韓屋村にて @Seoul [South Korea (Seoul)]
地下鉄の出口に差し掛かると急に人影が濃くなった。
忠武路(チュンムロ)駅の出口から、
ゆっくりとした坂が韓屋村の入口に伸びていた。
その通りはまるで参道か境内のようで、
道の脇に出店が連なり、行楽客の足を止め、混雑を作っている。
食べ物だけじゃなく、アクセサリーやサングラス、子供向けのオモチャも売っている。
地下鉄の駅に向かって、たくさんの人が行き来しているところ見ると、
なにがしかの催しは行われているらしい。
収穫なしの空振りにはならなそうだ。
http://www.konest.com/data/spot_mise_detail.html?no=259 南山韓屋村(コネスト)
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明洞から歩いてきて、小腹が減ったのか、誰かが屋台に張り付いた。
焼き鳥の親分のような串焼き。
香ばしい香りと煙が食欲をそそる。
どうやら塩コショウ味とコチュジャン風味の2種類があるようで。
「5人で勝負しよう!」
誰が言い出したかわからないが、
負けたものがオゴリ、という話しだけは飲み込めた。
「なにで決めるんだよ?」
「カイ・バイ・ボ、です」
「なに? それ?」
「え~、知らないの~」
韓国人、タイ人、日本人x2、4つの視線がコチラに集まった。
「ハングル、わからないって~」
「ジャンケンですよ、日本と一緒」
「え~、そうなんだ、知らんかった」
「やるよ~」
有無をいう間もなく、屋台の前でジャンケン大会。
肉を焼いているオバチャンは笑っている。
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「カイ! バイ! ボ!」
「やた!」
負けた二人が串焼き5人前~20,000wを折半でお支払い。
シブシブ財布を出して、列に並んでいる敗者を尻目に、
我々、勝者は遠目に好みの味を言ったり、焼き加減を伝えたり、
好き勝手に勝ち味を楽しんでいた。
小腹を満たしながら、韓屋村へ足を踏み入れる。
「佐藤黒」・「村尾」など他では手の入らない銘酒ぞろい
南山韓屋村(ナムサン・ハノクチョン)は、
南山タワーの山の麓に広がる大きな公園だ。
明洞から近いこともあって、ベタ~な観光スポットでもあるのだろう。
大通りに止めた大きな観光バスから吐き出された観光客が、
ガイドに蹴り飛ばされながら、ダラダラと歩いている。
韓国の古い家屋を生かした民族村か公園、という体裁なのでしょうね~、
と、出来合いで作り物の民族村に期待は抱かずに歩みを進めた。
ところが「秋夕」という時節が、意外なシーンをみせてくれた。
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やっと巡回が追いつきました。
韓国式と日本式のジャンケンの違いとかも知りたいです。
by 北海道大好き人間 (2009-12-18 18:05)
寒いので、辛いもの、あったかいもの食べたいです。
韓国の食事はこの季節に恋しくなりますね。
by tomoe (2009-12-18 19:16)
>北海道さん
同じでーす。
「最初はグー」なんてありませんけどね。
by delfin (2009-12-23 00:31)
>tomoeさん
鍋物や石鍋に入れた食べ物多いですからね。
でも辛いのは夏もおいしい!!!
by delfin (2009-12-23 00:31)