少し発見 @Seoul [South Korea (Seoul)]
ニギヤかな賄いランチを楽しんだ。
大勢の元気な食卓で少しばかり充電した気になり、
勢いを駆って、街へ出た。
一人旅の一人飯が重なる日々には、
何気ない食事も憩いだ。
出かけるといっても、特に用事があるわけでなく、
観たいところがあるわけでもない。
あいかわらずバチアタリな観光客は、
気になる路地を見つけては潜り込み、
変わった店に出会っては観察を繰り返すだけだ。
最近では撮る写真の枚数も減ってきたか。
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ゲストハウスから徒歩圏内に東大門エリアがある、
ということが幸いして、
見知らぬ問屋街や中古品を扱うエリアに出会えた。
この辺りは歩いているだけで楽しい。
問屋街では時代を遡っているような感じに襲われ、
自分が生まれる前の日本もこうだったのだろうかと、
一人合点してはまた歩みを重ねる。
かつてどこかで見かけて、
イメージのなかに焼き付けらている古い町並みの写真が、
目の前にリアルに登場するのだ。
色鮮やかなアルバムがあるかのように。
キレイに作りこまれたテーマパークや
レトロ感を出そうとしている張りボテより、
確実におもしい風景がある。
普通の毎日を重ね、生きている人々が、
その風景を支えているからだ。
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そこで働いている人々、
生活している人たちは街の景色にも増しておもしろく、
遠目に眺めているだけでも
こちらの想像力をかきたててくれる。
大声で叫ぶ彼らの会話は、
言葉がわからないゆえに、
勝手な想像を好きなだけ膨らませることができて、
通りすがりの外国人には幸いなのかもしれない。
ドコかの国にある「夢の国」とやらは、
安全で清潔で誰もがチヤホヤされて、
心地よく勘違いをさせてくれる。
お金を払って、優しくされるのは資本主義の縮図だ。
そこにはアブナさもないし、ヤバさもない。
別に「夢の国」を否定する気はないが、
リスクのない場所から得るものは少ない。
旅先で訪れる国に「夢」はないかもしれない。
カメラを向ければ怒鳴られることもあるし、
金を騙し取ろうと近づいてくるヤツもいる。
マズイ食い物は普通に売られているし、
壊れたものをそれらしく売りつけられることもある。
アブナいことはいくらでも転がっている。
旅先には人の「生活」があり、「暮らし」がある。
生きるためにモノを食べ、モノを作り、
モノを売り、モノを買い、毎日を重ねている。
そういうところに割り込み、覗かせてもらい、
ジャマをさせてもらっている。
冒険している、なんて気分はひとつもない。
「普通の日常」が観たいだけ、だから旅に出る。
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