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朝食 @Melaka [Malaysia]

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翌日、こぞってクルマに乗り、朝食を食いに。

マレーシアやシンガポール、
いや、アジアの国では朝食は外食で済ませることがとても多い。
共働き家庭が多いことと、外で食べたほうが経済的で、
調理や片付けの手間も省ける、というのが大きな理由だ。

かつてシンガポールのオフィスにいたときは、
オフィスの下のコーヒーショップに、
カヤ(ココナツベースのジャム・ピーナッツバターのような食感とテイスト)が塗られたトーストとコピー
(シンガポールではコンデンスミルク入りのコーヒーをこう呼ぶ。いわゆる「紙のCOPY」は「フォトコピー」という)
のデリバリーを頼んでいた。

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「それって、頼むと持って来てくれるの?」

「そうだよ。毎日、オーダー決めるのはメンドウだから、
朝電話すると、決めておいたものを持って来てくれるんだ」

「おれも頼んでいいかな」

「かまわないよ、5~6人で頼んでいるのが増えるだけだから店は喜ぶ」

こんな感じでほかのスタッフが頼んでいるものに便乗させてもらった。

家の近所に朝食を売る店がなく、会社のそばで食べてもよかったのだが、
朝から蒸し暑い空気の中で食べる気は起きなかった。
オフィスならエアコンが効いたなかで、熱いコーヒーを飲むことができた。

スパムが挟まったトーストや目玉焼きを挟んだものなど試してみたが、
結局、カヤのトーストが冷めてもうまかったので、それに決めた。
¥200もしなかった気がする。

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この日は日曜日の朝、
通常、朝食を出している屋台は閉まっており、
少し離れているが「おいしくて有名な店」に案内してもらうことにした。

市場に隣接した店の周辺は、朝飯を求めるクルマで渋滞…
簡易駐車場からはクルマが溢れ出していた。
なんとか止める場所を探しだし、クルマをねじ込み、野外の店を目指す。

店先では、インド人のニイチャンが、手際よくロティ・プラタを焼いている。
インド風の素焼きピザというか、具なしお好み焼きというか、
日本でおなじみのナンよりもさらに薄く焼いたパン状の生地にカレーをつけて食べる、そんな食べ物。

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友達がコレを注文している間に、
店先に並んだ屋外のテーブルを確保する。

わたしはといえば、目の前で茹で上がった麺にいきなり惹きつけられた。
朝から暑いマレーシアの気候にもかまわず、
「ワンタンミン!」「スープで!」と叫んでいた。
(通常、麺類を頼むときは、面の種類を選び、
炒めた『ドライ』か汁入りの『スープ』かを選ぶ)

熱心に湯切りをしていたニイチャンと眼が合う。
これでオーダーはOK。

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「おお。頼み方、覚えているねええ」

「ははは」

「声がとおらないとね、なかなか順番がこない」
オーダーを入れたわたしを友達がからかう。

やってきたワンタンミンを平らげたのだが、まったくといっていいほど充たされない。
「やっぱり米の飯にするべきだった」と猛省しつつ、
友達が食べていたビーフン・ドライに目線が走る。

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まさかその目線を察したのではあるまいが、
目の前を通り抜けた店のオバチャンと視線が合う。

アジアの屋台では、注文に向かい、
自分が座ったテーブルの場所や番号を告げ、持ってきてもらい、
そのときに金を払うのが常道だ。

しかしこの瞬間、
「こ・れ・も・う・い・っこ」と、オバチャンにアイコンタクトで注文ができた。

ビーフンをつまむ友達の彼女がそのさまを観て、
「You are Lucky guy !!」と笑っていう。
混雑する店先で並ばなくて済んだのだから・・・

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旅先では、歩き回るせいか、小食気味になる。
だが、どうやら昨夜食べた「サティ・チェロップ」で胃袋に火がついたらしい。

これはいわゆる串焼きのナベという感じの食べ物。
竹串に刺さった野菜や肉、魚介類や豆腐を、
辛いスープ(チゲにも似たスープです)に浸し、茹でて食べる。
マレー料理版の「フォンデュ」、あるいはマレー版「シャブシャブ」かな。

トレイを持って、好きな具が刺さった串を選び、
テーブルに持ち帰って食べるスタイルで、
食べた串の量で金額が決まるわけだ。

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コントレックスはココが安い!

これがいくら食っても腹にたまらない。
辛いせいもあるのだが、茹でる鍋の味が単一なので飽きる。
焼き鳥サイズの串に刺さった具をチビチビと同じ味で食べていると、
満腹する前に飽きでしまうのだ。

なので、いくら食べても満腹感は訪れず、なんともヘンな感じ。

ビールやお酒のつまみにはおいしいんだろうけどねええ、夕食には不向き。
味がいい店に連れて行ってくれたせいか、店の前には空席待ちの行列ができていた。
しかもそのホトンドが家族連れ。
ということは、みなさん、これが夕食?!?!

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朝から麺2杯(といっても日本のドンブリよりかなり小ぶり)を平らげ、
ロティをカジリ、コピーを2杯飲み干した。
連れて来てくれたお礼に、
友達(麺1杯、ロティ1人前、豆乳1杯)とその彼女(麺1杯、紅茶1杯)の分も払ったが、
日本円に換算しても¥500いかず…

恐るべき金額。
あんまり安いと、食べ過ぎるぞ、マレーシア。


確実に食い過ぎるな、おれ。

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コメント 2

echo

マレーシアではコピーって言うんですね。
コンデンスミルク入りのコーヒー、私はずっとベトナムコーヒーって呼んでました。
アイコンタクトでオーダー・・・なんて、屋台の魅力から離れられなくなりますねw
by echo (2008-06-27 10:30) 

delfin

アジア全般、というかアジアの味で紆余ね、コンデンス入りのコーヒー。
紅茶、時々、むしょ~に飲みたくなるので、旅先で、インスタントの「3in1」を買ってきて、常用してます(^o^)丿
by delfin (2008-06-27 22:40) 

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