雨上がりの夜空に @Seoul [South Korea (Seoul)]
雨は深夜になってまた降り出し、午前中も降り続いていた。
雨を理由に惰眠を貪る。
休養を兼ねた渡航なので、カラダを休めるのもアリだろうが、
旅行先で寝て過ごすなんて、旅行者の風上にも置けない振舞いかもしれない。
そういえば、前回の4月に訪問したときも到着日は雨。
空港から乗り継いだ地下鉄、
次から次へとズブ濡れの傘を持った客が乗り込んでくるので閉口していた。
重い荷物を背負い、知らない宿を探して歩くのはあまり楽しいことじゃない。
ところがこういうところは悪運強く、
地下鉄の階段を上がると雨はスッカリ上がっていた。
今回もやっぱり雨を運んできてしまったが、
市庁でリムジンバスを降りた時に雨は上がっていて、
乗り継いだタクシーを降りたときも宿まで濡れずに済んだ。
夜中には宿の窓を叩く雨音がしていたので、悪運健在だ。
今回は前回と同じ宿。
シングルの安さと駅からのアクセスの良さに気をよくし、定宿化しようかと企んでいる。
シングルは4畳ぐらいの部屋にベッド、TV、机、冷蔵庫まで備わっていて、
共同シャワーなら22,000W。
シャワー付のシングルなら25,000W、
ドミトリーならもっと安いが、カメラを抱えた身としては、シングルが気楽。
3月に見つけ出した宿は設備は変わらないが、部屋のサイズがもう一回り狭く、
駅まで10分ぐらい歩くのがメンドウだった。
ここは駅まで3分ぐらいというアクセスがウレシイ。
雨が止んだ昼に宿を出る。
「マウル」という韓屋の写真が撮りたくて、仁寺洞(インサドン)へ。
雨上がりの涼しい風が午後になると止まってしまい、
昨夜から続いていた蒸し暑さが割増でやって来た。
かつての王宮であった景福宮と昌徳宮に挟まれたエリアにマウルは並ぶ。
王宮に仕える高級仕官=両班(ヤンバン)が住居を構えたこの一帯は、
日本の金沢のような「武家屋敷」をイメージさせる。
今は大使館などが並ぶエリアに変貌、ギャラリーやブティックなどが連なるオシャレなエリアだ。
観光案内所で周辺の地図をもらい、みどころを尋ねる。
観光案内所が貸し出している3時間1,000W(≒¥70!)という自転車が魅力的だったが、
写真を撮るため、歩みを進めた。
狭い路地に整った瓦屋根が並ぶ。
凝った造りの扉の金物が目を引く。
ひと気のない路地裏、ちょっとした異空間にしばらく浸っていた。
写真1; マウルの入口は鍵や扉具が装飾されている
写真2; ひと気もなく、閑静な佇まい
写真3; 門戸の前の鉢植えと
写真4; 新しく建てられた家も景観保存のため、韓屋の形式を模倣している
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一度だけオンドルのきいた個人宅に呼ばれたことがあります。
家族のように歓待してくれたことを思い出します。
でもその友人 直ぐに入隊してしまいました。
by furukaba (2009-05-18 12:00)
いいですね、写真を見ていて、韓国に旅に行った気分になりました。
by コヤンヒ (2009-05-18 22:34)
>furukabaさん
オンドル、いいですよね。
床の生活に慣れた日本人にはうれしい!
そう、アジアの国では「徴兵」あたりまえなのですよね~。
シンガポールにいた頃、
仕事場のガイドが「来週から兵隊!」といっていたのを思い出しました。
by delfin (2009-05-19 20:31)
>コヤンヒさん
ご訪問ありがとうございます!
旅先の空気を感じていただけてうれしいです!
by delfin (2009-05-19 20:33)
写真の撮り方がとっても好きです!!^^
by FROM 松本KANABANANA (2009-05-19 23:45)