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チャジャンミョン @Seoul [South Korea (Seoul)]

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街歩きに飽きて、宿に戻った。

「ジャージャー麺、食べる?」

スタッフの唐突なお誘い。

「な、なに、それ」

「今日、めんどくさいから出前頼んだんだ。
ジャージャー麺食べたい、ってお客さんいたし。
だから一緒に食べない?」

「これからご飯食べに行く約束しているんだよ。
また出かけるんだ」

「いいじゃん、食べなよ」

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なにがいいのか、まったくわからなかったが、
コーヒーを取りにキッチンに向かうと、
スタッフ数名とチャイニーズ系の宿泊客が、
すでにジャージャー麺に取り付いていた。

「一緒に食べようよ!!」

顔なじみになった台湾人が誘う。

「ありがと。でもいいんだ。
おれのことはいいから、ハイ、笑って笑って」

食事を促すとテーブルに置かれたデジカメを手に取った。

「チャジャンミョン」(ジャージャー麺)を食べると、
イカスミのパスタのように口の中は真っ黒になる。
食べたらニヤリ、と笑うのが恒例。
まあ、地元の人はいちいちそんなことはしないので、
観光客のお遊びですね。

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「食べてよ~、タンスゥユッもあるよ~」

テーブルの上には一緒に頼んだタンスゥユッも置かれている。
こいつは直訳すると「酢肉」か?
日本でいうところの「酢豚」、そいつの韓国バージョンだ。
日本式に野菜や肉がゴロゴロした感じではなく、全体的に小粒。
あえられたソースはケチャップ感が強くて、
以前、記した「韓国のトンカツ」同様、なんか安っぽーいのだ。

ラーメンやカレーが日本風に姿を変えたように、
韓国にもやはり姿を変えた「外国料理」があるのだ。
発展形を生み出してしまう日出ずる国とはちょっと様相が違うけどね。

口元を黒くした悪魔の誘惑を振り払い、明洞へ。

明洞は旧正月で行き場をなくした若い人たちでいっぱいだ。
観光客も所々に見かけるが、
ホトンドが韓国の学生やティーンネイジの人ばかり。
普段の明洞以上にエネルギーと人の群れであふれていた。

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食事を終え、地下鉄がなくなる時間に近づくと、
明洞のメインストリートも眠りにつきはじめていた。
あれだけ通りを埋めていた人たちはどこに行ってしまったのだろう。

地下鉄に乗って帰るより、ひと気のない明洞を抜け、
鍾路、東大門と夜の街を歩いて帰るのも楽しいかもしれない。

冷えた空気の中、地下鉄の駅と反対方向に歩き出していた。


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