波乱のEURO2008 [Sports]
決勝トーナメントに突入したEURO2008。
トーナメント初戦、
予選A組を3連勝、1位通過したポルトガルが登場。
前回大会では地元開催ながら決勝でギリシャに苦い思いをさせられ、
再度、頂上を目指す優勝候補だ。
一方、「優勝の最右翼」といわれながら、
予選B組を2位通過、不安視されるドイツが、彼らの前に対峙する。
そのドイツが、予選で圧倒的に強かったポルトガルを、一蹴。
スコアは3-2ながら、内容はドイツの一方的なもの。
かくして雪辱の優勝候補=本命ポルトガルは、
予選で3連勝しながら、トーナメント初戦で散った。
2試合目も3連勝でB組をイチヌケしたクロアチア。
これに奇跡の逆転劇を演じたA組2位のトルコが迫る。
その試合は、EURO2008のベストマッチになるような幕切れだった。
延長後半、クロアチアが1点をもぎ取り、勝利を手中に納めたかに思えたが、
ロスタイム、トルコの意地がゴールネットを揺らす。
クロアチア失望の同点劇。
PK戦に突入したが、動転したクロアチアはそのまま試合を失った。
予選3連勝のクロアチア、悪夢の幕切れ。
3試合目は予選3試合で9得点、
フランス、イタリア、ルーマニアがひしめく「死の組」=C組を
3連勝で1位通過したオランダ。
対するはオランダ人ヒディンクが率いるロシア。
闘将ヒディンクが母国オランダに同立ち向かうのか。
ロシアが先制し、オランダが食い下がる。
延長に入ると、オランダの足はまったく動かなくなった。
かたや今大会、平均年齢がもっとも若いロシアは休まずに走り続ける。
その足がみごとに2点を奪い、誰もが予想しない結末を生んだ。
予選で完璧な攻撃力を見せたオランダ、
3連勝の攻撃力は見る影もなく、鳴りを潜めたまま、沈んだ。
そして今朝終わったばかりの4試合目は、
これまた3連勝でD組1位の「無敵艦隊」スペイン。
「死の組」で首の皮一枚残し、辛うじて2位通過を掴み取ったイタリア。
試合はスコア・レス。
イタリアの強固な守備は微動だにせず、
スペインもイタリア攻撃陣にスキを与えない。
また双方、堅牢なGKが頑なにゴールを守り続けた。
延長に入ってもゴールネットを揺らすことはなく、
トーナメント2試合目のPK戦。
「3連勝の1位チーム」がすべて消え去ってしまうのか、と思われたが、
「万年優勝候補」=スペインが辛くも勝利をつかんだ。
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相手が完全に分析してくるのか、
3連勝で慢心するのか、
それはフットボールの神様のみ知るところだが、
予選の出来はまったくアテにならない。
ドイツvsトルコは因縁の対決。
ドイツ国内にトルコ系移民が増え、ドイツ人の就業を圧迫、
ネオナチや急進派によるトルコ移民の迫害などがあり、
この二国、非常に緊張状態である。
試合結果によっては不穏な空気が流れかねない。
ロシアvsスペインはともに優勝から遠いチーム。
ソ連時代から大きな大会の決勝には進んでいないロシア。
「無冠の無敵艦隊」スペインは、
いずれの大会でも決勝に入ると腑抜けになってしまうのが特徴。
残り3試合。
目の離せない戦いが続く。
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