SUPERBOWL XLV [Sports]
日本時間7日の朝8:30から試合が行われました。
今年のスーパーボウル開催場所は、
テキサス州アーリントンの「Dallas Cowboys Stadium」。
2009年に新設されたばかりのDallas Cowboysのホームです。
2009年7月、たぶん日本人で初めて取材いたしました。
たぶんです。
詳細は「Touchdown PROマガジン」2009年10月号をご参照。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-09-01
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-10-31 スタジアム取材はこちら
肝心の試合。
データ的なことやチーム事情は他にまかせ、
気になったところを記します。
まずはスタンドとサイドライン。
テリブルタオルとチーズヘッドで、
まあ、黄色黄色黄色、なのですが、
これ、両チームともチームカラーは「ゴールド」なのですよねえ。
でもジャージ黄色いし、サイドラインのコーチも黄色いキャップかぶってる。
その点がチョットおもしろかった。
英語だと「黄色」ってあんまりいい意味を持たないから、
メイン・カラーにしているチームはないですね。
そうそう、この両チーム、
伝統的にチアを置かないチームでもあります。
NFLでは珍しい「硬派」でもありますね。
「鉄」と「缶詰」だから硬いのは当たり前か。
それはさておきゲーム。
試合内容としては両チームともミスが多かった。
そのミスの中で、Pittsburgh Steelers(PIT)は、
ターンノーバーを喫するという致命的な結果に繋がり、
Greenbay Packersは相手のミスをことごとく得点にした、というのが差になった気がします。
試合前から気になっていたのですが、
スタジアムの芝である「Matrix artificial turf」=人工芝。
この両チーム、いずれもアウト・フィールドの天然芝チームなので、
開閉式ドームで人工芝、という今回のスタジアム・コンディションが
どう影響するかな、と思っておりました。
案の定、人工芝でスリップするシーンが数多く見られ、
WR(ワイド・レシーバー)は数センチでキャッチ・ミス、
というシーンがとても多かった。
これは単純にビッグ・ゲームでパスが手につかなかったり、
QBのボールが上ずった、というのではなく、
人工芝の走り出し、あるいは加速で、
レシーバーが踏み込めなかったことが影響したのもあるでしょう。
両チーム共にパス・ドロップが多すぎましたから。
注目&人気抜群のTroy Polamaluはもうひとつで、
ガッカリしたPITファンも多かったのでは。
とはいえ、彼はSS(ストロング・セイフティ)ですから、
当たりだすと止まりませんが、基本的にはアベレージの活躍だと思います。
あるいはGBの攻撃が無理に彼を避けずに勝負していったのが当たったかもしれません。
彼のカバーリングに2つTDパス通しましたからね。
カバーリング・エリア外からミサイルのようにすっ飛んでくる男ですからね、
あえて避けずに向かっていったのが正解だったかも。
ちなみに彼、ディフェンス選手にしてはものすごく物静かでシャイな男です。
PROBOWLの練習フィールドでの取材時に見つけて、
本誌とファン向けにコメントをもらったときのことを思い出しました。
一方のGBはClay MatthewsをSPYとして置き、
ロスリスバーガーを走らせなかったのは、
DC(ディフェンシブ・コーディネーター)の勝利。
守備のリズムを最後まで崩されずに保ちましたね。
唯一、足を痛めた直後にロングランを許しましたが、
あれはビッグ・ベンの「三味線」ワザだと思うので、
巧みな頭脳プレイということにしておきます。
わたし的にはあまり期待していなかったHalf Time Showに感激しました。
Christina Aguileraの国歌斉唱に、
The Black Eyed Peasのハーフタイムということであまり期待してなかったのです。
案の定、国歌斉唱はアレンジしまくりで、感情移入できないし、歌詞まで間違える始末。
しかしハーフタイムはなかなかいい演出でした。
Slashのギターが聞こえてきたときは、ホント、おどろいた~。
Child o" Mine のイントロが彼のギターで聞けるなんて!!!
http://www.youtube.com/watch?v=YT5lA8mRsA4 YouTube
素行の悪いアクセル君と違って、
SBのハーフタイムに出るほどの評価を得ているんですね~。
重ねての特別ゲストはUsher。
ヒット・チャートでしか彼のことは知りませんでしたが、
こちらも圧巻のダンス・パフォーマンスでした。
試合前とか、ハーフタイムとか、やっぱりアメリカはこういう部分がウマイ。
しかしSam Shields、Charles Woodsonの両CB(コーナー・バック)、
エース・レシーバーのDonald Driverを試合中ケガで失いながら、
それを補ったGBはさすが。
こういうビッグ・ゲームでケガ人は致命的なマイナス要因なのですが、
それを感じさせないチーム力でした。
チャンピオンは第31回大会以来の勝利に輝いた Greenbay Packers。
次回、Superbowl XLVIはインディアナ州インディアナにあるLucas Oil Stadium。
ここ10年、AFCの出場チームはNE、IND、PITで9回。(37回のみ、OAK)
そろそろ違うチームに出てほしいのがファン心理です。
といってもこの3チーム、しばらくは強いだろうなあ。
さあて、スーパーボウルが終わると、
NFLファンは9月第一週のキックオフまで長い冬眠に入ります。
Are You Ready For Some Football @ Next Season ?
Dallas Cowboys Stadium
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こんにちは~。
SBも終わってしまいましたねぇ~
楽しみにしていた国歌とドライバーの足が残念だったこと以外は
今年も楽しく見れました~w
ラスト2minutesで6点差はなんだかドラマを期待しましたが、
まぁ結果は応援していたGBが勝てて良かったで~す。
9月まで長いですねぇ~。
by なちこ (2011-02-08 17:49)
>なちこさん
今回のPITには6点差は果てしなく遠い1シリーズでした。
ゲインできるメイン・プレイが見出せず、でしたね。
しかしビッグ・ベンはSBに見放されてますな~
3度出場のQBがMVP取れないなんて。
by delfin (2011-02-08 18:50)