宋廟 @Seoul [South Korea (Seoul)]
宋廟(チョンミョ)の前の公園はかなりの数の人がいた。
寒空というのに盤の上を眺めていたり、
熱を入れて立ち話をしている。
旧正月を持て余した男たちの井戸端会議か。
あるいは休日に集うのが恒例なのだろうか。
宋廟の入口の門は開かれ、時折、人が出入りしていた。
あれ? ここってガイドツアーじゃないと
見学できないんじゃなかったっけ。
韓国の名所旧跡はそういうシステムのところが多いのだ。
ダメモトで窓口で尋ねると、1,000wで入場券を買えた。
旧正月で開放しているのか、
休日は見学可能なのかわからなかったが、
チケットを手に中に進むことができた。
チョンミョがなんだかも知らず参道を歩く。
まあ字面を見れば、どういう場所かは想像がつくが、
入口のオジサンにもらったパンフを眺め、
ようやく詳細を把握するような有様だ。
http://www.seoulnavi.com/miru/7/ (宋廟・ソウルナビ)
考えてみればお金払って見学、あるいは観光するなんて、
ソウルで初めてのことなのだ。
北村韓屋や宮殿などは外観を眺めただけだったからなあ。
おお! なんと不敬な観光客よ。
雪化粧が残った参道は人が少なく、心地よい静寂に包まれていた。
このブログが1位に?
石畳の道は中央部が少し高くなっていて、
この部分は「神が歩く神聖な道」とされているらしい。
これは英語グループを案内していたガイドからこぼれた声の受け売り。
宋廟は歴代の王と王妃を祀った場所。
霊廟は歴々の王が亡くなるたびに増築され、
横へ横へと広がり、しだいに巨大な建物へ変貌したようだ。
敷地内は時折、よそ行きの服装をした家族が現れるぐらいで、
ひっそりしていた。
それも旧正月の休みにソウルの親戚を尋ねてきました、という体で、
楽しそうに写真を撮ってはすぐに姿を消す。
するとあたりは静寂を取り戻す。
ゆっくりファインダーを覗いていても,
誰にもジャマされないし、
誰にもメイワクをかけない。
観光客がいない観光地ほどステキなものはない。
石畳や建物よりも人がいないことに感激していた。
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