ローカル・フード @Singapore [Singapore]
今回の目的はローカルフードとローカル・リゾート。
ということで、カメラ担いでいつものように歩き回る。
まずはローカル・フード。
地元テレビ局で[Our Makan Places-Lost&Found-]という人気番組がある、と聞きつけた。
「Makan」はマレー語で「食べる」を意味し、
あのお店よ、もう一度! という番組らしい。
シンガポールの屋台は、Hawker Center(ホーカー・センター)と呼ばれ、
さまざまな中華、マレー、インドなどの各種料理店、
それにデザート類、飲み物などの屋台が集まって営業しているのが特徴。
住宅地のど真ん中にあったり、オフィスビルの地下を占めていたり、
地下鉄出口のエリアに陣取っていたり・・・
一品が$2~5ぐらい。($1≒約¥80)
共働きの多いシンガポーリアンの生活にはなくてはならない。
朝食からランチ、夕食まで済ませてしまう人も多い。
なにせ、作るのと片付ける労力を考えると、ホーカーズで食べるほうが手軽なのである。
そのせいか、まったく料理をしない主婦、なんていうのもシンガポールにはいるらしい。
ところがこれら屋台は都市振興や開発の都合で、
移転させられたり、ツブれたり、と、
常連やお気に入りの客に行方を知らせないまま、あっという間に姿をくらましてしまう。
先月まで営業していた店に、久々食べに行こうかな、なんて足を向けたら、
影も形もない、なんてことが実によくあるのだ。
この人気があった屋台を探し出そう!というのがこの番組の趣旨。
「あの店の麺がもう一度食べたい」とか「あの肉が食べたい」という視聴者の声を元に、
行方がわからなくなってしまった店を探し当てる番組なのだ。
番組から発行されている冊子を買い求め、
ローカル・フードを捜し求める。
移転した店のホトンドはローカル・エリアの住宅街にあった。
豚肉を煮込んだもの、
大きなエビが入ったヌードル、
トリの丸揚げ、
手の込んだデザート・・・
店を訪ね歩くだけでも楽しい。
地元の人が好んで食べて、地元の人が愛している味。
ローカル・フードからは人々の性格の香りが漂ってくる。
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「あの人は今」の食堂版ですね。
by echo (2008-07-13 13:10)