突然の災禍 @Bangkok [Thailand (Bangkok)]
座ったものの、店はガラガラで少しばかりの不安を覚えた。
地元の人で混み合う店には「ハズレ」が少ないので、
いつも自分のハナを信じて、
地元の食堂などにイキアタリバッタリで潜りこんでいる。
ハナのよさは生来のものか、
ハズレを引く確率はものすごく低く、
旅先でよく「あの店はまずかったあ」と
嘆いている旅行者の気分が今ひとつわかっていない。
凡退率はたぶん1割程度だと思う。
ひょっとして「味」へのハードルが低い「バカ舌」なのか、
と自らを疑ったこともあるが、
ツアーで世界各地を巡り、名物料理からゲテモノ、
名店のお皿にまで舌鼓を打ってきた身なので、
多少の「選球眼」はできているハズだ。
「グルメ(美食家)」の条件は「グルマン(大食家)」であること、
という言葉を残したのはサバランだっけ?
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ブッフェのメニューは、てっきりご飯に各種タイ・カレーと思っていたら、
置いてあったのは「カノムチン」、日本でいうところの素麺ですね。
ソーメンのカレー・ブッフェ、というわけでした。
タイも麺類はけっこう豊富で、
米の麺なら、セン・ミー(細)、セン・レック(太)、セン・ヤイ(平)、
中華麺なら、バーミー、
そして日本の素麺そっくりのカノムチン、などの種類がある。
スープに入れたり、炒めたりと状態によって、
語尾に言葉をつけるだけなので、
タイ語といえど馴れればけっこうわかりやすい。
ゆでられてすっかりだらしない状態になっているそうめんが、
屋台のワゴンに山のように盛られていた。
その隣には黄色や緑など鮮やかな色をしたカレーが10種類ほど並び、
周りをライムやレモングラスといった薬味が取り囲んでいる。
カレーならご飯が食べたかったなあ、と日本語でつぶやきながら、
でれ~っとしたそうめんをちぎって皿に盛り、
ココナツ・ミルクが香るカレーをかけ、パンプキンのカレーも合わせた。
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伸びて固まりかけたそうめんもカレーをかけるとほぐれる、というわけか。
皿の上で薬味とカレーを混ぜ合わせながら、頬張った。
「!」
「が、がらい」
猛烈に辛かった。
辛いのは想像していたのだが、
辛くないだろうと予測していたカボチャのカレーが驚くほど辛かった。
辛いカボチャって、ナンナンダ?
シンガポールで暮らしていたときに辛味はかなり鍛えられたのだが、
そのキャパシティを遥かに超える辛さだった。
「だああ」
店内で声を出すわけにもいかず、
声にならない声を飲み下しながら、ワゴンにライムを取りに向かう。
席に戻り、ライムを口内に搾り、なんとか一息ついた。
う~ん、これ普通の日本人は食えない辛さだぜ。
カレーはおいしいんだけどなあ、とめどなく辛いんだよなあ。
身体中の毛穴を開き、辛さに悶絶しながらカレーと闘っていると、
店内はビジネスマンと制服を着たOLさんで埋め尽くされていた。
ワゴンの周りは行列ができていた。
この辺りのオフィス・ビルはランチタイムが遅いようだ。
どうやら当たりの店を引いたらしい。
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タイ料理って、エキゾチックで不思議な味とおもいます。
でも激辛のモノは避けています・・・口元に火がつく!
by Jetstream777 (2010-03-25 23:44)
>Jetstream777さん
コメントありがとうございます。
あのまとわりつく暑さの中では、あの辛さもいたしかたないかなあ、と。
でもこのパンプキン・カレーは胃が燃えました(笑
by delfin (2010-03-26 09:27)
もしやグリ-ンチリ入っていたのではないでしょうか、そのカレー。シンガポールのホーカーでよく出てくるレッドチリの感覚でタイのグリーンチリを奥歯でかじってしまい悶絶した経験があります(笑)。
by opas10 (2010-03-27 14:12)
>oaps10さん
それがチリが入っていたなら、警戒したんですけど、
色も濃い目のカボチャ・カレーだったので、
見事にやられました。
ちなみにグリーン・チリは普通にかじりついてます(笑
by delfin (2010-03-27 20:18)