カゾクのハナシ @Hapcheon [South Korea (陜川)]
男性だけが食卓を囲んでいた。
この家だけの習慣かもしれないが、
お酒を飲むこともなく、
ボツリボツリと語らいながら、
雑煮スタイルのトッククをいただいた。
煮干し出汁のさっぱりした味がおいしい。
女性陣はキッチンから出てくることはなく、
食卓につくこともなく、裏方に徹している。
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子供の頃の正月の風景が重なった。
うちの父親は男5・女1の6人兄弟。
毎年、持ち回りで兄弟誰かの家で集まるのが正月の慣わしだった。
ご馳走やお菓子が並ぶこともさることながら、
5人の伯父、伯母からお年玉をもらえるので、
従兄弟、つまりは子供たちにとっては一大イベントだった。
うちの親戚には「女は正月の台所に入るな」という不門律があり、
家では三ヶ日、父親が雑煮が作っていた。
そのルールはこの親戚の集いにも当てはまり、
男どもが当たり前のように台所の切り盛りをした。
男だけで台所仕事をすることを不思議に思い、
子供心から理由を聞いた記憶がある。
関東地方の風習かもしれないが、
「女性は不浄のもので正月に台所に入ってはいけない」というのがベースだったらしい。
「女性が土俵に上がれない」というのに近いのかもしれない。
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そのせいか父を含め、伯父・叔父の兄弟は男ながら、みな料理ができた。
モチロン「正月の賄いをする」といっても、
お節料理はあらかじめ母親たちが作ったものだし、
夜ご飯は普通に母親が作っていた気がするが。
なにせ男連中はひとしきり盛り上がった後には、
そそくさと麻雀卓を囲むのが「慣わし」だった。
そのために集まっているんじゃないか、という兄弟連中だった。
自分は従兄弟と遊ぶことよりも、
その大人の世界を後ろから見ているのが好きだった。
小学生ながら麻雀のルールは覚えてしまっていた。
「アガったら小遣いやるぞ」と、
トイレに立つ自分の代わりを務めるようにいい、
戻ってきても後ろから眺めている洒落たオジがいたことも思い出した。
儒教の影響が強い韓国でも、
正月の台所に独特の習慣があるのかもしれないが、
それは定かではなかったし、
結論はどうでもよかった。
韓国でソルラルの家庭を直に感じられていること自体が嬉しかった。
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