地元食堂 @Seoul [South Korea (Seoul)]
6日目、空気がパリッと乾いて、冬の陽気が心地いい。
2月19日、冬の寒さも真っ盛り。
昨日はその寒さに負けて、宿で鬱々と過ごした。
帰省から帰ってきたスタッフと顔を合わせたこともあり、
前日まで歩きすぎた感もあり、中休みのダラけた一日。
東大門方面を目指し、鍾路を西へ。
特に目的もなかったが、
寒さに負けないようパリパリと歩いていたら、
狭い路地にやけに人が流れ込んでいく。
気になってあとに従うと、
狭い路地はさらに狭くなっていて、
どうやらその先はどこかに抜けられるようだ。
気まぐれに路地裏に飛び込めるのも一人旅の特権。
路地に入り込むと、
ポンポンと人が入っていく食堂を見つけた。
入口にカンバンがあるものの例によってハングルが読めない我が身。
わかるのは「5,000w」の大きな表示だけだ。
そうなると店に飛び込むしか手はない。
ランチには少し早い時間だったが、
エイヤっと見知らぬ食堂に飛び込んでみた。
手前にはテーブル席があり、
傍らに料理が盛られた大皿が並んでいて、
皿や器を持った人たちがそれぞれ料理をとっている。
その向こうは広い座敷になっていて、
ほとんどのテーブルが埋まっていた。
5,000wという金額から、定食屋を想像していたのだが、
それがみごとにハズレた形。
どうやら食べ放題のお店らしく、お皿片手の人で店内はニギヤカだった。
「X@?*w」
入口横にいたオバチャンに唐突に話しかけられ、
ただでさえわからないハングルはまったく聞き取れなかった。
このブログが1位?
「一人、ヒトリです」
とりあえず指一本立て、こちらの人数を告げる。
「そこに靴脱いで入れて、席に着いてね」
こちらをせかすようにそんなことを言っている。
もちろんハングルがわからないので、100%推察。
いわれたままに靴を脱ぎ、靴棚に入れた。
「アンタ!ひとりでしょ?こちらで相席ね!」
今度は店内を仕切るオバチャンに指示され、
差し出された座布団に腰を下ろした。
テーブルの向こうには見知らぬオジサンが焼き魚にかじりついている。
愛想でペコっと頭を下げると、
向こうもサカナをかじりながら、頭を下げた。
韓国は「相席」が当たり前で、
唐突に相席になっても誰も気にしないし、
逆にこちらのテーブルに相席でやってきても、気にも留めない。
渡されたお皿を手に料理前に立つと、
野菜の煮つけを中心にした惣菜が10種類ほど、
キムチやナムルが10種類ほどと色とりどり。
さすがに肉類は少ないようだが、
いちおうプルコギのナベが1つあり、
その他に焼き魚、ご飯にキムパプ、スープまである。
「家庭料理」のブッフェでヘルシーだなあ、と思いつつ、
気になるものをいろいろとって、食べはじめる。
すると次から次に地元のオババが入ってくる。
オババというか、オバハンなのだが、
まあ、入ってきてはニギヤカなこと。
完全に地元のオババの溜まり場、井戸端食堂化しているのだ。
この値段(¥400弱!)で食べられるのだから、
きっと近所のオババがこぞって集まってくるのでしょう。
時計の針が揃って真上を指すと今度はサラリーマンの波が押し寄せてきた。
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ビュッフェ(ランチバイキング)ですか、私はこういうものに目がなく、札幌で泊まるホテルは朝食バイキング付き、お昼は泊まったホテル以外のホテルでランチバイキングです。
しかも、「絶対に元を取ってやる!!」」とばかりに原則として並べられている料理には片っ端から手をつけますから、食べる時間よりも料理を取りに行く時間の方が長いかも(笑い)。
「旅の恥は~」精神で、ご飯も4杯くらいおかわりしますから、特にランチバイキングでのんびり食べているご婦人方は隣で忙しく食べている私を見て何を思うでしょうか?
極端な話、このランチバイキングだけで夕飯を食べずに済むこともあります。
by 北海道大好き人間 (2010-06-14 20:01)