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Grand Slam @NYC [N.Y. (U.S.)]

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シェイ・スタジアムに別れを告げ、地下鉄の駅へ。

駅を通り過ぎ、テラス状になっている舗道を抜けると大きな公園が見えてくる。
「フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク」と呼ばれる大きな公園。
そこの右手に併設されているのが「USTAナショナル・テニス・センター」、
テニス・グランドスラム大会のひとつ「USオープン」が行われる会場だ。

舗道からはセンターコートがある巨大な「アーサー・アッシュ・スタジアム」が見える。

平日の午後、公園にひと気は少ないが、ジュースとホットドッグを売る売店が出ていた。
マンハッタンを歩き周り、スタジアムを一周したせいだろうか、
昼飯を食ったにも関わらず、空腹感に襲われた。

「ホットドッグ、1つ」

「チャップとマスタードは?」
屋台を切り盛りしていた中華系のオヤジがぶっきらぼうにいう。

「両方。あとアイスティも1つ」

ホットドッグ$2、アイスティ$1。
ぶっきらぼうなオヤジから受け取ったドッグをぶっきらぼうに頬張った。

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燃料を入れ、公園を歩く。
やはりアメリカ、ジョギングする人が多い。
最近はヘッドフォンをして走る姿が定番だ。
公園を走り回るリスをからかいながら、コートへ入る入口を探した。

時計回りに外周を歩くが、入口がない。
駅に近いチケット売り場は当然、閉ざされていたし、
正面玄関にあたるゲートも施錠されていた。
それでも金網の向こうのオープン・コートでは、プレイしている人がいたので、
かならずどこかに入口はあるはずだ。

野球場2個分を歩いた後、さらに歩き続けて、さすがにシンドイ。
途方に暮れかけた時、コートでレッスンする子供たちの声が聞こえてきた。
やはりどこかから入れるはずなのだ。

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円の外周を80%ほど回っただろうか、駐車場入口のカンバン。
出入りしている車を見つけ、ようやくゴールの予感。
通りの向こうには地下鉄の駅が見えていた。

う~~ん、公園につられて、反対に回ってきてしまったのだ。

駐車場を進むと「アーサー・アッシュ・スタジアム」の入口にたどり着いた。
その右手には4面のコートが並んでいて、子供相手にコーチが球出しをしていた。
さらにその右には大会時の選手受付である「プレイヤー・レジストレーション」があり、
並びには小さなショップとスクールの受付事務所があった。

ダメモトで受付事務所に入ってみる。

「いらっしゃい、なにか御用?」

「いや、コートが見たいんだけどいいですか?」

「かまいませんよ、見学は自由」

「ありがとう」

事務所の奥にコートへのエントランスがあり、
そこを抜けるとさっきの子供たちがボールを打ち合っている。
大会時は「プラクティス・コート」として使われるのだろう。
仕切りのないコートがそれを連想させた。

実際に試合が行われるコートへ足を運ぶ。
15番までのコートは至って普通のコートで、
友達同士だろうか、和気あいあいとプレイしている人々もいた。

バカデカイセンターコートは25,000人収容、
この巨大アリーナはテニスを観戦するサイズじゃないよな。

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一昨年のウィンブルドン「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」
(All-England Lawn Tennis and Croquet Club)に続いてのグランドスラム来訪。
でもどうもピンと来ないというか、熱が高まらない。

テニスはもっぱらやるもので「テニス観戦」しないからか?
NFLやMLBのスタジアムを訪れたときの興奮がやってこないのだ。

そう思いながら、コートを去ると、陽が暮れはじめていた。



全米オープン公式サイト
http://www.usopen.org/en_US/index.html
USTA公式サイト
http://www.usta.com/

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