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going to paradise @Palau [Palau]

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ロンドンの熱狂もまだまだ冷めておりませんが、
みなさんも寝不足の日々からようやく解放されました?

メディアはあいかわらず無責任で、
「史上最多のメダル数」なんて逆上せ上がって囃し立てております。
競技・種目数が増えているんだから、
当該メダルが増えるのは当たり前だよ。

しばらくはオリンピック・バブルにすがり、
見慣れた選手が画面を覆い、
タレント(才能)を見つけてはしゃぶり尽くすことでしょうね。

しかし今大会は「感動をありがとう」という気持ち悪いセリフが少なかったですね。
感動は「与えられる」ものではなく、
自ら心「動かす」もの、ということに気づいたのかな。

夏の暑さもまだまだ衰えませんが、
みなさまはお盆休みでおくつろぎですか。
休日の暇つぶしになればと、
4・5・6月のソウルとバンコク渡航をすっ飛ばし、
6月に訪れたパラオ紀行を刻んでまいります。

残暑厳しいですが、南の島の美しい風景で
ひとときの「涼」となれば、さいわいでございます。

あ、でも文章は暑苦しいかな?

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6月7日、5時半の私鉄で成田空港を目指す。

フライトは11:10だったが、
始発に近い時間の列車に乗り込んだのは朝のラッシュを避けるためだ。
キャスター・バッグを引きずって通勤ラッシュに割り込むほど、
無神経でも酔狂でもない。

チェックイン・タイムより1時間ほど早く空港に着くことになるが、
「Priority Pass」を使えば、ビジネスクラス・ラウンジに長居できるので、
その時間が苦痛、ということにはならないで済む。

今回、観光局がらみの仕事でパラオに飛ぶことになった。

以前、代理店経由でタヒチ観光局の記事を書かせてもらったことがある。
そのときは代理店の人間だけが現地に飛び、
こちらはアリモノで記事を書くという旅行記事にありがちな仕上げのもので、
「オレモ現地ニイカセロヨオ」と歯噛みしながら、原稿を仕上げた。

タヒチ観光局とエア・タヒチ・ヌイのキャンペーンサイト『タヒチ楽園ブログ』。
http://www.airtahitinui.co.jp/special/report/index.html
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今回はその逆でライターだけが飛び、
カメラ担いで現地を回って来い、というわけ。
各所、経費に関してはカツカツなので、一人で飛べる身は重宝される。
ただし日程に余裕はあるものの、協賛やバーターがないので、
手配はこちらで行い、さらに現地のアテンドもない、という状態で、
まさに「一人」で切り盛りしなくてはならないのだが、
それはそれでなにかに拘束されない分、自由に動き回れるので気は楽だった。

自由、となるとチケットから宿まで手配しなくてはならない。
このあたりは「元旅行屋」としてはお手のものだが、
旅そのものよりもあれこれ計画しているこのときが一番楽しい時で、
成田に向かうその時間が一番億劫だったりする。

ネットでチケットを検索してわかったのだが、
パラオに行くのは日本からグアムを経由し、
パラオのコロールにたどり着く、というのが定番らしい。

個人的に「南の島」というやつに縁遠くて、
ツアコン時代に社員旅行の定番グアムやハワイに数回飛んだこと、
数年前には繰り返し「PROBOWL」の取材でハワイ滞在を繰り返していたこと、
「南の島」の経験はそれぐらいなのだ。

プロボウルの取材では4~5年続けてワイキキに飛び、
一週間は現地に滞在、レンタカーで方々出向いたものの、
あまりオイシイものがないハワイの街には飽き飽きしていた。
ベトナム料理の小さな食堂が一番うまくて、そこにはハマっていたが、
リゾート地での一人メシはどんな旅先よりも割り増しで侘しさが募るのです。

振り返ると幹事の機嫌で左右される社員旅行の添乗員なんか、
今考えるとよくやっていたなと思う。

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出発日やら帰国日をいじっていると、
バンコク経由やシンガポール経由というチケットのルートが画面に現れた。
この時まだパラオの正確な位置関係を把握していなかったが、
どうやら日本への直行便のほか、フィリピン・マニラを経由して日本に帰国する、
というパターンのチケットがあるらしいことだけはわかった。

マイルを貯めている「スター・アライアンス」系列の航空会社を使うと、
コロール~マニラ~バンコク~ハネダとか、
コロール~マニラ~シンガポール~ナリタなんて、チケットが同額で現われる。
グアムからパラオに南下する距離を西に移すとマニラが肩を並べているのですね。

マニラからはスタアラ系のタイ航空(TG)でバンコクか、
シンガポール航空(SQ)を使い、シンガポールを周って日本に帰るらしく、
曜日によって、行きも帰りもこのルートが適用されるようだった。

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このとき、ひらめいてしまったのだ。

冷静に考えるとかなりオバカなことなので、
「ひらめいた」などという言葉を使うのは語弊があるかもしれない。
「頭の上に豆電球が光った」とかに留めておくほうがよいでしょうね。

「パラオ」という未踏の国のほかに「フィリピン」という国を踏めるということ、
久々、シンガポールに里帰りした上にSQにも乗れるぜい、ということで、
豆電球がコロコロと3つ4つ光った気がする。

いずれも24時間以内のトランジット扱いなので、空港使用料はかからないし、
シンガポールなら手元にSIN$を持っているので、両替の手間もない。
マニラでペソが必要だが、英語が通じる国なので、大して困ることはなかろう。
こうして豆電球はアタマの中でますます増えていった。

フライト3本もこなして目的地に行くというのは到着時点で衰弱している可能性が大なので、
このルートは帰りのオマケということにし、
フライトがある曜日にあわせて日程を定め、
行きはまっすぐグアム乗り継ぎをブッキングした。
続けてコロールの滞在先、マニラのホテルをネットでブッキング、旅の準備はこれで完了だ。

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午前の成田空港はヨーロッパ便のフライトが集中しているため、混雑していた。

この時期は価格の安いロー・シーズン、それを狙ったツアー客でロビーはごった返している。
時間帯のいい午前のアジア行きのフライトで現地に飛ぶビジネスマンはうんざり顔で、
揃えたようにデイパックを背負ったツアー客を踏み越え、
不慣れな客に引っ張られた迷惑なキャスターバッグを蹴り飛ばし、ゲートに向かっていた。

そんなビジネスマンを露払いに、ユナイテッド・クラブのラウンジにたどり着いた。



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コメント 2

なちこ

すごいこと閃いちゃったのねwパラオの美しい写真がたのしみ。
by なちこ (2012-08-15 08:24) 

delfin

>なちこさんへ

バカでしょ?
かなり遠回りして帰るのですから~
by delfin (2012-08-15 16:55) 

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