unexplored paradise @Manila [Philippines]
11月の上旬からパッタリ更新が止まってました「パラオ紀行」。
書き溜めてはあったんですが、
アメリカ取材があったり、〆切に追われたり、ラジバンダリ・・・(古いな)
その間にもバタバタとソウルには飛んで、
現地のオンタイム情報はUPしていたんですが、
blogのフライトはパラオから飛び立ったまま。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2012-08-01 (パラオ出国)
この後、未踏のマニラに到着し、とんだハプニングなどがあり、
故郷(?)シンガポールへ向かい、帰国の途に着きます。
こんなに遅い更新もないでしょうが、呆れることなく、おつきあいのほどを。
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UA193は定刻の22:15、マニラのニノイ・アキノ国際空港に到着した。
パラオとフィリピンの間には1時間の時差があるので、
約2時間半のフライト、ということになる。
運よく行列のない入国審査をあっさりと通り抜けると、
預けた荷物もないので、古臭いターンテーブルを過ぎて、到着ロビーに出た。
マニラの空港は思ったより明るく、整然としていた。
それもそのはず、到着客が吐き出されるロビーにはキビシイ顔をした警官が立っていて、
ドア周辺にガイドやホテルのピックアップが立ち入れないように眼を光らせている。
キッチリ区域制限がされていて、
彼らは吐き出されてくる到着客を遠巻きに眺めているしかない。
現地通貨を一切持っていなかったので、すぐ横の両替所で1000円札を差し出した。
ホテルがあるエリアまではタクシーで200~300ペソ、これがあれば事足りる。
明日使う分はレートがいい市内両替所で替えればいい。
手元のレシートには「517ペソ」と記されていた。
初めて訪問する国では紙幣はわかるが、コインには戸惑ってしまう。
コインは凝ったデザインで金額がわかりづらい国が多いからだ。
どれがいくらなんだか、裏表をあらため、ひっくり返して確かめていると、
両替窓口で退屈そうにしていたニイチャンが、
これは50ペソ、これは20、こっちは10だよ、と教えてくれた。
しょうがねえなあ、外国人旅行者は、という感じで。
1ペソは概算で約2円、通貨換算はしやすくて助かる。
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マニラの空港からホテルへはタクシーが常道らしい。
カウンターで行き先を告げると金額と行き先を紙に記してくれ、
先払いの固定料金で滞りなく走るシステムらしい。
らしい、らしい、と浮ついた書き方だが、なにせ初めて訪れる国。
ネットの事前情報が頼りなだけだ。
バンコクも似たようなシステムでタクシー・トラブルを防いでいる。
先払いには手数料も含まれるので割高にはなるが、
地理や距離感に不案内な旅行者には安心なシステムではある。
もっともバンコクの場合、ソレを取り仕切っているのが地元の裏組織、
というハナシもあるのだが。
小さなカウンターに座っているオバチャンに行き先を告げると、
次のタクシーのナンバーを記した紙をぶっきらぼうに渡された。
先払いのつもりで紙幣を差し出すと、乗車を促された。
「支払いは?」
「メータ、メータ」
どうやら普通にメーターで行くらしい。
キャスター・バッグだけの荷物を後部座席に放り込んで、
それを追うようにして席に着いた。
車内はキッチリ、エアコンが効いていて気持ちがよい。
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「マラテ」とエリア名を告げ、重ねてホテルの名を告げると、
わかったのかわからないのか、返事もあいまいなまま、走り出した。
「わからなかったらホテルのバウチャーに住所、あるから」
あるいはこちらの英語が通じてないのかと思い、
そういってプリントアウトしてきたホテル・バウチャーを指し示すと、
急に返事が返ってきた。
「OK! ダイジョウブだ」
「メーターでいくらぐらい?」
「200超えるぐらいかなあ。実をいうと今日、はじめたばかりなんだ」
「タクシー・ドライバーを?」
「そう、今日がはじめての仕事なんだ。
でもそのエリアは詳しいから、ホテルはすぐに見つけられるよ」
「まあ、わからなかったらホテルの電話あるから、聞いてみてよ。
初仕事の今日は朝まで走るのかい?」
「実はあんたがラストだよ。
今日一日働いて、すごく疲れてるんだ、これで家に帰れるよ」
「へえ、それはよかった。初日をがんばったわけだね。
でもタクシーの運転は大変じゃない?」
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「思った以上にストレスがあるよ、クルマ運転していればいいと思ったけどね。
今日働いてわかったよ」
「じゃあ、帰ったらオイシイもの食べて、ビール飲んでリラックスだね」
「あんたを降ろしたら家に帰って、ゆっくりシャワー浴びて、横になりたいよ」
「おれも早いところホテルでそうしたいね。お互い、考えることは一緒だな」
二人の思いを裏切るように23時過ぎの道路は渋滞していた。
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昨年秋、私もフィリピンに行きました。セブ島ですが…。
往路は直行便で、復路はマニラ経由でした。マニラの空港、思っていたよりキレイで驚きました。
空港で、ジョリービーに寄りたかったのですが、乗り継ぎ通路の途中にあり
躊躇して、行く事が出来ませんでした。フィリピンはご飯が美味しかったので、また行ってみたいです。
マニラは、観光する所がたくさんあるので、一度は行ってみたいです。
by たびぱんだ (2013-03-04 16:18)
>たびぱんださん
セブって、ダイレクト便あるんですね。
人気のリゾートですよね。
フィリピンはどういうわけか縁遠くて、今回初入国です。
たびんリゾートに行かないからでしょう。
ご飯が口に合えば、その国に出向く気力が沸きますよね~~
逆にあわないと、縁遠くなります・・・。
by delfin (2013-03-06 01:05)