Divisional Playoff 2013 [Sports]
遡って1月12・13日に行われたDivisional Playoff。
トーナメントの初戦を免除された成績上位チームが登場、
同じ地区優勝でもまさに「優勝候補」が凌ぎを削るので、
ポストシーズンはますます熱くなってくる。
注目はやはりQB。
スーパーボウル勝利経験のある「SS級」、
NEトム・ブレイディ、
DENペイトン・マニング、
GBアーロン・ロジャースが磐石の実力を見せつけるのか。
はたまた「次世代スター」といわれつつも頂点を極めていない、
BALジョー・フラッコ、
ATLマット・ライアン
HOUマット・ショーブが真のスーパースターになれるのか。
あるいは彗星のごとく現れたニューフェイス、
SEAラッセル・ウィルソン、
SFコリン・キャパニックが真の救世主となるのか。
しかし4試合とも試合終了まで目が離せない試合ばかり。
手に汗握るとはこのことか。
まずはAFC。
ボルティモア・レイヴンズ(#4)@デンバー・ブロンコス(#1)。
ケガで一年間の休養を強いられると、
チームはドラフト1位でQBアンドリュー・ラックを指名。
世代交代の波に追われた形となったペイトン・マニングを、
デンバー・ブロンコスが諸手を挙げて迎え入れた。
結果、この大英断がチームを生まれ変わらせた。
リーグ屈指のスーパースターは若いチームを牽引し、
プレイオフどころか、カンファレンス1位の成績13勝3敗で、
ホームフィールド・アドバンテージをも手にした。
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取材に出向いた10月末=第8週の時点では4勝3敗と、
プレイオフも微妙だったんですけどね。
その後、負け知らずで駆け抜けるとは、ビックリでゴザイマス。
対するボルティモア・レイヴンズは前述しましたが、
チームリーダーの「レイ・ルイスと一試合でも多く」が合言葉。
試合は終始、取っては取られての鍔迫り合い。
タッチダウンを重ねあい、残り時間1:09で35対28でデンバーのリード。
しかしこの1分でフラッコがまさかの70yタッチダウンパスを通し、
ふたたび肩を並べ、オーバータイム(OT)へ。
OTでも膠着状態が続いたが、
最後はマニングがミスを犯し、インターセプト、これでジ・エンド。
ゲームはダブル・オーバー・タイムに至り、
アウェイのボルティモアが勝利、チームメイトのレイとの試合はまだ続く。
ヒューストン・テキサンズ(#3)@ニューイングランド・ペイトリオッツ(#2)。
若いヒューストンがプレイオフ常連のニューイングランドに圧倒されたまま、
試合を終えた感が強い。
QBショーブは343yとQBブレイディの344yに引けを取らない数字を刻んだが、
3rdダウン・コンバージョンが26%では勝負にならない。
各クォーターでTDを奪ったニューイングランドの圧勝で、
この週末、唯一のワンサイド・ゲームとなった。
気がかりはケガから復帰したWRグロンコウスキがふたたびケガしたこと。
翌週以降のニューイングランドの攻撃に支障をきたさないとよいのだが。
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続いてNFC。
シアトル・シーホークス(#5)@アトランタ・フェルコンズ(#1)。
過去4年勝ち越し、3度のプレイオフをものにしている好調アトランタ。
しかしその3度のプレイオフはすべて初戦敗退、
若いチームのもろさが結果となって現れてしまった形だ。
しかもその初戦で対戦したチーム、アリゾナ、グリーンベイ、NYジャイアンツ、
これらがすべてスーパーボウル出場を果たす、という奇妙なデータを残している。
今年の流行、といってもいいモビリティのあるルーキーQB。
守備のプレッシャーがキビシイNFLでは1年目のQBの成功例は少ないのだが、
「RB並みに走れる」ということが彼らの活躍を支えた。
昨シーズンは「ワイルド・キャット」、
今シーズンは「リード・オプション」がNFLの攻撃の兆候だ。
シアトルでもQBウィルソンの出現がチームを生まれ変わらせる原動力となった。
それをリーグ最小失点の守備がバックアップする。
前半20対0と一方的な展開に見えたが、
後半、シアトルがみごとなキャッチアップ。
試合終了31秒前、RBリンチのTDランで28対27と試合をひっくり返した。
しかしタイムアウトが残っている状態でのこの残り時間は「短い」とはいい難い。
逆転で堅牢なシアトル守備陣も気が緩んだのか、
34、22、19yとロングのパスを次々許した。
ここでは冷静にパスを重ねたQBライアンを褒めるべきか。
残り8秒、カンタンではないがアトランタが49yのFGを決め、30対28と再逆転。
この時点でヘッドセットをかなぐり捨ててしまったHCピート・キャロルは、
指揮官としては失格だろう。
シアトルはタイムアウトも残っており、2プレイ、少なくとも1プレイ残っていた。
アトランタがあきらめなかったように望みは捨てるべきではない。
グリーンベイ・パッカーズ(#3)@サンフランシスコ・49ers(#2)
ともにレギュラー・シーズン11勝を上げた好調チームの対決。
2005年ドラフト、1位ながら24番目で指名されたのがグリーンベイQBロジャース。
彼はすでにスーパーボウルを制覇し、毎シーズン優勝候補の成績を重ねている。
その年、いの1番の指名権を持っていたサンフランシスコは、
1巡目1位でQBアレックス・スミスを指名している。
第10週、そのスミスはケガでアウト、代役として2年目QBのキャパニックが起用され、
彼の活躍がチームをプレイオフまで牽引、
皮肉にも1巡目1位のスミスの居場所を奪った形となった。
試合は「超」オフェンシブ・ゲーム。
開始早々、インターセプトを喫したキャパニックだったがそれを払拭する、
181y(!)というランを刻み、グリーンベイ守備を翻弄。
毎クォーター、TDを重ねた。
攻撃力のあるグリーンベイも前半こそ食い下がったが、最後は息切れ。
5試合184回インターセプトのなかったロジャースがミスを犯し、これでジ・エンド。
「シンデレラ」キャパニックのSF、
「超一流」へ脱皮となるかライアンのATL、
「レイ・ルイス・ラストシーズン」のBAL、
「王朝再建」のNE。
おもしろい4チームが残った。
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遅くなりましたがご訪問とniceありがとうございました。
by PATA (2013-01-27 20:36)