー・タイタンズとバッファロー・ビルズが無敗なんて、誰が予想しました?

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斗夢

30年ぐらい前、シーズン開幕直前に
米国の機械製造会社を訪ねたところ、
そこ会長が熱烈なファン(チーム名は忘却の彼方^^)。
ここまで熱中できるなんて、と驚いた思い出があります。
帽子を貰ってきました^^。


by 斗夢 (2008-10-02 05:24) 

delfin

やはり「地元ファン」は熱狂的ですね。
前に記しましたが、試合数が少ないこと、地元に密着していること、が大きな要因だと思います。

Jリーグがそこそこ定着し、プロ野球が衰退するのは明白かと…

帽子、お使いじゃないんですか??
by delfin (2008-10-03 18:24) 

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