Freshness Materials @Bangkok [Thailand (Bangkok)]
夜まで時間つぶし同然に街を歩いた。
昼飯が麺だったこともあり、夕方早めに小腹が空いた。
歩いていたアラブ人街、
店先で「ドネル・ケバブ」が香ばしいニオイを立てている。
迷わず、回転するデカイ肉を長いナイフで
小気味よく削いでいるアンチャンの横に腰を下ろした。
やって来たケバブは薄いピタパンが軽く炙られていて、
いい具合に乾き、パリッとうまい。
ちなみに「ドネル」は回転するとか、回るの意味。
「シシ・ケバブ」の「シシ」は肉だったかな。
トルコやモロッコでハマった味にバンコクで再会。
特にやることもなくなり、足にも疲れを覚え、
エアポート・ホテルへ向かうかとバゲージを取りにアソークのホテルへ。
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BTSアソーク駅の南側では、バカデカイビルの工事が行われていて、
舗道は塞がれ狭くなり、辺りは埃っぽく、騒音がすごい。
工事現場の出入口には屋台がチラホラいるのだが、
その中のひとつがやけに人を集めていた。
自転車の上の屋台に工事現場で働く人たちが群がっている。
こぞってなにかを買い求めては、小さな袋をぶら下げ、現場に戻っていく。
覗き込むと、透き通ったキレイなカワエビがバナナナリーフの上で跳ねていた。
現場の人が頼むと、その場で野菜やライムを搾り、
手際よく袋に詰めてくれるのだ。
「これ、生で食うの?」
英語で尋ねても見ても屋台のニイチャンからは答えがない。
目先の客をさばくのにも忙しく、
わけのわからない観光客など相手にしていられないのだ。
現場の人たちはどうやって食うんだろう、と思いながら、
さらにおもしろがって覗きこんでいると、
現場のオヤジがこちらをからかうかのように、
おいしそうに袋からエビを頬張って見せる。
おお、そのまま、生でいくのですね。
「アロイ?(おいしいの?)」
「アローイ、マーク、マーク(うまいよ、とっても)」
稚拙なタイ語でも会話が成立している。
「スシ、スシ、スシのあじ~」
脇のオヤジがこちらを日本人と見て、からかいを入れてくる。
アンタ、ご飯もないのにスシって。
どうやらエビの売り子がやってきたので、
休憩がてらにエビを頬張る、という感じで、
口コミよろしく、次から次に現場の人がやってくる。
カワエビなら日本でも普通に食されるし、所によっては踊り食いもある。
寿司にはしないが柚子やカボスを垂らして、なんていうところは似てもいる。
生食の国の人としては好奇心の触手がメラメラ動きはじめた。
「ねえ、いくら?」
「30バーツ」
「じゃあ、ひとつ」
後先考えずに頼んでいた。
エビの入った小袋を受け取ってから気づいたのだが、どこで食べるんだ、おれ。
キッチンがついていたホテルに泊まってはいたがそれはすでにチェックアウト済み。
あとはバゲージ抱えて、エアポート・ホテルへ移動するだけだぜ。
完全に舞い上がっての衝動買いに気がついた。
ところがキラリとアイデアが閃く。
先日の「エビご飯」と一緒に食おう。
おお、我ながらすばらしいアイデア。
エビご飯+生エビなんて、なんてなんてゴージャス。
ところがフードコートに向かいつつ、冷静になった頭がアレコレ考えはじめた。
(なまのエビ、喰って平気なのか?
食あたりどころか、肝炎とかになっちまうんじゃないか)
急に当たり前のことが頭をよぎりはじめた。
好奇心に舞い上がり、買い求めたに過ぎなかった。
「現地の人が食べているものはダイジョウブ」を旅の鉄則としてきたが、
さすがに生のエビは初めての挑戦だ。
生はさすがにヤバイよね。
それでも手にとってしまったものを投げ捨てるわけにはいかない。
で、どうしたかって? 写真のとおりでさあ、ダンナ。
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始めまして。こんばんは。
ご訪問、ありがとうございます。
楽しそうな旅行記ですね。
これからもよろしくお願いします。
by 海を渡る (2011-04-14 19:42)
ドネルケバブうまいですよね。
アラブ人相手にやってるからかな~。
by フリーマン (2011-04-14 20:04)
>海を渡るさん
ご訪問ありがとうございます!
またお気軽にお立ち寄りを~
by delfin (2011-04-16 00:32)
>フリーマンさん
あれはちゃんとホンモノの味がします(笑
ヨーグルトソースが絶品!
by delfin (2011-04-16 00:33)