Packing It -DAY4- @Seoul [South Korea (Seoul)]
買いたいものは決まっているが、スーパーを歩き回るのは楽しい。
差し出される試食と戦いながら、
見慣れない食品やアヤシイお菓子を眺めて、歩く。
目的は「チャンジャ」(貝や魚の内臓の塩辛)。
市場で買うほうが、お得なのだろうが、
スーパーだと、プラスティックの容器に詰めてくれ、
臭わないように過剰なほどにラップで包んでくれる。
旅行者としては、漏れる心配がないので、これはかなり安心。
チャンジャのコーナーにいくと、
日本ではお目にかかれないイカのチャンジャや牡蠣、アサリなんてのもある。
「デパートの物産展に並んだ塩辛」というイメージですね。
眺めているとオバチャンがここでも例外なく、試食を勧めてくる。
指差す先に小さなテーブルがあり、10種類ほどの試食皿が並んでいる。
見ても聞いても、言葉がわからない身としては、抗いようもなく、
片っ端から食べ、自らの舌先で試してみるしかないわけだ。
「オイシイネ~、コレ」
と片言で言うとオバチャンは波に乗って説明してくれるが、
99%説明がわからず、ちょっと悲しい。
ちゃんとその国の言葉を勉強しないとダメですね。
目星をつけたヤツを購入。
「アレとコレ、小さい器に詰めて」
と文章で書くとさりげないが、英語でゴリ押し。
もちろんオバチャンには通じてなくて、
身振り手振り、日本語、英語、ハングルとムリヤリのコミュニケーション。
なんとなくわかってもらえて、
ご指名のチャンジャを詰めてもらうと、
「4ツ買うと、この値段よ」と、値札を示して、セールストーク。
どうやら2ツ買うのとあまり違わない値段で、4ツをパッキングしてもらえるらしい。
オバチャンのアドバイスというか、セールストークに乗っかってしまうことにした。
「ウ~ン、ドレニシヨウカナ」
「食べてみなさい、食べて」
そういうとオバチャンは試食皿の爪楊枝を差し出す。
また最初からやり直し。
次なるお気に入りを求めて、並ぶ皿を突っつく。
「ご飯、欲しいなああ」
と数少ない知っているハングルで呟くと、オバチャンは笑う。
「コレハ、ドレ?」
なんてヤリトリをしながら、残り2ツをパックしてもらった。
「この4ツでいいのね」
「ハイ。でもニホンに持って帰るのです」
「問題ないわよ」
そういうと、オバチャンはラップを多めに巻いて、
笑顔でショッピング・カートに入れてくれた。
写真1;マクワウリ。伝統の食材でそのまま食べたりもする。
写真2;ジャコ。買いたかったけど、この量はねえ。
写真3;市場のチャンジャ屋さん。店によって味も異なるのだとか。
写真4;日本の食卓では見かけなくなったものも韓国の市場には溢れている。
写真5;プラスティックじゃありません、青果でございます。
↓ 「旅行」部門5位奮闘中! ↓クリックしていただけると、書き手の励みになります↓
ブログのランキング★ブログセンター
パワーの源ですね。
私は辛い料理が苦手なので韓国では苦労しました。
by furukaba (2009-04-26 16:08)
>furukabaさん
辛いものがニガテだと、かの国はツライですね(笑
汁物はだいたい赤いし、鍋料理も赤い…
辛くないのもありますけどね~~
by delfin (2009-04-30 21:56)