Taste of Honey @Vientiane [Laos]
修復工事と観光客の扱いで忙しそうな寺院を出た。
寺の境内にも仏像が並んでいる。
屋外に並ぶ仏像の台座と台座を渡るように飛び跳ね、
遊んでいる子供がいる。
近所の子にはかっこうの遊び場なのだろう。
自分が子供の頃も同じように寺の境内を走り回ったり、
神社の大きな木に登ったりしたことを思い出した。
国は違えど子供の遊び場は同じなのだ。
仏像だろうがナンだろうが、子供の遊び場に制限ナシ
バイクで安宿街に戻り、ランチをとることにした。
昼下がりのカフェはくつろいだ欧米の観光客で満たされている。
どこのカフェもリラックスした観光客ばかりだ。
「野菜サンドひとつね」
バカのひとつ覚えでバゲット・サンドを注文。
バゲットがこの上なくウマイので、一週間連続でもイケそうだ。
ツナやスパム、エッグにジャムと種類は豊富で、
全てを制覇するには滞在日数が足りない。
満腹して弛緩していると、
メニューに「マンゴ・ジュース」の文字を見つけた。
スイカ・ジュースに勝る好物、
トライしないわけにはいかない。
カフェをにぎわしている客は欧米の人ばかり
オーダーを聞いたオバチャンは、
大き目のマンゴを取り出すと、
手際よくナイフで皮を剥き、
ザックリと実を刻むとジューサーに放り込んでいく。
おお! 生マンゴのジュースだったのね。
「砂糖入れる?」
砂糖の入った器に刺さっている大き目のスプーンで合図する。
「いらない、イラナイ」
手を激しく横に振ると、砂糖の器にフタをし、
大きなポリタンクから氷を掬いだした。
ジューサーに放り込み、スイッチを入れると、
店の裏側に行ってしまった。
小気味よい粉砕音が店先に響いている。
「飲んでいく? 持って行く?」
たぶんそんなことをいったのだろう、
戻ってきたオバチャンの問いに座ったまま地面を指差すと、
鮮やかなオレンジ色を大き目のグラスに注いでくれた。
後輩は先輩の作業を見て覚えるのである
マンゴ・ジュース5,000K。(≒¥50!)
大きな観光スポットを巡ってしまい、
あまりに何もない一国の首都に呆れ、
どことなく途方に暮れかけていたが
暑さとバイクで乾燥したカラダに酸味が染み込むと、
そんなことはどうでもよくなっていた。
あてもなく走ってみるかなあ、そんな元気が湧いてきた。
生マンゴージュース、いいですよね!
スイカジュースも大好きです。
ただ、国によってはどえらく甘いことがありますよね・・・。
シロップの味しかしないこともあったり。
やっぱり、自然のままが一番です。
by ゆいころりん☆ (2011-03-02 04:51)
ジュースのカップ。
ネコちゃんの絵がかわいいですが、毛糸玉やコマがラオスにも???
と思いました~。
by なちこ (2011-03-02 10:41)
>ゆいころりんさん
おお!同好の氏(女史か)が!!
東南アジアでは「MUST」というぐらい飲んでます。
そのうち血液がスイカになるんじゃないか、というぐらい。
砂糖やシロップ入れるのはなるべく阻止してますよ。
まあ、日本の果物みたいに甘くないから仕方ないけど、
それはそれでさっぱり飲みたいのです。
ちなみに韓国はトマトジュースが砂糖入り・・・
by delfin (2011-03-03 00:16)
>なちこさん
たしかヴェトナムでもコマまわして遊んでいる子供がしましたよ。
それよりも一人旅男がこのカワユスカップで飲んでいる絵面が耐えられません・・・
by delfin (2011-03-03 00:19)