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書店の気配 @Seoul [South Korea (Seoul)]

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カラリと晴れて、気温も和らいだ。

11月29日、
日陰には昨夜、降った雪が残っている。

東廟の周りに出ている古着を冷やかし、
ランチ代わりに屋台のトーストを頬張った。

薄くのばした玉子焼きに刻みキャベツを挟み、
ケチャップの味付け。
その上から最後にザラメの砂糖を振るのだが、これがウマイ。
まさか砂糖が合うとは!
1,000wで意外なオドロキ。

地下鉄でCOEXモールヘ。

あいかわらずニギヤカで人の多いこの場所も、
12月の声が気になりはじめたのか、
ようやくクリスマスの飾りつけ。

それも店によってマチマチでそこが韓国スタイル。

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特に買いたいものがあるわけでもなく、
書店などを冷やかして歩く。
ソウルで一番大きな書店では、
「日本」コーナーの雑誌に人がたかっていて、
それぞれが立ち読みに熱中していた。

海外からの雑誌や本は「輸入」されてくるため、
どうしても値が張る傾向にある。
買いたくても手が出ないのだ。

シンガポール時代、なにせ活字に植えていて、
まだネットなどなかったので、
一番の土産は日本の雑誌と新聞だった。

オーチャード通りのど真ん中にあった「パラゴン」は、
当時、そごう系デパートだった。
そこには大きな「紀伊国屋書店」も入っていて、
日本の雑誌や文庫本なども売っているのだが、なにしろ高かった。

日本の値段の1,5~2倍ほどで、
少年ジャンプなど¥400ぐらいするのだ。
しかも3日遅れぐらいで入ってくる。

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到底買ってなどはいられない。

昼飯が¥200の国で¥400のマンガには触手が伸びない。
どうしても読みたいものだけ、立ち読みで済ませていた。
そのためだけにパラゴンまで出向かなくてはならないので、
滞在後半は通うすらやめてしまった。

おかげで少年ジャンプ、マガジン、サンデー、
ヤングマガジンにヤングジャンプ、スピリッツにスペリアオール、
モーニングとほとんどフル・ラインナップで読んでいたマンガ週刊誌を
すっかり読まなくなってしまった。

あれってラーメンと一緒で、習慣性・中毒性のものですね。
一旦、離れてしまうとなんでもない。

シンガポールはイスラム教徒もいる国なので、
グラビアやヌードには厳しく、
「週刊ポスト」や「フライデー」にグラビア・ページなどがあると、
検閲にひっかかり、そのページだけ、バッサリなくなっていた。

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カラーページがバッサリなくなっても、
表紙や目次には「XX衝撃ヌード」なんて文字が躍っている。
そうなると余計にも見たくなったりする。
たいして興味がないタレントでも「ナイ」となると見たくなるのだ。

マンガも例外でなく、ちょっとエッチなシーンもバッサリいかれる。
そのページがないのは仕方ないとしても、
その裏側でもストーリーは展開しているので、
ハナシがトンでしまい、歯がゆいというか、むず痒いというか。

異国の書店を歩きながら、ふと、そんなことを思い出した。


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