旬のモノ [Singapore]
夏のクソ暑い時季、赤道直下のシンガポールを訪れるモノ好きは少ないかもしれないが、
実は楽しみが多い季節。
7月下旬からは『GSS』(グレート・シンガポール・セール)が行われ、
街なかでは、70%OFFや80%OFFなんて、広告が目立つ。
ここで暮らしていたとき、
この時季になるとシンガポリアンはここぞ、とばかりに買い物をしまくっていた。
観光客ばかりでなく、地元の人もやっぱり安いのは歓迎らしい。
この時季の彼らの購買意欲はなにしろスゴイ。
自分はいえば、買い物にはまったくといっていいぐらい興味がないので、
在住でも訪問客でも、とんと関係ないのだが・・・
楽天トラベル 海外航空券予約
もうひとつの楽しみは『フルーツ』。
赤道にほど違い南国にもやはりシーズンがある。
なかでも『旬』のフルーツは『ドリアン』、この時季に訪れたら食べない手はない。
元来、ニオイが強い食べ物(セロリとかミョウガとか)がニガテ。
こちらの職場に赴いたとき、ガイドやドライバーに誘われ、ドリアンを口にした。
卒倒しそうなニオイにたまらず、口の中に入れた直後に吐き出し、
テーブルを囲み、おいしそうに頬張る彼らにゲラゲラと笑われた。
たぶん、日本人にはムリ、とわかっていて、職場のみんなにからかわれたのだろう。
現地の人々は、季節になるとコイツを一度に2~3個を食べる。
(「2~3ツブ」ではない。ラグビーボール・サイズのアレを2~3個平らげるのだ)
日本人が夏にスイカを食べるのに似ているが、量が違いすぎる。
露店で売られているドリアンは$1~$50ぐらいまで開きがある。
店先で中身を確かめることが出来るが、割ってもらうと買い取らなければならない。
高いものは確実に甘く、安いものはアタリハズレが大きい。
ちなみに食べた後は、かならず水を多めに飲むようにいわれる。
強いフルーツなので、ノドや胃を焼いてしまうそうだ。
元来、好き嫌いがない性質としては、くやしくて、再度トライしてみた。
なんでそう思ったのだろう、かなり物好きだ。
仕事仲間も面白がって、店先のテーブルに質のいいドリアンを買い求め、並べてくれた。
顔がゆがみそうなニオイに、眉をしかめながら頬張ってみると・・・
ウマイ!
矢継ぎ早に二個、三個と食べる。
周りにいたドライバーやガイドがあきれるテンポで、頬張った。
「アンタ、日本人じゃナイネ」
吐き出すのを期待していたのか、ポツリとガイドがつぶやいた・・・。
☆ブログ・ランキングに参加してます↓クリックしていただけると、書き手の励みになります↓
★人気ブログランキングへ★
コメント 0