戸惑うランチメニュー @Seoul [South Korea (Seoul)]
9月15日。
チュソク(中秋)が明けたばかりのソウルだが、おかまいなしに暑い。
夏、といってもいいような陽気だ。
「ランチに行きませんか?」
いつものようにのんきな午前を過ごしていると宿のスタッフに誘われた。
「ツナ・ビビンパを食べに行きません?」
「ツナ? え? びみょ~」
「おいしいんですよ、行ったことないですよね? 行きましょうよ」
「それより他になんかオイシイものないの?」
ツナが乗っかったビビンパは、
どう考えても安っぽそうな味しかしなさそうで、気持ちが乗らない。
シブっているコチラをスタッフの彼が急き立てられながら、
ランチを一緒に食べる相手が居るなら、まあいいか、と重い腰を上げ、
明け番の彼と昼番のスタッフに引かれるようにして、食堂に向かった。
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店は昼はランチ営業をしている居酒屋で、
そこそこ店は混んでいて、店主は忙しそうに働いていた。
「フェ・トッパプでいいですよね?」
「え? ツナ・ビビンパじゃないの?」
「おんなじですよ~。
5,000wのモノもあるんですが、
8,000wのヤツのほうがツナが大きくてオススメですよ」
店に入ってようやくナニを食べるのか、理解ができた。
それまでアタマのなかは「ツナ」でいっぱいで、
てっきり「ツナ缶」が乗ったご飯を食べるものだと思っていた。
なにしろキムパプ(海苔巻き)にしろ、チゲ(鍋)にしろ、
韓国にはツナ缶を使った料理が多いため、
こちらのイメージは知らないうちにそれに引っ張られていた。
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「ツナご飯」の正体は「刺身ドンブリ」だったのだ。
いくら「オイシイ」と力説されてもツナ缶ではタカがしれている。
それでシブっていたのだが、
その正体は「マグロ丼」だったのだ。
「あははは!!」
席に着き、メニューを見て、説明を受け、笑い出してしまった。
スタッフ2人は驚いている。
ツナ=まぐろ、
ビビンパ=混ぜて食べるご飯。
フェ=刺身、
トッパプ=乗せご飯、コレでナゾは解けた。
明け番の彼とは英語で会話している。
なんのことはない英語の「ツナ」はマグロだ。
マグロという英単語をすっかり失念していて、
会話の中にその都度出てくる「ツナ」を、
缶詰の「ツナ」と思い込んでしまっていたのだ。
「あははは、『ツナ』ってマグロかあ」
☆フェ・トッパプ(大)8,000w也
「『つな』ハまぐろデスヨ?!?!」
「ずっとCANだと思っていて、
そんなもん、マヨネーズかけて、ネギとキムチでものっけて、
宿のキッチンでも食べられるジャン、って思ってたんだよ。
そうだよ、マグロの刺身だよ! ツナは!」
「だからイヤがっていたんですね~。
刺身好きだっていっていたのにおかしいな、って思ってたんですよ」
「さしみデスヨ~。さしみ・トッパプ、マシッソヨ~」
ニギヤカに笑うコチラを見て、カウンターの中の店主がそう笑いかけた。
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野菜たっぷりでヘルシー丼ですね。調味料は何ですか。醤油ではないのでしょう?
by れもん (2011-12-06 21:01)
>れもんさん
コメントありがとうございます!
韓国のご飯ものはいずれも野菜が多いですね~
調味料は写真左上の醤油です。
あとおどろおどろしい緑色したワサビもちゃんとありますよ!
韓国の人はコチュ入れて、混ぜちゃいますけどね~
刺身だろうが「ビビン」しちゃうんです~
by delfin (2011-12-07 10:50)