真相 @Maeklong [Thailand (Maeklong)]
呆気なく、目標の線路と出会ってしまった。
とはいえ、これが「あの」線路なのだろうか。
線路の上にはおかまいなしに品物が並べられ、
店が広がっている。
見渡すでもなく、ここが「あの」線路だ。
「メークロン市場」といわれてもピンと来ない人は多いだろう。
「タイ」の「市場」が「線路」の上で商売していて、
「電車」が来ると「店じまい」して、
ギリギリ「数センチ」を「列車が抜けていく「市場」。
TVなどで観たことがある人は多いのではないだろうか。
その奇妙な光景を観たくて、やってきたのですね。
残念ながら線路を探す「鉄ちゃん」ではありませぬ。
線路の上だか、市場の店先だか、わからないところを歩く。
実際にはその両方なんですが。
日よけのテントが大きくせり出し、線路を覆っている。
即製のテントは低くて、
腰を曲げて歩かないとしたたか頭を打ちそうだ。
店先の品物は上手に線路を使い、並べられている。
線路はもう使われていないかのような扱い。
田舎町のせいか、大きな店というより、
行商のおばさんがチョコンと品物を並べていたり、
家族で惣菜を裁いていたり、小ぶりな店が多い。
品揃えや働く人たちの景色は、
さっき歩いていた市場となにも変わりがない。
あるとすれば、枕木と線路で歩きづらい足元だけだ。
子供の頃、まだ国鉄だった横須賀線の線路に入り、
遊んでいた頃を思い出した。
あの頃は線路に入ることもそれほど規制されていなかったし、
場所によっては線路を横切るほうが近道で、
大人も重宝して線路を渡っていた。
メークロンの陽気は一番暑い時間帯に差し掛かり、
さながら子供時代の夏休みにも思えてきた。
日よけはあるものの風が抜けないため、かなり暑い。
180cmを越える身は、腰を曲げて歩くことを強いられるので、
割り増しで汗が噴き出してくる。
次々、繰り出す小粋な光景にシャッターを切りまくっていると、
市場が急に慌しくなった。
店番をしていた人がワサワサと動き出す。
店先の線路に置かれた品物を仕舞いはじめ、
狭い線路上を覆っていた日よけを畳む。
あれほど緩慢でのんきな雰囲気だった市場が急に慌しくなった。
これって・・・
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よそ者が紛れ込んだら、ワケも分からず線路内に留まって電車に飛ばされる・・・なんてことはないのでしょうかね?
by 斗夢 (2010-05-01 08:16)
>斗夢さん
電車も馴れたもので、さすがにそろ~りと入ってきます。
ですが、目線の高さで列車の床が通っていく、ってのはおもろいです。
by delfin (2010-05-03 14:12)
テントの張出し具合がすごい。とても現役の線路とは思えませんね。
by opas10 (2010-05-08 12:20)
>opas10さん
時刻表が示すとおり、一日数えるほどしか通らないので、
市場がはびこったんでしょうね~
まったく~商売してるんだから、
電車なんかとおるなよ~って雰囲気です(笑
by delfin (2010-05-10 04:06)