Heavy Rain @Cuernavaca [Mexico]
クエルナバカの街をブラつく。
市場をウロウロ、陽気な八百屋でデジカメ片手に時間を過ごしていたら、
いつのまにか雨が降り始めていた。
市場は巨大な屋根というか、テントに覆われたようなクローズドの施設なので、
雨が降り始めていることに気づかなかった。
市場に別れを告げ、表に出るとカミナリが鳴り響いていた。
通り雨だろう、と高をくくり、
町の中心に戻る市バスに飛び乗ると、次第に雨が激しくなる。
シティに戻る長距離バス・ターミナルがある町の中心に近づいた頃には、
雨はすっかり集中豪雨の様相を呈していた。
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急に激しくなった雨で、街なかは小さな混乱。
市バスは渋滞に巻き込まれ、いっこうに進まなくなった。
シビレをきらしてひと思いにバスを降りてしまうと、水が集まり、濁流となっている。
車道はうねる川と化していた。
石畳の車道の両脇には、50cmぐらいの高さの歩道がある。
日本の舗道の倍ぐらいの高さ。
集中豪雨で、まったく役目を果たさなくなった下水道はあふれかえり、
その高くなった歩道が、車道を雨どいに変えていた。
クエルナバカは町の中心がちょうど丘の頂点にあたる。
サンフランシスコを小型化したような造り、といえば美しい響きだが、
なにしろ坂の町なので、行き場を失った雨水は交差点ごとに集まり、
車道が立派な川として流れを作っていた。
水位は横断歩道を渡ることも難しいような深さに達している。
夕方まで街を巡り、暗くなる頃にメキシコシティに帰ろう、と考えていたが、
クエルナバカの街は小さく、あっという間に歩き尽くしてしまった。
早めのバスを拾って戻ろうかな、という企みは見透かされたのか、雨によってみごとに寸断された。
車道にはヒザ丈ほどの水がたまり、氾濫した水が歩道にもたまっている。
歩くだけで靴の中まで水が押し寄せる。
川となった車道を渡る気もせず、近くの食堂へ飛び込んだ。
カミナリ、屋根を叩く雨、音を立てて流れる車道の川・・・。
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(コーヒーを一杯ください)
熱いコーヒーを口にしながら、文庫本を広げた。
写真1; クエルナバカのカテドラル。小さな町でも教会は立派。
写真2; マリア像。敬虔なカトリック信者が多い。
写真3; エッグタルト。カフェには甘いものも豊富。
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さあ、無事に宿に帰れたのでしょうか。
予定通りいかなかった出来事が最後まで
記憶に残るのではないでしょうか。
by quartier (2008-09-22 21:27)