珈琲・紅茶・喫茶 @Dongguan [China]
朝から気温が高く、南の地にいることを実感させられる。
10月の中旬というのに、半ソデ短パンで十分な陽気。
少し歩くだけで汗ばんでくる陽気で、
建物の中はキッチリ冷房が入っている。
時折、10月であることを忘れてしまいそうだ。
日差しが照りつける秋晴れの快晴、というわけではなく、
薄霞のようなよどんだ空が広がっている。
昨日は実質移動日だったので、今日から東莞探索が始動。
目新しい店や気になるレストランを探り歩く。
観光スポットや名所旧跡でないので、やはり足が勝負。
ローカル・ガイドの通訳を頼りに、
地元の人に目ぼしい店を訪ねてみたり、
アレコレ探ってみたりしては、ほうぼう歩く。
東莞の街自体は日系の企業が工場を抱えているので、
日本料理屋や居酒屋などもチラホラ目に留まる。
見知らぬ土地では日本料理屋に飛び込み、
店主や日本人スタッフも貴重な情報源になりうるのだ。
「現地のことは現地の人に聞け」これは旅の鉄則。
その鉄則に従うようにおもしろいネタが潜んでいた。
人気の「喫茶店」があるらしい。
それも流行りの「カフェ」ではなく、「喫茶店」なのだという。
教えられた店を目指し、大通りを彷徨った。
その店は本当に「喫茶店」で、
カウンターがあり、ソファーとテーブルが並ぶ、まさに昭和のスタイルだった。
メニューはというと、
日本の喫茶店のように好みの豆を選ぶことができ、
おまけに背の高いコーヒー・ポットで数杯分が提供される。
豆やコーヒーの種類にもよるが30~40元(1人民元≒15円)はするので、
少し高めのお値段設定だが、ポットで供されるのでお得感はある。
「ここって、日本人がオーナーなのかね?」
「今聞いてもらったら、違うらしいよ」
「完全に日本で喫茶店を気に入った人が店を出した感じだな」
「完璧に模してますねえ」
「オシボリまで出るからね、ハンパじゃないね」
地元のビジネスマンや労働者で混み合う店内で、
カメラマンやガイドと好き勝手なことを話していると、
ウェイトレスが注文をとりに現れた。
それぞれが好みの豆や淹れかたを伝え、また話に没頭した。
「おもしろいね、日本じゃ衰退している喫茶店がこんなところで人気とは」
「これみてよ」
差し出したメニューには、「ハイティ」の文字が躍っていた。
午後の限られた時間だけ、
コーヒーとスナック類がセットになっているらしい。
「ハイティ」とは夕食までオナカをもたすための英国の古い習慣で、
かつての植民地であった香港では「アフタヌーン・ティ」、
シンガポールでは「ハイティ(ハイヌーン・ティの略)」と呼ばれていて、
彼の地では今もその習慣が残っている。
この店の「ハイティ」はコーヒーを一品注文すると、
トーストやサンドウィッチが無料でついてくる、らしい。
メニューにはパン類ばかりでなく、炒飯や炒麺の文字まで並んでいた。
本来、スコーンやビスケット、小さいサンドウィッチなど
小腹を満たすものがほとんどだが、これじゃあ、ガッツリランチメニューだ。
しかもコーヒーに焼ソバって合うのかなあ。
所変われば品変わる、か。
このアタリがさすが中国。
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わぁ~写真が良いですねぇ~…ルパンが出たときは確変突入かと(笑)
by thisisajin (2010-02-03 18:40)
>thisisajinさん
コメントありがとうございます!
ルパンはブログパーツです、ちょっとおもしろかったので、貼り付けてみました。
by delfin (2010-02-06 02:24)